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初クエストは簡単には終わらないみたいです。
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「さて…無事に冒険者登録したから依頼を受けたいわけだけど…」
『最初はFランクからだからあんまり討伐系はないって受付のお姉さんは言ってましたね。』
「とりあえず採取系だね。」
『その中で難易度が中間ぐらいなのは…あそこと手前の二枚ですね。』
「クエストの難しさも分かるんだね。これと…これかな?」
そういって僕は二枚ほど紙を取る。
薬用のキノコを取ってきてほしいっていう依頼と毒消し草を取ってきてほしいという依頼だ。
数は両方とも10本。
難易度の表記は上に星で表記されていた。
ちなみにこのクエストは両方とも星5だ。
何段階のうちの5かは分からないけど…
そこまでは難しくなさそうな依頼だからきっと大丈夫だろう。
「これ受けます」
受付カウンターに行って受付嬢に二枚の依頼書を渡す。
「はい…これとこれの…ってこれ、難易度5ですけど大丈夫ですか?場所的には初心者用の狩場ですけど…初心者にはちょっと難しいかと」
「まぁ…やってみなくちゃわかんないですし」
まぁ流石にこの周りで死ぬことはないだろうから大丈夫…だとは思う。
最悪やばそうになったらワンダーランドとヴァルレイピアを使って全力で対処するし。
「分かりました。受理します。頑張ってきてくださいね。」
僕の渡した依頼書にポンっとスタンプを押してそう言った。
「さて…頑張ってやりますかぁ…」
そういって僕は異世界での初クエストへと向かうのだった。
サチが依頼へ向かった後…
受付嬢は思い出したようにポンっと手を叩いた。
「忘れてた…。あの子が向かった森には森の魔王って呼ばれてるフォレストキングが出るんだった…」
「まぁでもあれは都市伝説みたいなものだし…」
「すみませーん!素材の買取をお願いしまーす!」
「あ、はーい!」
「…まぁもし仮に遭遇してもあの子なら勝てるよね。」
そう呟いて受付嬢は仕事に戻るのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「じゃあさっそく採取を始めようか」
『判別は任せてください。』
「任せた。」
目の前の森にはパッと見ただけでも似たような草がたくさん生えている。
これは流石に鑑定とかの判別するスキルがないと厳しいだろう。
その点僕にはアリスがいる。
アリスの力を使えばすぐにどれがどの薬草か分かる。
『目的の毒消し草はないですね…。』
「奥に進まないとダメなのかな…」
『でも普通の薬草は見つけましたよ。』
アリスがそう言うと草むらの草が光り始めた。
これがアリスの言っている薬草だということだろう。
どんな原理で光ってるのかは分かんないけど…。
「じゃあ。それをアイテムボックスに入れて奥に進もうか。」
『そうですね。』
僕は薬草を何個か摘んでから森の奥へ足を進めた。
しばらく進んでいるとキノコが多くなってきた。
『あ、もう一つの依頼のキノコはあれみたいですよ!』
アリスが示す先には怪しい色をしたキノコが生えていた。
食べれなさそうだし…いかにも薬用って感じだ。
「これでいいかなっと…」
とりあえず対象のキノコを10本回収する。
「アリス。次は薬草を取りにもっと奥に行こうか」
『…?何この気配…。』
「アリス?どうしたの?」
『なにか…とてつもない力を持ってる何かが…近づいてきます…。』
「魔物…?そんなに強いのがここに…?」
ここは初心者が来るような森だって受付嬢は言ってたはずだ。
そんなに強いモンスターはいないはずだけど…。
来るとしたら他の場所から来たモンスターとかだろう
『分かりません…。ただ…生半可の力では勝てない相手なのは確かです。』
「逃げた方がいいの?」
『ぶっちゃけ言うとそうですね。』
「アリス。ワンダーランドにチェンジしよう。」
『戦うんですか?』
「いや…逃げる。」
ワンダーランドの跳躍力なら一気に逃げることが出来るし
