6 / 131
第1章 ウェリス王立学園編
05 森での邂逅
しおりを挟む
「んん~……もう朝かな……?」
いつもフランに起こしてもらっている僕だけど、珍しく一人で目が覚めた。時計を見てみると午前4時。今日は先週の魔法の授業からちょうど一週間後の魔法の授業がある日だ。そのせいで少し神経が高ぶってるのかも知れない。
「早い時間に目が覚めちゃったな。二度寝する気分でも無いし、少し散歩でもしてこようかな」
アリウス家の北西には森が広がっている。代々アリウス家が管理していて、僕が捨てられていた森でもある。僕にとっては悪い思い出になりそうな場所なんだけど、あの森はとっても気持ちがいいんだよね。
自然の恵みに溢れていて、リスや鳥なんかも楽しそうに遊んでいる。小川のせせらぎや澄んだ空気がとても気持ちがよくて、僕は森の散策が大好きなんだ。
そんなわけで僕は学園の制服に着替えて、軽く森の中を散歩することにした。
「ふわ~っ! 早朝の空気はすっごく美味しいや」
少しひんやりとした空気を吸い込むと、澄んだ空気が僕の身体を浄化してくれているようにさえ感じる。こんなに早い時間に森の中に来ることなんてないけど、ものすごく気持ちよくてやみつきになりそう。
僕がよく歩いてるコースが大体1時間半ぐらいで屋敷に戻ってこれるから、いつものコースを回ることにしよう。
そうやって30分ぐらい歩くと、この辺りで一番大きい木が見えてきた。父上が言うには樹齢200年は超えているらしい。この森のもっと奥には樹齢2,000年を超えた大樹も普通にあるそうだから、それと比べちゃうと若いんだろうけど僕にとってはこの辺りの木の王様って感じがするんだよね。
いつものようにその木を目指して歩いていると、
「あれ? 木のところに何か見えるぞ。何だろう?」
あと100mぐらいでその木に着いちゃうんだけど、木の根本のところに何かが見える。どんどん近寄ってみると、
「龍だ! 龍が寝てる! えっ? どういうこと!? もしかしてこの龍が火龍様なの?」
ウェスタールに住むものにとって龍と言えば火山に住んでいるという火龍様のことだ。僕たちに火の加護である火の紋章を与えてくれているという火龍様。ウェスタール王国でも限られた人しか会ったことが無い神聖な龍だ。ちなみに父上は会ったことがあるそうだから、やっぱり父上はすごいんだよね!
そうして寝ている龍に恐る恐る近づいてみると、爪や角の怖さとは対照的に白金に輝いた鱗がとてもきれいだった。その美しさに見とれて少し触ってみたいような衝動に駆られていると、
『グググググ……ンンンン……ン……ウン~~~?』
寝ていた龍が目を覚ましそうだ!
「うわっ!」
目の前の龍がおもむろに立ち上がった。20mぐらいはあるぞ。すごい迫力だ。火龍様なのかな? 神聖な龍として尊敬の気持ちはあるけど、正直すっごく怖い。
『……そこの小僧。お主は誰だ?』
「しゃべった!!」
うわっ! 龍がしゃべったぞ! 龍って話せるんだ!
『言葉を話すことなど当たり前だろう。それでお主は誰なのだ?』
正直に答えた方がいいのか少し悩むけど、火龍様だとしたらちゃんと答えないとな。
「僕はレアンデル=アリウスと言います。父はランバート=アリウスです、火龍様」
『そうか。ランバートの子のレアンデルか。……ところでレアンデルとやら。我は火龍ではないぞ?」
「は? 火龍様ではない? そうなるとどこのどちら様なのでしょうか……?」
『我の名前はクロノルシア。友人であるフレアボロスに会いにきたのだ。そのついでに気持ちのよい森が見えたので、ゆったりとくつろいでるところにお主が来たわけだ。
お主を見ていると妙な感じのフレアボロスの力を感じるのでな。それでお主が誰かと尋ねたのだ。我はお主の父親のことも全く知らぬのだが、まあよい』
え? 色んな情報が出てきたけど頭の整理ができないぞ。
「クロノルシア……フレアボロス……? あの~、クロノルシア様。フレアボロスという方はどなたのことでしょうか?」
『ん? さきほど我を火龍と勘違いしていたではないか。火龍の名前を知らんのか? フレアボロスは火龍の名前だ』
「火龍様はフレアボロスというお名前なのですか! 名前があったんだ」
『ふむ。ところでレアンデルはここで何をしておるのだ? よかったら教えてくれんか?』
目の前の龍がどんどん質問してくる。最初はとんでもなく怖ろしかったけど、龍ってこんなに話すものなんだな。なんか話しているのが普通に感じてきたけど大丈夫なのかな? 変な答えをしたら殺されたりしないかな……
『どうした? 答えられないことなのか?』
「い、いえ、そんなことはありません。クロノルシア様、僕は森の中を散歩していただけです」
『そうか。散歩か。何か特別な用事があるわけじゃないのだな。それならお主、今から我に少しだけ付き合わないか?』
「付き合う? えっ、何があるのでしょうか……」
『言ったであろう。我はフレアボロスに会いにきたのだ。フレアボロスのところに行くから、少しついて参れ』
ここで断ったらダメだよな。爪で裂かれたり食べられたりして殺されそうだもんな。付いて行っても大丈夫か分かんないけど、ここで断るよりもマシな気がする。それに火龍様に会えるものなら会ってみたいしな。
「一つ確認というか、お願いがあるのですが、よろしいでしょうか」
『なんだ?』
「9時から学園に行かないといけないのですが、間に合うように帰って来れるでしょうか?」
『学園~~???』
うわっ! 何か目を見開いた!! 怒ってる? 怒ってるよね??
「ごめんなさい!! 大丈夫です! 間に合わなくてもいいです! だから食べないでください!!」
『食べるか!!!』
龍だから上手く表情が読み取れないけど、クロノルシア様が呆れた目つきで僕を見てる気がする。
『なんで我がお主を食べないといけないのだ。何の罰ゲームだ。我は人族など食べぬ。我が好きなのはレアで焼いた牛フィレ肉のステーキとか、バターの効いた舌平目のムニエルとかそういった人族が言うところの美味しい一皿というやつだ。龍族の中でもグルメを自称しておるのだぞ』
「そうなのですか。クロノルシア様は人を食べたりしないのですね。よかった……」
『いや、別に我に限らず龍族は好んで人族を食べたりしないのだが……』
「いえ、小さいころ父上から怒られるときに「そんなことをしていると火龍様に食べられるぞ~!」とよく言われたものですから」
クロノルシア様の目が大きく開いて、間違いなく呆れた目つきに変わった。
『あほう。それはものの例えというやつだ。フレアボロスも人族を食べたりしないぞ。我はグルメであるから人族の一流コックが作るような食事を好んで食べるが、そもそも龍族は人族と同じような食事を必要としないのだ』
「そうなのですか!」
龍は人を食べないんだって! 何か急に安心感が増したよ。
『9時から学園といったな。龍族の世界にも学校はある。学ぶことは大事だ。
安心しろ。今から行けばその時間には帰ってこれる。我は学ぶことが好きだし、何よりも教えることが大好きだ。人族の学園というものがどういうものなのか非常に気になったのだ。学園か。面白そうだな』
龍なのに学園に興味があるんだ。龍と学園なんてミスマッチ感しかないけど。
『レアンデルよ。それでは急ぐとするぞ。我の背中に乗れい!』
そう言うと軽く翼を広げて、背中を僕に向けて乗りやすいようにしゃがんでくれている。僕は何とか背中によじ登って背中にいくつもある突起の一つを掴んだ。飛んでも振り落とされないように。
『それでは行くぞ!』
「お願いします!」
上を見上げると樹齢200年の大木の葉がわさわさと生い茂っている。これ当たるよね? 木が倒れたりしないよね? というか僕は大丈夫なのかな?
そんなことを考えていた次の瞬間、眩い光に包まれた。
――目を開けると、僕の目の前には大きな赤い龍が立っていた。
いつもフランに起こしてもらっている僕だけど、珍しく一人で目が覚めた。時計を見てみると午前4時。今日は先週の魔法の授業からちょうど一週間後の魔法の授業がある日だ。そのせいで少し神経が高ぶってるのかも知れない。
「早い時間に目が覚めちゃったな。二度寝する気分でも無いし、少し散歩でもしてこようかな」
アリウス家の北西には森が広がっている。代々アリウス家が管理していて、僕が捨てられていた森でもある。僕にとっては悪い思い出になりそうな場所なんだけど、あの森はとっても気持ちがいいんだよね。
自然の恵みに溢れていて、リスや鳥なんかも楽しそうに遊んでいる。小川のせせらぎや澄んだ空気がとても気持ちがよくて、僕は森の散策が大好きなんだ。
そんなわけで僕は学園の制服に着替えて、軽く森の中を散歩することにした。
「ふわ~っ! 早朝の空気はすっごく美味しいや」
少しひんやりとした空気を吸い込むと、澄んだ空気が僕の身体を浄化してくれているようにさえ感じる。こんなに早い時間に森の中に来ることなんてないけど、ものすごく気持ちよくてやみつきになりそう。
僕がよく歩いてるコースが大体1時間半ぐらいで屋敷に戻ってこれるから、いつものコースを回ることにしよう。
そうやって30分ぐらい歩くと、この辺りで一番大きい木が見えてきた。父上が言うには樹齢200年は超えているらしい。この森のもっと奥には樹齢2,000年を超えた大樹も普通にあるそうだから、それと比べちゃうと若いんだろうけど僕にとってはこの辺りの木の王様って感じがするんだよね。
いつものようにその木を目指して歩いていると、
「あれ? 木のところに何か見えるぞ。何だろう?」
あと100mぐらいでその木に着いちゃうんだけど、木の根本のところに何かが見える。どんどん近寄ってみると、
「龍だ! 龍が寝てる! えっ? どういうこと!? もしかしてこの龍が火龍様なの?」
ウェスタールに住むものにとって龍と言えば火山に住んでいるという火龍様のことだ。僕たちに火の加護である火の紋章を与えてくれているという火龍様。ウェスタール王国でも限られた人しか会ったことが無い神聖な龍だ。ちなみに父上は会ったことがあるそうだから、やっぱり父上はすごいんだよね!
そうして寝ている龍に恐る恐る近づいてみると、爪や角の怖さとは対照的に白金に輝いた鱗がとてもきれいだった。その美しさに見とれて少し触ってみたいような衝動に駆られていると、
『グググググ……ンンンン……ン……ウン~~~?』
寝ていた龍が目を覚ましそうだ!
「うわっ!」
目の前の龍がおもむろに立ち上がった。20mぐらいはあるぞ。すごい迫力だ。火龍様なのかな? 神聖な龍として尊敬の気持ちはあるけど、正直すっごく怖い。
『……そこの小僧。お主は誰だ?』
「しゃべった!!」
うわっ! 龍がしゃべったぞ! 龍って話せるんだ!
