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18章 龍球王国 後編
360、論戦
ドカッと偉そうに座っているキキョウに今にも刀を抜きそうなクオン。何を考えているか分からないカオルと背後に控えるカナデ。
立ち位置を気にしながらモリシゲはゆっくりと隠し刀を移動させる。
「モリシゲはん。手癖が悪うござりんすよ?」
指摘されたモリシゲは刀を下ろした。それを見てクオンは舌打ちする。
「はぁ……まったく余計なことを。せっかく合法的にぶちのめせる機会を奪うなっ」
「あ~らクオンはんったら怖い怖いっ。しかしキキョウ様の部屋に傷が付いては取り返しがつかねぇでありんすよ?」
「それは……いや、傷一つ付けなければ問題ないっ!」
クオンはプイッとそっぽを向いて苛立ちを見せる。それを見てカナデは口を手で隠し、クスクスと笑う。
「クオンはん可愛いわぁ~っ」
「おいっ。……そういうのは後にしないか?」
「はぁ~いっ」
ナガヨシに牽制されたカナデは唇を尖らせて壁にもたれかかった。キキョウはチラッとクオンとカナデを見た後、呆れたように息を吐きながらナガヨシに視線を移す。
「……大変申し訳ありません。後で言って聞かせますので、どうかご容赦を。仕切り直しましょうか?」
「ん。そうしよう。俺が聞きたいのは……まぁ山ほどあるが、ズバリお前たちキジン派閥の企みだ」
「直球ですね」
「自慢じゃないが俺の頭の出来はそこそこだ。お前と論争出来るほどの頭は持ち合わせていないっ」
自信満々に放った言葉にカオルが笑い始める。人を小馬鹿にする嫌な笑い方だ。
「……ええ、そのようですね。それではまずはありきたりの奴から行きましょうか? 企みとは何のことです?」
「惚けるな。こっちだってある程度ネタは掴んでいるんだ。トガノジョウをしょっ引いた時に計画のことを話していた。お前が参謀であることも含めてな。そうでなければこんなところまで押し掛けん」
「計画? 随分な物言いですね。確かに私はヨリマロ様やムネヤス様などに助言することはいくらかありましたが、それは謂わば知恵者としての嗜み。聞かれたから答えたまでのこと。参謀と呼ばれることに悪い気はしませんが、誤解されては困りますね」
「ふんっ……なるほど。全否定で乗り切るということか。それでは別の角度から行こう。何故ヨリマロなんぞに加担する? お前の従姉妹であるシオン=タイジョウはコウカク家の文官としてニシキ様を支えている。お前の頭があればより完璧な国作りを出来ていたに違いない。賢いはずのお前が賢明な判断を下せんとはどういうことだ?」
キキョウの片眉が『シオン』という名にピクリと反応する。表情こそ変えないが、従姉妹に大して何らかの思いがあるのは間違いない。
「おいツキグマっ! 何だその言い草はっ! それにさっきからキキョウ様のことを『お前』などと失礼にも程があるっ! 貴様には天征十一将に対し敬意を持つという当たり前のことが出来ないのかっ!? 」
「……突っかかるなシシゴウ。……2人の会話に首を突っ込むなど……おぬしこそ常識がないのではないか?」
「黙れエダギのっ! 外界に興味のない貴様こそ何の気の迷いでこんな……っ!」
段々ヒートアップする彼女に「クオン」と一言キキョウが呼ぶとすぐに口籠って俯く。
「……も、申し訳ございませんキキョウ様……」
「良いのよ。謝ることはないわクオン。あなたの言う通り、ナガヨシさんは少し粗野な態度だと思っていたわ。お二人とももう少しレッドさんとモミジを見習ったらどうかしら?」
「論点をズラすな。まずは俺の質問に答えるのが筋だ」
「ズラしてはいませんよ。それにその質問には答える意味がありません。何故なら私はすでに答えを出しています。聞き逃したのならもう一度答えますが、私はただヨリマロ様の質問にお答えしているだけ。その一点に尽きます」
「それでは何の答えにもなっていない。俺は国の行く末を左右する決議の場でのお前の判断のことを聞いている。タイイン家がキジン派閥と呼ばれる理由はより良い政を無視してコウカク派閥に反目する姿勢にある。どうだキキョウ。反論出来るか?」
ナガヨシのドヤ顔にキキョウは鼻で笑った。
「どうして私がより良い政を無視していると言えるのでしょうか? コウカク派閥と呼ばれる方々が利己的に動いていないとでも本気で思っているのですか? もっと大局を見るべきでは?」
「ほぅ? 大局とは何でもかんでも否定することを言うのか? 詭弁を弄して煙に巻こうとしても無駄だ」
「これはこれは……コウカク家正義でしか動いていないあなたにこそ何を言っても無駄でしょう」