いざとなったら戦うことが出来る。
まぁ戦うことはほとんどないだろうけど。
「チェンジ!ワンダーランド!」
ワンダーランドフォーム(仮)にチェンジして跳躍する。
外でこの変身をするのは少し恥ずかしい気もするが…まぁそんなことは言ってられない。
『依頼はどうするんですか?まだ薬草の方は残ってますよ?』
「一旦戻ってからまた来るよ。幸い、キノコの方は回収できたし」
それに一旦戻ってこのことをギルドマスターに報告すれば討伐隊が結成される。
僕が戦わずともきっと高ランクの冒険者たちが倒してくれるだろう。
なんせ高ランクなんだからきっと強いだろうし。
僕が戦う必要は一ミリもないわけだ。
「よしギルドに到着っと…」
そうこうしているうちにギルドへと戻ってこれたのでワンダーランドフォームを解除してギルドへと入る。
「受付嬢さん。依頼の達成報告とギルマスに用なんですけど」
「はい。まずは依頼の報告から聞きますね。」
「じゃあこれです。」
そう言って僕は取ってきたキノコを渡す。
「…はい。依頼の薬用キノコ10本を確認しました。それで…ギルドマスターに用事とは?」
「森でとんでもない気配を察知しまして。僕じゃ勝てないので報告に」
「まさか…フォレストキングと遭遇したんですか!?」
「いえ。あくまで強そうな気配を察知しただけです。」
まぁほんとは察知したのは僕じゃなくてアリスなんだけど…
それは別に説明しなくても問題ないだろう。
「とりあえずギルドマスターに連絡を…」
「その必要はない。」
そういってギルドマスターが扉の方から歩いてきた。
「ギルドマスター!」
「話はあらかた聞かせてもらった。」
「ここにいる全冒険者に告ぐ!これより緊急依頼を発注する!対象はフォレストキングだ!」
ギルマスのその一言でギルド内がわっと沸き上がる。
「サチ。お前も頼んだぞ。俺は冒険者を統率して向かうからお前は先に行っていてくれ。」
「え?僕も参加するんですか?」
「当たり前だ。頼んだぞ。」
それだけ言ってギルマスは他の冒険者の下へと向かってしまった。
「…楽には稼げないってことなんですかね。」
そう呟きつつも僕はワンダーランドフォームに変身して森へと向かうのだった
『最初はFランクからだからあんまり討伐系はないって受付のお姉さんは言ってましたね。』
「とりあえず採取系だね。」
『その中で難易度が中間ぐらいなのは…あそこと手前の二枚ですね。』
「クエストの難しさも分かるんだね。これと…これかな?」
そういって僕は二枚ほど紙を取る。
薬用のキノコを取ってきてほしいっていう依頼と毒消し草を取ってきてほしいという依頼だ。
数は両方とも10本。
難易度の表記は上に星で表記されていた。
ちなみにこのクエストは両方とも星5だ。
何段階のうちの5かは分からないけど…
そこまでは難しくなさそうな依頼だからきっと大丈夫だろう。
「これ受けます」
受付カウンターに行って受付嬢に二枚の依頼書を渡す。
「はい…これとこれの…ってこれ、難易度5ですけど大丈夫ですか?場所的には初心者用の狩場ですけど…初心者にはちょっと難しいかと」
「まぁ…やってみなくちゃわかんないですし」
まぁ流石にこの周りで死ぬことはないだろうから大丈夫…だとは思う。
最悪やばそうになったらワンダーランドとヴァルレイピアを使って全力で対処するし。
「分かりました。受理します。頑張ってきてくださいね。」
僕の渡した依頼書にポンっとスタンプを押してそう言った。
「さて…頑張ってやりますかぁ…」
そういって僕は異世界での初クエストへと向かうのだった。
サチが依頼へ向かった後…
受付嬢は思い出したようにポンっと手を叩いた。
「忘れてた…。あの子が向かった森には森の魔王って呼ばれてるフォレストキングが出るんだった…」
「まぁでもあれは都市伝説みたいなものだし…」
「すみませーん!素材の買取をお願いしまーす!」
「あ、はーい!」
「…まぁもし仮に遭遇してもあの子なら勝てるよね。」
そう呟いて受付嬢は仕事に戻るのだった。
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「じゃあさっそく採取を始めようか」
