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・屋敷編

Mon-13

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「……っ」
 いれやすいように、と、使用人が両側から青年をはさんで、その手を伸ばした。後ろを無理矢理に彼らの指で広げさせられて、青年は息を飲んだ。
 少年の肉棒の先が、広げられた後花の奥へと導かれ、そのまま奥へとめり込んでくる。大きく入った先端が、彼の蕾の縁をめくりあげ、浸食してくる。
「く、ああ……」
 内側で大きくなっていたしこりを擦られて、青年は、身をよがらせようとした。その青年の前が、蜜壺の少年の内側でからめとられ、悦の地獄に落ちる。
 最後まで、中へと後ろから貫かれた瞬間に、青年は果て、同時に後ろの少年のそれを絞り上げた。うなり声が背中から聞こえる。だが、またすぐに、少年は勢いをとりもどした。
 使用人たちが手を離した途端に、彼は、大きく腰をうごかしはじめた。
「アッ、う……っ、ちょ、も、もうっ……!」
 まだ敏感になっている内部をごりごりとこすられる動きに、青年は叫ぼうとしたが、かわりに甘い嬌声が洩れた。
 おおと、会場が息を飲む。見られている。そうだ見られているのだ。
 前と後ろから、挟まれて、犯されている自分を。青年は、ぞっと背筋をふるわせた。
 嫌悪感があるはずなのに、もう焼き切れた身体はとまらなかった。
「も、そこ……っ、あっ……!」
 くらりと、酩酊。
 訳もわからぬまま、突き上げられて、悲鳴を上げる。そのたびに会場が沸きあがる。
 中をうがっていたものが、外へとずりだされた。ああ、と震える声が、青年の震える唇から洩れる。
 中から、出て来た少年の欲望の先端には、たっぷりとたまりきって、伸びきった膜がぶら下がっていた。すかさず使用人が、それをとりかえようとして、古いものをはずした。あたらしいものにかけようとする使用人をおしのけて、少年は、青年に挿入した。
「~~~~っ!!」
 急に押しつけられた欲望に、青年は喉をそらした。何もまとっていない、欲望をじかに中でとらえて、悲鳴をあげる。
 少年の欲望を包んでいたあの膜の内側は、あの薬が塗られている。塗られていたものと、彼が前に吐きだしたものと先走りの交じり合った液体をまとって、挿入されたそれは、激しく青年を興奮させた。
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