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第2章 風の大龍穴編
37 風の大龍穴で得られたもの
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『レアンデル。ルフトリーフとの一戦はどうであったか?』
「う~ん。最初の方は剣と爪での応酬が続いて、とにかくリーフさんのスピードについて行くのに必死だったよ」
『ふむ。スピードで勝るルフトリーフ相手に身に付けていた剣術のおかげで渡り合えていたな』
「うん。でも魔法の攻撃は躱せなかった。魔法が来るとは予想できたけど、足を切断されていてもおかしくなかったね」
『魔法の上級者となると戦闘中は無詠唱が基本だ。魔力を操作したあと頭の中で発動する。相手に読まれにくくなるからな。そのあとはお主も無詠唱に切り替えておったな』
「魔力の操作はルシアに叩き込まれてるから頭の中で発動したら上手くいったよ。ところで、最後の次元断のあとはどうなったの?」
『ああ。見事に避けられたな。その辺りを説明してやろう。まずお主も気付いているようだが、我々龍族は魔法防御力が高い。そのためお主のファイアーランスもあの程度のダメージだったのだ。普通の魔物相手だったら致命傷を与えていただろう。それにルフトリーフは治癒魔法の名手。すぐに治癒したあと、龍形態に転体した。
お主の次元断の狙いはよかったぞ。最後のチャンスに最大の魔力を使うのも悪くはない。しかし見事に避けられたのはこれも龍族ならではの転体のおかげ。マーキングされたことを察知したルフトリーフは人形態に再度転体してマーキングから逃れ、視界から外れたその隙にお主の背後に回り込んだのだ』
「あ~。転体だったのか……人から龍になったときには警戒したけど、マーキングから外れるために転体するのは頭になかったな」
『お主の修行が進んでマーキングと魔法の発動の時間が短くなれば逃げるのは難しくなるがな。そこを上手くつかれてしまったというわけだ。とどめはルフトリーフの爪による刺突だったが、ルフトリーフは刺突の際に同時に治癒魔法も使っておったから、そこまで苦しい痛みはなかっただろう? ルフトリーフに感謝するのだな』
確かに。鋭い痛みは感じたけど、致命傷のはずなのに苦しくなるような痛みはなかった。最初から最後まで気配りをしてもらったんだな。
「リーフさん。お手合わせありがとうございました。胸を貸していただいたこと、治癒魔法を使っていただいたことにもお礼を言わせてください」
「フッ。治癒魔法はとっさに使ってしまったのだ。手心を加えた訳ではないから許してくれ。試合のときにも伝えたが君には戦いのセンスがある。クロノルシア様との修行の旅は君の力を大きく成長させるものだと確信している。前を向いて真っ直ぐに成長する姿を期待しているぞ」
「はい! 必ず期待に応えてみせます。 本当にありがとうございました!」
僕はリーフさんにお礼を述べて会釈をした。
「ガハハハ! レアンデルはリーフとの戦いで色々学ぶところもあったであろう。次に会えるときは更に成長したお主と会えるのを楽しみにしておくぞ。そのときには友だちづきあいの態度で頼むぞ」
ヴァン様、忘れてなかったんだね……
「それとだ! リーフとあれだけ戦えたお主にも褒美を与えよう」
「褒美……ですか?」
「そうだ。レアンデル、左手を出すがよい」
僕は手袋を外してヴァン様の前に左手を出した。
するとヴァン様が僕の手の甲に右手を被せた。ヴァン様の魔力が僕の左手から流れて全身を循環する。
「これでよし! レアンデル、手を見てみよ」
「あっ! 手の甲の左側に小さな紋章が加わってる!」
「ガハハッ! 吾輩も加護を与えた。これで風魔法も使えるようになるぞ! フレアだけ加護を与えているのはずるいからな。グハハハハ!」
ずるいとかそういう話じゃないと思うんですけど……
『フフフ。随分と気に入られたようだな。風の加護を得られたことは大きい。便利な魔法が多いからいくつか教えてもらっていけ』
「レアンデル殿。主の加護を直接受けたそなたは私にとって弟のようなものだ。私が今のそなたでも使えそうな風魔法をいくつか教えておこう。それと治癒魔法も覚えておいた方がよい。併せて教えよう」
風の紋章のおかげで風魔法を楽に覚えられるようになった僕は、リーフさんから治癒魔法や風の加護のことなど色々と教えてもらった。
ほとんどの人は自分でマナを取り込むことができない。紋章からマナを取り込んで加護をもらった属性の魔法が得意魔法となる。
僕は自分でマナを取り込むことができるから、覚えた属性魔法は何でも使うことができる。さらに加護をもらった場合は普通よりもスムーズにその属性魔法を使えるようになるし、加護の力も得られる。
火の加護は火や熱に対する耐性がつくんだけど、風の加護は砂漠適応能力がつく。するとリーフさんが「主の加護は砂漠に適応するだけと思ってる輩ばかりで話にならん!」と憤ってた。
リーフさんが加護について詳しく教えてくれたんだけど、フレアボロス様やヴァン様たちは龍族の世界で五大属性龍と呼ばれて敬われてるらしい。
そして与えられる加護の基本的なものが、その属性の魔法が使いやすくなることと、その属性の魔法に対する耐性が得られること。
つまり火の加護により火や熱に対する耐性がつくというのは、火魔法の攻撃を受けたときに耐性があるってことだね。
風の加護はその基本に加えて、砂漠で過ごしやすくなる能力も得られる上に、火魔法を強化する力もあるそうだ!
「主の加護はすごいのだぞ。ラムセティッド大陸に住む全ての人々が暮らしやすくなるように配慮されているのだ。それに加えて、支援系が多い風魔法であるが、相性がいいのが火魔法だ。火魔法の力を高める効果が得られるし、いずれ使えるようになるであろう風魔法の極大攻撃と火魔法を組み合わせた融合魔法はとてつもない威力だ。想像するだけで興奮してくるぞ」
話しながら恍惚とした表情を浮かべている。なんかリーフさんのキャラが変わってきた気がするよね……。
おそらく風の加護をもらったから親近感を持ってくれて、リーフさん的には距離が縮まったのかも知れない。いや、きっとそうだ。そう思っておこう。
リーフさんから加護のことや、風魔法と治癒魔法を習った僕は、風の大龍穴に来られたおかげで多くのものが得られたのであった。
「う~ん。最初の方は剣と爪での応酬が続いて、とにかくリーフさんのスピードについて行くのに必死だったよ」
『ふむ。スピードで勝るルフトリーフ相手に身に付けていた剣術のおかげで渡り合えていたな』
「うん。でも魔法の攻撃は躱せなかった。魔法が来るとは予想できたけど、足を切断されていてもおかしくなかったね」
『魔法の上級者となると戦闘中は無詠唱が基本だ。魔力を操作したあと頭の中で発動する。相手に読まれにくくなるからな。そのあとはお主も無詠唱に切り替えておったな』
「魔力の操作はルシアに叩き込まれてるから頭の中で発動したら上手くいったよ。ところで、最後の次元断のあとはどうなったの?」
『ああ。見事に避けられたな。その辺りを説明してやろう。まずお主も気付いているようだが、我々龍族は魔法防御力が高い。そのためお主のファイアーランスもあの程度のダメージだったのだ。普通の魔物相手だったら致命傷を与えていただろう。それにルフトリーフは治癒魔法の名手。すぐに治癒したあと、龍形態に転体した。
お主の次元断の狙いはよかったぞ。最後のチャンスに最大の魔力を使うのも悪くはない。しかし見事に避けられたのはこれも龍族ならではの転体のおかげ。マーキングされたことを察知したルフトリーフは人形態に再度転体してマーキングから逃れ、視界から外れたその隙にお主の背後に回り込んだのだ』
「あ~。転体だったのか……人から龍になったときには警戒したけど、マーキングから外れるために転体するのは頭になかったな」
『お主の修行が進んでマーキングと魔法の発動の時間が短くなれば逃げるのは難しくなるがな。そこを上手くつかれてしまったというわけだ。とどめはルフトリーフの爪による刺突だったが、ルフトリーフは刺突の際に同時に治癒魔法も使っておったから、そこまで苦しい痛みはなかっただろう? ルフトリーフに感謝するのだな』
確かに。鋭い痛みは感じたけど、致命傷のはずなのに苦しくなるような痛みはなかった。最初から最後まで気配りをしてもらったんだな。
「リーフさん。お手合わせありがとうございました。胸を貸していただいたこと、治癒魔法を使っていただいたことにもお礼を言わせてください」
「フッ。治癒魔法はとっさに使ってしまったのだ。手心を加えた訳ではないから許してくれ。試合のときにも伝えたが君には戦いのセンスがある。クロノルシア様との修行の旅は君の力を大きく成長させるものだと確信している。前を向いて真っ直ぐに成長する姿を期待しているぞ」
「はい! 必ず期待に応えてみせます。 本当にありがとうございました!」
僕はリーフさんにお礼を述べて会釈をした。
「ガハハハ! レアンデルはリーフとの戦いで色々学ぶところもあったであろう。次に会えるときは更に成長したお主と会えるのを楽しみにしておくぞ。そのときには友だちづきあいの態度で頼むぞ」
ヴァン様、忘れてなかったんだね……
「それとだ! リーフとあれだけ戦えたお主にも褒美を与えよう」
「褒美……ですか?」
「そうだ。レアンデル、左手を出すがよい」
僕は手袋を外してヴァン様の前に左手を出した。
するとヴァン様が僕の手の甲に右手を被せた。ヴァン様の魔力が僕の左手から流れて全身を循環する。
「これでよし! レアンデル、手を見てみよ」
「あっ! 手の甲の左側に小さな紋章が加わってる!」
「ガハハッ! 吾輩も加護を与えた。これで風魔法も使えるようになるぞ! フレアだけ加護を与えているのはずるいからな。グハハハハ!」
ずるいとかそういう話じゃないと思うんですけど……
『フフフ。随分と気に入られたようだな。風の加護を得られたことは大きい。便利な魔法が多いからいくつか教えてもらっていけ』
「レアンデル殿。主の加護を直接受けたそなたは私にとって弟のようなものだ。私が今のそなたでも使えそうな風魔法をいくつか教えておこう。それと治癒魔法も覚えておいた方がよい。併せて教えよう」
風の紋章のおかげで風魔法を楽に覚えられるようになった僕は、リーフさんから治癒魔法や風の加護のことなど色々と教えてもらった。
ほとんどの人は自分でマナを取り込むことができない。紋章からマナを取り込んで加護をもらった属性の魔法が得意魔法となる。
僕は自分でマナを取り込むことができるから、覚えた属性魔法は何でも使うことができる。さらに加護をもらった場合は普通よりもスムーズにその属性魔法を使えるようになるし、加護の力も得られる。
火の加護は火や熱に対する耐性がつくんだけど、風の加護は砂漠適応能力がつく。するとリーフさんが「主の加護は砂漠に適応するだけと思ってる輩ばかりで話にならん!」と憤ってた。
リーフさんが加護について詳しく教えてくれたんだけど、フレアボロス様やヴァン様たちは龍族の世界で五大属性龍と呼ばれて敬われてるらしい。
そして与えられる加護の基本的なものが、その属性の魔法が使いやすくなることと、その属性の魔法に対する耐性が得られること。
つまり火の加護により火や熱に対する耐性がつくというのは、火魔法の攻撃を受けたときに耐性があるってことだね。
風の加護はその基本に加えて、砂漠で過ごしやすくなる能力も得られる上に、火魔法を強化する力もあるそうだ!
「主の加護はすごいのだぞ。ラムセティッド大陸に住む全ての人々が暮らしやすくなるように配慮されているのだ。それに加えて、支援系が多い風魔法であるが、相性がいいのが火魔法だ。火魔法の力を高める効果が得られるし、いずれ使えるようになるであろう風魔法の極大攻撃と火魔法を組み合わせた融合魔法はとてつもない威力だ。想像するだけで興奮してくるぞ」
話しながら恍惚とした表情を浮かべている。なんかリーフさんのキャラが変わってきた気がするよね……。
おそらく風の加護をもらったから親近感を持ってくれて、リーフさん的には距離が縮まったのかも知れない。いや、きっとそうだ。そう思っておこう。
リーフさんから加護のことや、風魔法と治癒魔法を習った僕は、風の大龍穴に来られたおかげで多くのものが得られたのであった。
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