仲間と敵、チェンジで!

恋桜苺

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勇者旅へ出る

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『勇者旅へ出る』

 今から5年ほど前の事。この世界は突如現れた魔王によって支配された。
「これからは、我等の時代だ!従わぬと言うならすぐさま打ち首だ!!フハハハハハハ!!」
 こんな事を言って支配を始めたらしい。まぁ正直見た目がショタだからちっとも怖くないんだがな…。
 そんなこんなでいつ魔王の機嫌を損ねて殺されるかもしれないという恐怖に怯え…おび…怯え…??怯えてねぇ…。むしろこの状況喜んでやがる。中には
「今の魔王様はどんな事で我等を叱ってくれるのか…どんな罰を与えてくれるのか…考えただけでも…あぁん…し・あ・わ・せ」
 などという変態がいる。というか俺の村のヤツらは皆そうだった。
 だから今俺が魔王討伐の旅へ出れているのは神の助けだろう…。ありがとう神様、あの地獄から救ってくれて…!と、少なくとも旅へ出た数日は思えていた。
 そもそもなぜ旅へ出ることになったか、それを言っていなかったな。それのついでに自己紹介もしておこう。
 俺の名前は一ノ宮志乃(いちのみやしの)女子っぽい名前だが男だ。見た目も女子っぽいと言われることが多い。年齢は15歳で身長は160cm…これから大きくなるんだ!小さな町の農家の息子だ。
 しかしある時魔王がこの世界を支配した。魔王が世界を支配した時俺の前には神様がいた。そしてたった一言、
「貴方は勇者です。まず王都へ行きなさい。」
 これだけ言われた。ちなみに質問はさせてもらえなかった。
 ん?見た目。そりゃぁ美人だったよ。巨乳!銀髪!蒼眼!!いや~見とれるくらいだった。
 そんな美人さんの言ったことを信じてとりあえず王都へ行くことにした。親には神様に会ったんだと言ったら大爆笑された。思わずファイアーボールを放ってしまったのは不可抗力だろう。
 ちなみにこの世界は魔法という概念が存在する。俺も魔法使えるよ☆
 まぁ、道中親が大爆笑しながら持ってきてくれた弁当を食べつつまったり馬車に乗っていたら王都についた。
 そこで王様…かな?うん、服装はめっちゃダサかったよ。笑いこらえるのに必死だった。
 それで、王様に謁見したんだ。そしたら
「神から聞いておる。この仲間達と一緒に魔王を倒して世界に救済を!…せっかく魔王から罰を与えてもらえるチャンスだったのによ…(ボソッ)」
 仲間が出来た瞬間だった。王様も変態だった事はこの際忘れよう。仲間はとても…うん…美男美女の集まりだったよ…。しかもめっちゃいい人ばっか!!普通の人がいて良かったー!と思い旅に出たのだが、その考えが間違っていた事に気付かされるのは少し後の事だった……。

志乃の今日の結論!
 この国にろくなやつはいない気がする!ドMばっかだね☆
 みんなもドMとか変態には気をつけるように!相手が大変だよ☆
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