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第7章 土の大龍穴編
126 モントオールで戦闘訓練
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シルスさんが作ってくれていたシチューは豚肉や鶏肉がたっぷり入っていて、野菜も大きく切り分けられた男の料理って感じで、とても美味しかった。
昼食後は僕の修行として、まずはルシアが座学を始めた。
『今回、氷竜と戦って分かったと思うが、お主の魔力貯蔵量では特殊個体クラス相手に余裕を持って戦うのは厳しいのが現実だ。戦い方や工夫次第で勝てないことはないのだがな』
「でも魔力貯蔵量は簡単に増えるものじゃないでしょ。ルシアが僕の力を解放してくれたときはドンと増えたけど、今は少しずつ増えてるだけだし」
魔力貯蔵量は先天的な要素が大きくて、後天的に伸ばすのは中々難しいんだよね。
『ふむ。確かにそうだ。寿命が長い種族であれば時間をかけて魔力貯蔵量を増やすこともできるが、生まれ持った素質が最も重要だからな。
しかし、お主の本来の魔力貯蔵量はそんなものではない。以前にも話したと思うが、お主の本当の力はまだ秘められたままなのだ。その力を使いこなすために魔力操作を主とした修行を行っておる。
その力こそが時空間魔法だ。時間と空間を操る時空間魔法は、他の魔法とは一線を画す強大な力を持つ魔法なのだ。その力を制御出来ずに使うことは周囲に甚大な被害をもたらす。
今は小規模な次元断を使ったり、目の前に転移をしたりして時空間魔法に慣れる修行を重ねておる。もっと練度が向上すればお主の封印を全て解放する日がくる。そのために日々努力が必要だと言うことを忘れるでないぞ』
こうやってあらためて説明されると、時空間魔法を使えることは特別なことなんだと分かるな。
『そういうわけで、今日と明日は戦闘訓練にするぞ。ちょうどお主と相性のよい氷竜が住む山におるのだ。戦いに行くとしよう』
「えっ! 氷竜と戦闘訓練をするの!? 勝てるかどうか不安なんだけど……」
『あほう! 勝てるかどうか不安に思うということは勝てる可能性はあると思っているのだろう! 強い相手と戦うから良い訓練になるのだ。我が見ておるから安心せよ』
確かにね。勝てないとは思ってないし、ルシアが近くにいるなら安心なんだよね。
「分かった。氷竜と戦うよ! 試してみたいこともあるしね」
そうして、僕は氷竜と戦闘訓練をすることになったんだけど――――
「……やっと……勝てた……」
戦闘訓練を始めて2日目。シルスさんの自宅に泊まり込んで、氷竜との戦闘訓練をしている。
昨日は訓練で魔力が少なくなったから、今日も氷竜に挑んでようやく勝つことができた。
『よくやったな。早速だが氷竜との戦いの感想を聞こうか』
「ふう。……そうだね。ルシアにファイアーストームを教えてもらったから、氷竜のブレスを受け止められるようになったのは大きいね。でも次元断があんなに通用しないとは思わなかったよ」
僕は次元断を使えば、意外と簡単に倒せるかも……と思ってたんだけど、そんなに簡単な話じゃなかった。
『氷竜は魔力防御に優れていると教えていただろう? それは何も魔法攻撃に対する抵抗力が強いというだけではない。魔力を察知する能力も高いのだ』
「そういうことか。だからあんなに次元断が躱されたんだね」
僕は火魔法で攻撃をして、隙を作ったところに次元断でとどめを刺すという戦略で戦ってみたんだけど、次元断のマーキングをすると、すぐに移動されて次元断から逃げられるのを繰り返していた。
戦いを続ける中で、マーキング後にすぐ次元断を発動するコツを覚えて、ようやく勝つことができたというわけだ。
『実に良い戦闘訓練になったな。次元断の肝はマーキングと発動を限りなく同時に行うことだ。氷竜との戦いでその技術を大きく向上することができた。氷竜は特殊個体という魔物の頂点に位置する相手ではあるが、属性から見てもお主との相性は良い相手だし、特殊個体という呼び名は広い括りだからな。当然、その中でも強さの違いはある。名前を持った特殊個体ともなると中々の強さだぞ』
名前を持った特殊個体? ルシアが中々というぐらいだから、とんでもない強さなんだろうな。
『さて、戦闘訓練はここまでにして、いったん土の大龍穴に戻るとしよう。エルデのやつがクリスタの呪いを調べた結果も聞きたいし、クリスタの解呪もしないといけないからな』