『判別は任せてください。』
「任せた。」
目の前の森にはパッと見ただけでも似たような草がたくさん生えている。
これは流石に鑑定とかの判別するスキルがないと厳しいだろう。
その点僕にはアリスがいる。
アリスの力を使えばすぐにどれがどの薬草か分かる。
『目的の毒消し草はないですね…。』
「奥に進まないとダメなのかな…」
『でも普通の薬草は見つけましたよ。』
アリスがそう言うと草むらの草が光り始めた。
これがアリスの言っている薬草だということだろう。
どんな原理で光ってるのかは分かんないけど…。
「じゃあ。それをアイテムボックスに入れて奥に進もうか。」
『そうですね。』
僕は薬草を何個か摘んでから森の奥へ足を進めた。
しばらく進んでいるとキノコが多くなってきた。
『あ、もう一つの依頼のキノコはあれみたいですよ!』
アリスが示す先には怪しい色をしたキノコが生えていた。
食べれなさそうだし…いかにも薬用って感じだ。
「これでいいかなっと…」
とりあえず対象のキノコを10本回収する。
「アリス。次は薬草を取りにもっと奥に行こうか」
『…?何この気配…。』
「アリス?どうしたの?」
『なにか…とてつもない力を持ってる何かが…近づいてきます…。』
「魔物…?そんなに強いのがここに…?」
ここは初心者が来るような森だって受付嬢は言ってたはずだ。
そんなに強いモンスターはいないはずだけど…。
来るとしたら他の場所から来たモンスターとかだろう
『分かりません…。ただ…生半可の力では勝てない相手なのは確かです。』
「逃げた方がいいの?」
『ぶっちゃけ言うとそうですね。』
「アリス。ワンダーランドにチェンジしよう。」
『戦うんですか?』
「いや…逃げる。」
ワンダーランドの跳躍力なら一気に逃げることが出来るし
いざとなったら戦うことが出来る。
まぁ戦うことはほとんどないだろうけど。
「チェンジ!ワンダーランド!」
ワンダーランドフォーム(仮)にチェンジして跳躍する。
外でこの変身をするのは少し恥ずかしい気もするが…まぁそんなことは言ってられない。
『依頼はどうするんですか?まだ薬草の方は残ってますよ?』
「一旦戻ってからまた来るよ。幸い、キノコの方は回収できたし」
それに一旦戻ってこのことをギルドマスターに報告すれば討伐隊が結成される。
僕が戦わずともきっと高ランクの冒険者たちが倒してくれるだろう。
なんせ高ランクなんだからきっと強いだろうし。
僕が戦う必要は一ミリもないわけだ。
「よしギルドに到着っと…」
そうこうしているうちにギルドへと戻ってこれたのでワンダーランドフォームを解除してギルドへと入る。
「受付嬢さん。依頼の達成報告とギルマスに用なんですけど」
「はい。まずは依頼の報告から聞きますね。」
「じゃあこれです。」
そう言って僕は取ってきたキノコを渡す。
「…はい。依頼の薬用キノコ10本を確認しました。それで…ギルドマスターに用事とは?」
「森でとんでもない気配を察知しまして。僕じゃ勝てないので報告に」
「まさか…フォレストキングと遭遇したんですか!?」
「いえ。あくまで強そうな気配を察知しただけです。」
まぁほんとは察知したのは僕じゃなくてアリスなんだけど…
それは別に説明しなくても問題ないだろう。
「とりあえずギルドマスターに連絡を…」
「その必要はない。」
そういってギルドマスターが扉の方から歩いてきた。
「ギルドマスター!」
「話はあらかた聞かせてもらった。」
「ここにいる全冒険者に告ぐ!これより緊急依頼を発注する!対象はフォレストキングだ!」
ギルマスのその一言でギルド内がわっと沸き上がる。
「サチ。お前も頼んだぞ。俺は冒険者を統率して向かうからお前は先に行っていてくれ。」
「え?僕も参加するんですか?」
「当たり前だ。頼んだぞ。」
それだけ言ってギルマスは他の冒険者の下へと向かってしまった。
「…楽には稼げないってことなんですかね。」
そう呟きつつも僕はワンダーランドフォームに変身して森へと向かうのだった
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