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第26話 今度こそ魔力測定
しおりを挟む少し休んで魔力も回復してきたので、魔力測定をすることになった。スパルタで学んだ魔力操作の成果が試される……。
「では、ケイイチ。これからもう一度、この水晶に手を置いて魔力を流して貰うのですが、一度、最大魔力を放出していただくことになるので、急激に疲れを感じたり気分が悪くなるなど、何か体に異常を感じるかもしれません。その時は教えてくださいね。言葉がでない場合は、手を上げて知らせてくださっても構いませんから」
「はい、分かりました」
「では、始めましょう」
神官さんの合図で、再び挑戦した。目の前に置かれた大きな水晶へと両手を置き、初めは軽く魔力を流す。
ぶっつけ本番で、意識を集中して魔力を操作し続けるのはしんどかったが、すぐに水晶玉がパァッ、と淡く光り出した。おおっ、これは成功か!?
「大丈夫そうですね。では一度、最大魔力を出すつもりで流してくれますか。一瞬だけで構いませんから」
「分かりました」
とは言ったものの初挑戦なので、一気に魔力を出すってやり方も、どこまでやれば最大魔力になるのかも分からない。何かこう、ブワアァ――ッと一気に放出するイメージが湧くようなのってないかな……う~ん?
脳ミソを振り絞って考えろ、俺。
ウムムムゥゥ――、参考になりそうなもの……あっ、そうだ!! か○はめ波を参考にしたらいいんじゃんっ。天才かっ、俺!?
でもこれを口に出すのはちょっと……かなり恥ずかしいので、心の中で唱えようそうしよう、うん。じゃ、やるかっ。
「か~、め~、は~、○~、波――っ!!」と声に出さずに叫んで、思いっきり魔力を押し出した!
パアアアァァァッ――――――!!!
うおぉっ、すっごい光! 部屋全体を多い尽くす勢いなんじゃないか、これっ!? 水晶の耐久とか大丈夫か!?
「い、勢いよすぎた!?」
「はい、いいですね。大丈夫ですよ」
あまりの強い光源にびびっていたのは俺だけだった……おぅ。一応、神官さんが褒めてくれたけど、淡々としている……これが、普通の状態なんですね。
なんかちょっと、俺すげぇとか思っちゃったんだけど!? 勘違いかっ。は、恥ずかしいっ。
「では、次に属性魔法を調べます。初めのように、細く絞った魔力を流せますか?」
「はい、少しだけですね。えっと……これでどうでしょう?」
「ええ、よろしいですよ。では、頑張ってもう少しこのまま流し続けてください。確認が終わるまでは現状維持でお願いしますね」
「わ、分かりました……」
水晶が置かれている台座部分には魔法陣が書かれている。それによって、魔法属性は色で、魔力測定値は光る文字となって水晶玉の中に浮かび上がってくる仕組みらしい。う~ん……異世界っぽい、ファンタジーだなぁ。
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