「そうだね。僕もクリスタのことが気になってたんだよね」
氷竜との戦闘訓練を終えて、僕たちは土の大龍穴へと転移した。
昼食後は僕の修行として、まずはルシアが座学を始めた。
『今回、氷竜と戦って分かったと思うが、お主の魔力貯蔵量では特殊個体クラス相手に余裕を持って戦うのは厳しいのが現実だ。戦い方や工夫次第で勝てないことはないのだがな』
「でも魔力貯蔵量は簡単に増えるものじゃないでしょ。ルシアが僕の力を解放してくれたときはドンと増えたけど、今は少しずつ増えてるだけだし」
魔力貯蔵量は先天的な要素が大きくて、後天的に伸ばすのは中々難しいんだよね。
『ふむ。確かにそうだ。寿命が長い種族であれば時間をかけて魔力貯蔵量を増やすこともできるが、生まれ持った素質が最も重要だからな。
しかし、お主の本来の魔力貯蔵量はそんなものではない。以前にも話したと思うが、お主の本当の力はまだ秘められたままなのだ。その力を使いこなすために魔力操作を主とした修行を行っておる。
その力こそが時空間魔法だ。時間と空間を操る時空間魔法は、他の魔法とは一線を画す強大な力を持つ魔法なのだ。その力を制御出来ずに使うことは周囲に甚大な被害をもたらす。
今は小規模な次元断を使ったり、目の前に転移をしたりして時空間魔法に慣れる修行を重ねておる。もっと練度が向上すればお主の封印を全て解放する日がくる。そのために日々努力が必要だと言うことを忘れるでないぞ』
こうやってあらためて説明されると、時空間魔法を使えることは特別なことなんだと分かるな。
『そういうわけで、今日と明日は戦闘訓練にするぞ。ちょうどお主と相性のよい氷竜が住む山におるのだ。戦いに行くとしよう』
「えっ! 氷竜と戦闘訓練をするの!? 勝てるかどうか不安なんだけど……」
『あほう! 勝てるかどうか不安に思うということは勝てる可能性はあると思っているのだろう! 強い相手と戦うから良い訓練になるのだ。我が見ておるから安心せよ』
確かにね。勝てないとは思ってないし、ルシアが近くにいるなら安心なんだよね。
「分かった。氷竜と戦うよ! 試してみたいこともあるしね」
そうして、僕は氷竜と戦闘訓練をすることになったんだけど――――
「……やっと……勝てた……」
戦闘訓練を始めて2日目。シルスさんの自宅に泊まり込んで、氷竜との戦闘訓練をしている。
昨日は訓練で魔力が少なくなったから、今日も氷竜に挑んでようやく勝つことができた。
『よくやったな。早速だが氷竜との戦いの感想を聞こうか』
「ふう。……そうだね。ルシアにファイアーストームを教えてもらったから、氷竜のブレスを受け止められるようになったのは大きいね。でも次元断があんなに通用しないとは思わなかったよ」
僕は次元断を使えば、意外と簡単に倒せるかも……と思ってたんだけど、そんなに簡単な話じゃなかった。
『氷竜は魔力防御に優れていると教えていただろう? それは何も魔法攻撃に対する抵抗力が強いというだけではない。魔力を察知する能力も高いのだ』
「そういうことか。だからあんなに次元断が躱されたんだね」
僕は火魔法で攻撃をして、隙を作ったところに次元断でとどめを刺すという戦略で戦ってみたんだけど、次元断のマーキングをすると、すぐに移動されて次元断から逃げられるのを繰り返していた。
戦いを続ける中で、マーキング後にすぐ次元断を発動するコツを覚えて、ようやく勝つことができたというわけだ。
『実に良い戦闘訓練になったな。次元断の肝はマーキングと発動を限りなく同時に行うことだ。氷竜との戦いでその技術を大きく向上することができた。氷竜は特殊個体という魔物の頂点に位置する相手ではあるが、属性から見てもお主との相性は良い相手だし、特殊個体という呼び名は広い括りだからな。当然、その中でも強さの違いはある。名前を持った特殊個体ともなると中々の強さだぞ』
名前を持った特殊個体? ルシアが中々というぐらいだから、とんでもない強さなんだろうな。
『さて、戦闘訓練はここまでにして、いったん土の大龍穴に戻るとしよう。エルデのやつがクリスタの呪いを調べた結果も聞きたいし、クリスタの解呪もしないといけないからな』
「そうだね。僕もクリスタのことが気になってたんだよね」
氷竜との戦闘訓練を終えて、僕たちは土の大龍穴へと転移した。
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