「ぬぅ……」
揚げ足取りでしかない。しかし筋は通っている。それに隙がない。やはり口では勝てない。
「……終わりですか? 私も暇ではありませんのでこの辺でよろしいでしょうか?」
「待て、最後に一つ。『禍津神』を復活させようとしていると聞いたが、事実か?」
「いいえ。……といえば満足でしょうか?」
「ふざけるな。それが本命でなかったとしても、考慮に入っているのであれば今すぐに計画から除外しろ。国が滅ぶぞ」
「なるほど。それが言いたくてここまで来ましたか。ここまでの問答はきっとどうでも良いのでしょうね」
「いや、どうでも良い訳では無いが……馬鹿なことはやめておけ」
「それは私に言ってどうにかなることでしょうか? 再三申し上げている通り、私はヨリマロ様やムネヤス様の質問にお答えしているだけです。もし禍津神復活を目論んでいるというのなら、伝えるべきは私ではないでしょうね」
キキョウはふんっと鼻を鳴らして呆れ気味にナガヨシに伝えた。それに対してナガヨシはつま先に力を入れて踏ん張る。筋肉が強張り、キュッと板張りの床が鳴った。
「……頼んでいるのではない。お前に権限が無いと言うならヨリマロに伝えろ。禍津神復活はやめるようになっ」
「脅しですか? 東方の豪傑の名が泣きますよ?」
「覚悟の上よ」
「必死ですねぇ。あなたの焦りに心当たりがあります。先代を止められなかったことがそんなに悔しかったのですか?」
「……」
ギリッと奥歯を噛む音が聞こえ、すぐにも刀を抜きそうな勢いのナガヨシ。クオンがサッとキキョウの前に出る。
レッドとモミジはどうすれば良いか固まっているが、モリシゲもナガヨシに追従しようと鯉口を切った。その一触即発の空気を切り裂くようにカオルが声を掛ける。
「ねぇ、禍津神って何?」
カオルは空気を読むこともなく質問をした。誰も答えることはないが、一気に闘争の空気は消える。
「……もういい。帰るぞ」
「え?」
急な転換にはレッドたちの目を白黒させた。
「キキョウ。お前にはもう何も期待せん。禍津神復活を目論むのなら俺が阻止する。それだけだ」
「……そうですか。どうか頑張ってください」
キキョウの言葉でナガヨシは踵を返す。カナデは扉を開けようとするが、ナガヨシは「いや、結構。ここまでで良い」とカナデの動きを制する。
ナガヨシの意固地な姿勢にレッドたちは困惑しながらもタイイン家屋敷を後にするほか道はなかった。
立ち位置を気にしながらモリシゲはゆっくりと隠し刀を移動させる。
「モリシゲはん。手癖が悪うござりんすよ?」
指摘されたモリシゲは刀を下ろした。それを見てクオンは舌打ちする。
「はぁ……まったく余計なことを。せっかく合法的にぶちのめせる機会を奪うなっ」
「あ~らクオンはんったら怖い怖いっ。しかしキキョウ様の部屋に傷が付いては取り返しがつかねぇでありんすよ?」
「それは……いや、傷一つ付けなければ問題ないっ!」
クオンはプイッとそっぽを向いて苛立ちを見せる。それを見てカナデは口を手で隠し、クスクスと笑う。
「クオンはん可愛いわぁ~っ」
「おいっ。……そういうのは後にしないか?」
「はぁ~いっ」
ナガヨシに牽制されたカナデは唇を尖らせて壁にもたれかかった。キキョウはチラッとクオンとカナデを見た後、呆れたように息を吐きながらナガヨシに視線を移す。
「……大変申し訳ありません。後で言って聞かせますので、どうかご容赦を。仕切り直しましょうか?」
「ん。そうしよう。俺が聞きたいのは……まぁ山ほどあるが、ズバリお前たちキジン派閥の企みだ」
「直球ですね」
「自慢じゃないが俺の頭の出来はそこそこだ。お前と論争出来るほどの頭は持ち合わせていないっ」
自信満々に放った言葉にカオルが笑い始める。人を小馬鹿にする嫌な笑い方だ。
「……ええ、そのようですね。それではまずはありきたりの奴から行きましょうか? 企みとは何のことです?」
「惚けるな。こっちだってある程度ネタは掴んでいるんだ。トガノジョウをしょっ引いた時に計画のことを話していた。お前が参謀であることも含めてな。そうでなければこんなところまで押し掛けん」
「計画? 随分な物言いですね。確かに私はヨリマロ様やムネヤス様などに助言することはいくらかありましたが、それは謂わば知恵者としての嗜み。聞かれたから答えたまでのこと。参謀と呼ばれることに悪い気はしませんが、誤解されては困りますね」
「ふんっ……なるほど。全否定で乗り切るということか。それでは別の角度から行こう。何故ヨリマロなんぞに加担する? お前の従姉妹であるシオン=タイジョウはコウカク家の文官としてニシキ様を支えている。お前の頭があればより完璧な国作りを出来ていたに違いない。賢いはずのお前が賢明な判断を下せんとはどういうことだ?」
