453 / 718
第十二章 協議
第十四話 ケルベロス
しおりを挟む
「ふむ……化け物だな」
遠目でミーシャたちの様子を見ていたロングマンは素直な感想を述べた。
「観戦してる場合かよ!!こっちに集中しろって!!」
テノスはロングマンに注意する。
そう、こちらもこちらで大変だ。相手はケルベロス。山のように大きな犬の怪物。
「ヴガァァッ!!」
熱された涎が草原を燃やす。全身から立ち上る炎と相まって、青々と美しいエメラルドのような自然が焦土と化しそうだ。こっちには人族が勢ぞろいし、古代種との戦いに身を投じていた。魔王たちですら千年もの間、戦いを避けてきた最強の獣に人族で挑むなど無謀が過ぎる。一応魔族もいるにはいるが、ジュリアは近接格闘だし、デュラハン姉妹もやはり近距離での戦い。魔法もちょこっと使えるが、その程度では無意味だ。
「ちょっ……!おいおい。俺はどうすれば良いんだよ!」
正孝は大声で叫び、無力さに打ちひしがれる。彼の特異能力は炎を発生させ、それを変幻自在に操ること。しかし相手は火に包まれた野獣。燃え盛る炎に、正孝の手から発生させた篝火程度では対抗できない。なりふり構わず能力を使ったところで効果がないどころか、さらなる火力アップを支援しているようなものだ。
そんな正孝の苦悩に気づいたガノンは大声で指示する。
「……馬鹿野郎!能力を使わねぇでどうするってんだ!囮になって首の一本を釘付けにしろ!!」
首は三つ。その内の一本でも別の方を向いていれば隙が生まれる。自分の能力が利用されることを恐れていた正孝にとって、この案はまさに光明と呼べるものだった。「分かった!」の掛け声の後、即座に左に回って右端の首に火をかける。
「あまり良い策とは言えんな。あれでは海に小便しているのと変わらん」
「そう?何もしてないよかマシでしょっ!」
ティファルは鞭を取り出して思いっきり振った。第二の地獄”黒縄”。無限に伸びる鞭は左端のケルベロスの顔を叩いた。
パシィンッ
空気が爆ぜる音がここまで聞こえる。鞭の先端が音速を超えた音だ。
「ゴゥッ!?」
ケルベロスは耳元で爆ぜた音に驚いて一瞬顔を背ける。当たった鞭によるダメージはほとんどない。精々虫に刺された程度。
「言うではないか。しかしな……こう言ってはなんだが決定打に欠けるとそう思わないか?」
ティファルは怪訝な顔でロングマンを見やる。目があったロングマンは顎で別のところを指した。その方向にいたのはブレイド。その手に持ったガンブレイドの砲撃でケルベロスに対抗しようとするが、どうもまとわりつく炎が魔法を打ち消しているように見える。ブレイドもそれに気づいて炎がまとわりついていない真っ黒な体毛に撃ち込む。
だがそれは安易な考えに過ぎない。そもそも炎に魔法を無力化するような能力があるのではなく、その炎から生み出される熱波が魔法の効果を薄めている。魔王すら粉砕する魔力砲による攻撃はケルベロスにとって小突かれた程度。遠距離攻撃であり、突破力もピカイチなガンブレイドの攻撃は決定打になり得ない。
別の場所では第三の地獄”衆合”を持つジョーカーがそのダガーナイフの特異能力”重力操作”で対抗するも、規格外の身体能力の前にはほとんど意味がなく、局地的なブラックホールを発生させても、まとわりついている炎が少し吸い込まれる程度で痛痒を感じていない。
他の連中も何とかして効かせる攻撃方法を模索するが、そのどれもが失敗に終わっている。
「あの大剣使いが言っていた陽動作戦。やったところで時間稼ぎにしかならんが……」
ロングマンは刀を鞘から抜きざまに飛ぶ斬撃を放つ。最近開発した飛ぶ斬撃”火喰い鳥”。アウルヴァングの得意技を基礎に作り上げられたこの技は、射程距離が長く、おまけに切れ味も抜群だ。秘剣”火光”ほどの威力はないが、ロングマンの最近のお気に入りだ。
ガィンッ
真ん中の顔の鼻先の辺りに直撃したが、とは言えお気に入りであることと威力は関係ない。それはロングマンも承知で、牽制と陽動にこの技を選んだ。一応、首はそれぞれの方を向いて陽動作戦は成功。あとはこの状態を維持しつつ決定打を探す。見つかりそうもない決定打を模索して、倒しにかかるために苦心する。
「何々?悩むことがあんの?」
ロングマンが戦っているすぐ横でラルフが話しかけた。
「お前……では、どうするというのだ?ラルフよ」
「簡単なことだ。要は時間稼いでバトンタッチ。ミーシャあたりがとっとと終わらすことを願うが、そうもいかねぇだろうってことでしばらくちょっかいを掛ける。あっちの戦いが終わるまで頑張んのはキツイだろうけど、確実に倒すなら任せるのが一番だ。どうだこの作戦は?」
「他力本願。策の内なのかどうかさえ疑問だが、我らの攻撃では致命傷はおろか擦り傷を与えるのでやっと。であるなら、高望みはやめてそれも策と割り切らねばならぬであろうな……」
ロングマンとラルフはニヤッと笑いながらお互いを見る。二人の意見が合致した。出来ればミーシャを待ち、無理なら鉄でもティアマトでも、攻撃が通る強者が来てくれれば良い。
「しかし、あんたは強いんだろ?手をこまねいてるなんて聞いた話と違うが……」
「相手が人間大なら、そう考える必要もなく攻撃するが奴は違う。それにあの火が面倒だ。せっかくの一張羅を燃やされては困るのでな」
「え?あ、そっち?」
思ってもみなかった俗物的な趣向にきょとんとしてしまう。
「「「ゴォンッゴォンッ!!」」」
三つ首が一斉に吠えて威嚇する。まだふざける余裕もあったが、それもいつまで持つか。そう、誰もが気にすべきことが一つあった。
ケルベロスは未だ攻撃を仕掛けていない。
遠目でミーシャたちの様子を見ていたロングマンは素直な感想を述べた。
「観戦してる場合かよ!!こっちに集中しろって!!」
テノスはロングマンに注意する。
そう、こちらもこちらで大変だ。相手はケルベロス。山のように大きな犬の怪物。
「ヴガァァッ!!」
熱された涎が草原を燃やす。全身から立ち上る炎と相まって、青々と美しいエメラルドのような自然が焦土と化しそうだ。こっちには人族が勢ぞろいし、古代種との戦いに身を投じていた。魔王たちですら千年もの間、戦いを避けてきた最強の獣に人族で挑むなど無謀が過ぎる。一応魔族もいるにはいるが、ジュリアは近接格闘だし、デュラハン姉妹もやはり近距離での戦い。魔法もちょこっと使えるが、その程度では無意味だ。
「ちょっ……!おいおい。俺はどうすれば良いんだよ!」
正孝は大声で叫び、無力さに打ちひしがれる。彼の特異能力は炎を発生させ、それを変幻自在に操ること。しかし相手は火に包まれた野獣。燃え盛る炎に、正孝の手から発生させた篝火程度では対抗できない。なりふり構わず能力を使ったところで効果がないどころか、さらなる火力アップを支援しているようなものだ。
そんな正孝の苦悩に気づいたガノンは大声で指示する。
「……馬鹿野郎!能力を使わねぇでどうするってんだ!囮になって首の一本を釘付けにしろ!!」
首は三つ。その内の一本でも別の方を向いていれば隙が生まれる。自分の能力が利用されることを恐れていた正孝にとって、この案はまさに光明と呼べるものだった。「分かった!」の掛け声の後、即座に左に回って右端の首に火をかける。
「あまり良い策とは言えんな。あれでは海に小便しているのと変わらん」
「そう?何もしてないよかマシでしょっ!」
ティファルは鞭を取り出して思いっきり振った。第二の地獄”黒縄”。無限に伸びる鞭は左端のケルベロスの顔を叩いた。
パシィンッ
空気が爆ぜる音がここまで聞こえる。鞭の先端が音速を超えた音だ。
「ゴゥッ!?」
ケルベロスは耳元で爆ぜた音に驚いて一瞬顔を背ける。当たった鞭によるダメージはほとんどない。精々虫に刺された程度。
「言うではないか。しかしな……こう言ってはなんだが決定打に欠けるとそう思わないか?」
ティファルは怪訝な顔でロングマンを見やる。目があったロングマンは顎で別のところを指した。その方向にいたのはブレイド。その手に持ったガンブレイドの砲撃でケルベロスに対抗しようとするが、どうもまとわりつく炎が魔法を打ち消しているように見える。ブレイドもそれに気づいて炎がまとわりついていない真っ黒な体毛に撃ち込む。
だがそれは安易な考えに過ぎない。そもそも炎に魔法を無力化するような能力があるのではなく、その炎から生み出される熱波が魔法の効果を薄めている。魔王すら粉砕する魔力砲による攻撃はケルベロスにとって小突かれた程度。遠距離攻撃であり、突破力もピカイチなガンブレイドの攻撃は決定打になり得ない。
別の場所では第三の地獄”衆合”を持つジョーカーがそのダガーナイフの特異能力”重力操作”で対抗するも、規格外の身体能力の前にはほとんど意味がなく、局地的なブラックホールを発生させても、まとわりついている炎が少し吸い込まれる程度で痛痒を感じていない。
他の連中も何とかして効かせる攻撃方法を模索するが、そのどれもが失敗に終わっている。
「あの大剣使いが言っていた陽動作戦。やったところで時間稼ぎにしかならんが……」
ロングマンは刀を鞘から抜きざまに飛ぶ斬撃を放つ。最近開発した飛ぶ斬撃”火喰い鳥”。アウルヴァングの得意技を基礎に作り上げられたこの技は、射程距離が長く、おまけに切れ味も抜群だ。秘剣”火光”ほどの威力はないが、ロングマンの最近のお気に入りだ。
ガィンッ
真ん中の顔の鼻先の辺りに直撃したが、とは言えお気に入りであることと威力は関係ない。それはロングマンも承知で、牽制と陽動にこの技を選んだ。一応、首はそれぞれの方を向いて陽動作戦は成功。あとはこの状態を維持しつつ決定打を探す。見つかりそうもない決定打を模索して、倒しにかかるために苦心する。
「何々?悩むことがあんの?」
ロングマンが戦っているすぐ横でラルフが話しかけた。
「お前……では、どうするというのだ?ラルフよ」
「簡単なことだ。要は時間稼いでバトンタッチ。ミーシャあたりがとっとと終わらすことを願うが、そうもいかねぇだろうってことでしばらくちょっかいを掛ける。あっちの戦いが終わるまで頑張んのはキツイだろうけど、確実に倒すなら任せるのが一番だ。どうだこの作戦は?」
「他力本願。策の内なのかどうかさえ疑問だが、我らの攻撃では致命傷はおろか擦り傷を与えるのでやっと。であるなら、高望みはやめてそれも策と割り切らねばならぬであろうな……」
ロングマンとラルフはニヤッと笑いながらお互いを見る。二人の意見が合致した。出来ればミーシャを待ち、無理なら鉄でもティアマトでも、攻撃が通る強者が来てくれれば良い。
「しかし、あんたは強いんだろ?手をこまねいてるなんて聞いた話と違うが……」
「相手が人間大なら、そう考える必要もなく攻撃するが奴は違う。それにあの火が面倒だ。せっかくの一張羅を燃やされては困るのでな」
「え?あ、そっち?」
思ってもみなかった俗物的な趣向にきょとんとしてしまう。
「「「ゴォンッゴォンッ!!」」」
三つ首が一斉に吠えて威嚇する。まだふざける余裕もあったが、それもいつまで持つか。そう、誰もが気にすべきことが一つあった。
ケルベロスは未だ攻撃を仕掛けていない。
0
あなたにおすすめの小説
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる