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第十四章 驚天動地
第17.5話 死を追う二大勢力
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「ふぅむ……逃したか?」
ロングマンは”命要らずの深淵”と呼ばれる洞窟から顔を出す。洞窟内部は煌々と燃え光、生けとし生ける魔獣たちを焼却している。そんな洞窟内部から声が響く。
「ダメだロングマン!こっちにはいねぇぞ!」
「となると、やはり外に出たか……小さくなって三つに分裂するとは面倒な逃げ方だ……」
本来、八大地獄はケルベロスを追い詰めるに足る実力者たちではない。ティファルの体がケルベロスに触れただけで黒焦げになり、それだけで死にかけた事例がある。人間では近づくことさえ困難な魔獣。
しかし、今回に限っては近接格闘を仕掛けることが出来る。神であるユピテルの機転から魔族の体に魂を入れられた上、その魔族は灼赤大陸の生き物だったことが大きい。灼赤大陸は年がら年中暑いところなので、火や熱に耐性のある魔族が跋扈している。
ユピテル的には強者が揃う灼赤大陸の魔族に目をつけるのは当然のことで、特段気にしていなかった、もといケルベロスには敵対することはないだろうという予想からだ。実際には真っ先にケルベロスを倒しに言ったというのだから、先入観で見ていては足を掬われるだろう。
「どうすんだ?ロングマン。逃げられたら面倒だぞ?」
ジニオンがノソノソとロングマンに寄る。ロングマンはちらっと肩越しにジニオンを見た後、大きくため息をついた。諦めムード全開で始めた時に
「ふんっ……逃しはせんよ。その命、散らすまでは……」
ロングマンはおもむろに右手を掲げる。メラメラと燃え盛る炎が周りを燃やし始める。遮るものがなくては燃え広がるのみだ。
徐々に追い詰める破壊の権化。何とかこの男から離れようとケルベロスも躍起になる。
──同時刻──
「死の花が動いた?」
ゼアルは早速、監視員に話を聞いた。
「ただ漂っている訳ではなくて、明確な目的のもと動いていると、そういう訳だな?」
「はっ!つい先ほどから移動が確認されています。何かを企んでることは必至」
「なるほど。それで予測進路は?」
「それが……この大陸を目指していることは分かるのですが、何処かまでが未だ不明です」
「……引き続き、奴らの動向に目を光らせろ」
「はっ!」
ロングマンは”命要らずの深淵”と呼ばれる洞窟から顔を出す。洞窟内部は煌々と燃え光、生けとし生ける魔獣たちを焼却している。そんな洞窟内部から声が響く。
「ダメだロングマン!こっちにはいねぇぞ!」
「となると、やはり外に出たか……小さくなって三つに分裂するとは面倒な逃げ方だ……」
本来、八大地獄はケルベロスを追い詰めるに足る実力者たちではない。ティファルの体がケルベロスに触れただけで黒焦げになり、それだけで死にかけた事例がある。人間では近づくことさえ困難な魔獣。
しかし、今回に限っては近接格闘を仕掛けることが出来る。神であるユピテルの機転から魔族の体に魂を入れられた上、その魔族は灼赤大陸の生き物だったことが大きい。灼赤大陸は年がら年中暑いところなので、火や熱に耐性のある魔族が跋扈している。
ユピテル的には強者が揃う灼赤大陸の魔族に目をつけるのは当然のことで、特段気にしていなかった、もといケルベロスには敵対することはないだろうという予想からだ。実際には真っ先にケルベロスを倒しに言ったというのだから、先入観で見ていては足を掬われるだろう。
「どうすんだ?ロングマン。逃げられたら面倒だぞ?」
ジニオンがノソノソとロングマンに寄る。ロングマンはちらっと肩越しにジニオンを見た後、大きくため息をついた。諦めムード全開で始めた時に
「ふんっ……逃しはせんよ。その命、散らすまでは……」
ロングマンはおもむろに右手を掲げる。メラメラと燃え盛る炎が周りを燃やし始める。遮るものがなくては燃え広がるのみだ。
徐々に追い詰める破壊の権化。何とかこの男から離れようとケルベロスも躍起になる。
──同時刻──
「死の花が動いた?」
ゼアルは早速、監視員に話を聞いた。
「ただ漂っている訳ではなくて、明確な目的のもと動いていると、そういう訳だな?」
「はっ!つい先ほどから移動が確認されています。何かを企んでることは必至」
「なるほど。それで予測進路は?」
「それが……この大陸を目指していることは分かるのですが、何処かまでが未だ不明です」
「……引き続き、奴らの動向に目を光らせろ」
「はっ!」
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