仲間と敵、チェンジで!

恋桜苺

文字の大きさ
1 / 5

勇者旅へ出る

しおりを挟む
『勇者旅へ出る』

 今から5年ほど前の事。この世界は突如現れた魔王によって支配された。
「これからは、我等の時代だ!従わぬと言うならすぐさま打ち首だ!!フハハハハハハ!!」
 こんな事を言って支配を始めたらしい。まぁ正直見た目がショタだからちっとも怖くないんだがな…。
 そんなこんなでいつ魔王の機嫌を損ねて殺されるかもしれないという恐怖に怯え…おび…怯え…??怯えてねぇ…。むしろこの状況喜んでやがる。中には
「今の魔王様はどんな事で我等を叱ってくれるのか…どんな罰を与えてくれるのか…考えただけでも…あぁん…し・あ・わ・せ」
 などという変態がいる。というか俺の村のヤツらは皆そうだった。
 だから今俺が魔王討伐の旅へ出れているのは神の助けだろう…。ありがとう神様、あの地獄から救ってくれて…!と、少なくとも旅へ出た数日は思えていた。
 そもそもなぜ旅へ出ることになったか、それを言っていなかったな。それのついでに自己紹介もしておこう。
 俺の名前は一ノ宮志乃(いちのみやしの)女子っぽい名前だが男だ。見た目も女子っぽいと言われることが多い。年齢は15歳で身長は160cm…これから大きくなるんだ!小さな町の農家の息子だ。
 しかしある時魔王がこの世界を支配した。魔王が世界を支配した時俺の前には神様がいた。そしてたった一言、
「貴方は勇者です。まず王都へ行きなさい。」
 これだけ言われた。ちなみに質問はさせてもらえなかった。
 ん?見た目。そりゃぁ美人だったよ。巨乳!銀髪!蒼眼!!いや~見とれるくらいだった。
 そんな美人さんの言ったことを信じてとりあえず王都へ行くことにした。親には神様に会ったんだと言ったら大爆笑された。思わずファイアーボールを放ってしまったのは不可抗力だろう。
 ちなみにこの世界は魔法という概念が存在する。俺も魔法使えるよ☆
 まぁ、道中親が大爆笑しながら持ってきてくれた弁当を食べつつまったり馬車に乗っていたら王都についた。
 そこで王様…かな?うん、服装はめっちゃダサかったよ。笑いこらえるのに必死だった。
 それで、王様に謁見したんだ。そしたら
「神から聞いておる。この仲間達と一緒に魔王を倒して世界に救済を!…せっかく魔王から罰を与えてもらえるチャンスだったのによ…(ボソッ)」
 仲間が出来た瞬間だった。王様も変態だった事はこの際忘れよう。仲間はとても…うん…美男美女の集まりだったよ…。しかもめっちゃいい人ばっか!!普通の人がいて良かったー!と思い旅に出たのだが、その考えが間違っていた事に気付かされるのは少し後の事だった……。

志乃の今日の結論!
 この国にろくなやつはいない気がする!ドMばっかだね☆
 みんなもドMとか変態には気をつけるように!相手が大変だよ☆
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

二度目の勇者は救わない

銀猫
ファンタジー
 異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。  しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。  それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。  復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?  昔なろうで投稿していたものになります。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

処理中です...