『言葉を話すことなど当たり前だろう。それでお主は誰なのだ?』
正直に答えた方がいいのか少し悩むけど、火龍様だとしたらちゃんと答えないとな。
「僕はレアンデル=アリウスと言います。父はランバート=アリウスです、火龍様」
『そうか。ランバートの子のレアンデルか。……ところでレアンデルとやら。我は火龍ではないぞ?」
「は? 火龍様ではない? そうなるとどこのどちら様なのでしょうか……?」
『我の名前はクロノルシア。友人であるフレアボロスに会いにきたのだ。そのついでに気持ちのよい森が見えたので、ゆったりとくつろいでるところにお主が来たわけだ。
お主を見ていると妙な感じのフレアボロスの力を感じるのでな。それでお主が誰かと尋ねたのだ。我はお主の父親のことも全く知らぬのだが、まあよい』
え? 色んな情報が出てきたけど頭の整理ができないぞ。
「クロノルシア……フレアボロス……? あの~、クロノルシア様。フレアボロスという方はどなたのことでしょうか?」
『ん? さきほど我を火龍と勘違いしていたではないか。火龍の名前を知らんのか? フレアボロスは火龍の名前だ』
「火龍様はフレアボロスというお名前なのですか! 名前があったんだ」
『ふむ。ところでレアンデルはここで何をしておるのだ? よかったら教えてくれんか?』
目の前の龍がどんどん質問してくる。最初はとんでもなく怖ろしかったけど、龍ってこんなに話すものなんだな。なんか話しているのが普通に感じてきたけど大丈夫なのかな? 変な答えをしたら殺されたりしないかな……
『どうした? 答えられないことなのか?』
「い、いえ、そんなことはありません。クロノルシア様、僕は森の中を散歩していただけです」
『そうか。散歩か。何か特別な用事があるわけじゃないのだな。それならお主、今から我に少しだけ付き合わないか?』
「付き合う? えっ、何があるのでしょうか……」
『言ったであろう。我はフレアボロスに会いにきたのだ。フレアボロスのところに行くから、少しついて参れ』
ここで断ったらダメだよな。爪で裂かれたり食べられたりして殺されそうだもんな。付いて行っても大丈夫か分かんないけど、ここで断るよりもマシな気がする。それに火龍様に会えるものなら会ってみたいしな。
「一つ確認というか、お願いがあるのですが、よろしいでしょうか」
『なんだ?』
「9時から学園に行かないといけないのですが、間に合うように帰って来れるでしょうか?」
『学園~~???』
うわっ! 何か目を見開いた!! 怒ってる? 怒ってるよね??
「ごめんなさい!! 大丈夫です! 間に合わなくてもいいです! だから食べないでください!!」
『食べるか!!!』
龍だから上手く表情が読み取れないけど、クロノルシア様が呆れた目つきで僕を見てる気がする。
『なんで我がお主を食べないといけないのだ。何の罰ゲームだ。我は人族など食べぬ。我が好きなのはレアで焼いた牛フィレ肉のステーキとか、バターの効いた舌平目のムニエルとかそういった人族が言うところの美味しい一皿というやつだ。龍族の中でもグルメを自称しておるのだぞ』
「そうなのですか。クロノルシア様は人を食べたりしないのですね。よかった……」
『いや、別に我に限らず龍族は好んで人族を食べたりしないのだが……』
「いえ、小さいころ父上から怒られるときに「そんなことをしていると火龍様に食べられるぞ~!」とよく言われたものですから」
クロノルシア様の目が大きく開いて、間違いなく呆れた目つきに変わった。
『あほう。それはものの例えというやつだ。フレアボロスも人族を食べたりしないぞ。我はグルメであるから人族の一流コックが作るような食事を好んで食べるが、そもそも龍族は人族と同じような食事を必要としないのだ』
「そうなのですか!」
龍は人を食べないんだって! 何か急に安心感が増したよ。
『9時から学園といったな。龍族の世界にも学校はある。学ぶことは大事だ。
安心しろ。今から行けばその時間には帰ってこれる。我は学ぶことが好きだし、何よりも教えることが大好きだ。人族の学園というものがどういうものなのか非常に気になったのだ。学園か。面白そうだな』
龍なのに学園に興味があるんだ。龍と学園なんてミスマッチ感しかないけど。
『レアンデルよ。それでは急ぐとするぞ。我の背中に乗れい!』
そう言うと軽く翼を広げて、背中を僕に向けて乗りやすいようにしゃがんでくれている。僕は何とか背中によじ登って背中にいくつもある突起の一つを掴んだ。飛んでも振り落とされないように。
『それでは行くぞ!』
「お願いします!」
上を見上げると樹齢200年の大木の葉がわさわさと生い茂っている。これ当たるよね? 木が倒れたりしないよね? というか僕は大丈夫なのかな?
