仲間と敵、チェンジで!

恋桜苺

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1つの出会い

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『1つの出会い』

「終わんないにゃーーー!!もう嫌にゃ!!!」
「ふふふ~。きちんと勉強しなかったあなた達が悪いのよ~。」
 えーと…ただ今仲間達はドリルを必死にやっています。どうやらとても頭が悪かったらしい。とても簡単な問題を1問30分で解いていっている。…これは…当分魔王倒しになんて行けねえええええ…。
 てか…この状況夏月さん喜んでません??今さっきも、
「はぁ…はぁ…相変わらず良い仕打ちにゃ…。」
 とかなんとか言ってたし…。うん、街にでも出よう。
 という訳で街に出てきたが…特に買いたいものも無いんだよな。うん。まあいっか!あの部屋にいるよりかはマシだろ!と考えているとドッと何かが背中に当たった音がした。
「わっ…ご…ごめんなさい!!」
 どうやら人が当たったようだ。でもこの声どこかで聞いたことがあるような。
「大丈夫だよ。気にしないでよ、お嬢ちゃん。」
「…お嬢…ちゃん?…ちょっとこっちに来い。」
「えっ?うわあ!!」
 いきなり腕を引っ張られた。俺はそこそこ力には自信はあったけどちっとも腕が抜けない。どうなってんだよこの子の力!!
 バンッ!!わあー壁ドンされたー。初壁ドンがやられる方だとは思わなかったよー。
「お前…これを見てもまだお嬢ちゃんと言うか?」
 そう言って被っていたフードをバサッと脱いだ。そこにいたのは…
「お前は…っ!!…誰?」
 ズッサーーーーー!おおー見事なスライディング!ぱちぱちぱち
「僕の顔を知らないとか!そんな人間存在する訳ない!!僕は魔王だぞ!?」
 ええ?魔王まさかのこんなすぐに登場??
「えーと、魔王サマ…いや、マオちゃんだな!は、ここで一体何を?」
「魔王に向かって随分馴れ馴れしいな!お前!!僕は…バイトだ!!」
 …ん?聞き間違いかな?
「え?バイト?」
「そうだ!バイトだ!!」
「えっと、なんでまた?」
「それは…。」
 マオちゃんの話は無駄に長かったので要約すると、
 魔王として生まれたよ!万歳!→とりあえず税金を決めたよ!→でもマオちゃんは生まれたばかり、お金の価値がどれくらいなのか分からなかった!→色々作っちゃったよ!→結果多額の借金を背負っちゃった☆
 という事らしい。…まさかの借金まみれの魔王。ぶふっ…(笑)
「お前なんか失礼な事考えただろ!…ところでお前も蔑まれると悦ぶどえむというやつなのか?」
「な訳あるか。殴んぞこのショタマオちゃんが。」
「じゃあ、虐めまくるどえすというやつなのか?この世界は大体この二種類で怖いのだが…。」
「ん?怖い?怖いって事はまさか!マオちゃんはどっちでもない!?」
「え?あ、うん!そうだよ!!…まさかお前も!?」
「うんうん!やっと仲間に会えた!あ、俺は志乃、マオちゃんこれから仲良くしてよ!俺は勇者だけど!!」
「常識人なら仲良くするよ!…って、え?…勇者…?」


志乃の結論
 魔王がまさかの常識人だった!!嬉しい!!常識人が増えたよ!!
 あれ?俺は勇者で、魔王を倒す存在…あ、これ倒さないといけないパターン?
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