キキョウの片眉が『シオン』という名にピクリと反応する。表情こそ変えないが、従姉妹に大して何らかの思いがあるのは間違いない。
「おいツキグマっ! 何だその言い草はっ! それにさっきからキキョウ様のことを『お前』などと失礼にも程があるっ! 貴様には天征十一将に対し敬意を持つという当たり前のことが出来ないのかっ!? 」
「……突っかかるなシシゴウ。……2人の会話に首を突っ込むなど……おぬしこそ常識がないのではないか?」
「黙れエダギのっ! 外界に興味のない貴様こそ何の気の迷いでこんな……っ!」
段々ヒートアップする彼女に「クオン」と一言キキョウが呼ぶとすぐに口籠って俯く。
「……も、申し訳ございませんキキョウ様……」
「良いのよ。謝ることはないわクオン。あなたの言う通り、ナガヨシさんは少し粗野な態度だと思っていたわ。お二人とももう少しレッドさんとモミジを見習ったらどうかしら?」
「論点をズラすな。まずは俺の質問に答えるのが筋だ」
「ズラしてはいませんよ。それにその質問には答える意味がありません。何故なら私はすでに答えを出しています。聞き逃したのならもう一度答えますが、私はただヨリマロ様の質問にお答えしているだけ。その一点に尽きます」
「それでは何の答えにもなっていない。俺は国の行く末を左右する決議の場でのお前の判断のことを聞いている。タイイン家がキジン派閥と呼ばれる理由はより良い政を無視してコウカク派閥に反目する姿勢にある。どうだキキョウ。反論出来るか?」
ナガヨシのドヤ顔にキキョウは鼻で笑った。
「どうして私がより良い政を無視していると言えるのでしょうか? コウカク派閥と呼ばれる方々が利己的に動いていないとでも本気で思っているのですか? もっと大局を見るべきでは?」
「ほぅ? 大局とは何でもかんでも否定することを言うのか? 詭弁を弄して煙に巻こうとしても無駄だ」
「これはこれは……コウカク家正義でしか動いていないあなたにこそ何を言っても無駄でしょう」
「ぬぅ……」
揚げ足取りでしかない。しかし筋は通っている。それに隙がない。やはり口では勝てない。
「……終わりですか? 私も暇ではありませんのでこの辺でよろしいでしょうか?」
「待て、最後に一つ。『禍津神』を復活させようとしていると聞いたが、事実か?」
「いいえ。……といえば満足でしょうか?」
「ふざけるな。それが本命でなかったとしても、考慮に入っているのであれば今すぐに計画から除外しろ。国が滅ぶぞ」
「なるほど。それが言いたくてここまで来ましたか。ここまでの問答はきっとどうでも良いのでしょうね」
「いや、どうでも良い訳では無いが……馬鹿なことはやめておけ」
「それは私に言ってどうにかなることでしょうか? 再三申し上げている通り、私はヨリマロ様やムネヤス様の質問にお答えしているだけです。もし禍津神復活を目論んでいるというのなら、伝えるべきは私ではないでしょうね」
キキョウはふんっと鼻を鳴らして呆れ気味にナガヨシに伝えた。それに対してナガヨシはつま先に力を入れて踏ん張る。筋肉が強張り、キュッと板張りの床が鳴った。
「……頼んでいるのではない。お前に権限が無いと言うならヨリマロに伝えろ。禍津神復活はやめるようになっ」
「脅しですか? 東方の豪傑の名が泣きますよ?」
「覚悟の上よ」
「必死ですねぇ。あなたの焦りに心当たりがあります。先代を止められなかったことがそんなに悔しかったのですか?」
「……」
ギリッと奥歯を噛む音が聞こえ、すぐにも刀を抜きそうな勢いのナガヨシ。クオンがサッとキキョウの前に出る。
レッドとモミジはどうすれば良いか固まっているが、モリシゲもナガヨシに追従しようと鯉口を切った。その一触即発の空気を切り裂くようにカオルが声を掛ける。
「ねぇ、禍津神って何?」
カオルは空気を読むこともなく質問をした。誰も答えることはないが、一気に闘争の空気は消える。
「……もういい。帰るぞ」
「え?」
急な転換にはレッドたちの目を白黒させた。
「キキョウ。お前にはもう何も期待せん。禍津神復活を目論むのなら俺が阻止する。それだけだ」
「……そうですか。どうか頑張ってください」
キキョウの言葉でナガヨシは踵を返す。カナデは扉を開けようとするが、ナガヨシは「いや、結構。ここまでで良い」とカナデの動きを制する。
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