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第五十九話 提案
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おしゃれカフェ”sera(セーラ)”から出た一行は駐車場に向かう。
「なんだか大所帯になりましたね」
滝澤はちょっと嬉しそうに春田を見る。「そうですね」という気の抜けた返事をするが、その返答により一層、機嫌が良くなる。人一人分のスペースもなく詰めてくるので歩きにくい。
それを見てニヤニヤしているのは二人。マレフィアとポイ子。
それを見てイライラしているのも二人。ヤシャと菊池。
その視線を受けて、面倒になっているのは春田だ。ただ、何か言うと言い訳っぽいし、煽ると殴られそうなので黙っておく。
「そうだ!」
突然、滝澤は何かを思いついたように大きな声を出す。隣に立っていた春田は(うるさっ)と思いつつ、滝澤を見る。
「……どうしたんですか?」
「皆様、お食事など一緒に如何でしょう?ご馳走いたします」
それは知り合ったその日に意気投合した者同士の会話の端に良くある提案だった。
「え~!?いいんですか~?」
マレフィアもわざとらしく喜んで見せる。「もちろん!」とキャイキャイ女性の黄色い声が街を彩る。
「お、お嬢様……それはちょっと……」
それに対し、「思い付きで何でもやられては困る」と出るのは、お付きの専売特許だ。しかし、創作でも現実でも、お嬢様の思い付きは、会食レベルの話がない限りは覆るはずもない。
「菊池。コックに食事を追加で出せるよう手配しなさい。それが無理なら、この辺りで外食をお許しいただけるようお父様に伝えて……いや、おじい様の方が都合が付きますね。今すぐ連絡を」
菊池には止める事など出来ない。懐に手を入れると携帯を取り出し、すぐさま電話をする。その内、駐車場の高級車を見ると、ヤシャが声を上げた。
「これに乗るのか?」
「ええそうですが、何か問題でも?」
身長が高く、さらに角が上向きに長いヤシャは、角を合わせると2mをゆうに超える。正直、車内に入るのも角が邪魔で入りづらい。
だが、ヤシャの角は常人には見えない様、魔法がかけられ、滝澤には見えていない。ちなみに赤い肌も、常人にはよく言う肌色に見えている。
春田は角の事を考えると、途端に面倒臭くなった。滝澤に耳打ちをする。
「ヤシャは車が苦手なんだ。身長のせいで肩身が狭いとぶつくさ文句言うから、今日はもういいぜ?」
「なるほど……そんな事が……」
高身長ならではの悩みに、一部共感する事があり、ヤシャを気の毒に思う滝澤。
「わたくしの邸宅はまた後日としましょう。菊池」
「はっ!」と遠くから走ってくる。
「料理人の了承を得ました。すぐに帰りましょう」
菊池はなんか一仕事終えたようにさわやかだが、「申し訳ないのだけど、全て取り止めにしなさい」と無情な声をかけられた。
「そんな……しかし、既に下ごしらえに入ったところで……」
「取り止めよ。おじい様に連絡して、この辺りの美味しいレストランの席を確保してもらうわ」
菊池と春田はその言葉に「え?」と疑問になる。(違う。そうじゃない)と思ったのも束の間、滝澤はカバンから携帯を取り出し、少し離れて電話をかける。
菊池は渋々、もう一度電話をかけて、料理人と話し合う。
料理人も携帯越しに疑問を投げかけているが、「お嬢様」の一言で、諦めたように了承していた。
「なんか大事になって来たな……」
春田は菊池の気も知らず、ポロリと無意識に口から出てしまう。ギロリと睨みつけられたが、その目には「どの口が物を言っている?」と語っていた。
いつも通りのルーティーンワーク。粛々と仕事をこなすだけだったのに、そういかなくなったのは他ならぬ春田のせいである。(分かるんだけど、でもそれは違うだろ……)春田はその目を見て察する。何も言う気はないが理不尽だろうと思う。
