677 / 718
最終章
第十二話 試作型の通信機
しおりを挟む
アイナはアルルとの感動の再会を果たした後、ラルフたちを局長室に招いてお茶を出しながら頭を下げた。
「大変申し訳ございませんがそれは難しいです。魔鉱石は貴重な資源ですので、お譲りするわけには……」
今アンノウンが作っている戦艦に常備させたいカモフラージュ機能。追加の魔鉱石が無ければ付属出来ず、今後の旅に支障を来たす。威圧されたと捉えられて攻撃されては休むこともままならなくなるからだ。
ラルフは出されたお茶を啜る。
「魔鉱石を譲って貰う代わりにこちらも何かお返ししたいと考えてます。例えば魔法の技術提供とかね」
その言葉にアイナの眉がぴくりと動く。
「失礼を承知でお伺いしたいのですが、あなたは魔法使いではないでしょう?例えば魔族が使用している魔法や、アルルが独自で開発した魔法などがあったとして、どの魔法がどれほどの価値を持つのか……あなたに分かるとでも言うのでしょうか?」
アイナは魔法省の局長という立場を以ってラルフに尋ねた。当然ラルフ程度の冒険者に魔法の何たるかを知ることなど不可能。ましてアスロンの代から受け継がれ、さらに昇華させた魔法技術にケチをつけるような物言い。娘に引き合わせてくれた恩人だったとしても許されるものではない。
「落ち着いてください。確かに俺には分からないことのほうが多い。でも分かることもあります。それは魔法の価値や技術に関することではありません」
「……はぁ。それでは何が分かると言うのでしょうか?」
「家族の愛です」
ラルフはチャラッと赤い魔鉱石が嵌ったネックレスを取り出す。アイナはそのネックレスに見覚えがあった。
「それは通信機ですね?確かあの人にお渡しした試作型の通信機」
「ええ、まぁ。当然ここで作られたものでしょう。しかしながらあなたには解明できない未知の力がこのネックレスにはあるのです」
「……既に旧式となったその通信機に?ふふ……あの人から話は伺っておりますが、冗談がお好きなのですね。それでは交渉にもなりません。あなたは良い人ですが、詐欺紛いの犯罪に手を染めようと言うのであればこれ以降の魔法省への立ち入りを規制せねばなりません」
「お堅いですね。話は最後まで聞いてみないと相手の真意を読み取ることは出来ませんよ?」
ラルフの言葉にアイナは表情を硬くする。煙に巻こうとしているのか、それとも自分の知らない何かを持っているのか。勿体ぶるラルフは視線をネックレスに向けた。
「じゃあ交渉ごとはアスロンさんにお頼みしましょうか」
その瞬間にアイナの眉間のシワがなくなった。アルル以上の驚きなど存在しない。ブレイブの息子にも会った。まさかここで死んだ父に出会えると言うのか。ハッタリか、それとも……。
『ズルイのぅラルフさん。儂はもうアイナに合わせる顔など無いと決めておったと言うに……』
魔鉱石から光が放たれ、ホログラムを映し出す。そこにはアスロンの姿があった。
アイナはおぼんを取り落す。人間驚きすぎると力が入らないものだ。
「お、お父さん?そんなまさか……死んだんじゃ……」
『うむ、死んでおる。儂の肉体は何年も前に火葬され、この世界に残ってはおらんよ。儂は意識を魔道具に入れ込むことでこの世界に居続けておる』
「い、意識を魔道具に……?そんな非人道的な……」
『それも重々承知よ。アルルとブレイドのことが心配でな。このままでは死んでも死に切れんと思って……と言っても、儂が居らんでもきちんと立派に成長出来たがのぅ』
「何言ってるのよおじいちゃん。そのお陰でまたお母さんともお話が出来るのよ?私は良かったと心から思っているけどね」
アルルはニコッと笑ってアイナとアスロンを交互に見る。それを見ていたブレイドの表情は穏やかそのもの。感慨深さと祝福が溢れ出ていた。
「フッフーン。これでラルフが言ったことは事実だって認めるでしょう?ほらほら、何かラルフに言うことはないの?」
ミーシャは得意満面に質問を投げかける。そんなことを言われても、アイナは今最も混乱の最中にあり、何も考えることが出来ない。この気持ちをどう表現すべきなのか分からない。
「別に言うことなんてないだろ?そんなことよりさ。あー……とりあえず喜んどけば良いんじゃねぇかな?みんな笑顔で、みんなハッピーってなれば話し合いも出来るだろ?」
──ポロッ
アイナの目から大粒の涙がこぼれた。
「……ラルフさん」
ブレイドはラルフの肩を叩く。ラルフはミーシャの脇腹を突いて三人外に出た。アルルが(え?置いていくの?)というような悲しい顔をしたが、親子水入らずで話をすべきだとブレイドに目で訴えられ、アルルは唇を尖らせた。
扉の外にはダルトンが立っていて、終わったのかどうかをキョロキョロと目で訴えた。それを無視しつつ扉を閉めると、しばらくしてアイナのものと思われる泣き声が聞こえてきた。
喜怒哀楽すべての感情が綯い交ぜになった嗚咽に流石のダルトンも口を閉じる。
もう会えないだろう家族に再会出来た喜びは果てしない。そんな時、ミーシャはおもむろにラルフの手を握った。家族を失ったことを知り、咽び泣いたあの日。ラルフもそのことを思い出した。
イルレアンの共同墓地に丁重に埋葬されたと藤堂から聞いている。せっかくイルレアンに来たのだから、死を悼んでも良いだろうと考えた。
この後のアイナとの交渉はトントン拍子に進む。最初に渋っていた魔鉱石の件は即座に譲ってくれると話がまとまり、無事に手に入れるに至る。
感極まったアイナは突然『アルルを弟たちに合わせたい』と言って聞かなくなったので、ブレイドを連れ立って公爵の屋敷へと馬車で向かった。
ミーシャと共に取り残されたラルフはポツリと呟く。
「……親父の墓参りでもするかなぁ」
「うん!そうしよう!」
二人は魔法省を後にし、共同墓地へと向かった。
「大変申し訳ございませんがそれは難しいです。魔鉱石は貴重な資源ですので、お譲りするわけには……」
今アンノウンが作っている戦艦に常備させたいカモフラージュ機能。追加の魔鉱石が無ければ付属出来ず、今後の旅に支障を来たす。威圧されたと捉えられて攻撃されては休むこともままならなくなるからだ。
ラルフは出されたお茶を啜る。
「魔鉱石を譲って貰う代わりにこちらも何かお返ししたいと考えてます。例えば魔法の技術提供とかね」
その言葉にアイナの眉がぴくりと動く。
「失礼を承知でお伺いしたいのですが、あなたは魔法使いではないでしょう?例えば魔族が使用している魔法や、アルルが独自で開発した魔法などがあったとして、どの魔法がどれほどの価値を持つのか……あなたに分かるとでも言うのでしょうか?」
アイナは魔法省の局長という立場を以ってラルフに尋ねた。当然ラルフ程度の冒険者に魔法の何たるかを知ることなど不可能。ましてアスロンの代から受け継がれ、さらに昇華させた魔法技術にケチをつけるような物言い。娘に引き合わせてくれた恩人だったとしても許されるものではない。
「落ち着いてください。確かに俺には分からないことのほうが多い。でも分かることもあります。それは魔法の価値や技術に関することではありません」
「……はぁ。それでは何が分かると言うのでしょうか?」
「家族の愛です」
ラルフはチャラッと赤い魔鉱石が嵌ったネックレスを取り出す。アイナはそのネックレスに見覚えがあった。
「それは通信機ですね?確かあの人にお渡しした試作型の通信機」
「ええ、まぁ。当然ここで作られたものでしょう。しかしながらあなたには解明できない未知の力がこのネックレスにはあるのです」
「……既に旧式となったその通信機に?ふふ……あの人から話は伺っておりますが、冗談がお好きなのですね。それでは交渉にもなりません。あなたは良い人ですが、詐欺紛いの犯罪に手を染めようと言うのであればこれ以降の魔法省への立ち入りを規制せねばなりません」
「お堅いですね。話は最後まで聞いてみないと相手の真意を読み取ることは出来ませんよ?」
ラルフの言葉にアイナは表情を硬くする。煙に巻こうとしているのか、それとも自分の知らない何かを持っているのか。勿体ぶるラルフは視線をネックレスに向けた。
「じゃあ交渉ごとはアスロンさんにお頼みしましょうか」
その瞬間にアイナの眉間のシワがなくなった。アルル以上の驚きなど存在しない。ブレイブの息子にも会った。まさかここで死んだ父に出会えると言うのか。ハッタリか、それとも……。
『ズルイのぅラルフさん。儂はもうアイナに合わせる顔など無いと決めておったと言うに……』
魔鉱石から光が放たれ、ホログラムを映し出す。そこにはアスロンの姿があった。
アイナはおぼんを取り落す。人間驚きすぎると力が入らないものだ。
「お、お父さん?そんなまさか……死んだんじゃ……」
『うむ、死んでおる。儂の肉体は何年も前に火葬され、この世界に残ってはおらんよ。儂は意識を魔道具に入れ込むことでこの世界に居続けておる』
「い、意識を魔道具に……?そんな非人道的な……」
『それも重々承知よ。アルルとブレイドのことが心配でな。このままでは死んでも死に切れんと思って……と言っても、儂が居らんでもきちんと立派に成長出来たがのぅ』
「何言ってるのよおじいちゃん。そのお陰でまたお母さんともお話が出来るのよ?私は良かったと心から思っているけどね」
アルルはニコッと笑ってアイナとアスロンを交互に見る。それを見ていたブレイドの表情は穏やかそのもの。感慨深さと祝福が溢れ出ていた。
「フッフーン。これでラルフが言ったことは事実だって認めるでしょう?ほらほら、何かラルフに言うことはないの?」
ミーシャは得意満面に質問を投げかける。そんなことを言われても、アイナは今最も混乱の最中にあり、何も考えることが出来ない。この気持ちをどう表現すべきなのか分からない。
「別に言うことなんてないだろ?そんなことよりさ。あー……とりあえず喜んどけば良いんじゃねぇかな?みんな笑顔で、みんなハッピーってなれば話し合いも出来るだろ?」
──ポロッ
アイナの目から大粒の涙がこぼれた。
「……ラルフさん」
ブレイドはラルフの肩を叩く。ラルフはミーシャの脇腹を突いて三人外に出た。アルルが(え?置いていくの?)というような悲しい顔をしたが、親子水入らずで話をすべきだとブレイドに目で訴えられ、アルルは唇を尖らせた。
扉の外にはダルトンが立っていて、終わったのかどうかをキョロキョロと目で訴えた。それを無視しつつ扉を閉めると、しばらくしてアイナのものと思われる泣き声が聞こえてきた。
喜怒哀楽すべての感情が綯い交ぜになった嗚咽に流石のダルトンも口を閉じる。
もう会えないだろう家族に再会出来た喜びは果てしない。そんな時、ミーシャはおもむろにラルフの手を握った。家族を失ったことを知り、咽び泣いたあの日。ラルフもそのことを思い出した。
イルレアンの共同墓地に丁重に埋葬されたと藤堂から聞いている。せっかくイルレアンに来たのだから、死を悼んでも良いだろうと考えた。
この後のアイナとの交渉はトントン拍子に進む。最初に渋っていた魔鉱石の件は即座に譲ってくれると話がまとまり、無事に手に入れるに至る。
感極まったアイナは突然『アルルを弟たちに合わせたい』と言って聞かなくなったので、ブレイドを連れ立って公爵の屋敷へと馬車で向かった。
ミーシャと共に取り残されたラルフはポツリと呟く。
「……親父の墓参りでもするかなぁ」
「うん!そうしよう!」
二人は魔法省を後にし、共同墓地へと向かった。
0
あなたにおすすめの小説
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる