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人生の答え(私)
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私たち四人は、ユウシンさんの後をついて森の中を歩いていました。
ユウシンさんの隣には、小柄で愛らしい雰囲気の少年……いえ、年齢は二十七とおっしゃっていたのでギリルより十近く歳上なわけですが、それでも幼なげな顔と無邪気な雰囲気に、私より頭ひとつ分小さな姿を見ていると、なんだか少年のような気がしてしまうんですよね。
ユウシンさんが「キルトレインだ、僕の大事な人だよ」と紹介なさった時には少し驚いてしまいましたが、こうやって肩を並べて歩く後ろ姿……いえ、キルトレインさんは私より背の高いユウシンさんと並ぶともう頭が肩より下なので、並んではいないのですが、ともかくお二人の様子は、良くて兄弟、下手すると親子のようにも見えてしまいます。
キルトレインさんは私たちにも気さくに話してくれましたが、よく見れば仕立ての良さそうなふんわりした白いシャツに、サイドの切り替えに柄の入った茶色のベスト、落ち着いた緑色の大きな帽子をかぶっていて、どこか良家のご子息のようにも見受けられますね。
「ユウシンさんは髪の長い方だと聞いてたので、アタシちょっとびっくりしちゃいましたわぁ」
ウィムさんの言葉に、私も同意します。
「そのお姿は、どうなさったんですか?」
あの長く美しい髪を捨ててしまったのは、どうしてなのでしょうか。
「ああ、これかい? 邪魔だったから切ったんだよ。長いとあちこち挟まるしね」
ユウシンさんはさらりと答えました。
「キルトが切ってくれると言うのでね、頼んだんだ」
そういえば、以前ユウシンさんに「どうして髪を伸ばしているんですか?」と尋ねたとき「切るのが面倒だからね」なんて言われた事がありましたが。
まさか『答えたくない』と言う意味ではなく、そのままの意味だったんですか!?
「長いお姿は伝承の絵図でしか見たことがありませんけれど、今のお姿もよくお似合いですわねぇ」
イケメンに弱いウィムさんはずっとこの調子でユウシンさんに話しかけていました。なんだか、ニコニコと両手を合わせる彼の周りにハートが舞うのが見えるような気がします。
それとは対照的に、ティルダムさんとギリルはなんだかどんよりとして、いつもよりも無口ですね。
ユウシンさんは、すっかり森に入ってしまうと隣のキルトレインさんの手を取りました。
たったそれだけの事が、私にはなんだか酷く衝撃的に思えてしまいました。
この方は、悲しむ人の肩なら、誰の肩も等しく撫でてくれるような方でしたが、こんな風に誰かと手を繋いて歩くような姿は、今まで想像したこともありませんでした。
「ねぇ、この人たちは、ユウさんに何の用なの?」
「さあ、何の用事なんだろうね」
ゆるりと微笑むユウシンさんのあの顔は、答えを知っている時の顔です。
「もしかして、ユウさんの前の恋人とか?」
ユウシンさんはちょっとだけ目を開いて、またクスクスと笑います。
「だったらどうする?」
「えっ? えーと、……ボクの知らない昔のユウさんの話を聞かせてもらう。とか?」
ユウシンさんが小さく吹き出しました。
ひとしきり笑った彼は目尻の涙を長い指で拭って、キルトレインさんに顔を近づけると耳元で囁きました。
「じゃあ、もし彼が僕とヨリを戻しに来たんだとしたら、どうする?」
サアッと青年の顔色が変わります。
「どうしよう……」
あんなにキラキラしていた愛らしい笑顔が曇ってしまったことに、私は焦りました。何か言わなくては……、そう。否定しなくては……。けれど何て……いえ、何処から……?
悩む私より先に、口を開いたのは青年でした。
「えーっと、ユウさんはボクのだから、ごめんねって言う」
ぎゅっと握り拳を作った決意のポーズで話すキルトレインさんの姿に、ユウシンさんが声を出して笑いました。
「ははは、面白いね。ぜひ頼むよ」
「分かった。頑張るね」
にこっと微笑む子犬のようなキルトレインさんの笑顔に、ウィムさんが黄色い声を上げました。
「やぁだぁ、可愛いすぎるぅぅぅぅっ」
いつもよりもさらに高い声に、ウィムさんのテンションが伺えますね。
「そうだろう?」
ユウシンさんは、それはそれは自慢げに胸を張って答えました。
こんなお顔もなさるんですね……。
「心配しなくても大丈夫よぅ、アタシ達は、ちょぉっとお話を聞かせてもらいにきただけなの」
キルトレインさんの横に回り込んだウィムさんが、ピッと人差し指を立てて笑顔で言います。
「どんなお話?」
クリっと首を傾げるキルトレインさんは、なんだか小動物のようです。
「なんて言えばいいのかしらねぇ。伝承の真偽を確かめに……ってとこかしら?」
「それならご覧の通りだよ」
ユウシンさんがさらりと答えました。
今回の旅の目的があっけなく達成された瞬間でした。
「あらぁん、それじゃあ話が終わっちゃうじゃない、それじゃあ困るのよぅ。アタシも素敵なお庭でお茶がいただきたかったわぁ」
ウィムさんは、元とはいえ東の大魔王を前に、言葉を崩すのが早すぎませんか?
「おや、それはサリから聞いたのかい?」
チラとユウシンさんの視線が投げられて、私は頷きました。
「ええ。お花を育てるのがとってもお上手だって聞いて、アタシとっても楽しみにしてたのよぅ?」
「……へぇ、サリが、君にそんな話をね」
ユウシンさんが、ウィムさんを改めて上から下まで眺めて、それから小さく笑いました。
「ユウさん、すごく楽しそうだね」
青年は温かな声でそう言いました。
「いや、どうにも微笑ましくてたまらないんだよ」
「?」
淡い金髪を揺らして、青年が小首をかしげました。
「まさか、あのサリがね……。いやぁ、本当に。長生きはするものだね」
クスクスと笑うユウシンさんの隣で、青年はもう一度首を傾げて、それから一緒に笑いました。
「よく分からないけど、ユウさんが嬉しそうで、ボクも嬉しいよ」
花が綻ぶような柔らかな青年の笑顔に、ユウシンさんが見惚れたのが、私にも分かりました。
ああ、この方は、本当に……。
「手はもう痛くないの?」
キルトレインさんに声をかけられて、ユウシンさんは繋いでいた手とは反対の手をもう一度彼に見せました。
「まだ赤いね……」
赤くなった指先を避けるようにして、青年の細い指がユウシンさんの手のひらを撫でると、ユウシンさんは切れ長の目を満足気に細めて尋ねました。
「心配かい?」
淡い金髪の青年が、少しムッとした様子で答えます。
「心配だよ」
当然な事を聞かないでくれ、と言わんばかりの表情に、この二人は互いに思い合っているのだと、私は理解しました。
そうですよね……。
だって、今のこの方からは魔力が全く感じられないのですから。
彼が今本当に『人』なんだとすれば、当然この方を愛した人間がいるはずです。
彼の、そばに……。
「キルトが優しく手当てしてくれたら、治るんじゃないかな?」
ユウシンさんは囁くように告げると、どこか妖艶に微笑みました。
「手当? ボクにうまくできるかな? ううん、ユウさんのために頑張るよ! どうしたらいいの?」
ころころと表情を変える無邪気な青年の手を、ユウシンさんはスッと引き寄せて口付けました。
私は思わず息を止めてしまいました。
ユウシンさんの夜色の瞳が、一瞬だけ私を見ました。
ユウシンさんは、顔を赤く染めて固まっている青年に視線を戻すと、くすりと笑って言いました。
「こんなところで、説明してもいいのかい?」
「どっ、なっ、なんっっっっ!!?!?」
思い切り狼狽える青年に、彼はひとつ微笑むと「冗談だよ」と囁きました。
「え、……ええっ??」
困惑する青年の頭をポンポンと撫でながら、ユウシンさんは私たちに向き直りました。
「どうだろう。これで君たちへの答えとしては十分かい? もちろん君たちの時間が許すなら、お茶の一杯でも二杯でもご馳走するよ」
答え……。
これが、この方が選んだ、人生の答え……、なんですね……。
私はなんだか頭が真っ白になってしまって、何も言えずにいました。
ウィムさんとギリルが、ユウシンさんに何やら確認しています。
けれど、なんの話をしていたのかまでは、私の頭には入りませんでした。
ユウシンさんの隣で花のように微笑む淡い金髪の青年が、ほの暗い森の中でぼんやりと輝いて見えます。
本当に、この人生の苦しみなど何も知らないような、ただただ幸せに生きてきたような青年が、あの長く暗い戦いを潜り抜けた方が最後に選んだ人なのでしょうか。
それが私には、どうしてもわからないまま、気づいた時には夕陽が足元に長い影を落としていました。
ユウシンさんの隣には、小柄で愛らしい雰囲気の少年……いえ、年齢は二十七とおっしゃっていたのでギリルより十近く歳上なわけですが、それでも幼なげな顔と無邪気な雰囲気に、私より頭ひとつ分小さな姿を見ていると、なんだか少年のような気がしてしまうんですよね。
ユウシンさんが「キルトレインだ、僕の大事な人だよ」と紹介なさった時には少し驚いてしまいましたが、こうやって肩を並べて歩く後ろ姿……いえ、キルトレインさんは私より背の高いユウシンさんと並ぶともう頭が肩より下なので、並んではいないのですが、ともかくお二人の様子は、良くて兄弟、下手すると親子のようにも見えてしまいます。
キルトレインさんは私たちにも気さくに話してくれましたが、よく見れば仕立ての良さそうなふんわりした白いシャツに、サイドの切り替えに柄の入った茶色のベスト、落ち着いた緑色の大きな帽子をかぶっていて、どこか良家のご子息のようにも見受けられますね。
「ユウシンさんは髪の長い方だと聞いてたので、アタシちょっとびっくりしちゃいましたわぁ」
ウィムさんの言葉に、私も同意します。
「そのお姿は、どうなさったんですか?」
あの長く美しい髪を捨ててしまったのは、どうしてなのでしょうか。
「ああ、これかい? 邪魔だったから切ったんだよ。長いとあちこち挟まるしね」
ユウシンさんはさらりと答えました。
「キルトが切ってくれると言うのでね、頼んだんだ」
そういえば、以前ユウシンさんに「どうして髪を伸ばしているんですか?」と尋ねたとき「切るのが面倒だからね」なんて言われた事がありましたが。
まさか『答えたくない』と言う意味ではなく、そのままの意味だったんですか!?
「長いお姿は伝承の絵図でしか見たことがありませんけれど、今のお姿もよくお似合いですわねぇ」
イケメンに弱いウィムさんはずっとこの調子でユウシンさんに話しかけていました。なんだか、ニコニコと両手を合わせる彼の周りにハートが舞うのが見えるような気がします。
それとは対照的に、ティルダムさんとギリルはなんだかどんよりとして、いつもよりも無口ですね。
ユウシンさんは、すっかり森に入ってしまうと隣のキルトレインさんの手を取りました。
たったそれだけの事が、私にはなんだか酷く衝撃的に思えてしまいました。
この方は、悲しむ人の肩なら、誰の肩も等しく撫でてくれるような方でしたが、こんな風に誰かと手を繋いて歩くような姿は、今まで想像したこともありませんでした。
「ねぇ、この人たちは、ユウさんに何の用なの?」
「さあ、何の用事なんだろうね」
ゆるりと微笑むユウシンさんのあの顔は、答えを知っている時の顔です。
「もしかして、ユウさんの前の恋人とか?」
ユウシンさんはちょっとだけ目を開いて、またクスクスと笑います。
「だったらどうする?」
「えっ? えーと、……ボクの知らない昔のユウさんの話を聞かせてもらう。とか?」
ユウシンさんが小さく吹き出しました。
ひとしきり笑った彼は目尻の涙を長い指で拭って、キルトレインさんに顔を近づけると耳元で囁きました。
「じゃあ、もし彼が僕とヨリを戻しに来たんだとしたら、どうする?」
サアッと青年の顔色が変わります。
「どうしよう……」
あんなにキラキラしていた愛らしい笑顔が曇ってしまったことに、私は焦りました。何か言わなくては……、そう。否定しなくては……。けれど何て……いえ、何処から……?
悩む私より先に、口を開いたのは青年でした。
「えーっと、ユウさんはボクのだから、ごめんねって言う」
ぎゅっと握り拳を作った決意のポーズで話すキルトレインさんの姿に、ユウシンさんが声を出して笑いました。
「ははは、面白いね。ぜひ頼むよ」
「分かった。頑張るね」
にこっと微笑む子犬のようなキルトレインさんの笑顔に、ウィムさんが黄色い声を上げました。
「やぁだぁ、可愛いすぎるぅぅぅぅっ」
いつもよりもさらに高い声に、ウィムさんのテンションが伺えますね。
「そうだろう?」
ユウシンさんは、それはそれは自慢げに胸を張って答えました。
こんなお顔もなさるんですね……。
「心配しなくても大丈夫よぅ、アタシ達は、ちょぉっとお話を聞かせてもらいにきただけなの」
キルトレインさんの横に回り込んだウィムさんが、ピッと人差し指を立てて笑顔で言います。
「どんなお話?」
クリっと首を傾げるキルトレインさんは、なんだか小動物のようです。
「なんて言えばいいのかしらねぇ。伝承の真偽を確かめに……ってとこかしら?」
「それならご覧の通りだよ」
ユウシンさんがさらりと答えました。
今回の旅の目的があっけなく達成された瞬間でした。
「あらぁん、それじゃあ話が終わっちゃうじゃない、それじゃあ困るのよぅ。アタシも素敵なお庭でお茶がいただきたかったわぁ」
ウィムさんは、元とはいえ東の大魔王を前に、言葉を崩すのが早すぎませんか?
「おや、それはサリから聞いたのかい?」
チラとユウシンさんの視線が投げられて、私は頷きました。
「ええ。お花を育てるのがとってもお上手だって聞いて、アタシとっても楽しみにしてたのよぅ?」
「……へぇ、サリが、君にそんな話をね」
ユウシンさんが、ウィムさんを改めて上から下まで眺めて、それから小さく笑いました。
「ユウさん、すごく楽しそうだね」
青年は温かな声でそう言いました。
「いや、どうにも微笑ましくてたまらないんだよ」
「?」
淡い金髪を揺らして、青年が小首をかしげました。
「まさか、あのサリがね……。いやぁ、本当に。長生きはするものだね」
クスクスと笑うユウシンさんの隣で、青年はもう一度首を傾げて、それから一緒に笑いました。
「よく分からないけど、ユウさんが嬉しそうで、ボクも嬉しいよ」
花が綻ぶような柔らかな青年の笑顔に、ユウシンさんが見惚れたのが、私にも分かりました。
ああ、この方は、本当に……。
「手はもう痛くないの?」
キルトレインさんに声をかけられて、ユウシンさんは繋いでいた手とは反対の手をもう一度彼に見せました。
「まだ赤いね……」
赤くなった指先を避けるようにして、青年の細い指がユウシンさんの手のひらを撫でると、ユウシンさんは切れ長の目を満足気に細めて尋ねました。
「心配かい?」
淡い金髪の青年が、少しムッとした様子で答えます。
「心配だよ」
当然な事を聞かないでくれ、と言わんばかりの表情に、この二人は互いに思い合っているのだと、私は理解しました。
そうですよね……。
だって、今のこの方からは魔力が全く感じられないのですから。
彼が今本当に『人』なんだとすれば、当然この方を愛した人間がいるはずです。
彼の、そばに……。
「キルトが優しく手当てしてくれたら、治るんじゃないかな?」
ユウシンさんは囁くように告げると、どこか妖艶に微笑みました。
「手当? ボクにうまくできるかな? ううん、ユウさんのために頑張るよ! どうしたらいいの?」
ころころと表情を変える無邪気な青年の手を、ユウシンさんはスッと引き寄せて口付けました。
私は思わず息を止めてしまいました。
ユウシンさんの夜色の瞳が、一瞬だけ私を見ました。
ユウシンさんは、顔を赤く染めて固まっている青年に視線を戻すと、くすりと笑って言いました。
「こんなところで、説明してもいいのかい?」
「どっ、なっ、なんっっっっ!!?!?」
思い切り狼狽える青年に、彼はひとつ微笑むと「冗談だよ」と囁きました。
「え、……ええっ??」
困惑する青年の頭をポンポンと撫でながら、ユウシンさんは私たちに向き直りました。
「どうだろう。これで君たちへの答えとしては十分かい? もちろん君たちの時間が許すなら、お茶の一杯でも二杯でもご馳走するよ」
答え……。
これが、この方が選んだ、人生の答え……、なんですね……。
私はなんだか頭が真っ白になってしまって、何も言えずにいました。
ウィムさんとギリルが、ユウシンさんに何やら確認しています。
けれど、なんの話をしていたのかまでは、私の頭には入りませんでした。
ユウシンさんの隣で花のように微笑む淡い金髪の青年が、ほの暗い森の中でぼんやりと輝いて見えます。
本当に、この人生の苦しみなど何も知らないような、ただただ幸せに生きてきたような青年が、あの長く暗い戦いを潜り抜けた方が最後に選んだ人なのでしょうか。
それが私には、どうしてもわからないまま、気づいた時には夕陽が足元に長い影を落としていました。
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