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準備

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依頼の準備があるため、今は【ダイ町】の市場に来ている。
「よし、買い物しますか!」
『まずは、食料だね!』
そう言って、肉屋に来ていた。
「お、黒髪のあんちゃん! いい肉があるよ!」
「マジで! じゃあ、そのいい肉をもらえるか?」
「おう、わかったぜ!」
「あら、ミカズキちゃん、こっちの野菜もどう?」
「あ、いいんですか?」
「ええ、いいのよ。 この市場が明るくなったのは、ミカズキちゃんのおかげなんだから。」
そう言って、肉を買って、野菜を貰うのであった。 確かに最初の頃は、ここは暗かった。 
なので、ここの野菜や肉を使って料理を作ったり、木で道具を作ったりしていると、周りに人が集まり、「この料理のやり方を教えろ」など「この道具はどう使うの?」などいろんなことを聞いてきたので、1つ1つ丁寧に教えた。
それ以来、この市場は明るくなったのであった。
「よし、これぐらいでいいだろう!」
『うん、じゃあ、宿に戻ろっか!』
そう言って、泊まっている宿に戻るのであった。




俺が泊まっている宿は、【ダイの宿】と書いており、1泊、銀貨1枚の激安宿なのだ。 
「ただいま!」
「あ、お帰りなさい、ミカズキお兄ちゃん!!」
そう言って、出迎えてくれたのは、ここの宿の女将さんの娘である【ユセン・リア】だ。
「今日、遅かったけど、何かあったの?」
「ああ、ある依頼で1週間ぐらい帰って来ないんだ。」
「・・え、そ、そっか。 そうだよね、お兄ちゃんは冒険者なんだから・・」
「ああ、だから依頼が終わったら、お土産を買って戻って来るよ。」
「え、本当? わかった、お土産、楽しみに待っておくね!」
そう言って、俺は部屋に戻るのであった。


「さてと、明日は店長に言って、1週間ぐらい休みをもらいますかね」
『まったく、君はスキルがあるのに、使わないよね』
「当たり前だろ、それこそ【普通の暮らし】ができなくなるからな」
そう言って、荷物を確認していると
「お兄ちゃん、ご飯ができたよ!!」
「わかった、今から行くよ!」
そう言って、飯を食べに行くのであった。

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