「菊池さん」
ここで話しかけたのは何故かポイ子だった。意外な人物から声をかけられるときょとんとしてしまう。
「聖也様はこの事態に対し、何も悪くありません。主人の暴走を良しとしないなら、お付きこそがどうにかすべき案件。聖也様含め私たちは単に誘われているだけ。あなたの問題を聖也様に押し付ける考えは破棄していただくよう、お願い申し上げます」
「な……いや……まぁ、そうなんだが……」
たじろぐ菊池。それはそうだろう。
正論を真正面からぶつけられれば誰だってたじろぐ。
しかし、「事情を察して欲しい」という菊池の願いは分からなくない。日本人特有ともいえるこの心の読み合い、空気の読み合いは長年暮らさないと理解してもらえない事だろう。春田は「いいぞ!よく言った!」という反面「いや、気にしてないから言わなくてもいいって」という気持ちが綯交ぜになった変な気分になる。
ポイ子は頑として譲らない強固な意志をその目で伝える。
「ぽ、ポイ子。その辺でいいんじゃないか?菊池さんも困っているし……」
「甘いな聖也。こいつには従者の何たるかを教え込ませてやればいいのだ」
ヤシャもノリノリでポイ子に加勢する。
「お腹空いた~。聖ちゃんご飯まだ~」
と一人空気を全く読まず、春田に寄りかかる。
「皆様!お店を確保できたので、ご飯にしましょう」
滝澤が戻ってきた。ピリッとした空気が一気に弛緩して、顔もほころぶ。
「わ~い!ご飯ご飯!」
「存分に食べて下さいね」
「おお……存分に……」春田はヤシャをチラリと見る。結構うれしそうにしているヤシャを見てほっこりするが、問題はヤシャの食事の量だ。最初こそお釜一杯のご飯で済んだが、制限を外すとどうなるか分からない。後で注意しとこうと思う反面、夕食にあやかるべきか悩んでいた。滝澤に今一度耳打ちする。
「なぁ……マジでいいのか?」
「是非とも!」
もうこれ以上言えるはずもなく、春田は肩を竦めた。
「なんだか大所帯になりましたね」
滝澤はちょっと嬉しそうに春田を見る。「そうですね」という気の抜けた返事をするが、その返答により一層、機嫌が良くなる。人一人分のスペースもなく詰めてくるので歩きにくい。
それを見てニヤニヤしているのは二人。マレフィアとポイ子。
それを見てイライラしているのも二人。ヤシャと菊池。
その視線を受けて、面倒になっているのは春田だ。ただ、何か言うと言い訳っぽいし、煽ると殴られそうなので黙っておく。
「そうだ!」
突然、滝澤は何かを思いついたように大きな声を出す。隣に立っていた春田は(うるさっ)と思いつつ、滝澤を見る。
「……どうしたんですか?」
「皆様、お食事など一緒に如何でしょう?ご馳走いたします」
それは知り合ったその日に意気投合した者同士の会話の端に良くある提案だった。
「え~!?いいんですか~?」
マレフィアもわざとらしく喜んで見せる。「もちろん!」とキャイキャイ女性の黄色い声が街を彩る。
「お、お嬢様……それはちょっと……」
それに対し、「思い付きで何でもやられては困る」と出るのは、お付きの専売特許だ。しかし、創作でも現実でも、お嬢様の思い付きは、会食レベルの話がない限りは覆るはずもない。
「菊池。コックに食事を追加で出せるよう手配しなさい。それが無理なら、この辺りで外食をお許しいただけるようお父様に伝えて……いや、おじい様の方が都合が付きますね。今すぐ連絡を」
菊池には止める事など出来ない。懐に手を入れると携帯を取り出し、すぐさま電話をする。その内、駐車場の高級車を見ると、ヤシャが声を上げた。
「これに乗るのか?」
「ええそうですが、何か問題でも?」
身長が高く、さらに角が上向きに長いヤシャは、角を合わせると2mをゆうに超える。正直、車内に入るのも角が邪魔で入りづらい。
だが、ヤシャの角は常人には見えない様、魔法がかけられ、滝澤には見えていない。ちなみに赤い肌も、常人にはよく言う肌色に見えている。
春田は角の事を考えると、途端に面倒臭くなった。滝澤に耳打ちをする。
「ヤシャは車が苦手なんだ。身長のせいで肩身が狭いとぶつくさ文句言うから、今日はもういいぜ?」
「なるほど……そんな事が……」
高身長ならではの悩みに、一部共感する事があり、ヤシャを気の毒に思う滝澤。
「わたくしの邸宅はまた後日としましょう。菊池」
「はっ!」と遠くから走ってくる。
「料理人の了承を得ました。すぐに帰りましょう」
菊池はなんか一仕事終えたようにさわやかだが、「申し訳ないのだけど、全て取り止めにしなさい」と無情な声をかけられた。
「そんな……しかし、既に下ごしらえに入ったところで……」
「取り止めよ。おじい様に連絡して、この辺りの美味しいレストランの席を確保してもらうわ」
菊池と春田はその言葉に「え?」と疑問になる。(違う。そうじゃない)と思ったのも束の間、滝澤はカバンから携帯を取り出し、少し離れて電話をかける。
菊池は渋々、もう一度電話をかけて、料理人と話し合う。
料理人も携帯越しに疑問を投げかけているが、「お嬢様」の一言で、諦めたように了承していた。
「なんか大事になって来たな……」
春田は菊池の気も知らず、ポロリと無意識に口から出てしまう。ギロリと睨みつけられたが、その目には「どの口が物を言っている?」と語っていた。
いつも通りのルーティーンワーク。粛々と仕事をこなすだけだったのに、そういかなくなったのは他ならぬ春田のせいである。(分かるんだけど、でもそれは違うだろ……)春田はその目を見て察する。何も言う気はないが理不尽だろうと思う。
「菊池さん」
ここで話しかけたのは何故かポイ子だった。意外な人物から声をかけられるときょとんとしてしまう。
「聖也様はこの事態に対し、何も悪くありません。主人の暴走を良しとしないなら、お付きこそがどうにかすべき案件。聖也様含め私たちは単に誘われているだけ。あなたの問題を聖也様に押し付ける考えは破棄していただくよう、お願い申し上げます」
「な……いや……まぁ、そうなんだが……」
たじろぐ菊池。それはそうだろう。
正論を真正面からぶつけられれば誰だってたじろぐ。
しかし、「事情を察して欲しい」という菊池の願いは分からなくない。日本人特有ともいえるこの心の読み合い、空気の読み合いは長年暮らさないと理解してもらえない事だろう。春田は「いいぞ!よく言った!」という反面「いや、気にしてないから言わなくてもいいって」という気持ちが綯交ぜになった変な気分になる。
ポイ子は頑として譲らない強固な意志をその目で伝える。
「ぽ、ポイ子。その辺でいいんじゃないか?菊池さんも困っているし……」
「甘いな聖也。こいつには従者の何たるかを教え込ませてやればいいのだ」
ヤシャもノリノリでポイ子に加勢する。
「お腹空いた~。聖ちゃんご飯まだ~」
と一人空気を全く読まず、春田に寄りかかる。
「皆様!お店を確保できたので、ご飯にしましょう」
滝澤が戻ってきた。ピリッとした空気が一気に弛緩して、顔もほころぶ。
「わ~い!ご飯ご飯!」
「存分に食べて下さいね」
「おお……存分に……」春田はヤシャをチラリと見る。結構うれしそうにしているヤシャを見てほっこりするが、問題はヤシャの食事の量だ。最初こそお釜一杯のご飯で済んだが、制限を外すとどうなるか分からない。後で注意しとこうと思う反面、夕食にあやかるべきか悩んでいた。滝澤に今一度耳打ちする。
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もうこれ以上言えるはずもなく、春田は肩を竦めた。
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