そんなことを考えていた次の瞬間、眩い光に包まれた。
――目を開けると、僕の目の前には大きな赤い龍が立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧井 汐桜香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
【完結】姉に婚約者を奪われ、役立たずと言われ家からも追放されたので、隣国で幸せに生きます
よどら文鳥
恋愛
「リリーナ、俺はお前の姉と結婚することにした。だからお前との婚約は取り消しにさせろ」
婚約者だったザグローム様は婚約破棄が当然のように言ってきました。
「ようやくお前でも家のために役立つ日がきたかと思ったが、所詮は役立たずだったか……」
「リリーナは伯爵家にとって必要ない子なの」
両親からもゴミのように扱われています。そして役に立たないと、家から追放されることが決まりました。
お姉様からは用が済んだからと捨てられます。
「あなたの手柄は全部私が貰ってきたから、今回の婚約も私のもの。当然の流れよね。だから謝罪するつもりはないわよ」
「平民になっても公爵婦人になる私からは何の援助もしないけど、立派に生きて頂戴ね」
ですが、これでようやく理不尽な家からも解放されて自由になれました。
唯一の味方になってくれた執事の助言と支援によって、隣国の公爵家へ向かうことになりました。
ここから私の人生が大きく変わっていきます。
婚約破棄? めんどくさいのでちょうどよかった ――聖女もやめて、温泉でごくらくしてます
ふわふわ
恋愛
婚約破棄を告げられた聖女リヴォルタ・レーレ。
理由は、「彼女より優秀な“真の聖女”が見つかったから」。
……正直、めんどくさい。
政略、責任、義務、期待。
それらすべてから解放された彼女は、
聖女を辞めて、ただ温泉地でのんびり暮らすことを選ぶ。
毎日、湯に浸かって、ご飯を食べて、散歩して。
何もしない、何も背負わない、静かな日常。
ところが――
彼女が去った王都では、なぜか事故や災害が相次ぎ、
一方で、彼女の滞在する温泉地とその周辺だけが
異様なほど平和になっていく。
祈らない。
詠唱しない。
癒やさない。
それでも世界が守られてしまうのは、なぜなのか。
「何もしない」ことを選んだ元聖女と、
彼女に“何もさせない”ことを選び始めた世界。
これは、
誰かを働かせなくても平和が成り立ってしまった、
いちばん静かで、いちばん皮肉な“ざまぁ”の物語。
【完結】身代わり皇妃は処刑を逃れたい
マロン株式
恋愛
「おまえは前提条件が悪すぎる。皇妃になる前に、離縁してくれ。」
新婚初夜に皇太子に告げられた言葉。
1度目の人生で聖女を害した罪により皇妃となった妹が処刑された。
2度目の人生は妹の代わりに私が皇妃候補として王宮へ行く事になった。
そんな中での離縁の申し出に喜ぶテリアだったがー…
別サイトにて、コミックアラカルト漫画原作大賞最終候補28作品ノミネート
「魔法を使わない魔術師を切り捨てた国は、取り返しのつかない後悔をする
藤原遊
ファンタジー
魔法を使わない魔術師は、役に立たない。
そう判断した王国は、彼女を「不要」と切り捨てた。
派手な魔法も、奇跡も起こさない。
彼女がしていたのは、魔力の流れを整え、結界を維持し、
魔法事故が起きないよう“何も起こらない状態”を保つことだけだった。
代わりはいくらでもいる。
そう思われていた仕事は、彼女がいなくなった途端に破綻する。
魔法は暴走し、結界は歪み、
国は自分たちが何に守られていたのかを知る。
これは、
魔法を使わなかった魔術師が、
最後まで何もせずに証明した話。
※主人公は一切振り返りません。
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる