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ケニーで一泊した後俺達は川向こうのクリーの街へと渡る為クリーへと続く橋の袂までやって来た。
「次のクリーの街でちょっとばかりマジックアイテムを仕入れなくっちゃいけない。それをラーヌまで運ぶんだ。……まあ今度はそんなに重い荷物にはならないと思うけどクリーの次はモンスターや野盗が出没するベルの森を抜けなきゃならないからそこに関しては注意して進まなくっちゃならない。
……とはいえ僕がついてるから心配は要らないよ。曲がりなりにも僕は元魔導騎士団副団長。ハルトに手は出させないさ。」
軽快に笑いながらラボスが俺に言った。
そして俺達は橋を渡って2日程歩き続けてクリーの街へと辿り着いた。
◆ ◆ ◆ ◆
クリー。この世界にいる5人の女神の内の一人水の神ワルスを古代から信仰する街でその加護を受けたマジックアイテムがその砂浜からは採れる。
そしてそのクリーの街の片隅ではサーシャの遣わした5人の魔導騎士達が街の住人達にこの辺りで見かけない人間を見なかったか尋ねて回っていた。
「……う~~~ん。そんなこと聞かれても最近見かけない奴なんて全く見た覚えはないなあ。」
「……ありがとうごさいました。行くぞお前ら!」
白いローブの下に金属の鎧を纏った目付きの鋭い男が残りの4人に声をかけると5人は別の区画へと移動していった。
「……よし!到着っと!じゃあ僕はギルドでマジックアイテムの手配をするからハルトはここで待ってて。」
「わかりました。」
俺にそう言うとラボスは傍らの商店へと入っていく。
「……フーッ!」
昨日何か夢を見た気がするけれどどうもハッキリとは思い出せず朝からモヤモヤしていた。
「何だったかな?何か大事な事が夢の中であったような……。」
すると通りの向こう側から張り詰めた空気を纏った一団がやって来て俺に尋ねた。
「……ちょっとすみませんが、この辺りで見かけないよそ者を見ませんでしたか?」
「……えっ?……というかそもそも俺はこの街の人間ではないですけど……。」
心なしか目の前の男達の目が険しさを帯びた気がした。
「……それであなたはどちらから来られたんですかな?」
「……えっと、ケニーですけどそれが何か?」
「……それでこの街へは何の目的でいらっしゃったんですか?」
「えぇとマジックアイテムを仕入れてラーヌまで運ぶんですけどそれが何か?」
「………………。どうやら違うようだな。失礼しました。どうもありがとうございました。」
そう言って一礼すると男達はまた近くの人に同じことを聞いて回っている。
「……何だあいつら?人でも捜してるのか?……それにしてもまるでお尋ね者でも探して回ってるような……。」
俺は首を捻りながら一人呟いた。
しばらくすると
「いや~お待たせ!ちょっと世間話してて遅くなっちゃった。」
と言いながらラボスが店から出てきた。
「そういえばさっき白いローブを着た男達が人を探していたんですけどラボスさん何か思い当たることとかってありますか?」
「…………。白いローブ?それは多分僕のいた魔導騎士団の連中だね。……はて?一体何が起こったのかな?僕にはちょっと分からないな。」
「そうですか……。何となくイヤなピリピリした感じだったんで気になっただけです。気にしないでください。」
「そうかい?じゃあハルトにクリーの街を案内して回ろうか。」
その後俺はラボスにクリーの街を案内してもらうことになった。
「これがこの街で昔から信仰されている水神ワルス様の像さ。」
街の中心には2m位の台座のついた女神像が立っていた。両耳にヒレ、右手には水晶のような玉、そしてギリシャ神話の神々のように肩からローブを羽織った姿だ。
「へぇ~~……。」
俺は少しの間女神像に見いる。
「……良し!次は浜に行こうか。それはそれは絶景なんだよ!」
ラボスが先導してその場を離れ砂浜へと続く道を歩いているとさっき誰何された一団と出くわした。
「……これはこれは元副団長のラボス殿ではないですか。風の噂では今は商人の真似事をやっておられる、とか?」
先頭の目付きの鋭い男がラボスに向かって挑発的な笑みを浮かべて言う。
「……クリミナ……。……サーシャの部下である君が一体この街に何の用だい?マジックアイテムなら商人達に調達させれば良い話だろう?」
「……フン!……魔導騎士団を大失態を犯して首になられたあなたには関係のないことです。失礼。」
そう言ってクリミナとラボスに呼ばれた男とその連れの男達は薄ら笑いを浮かべながら去っていく。
「……………………………………。」
ラボスは無言のままその背中を睨み付けた。
ややあってパッと笑顔を浮かべたラボスが
「さあ絶景ポイントに行こうか!」
と俺に促した。
「次のクリーの街でちょっとばかりマジックアイテムを仕入れなくっちゃいけない。それをラーヌまで運ぶんだ。……まあ今度はそんなに重い荷物にはならないと思うけどクリーの次はモンスターや野盗が出没するベルの森を抜けなきゃならないからそこに関しては注意して進まなくっちゃならない。
……とはいえ僕がついてるから心配は要らないよ。曲がりなりにも僕は元魔導騎士団副団長。ハルトに手は出させないさ。」
軽快に笑いながらラボスが俺に言った。
そして俺達は橋を渡って2日程歩き続けてクリーの街へと辿り着いた。
◆ ◆ ◆ ◆
クリー。この世界にいる5人の女神の内の一人水の神ワルスを古代から信仰する街でその加護を受けたマジックアイテムがその砂浜からは採れる。
そしてそのクリーの街の片隅ではサーシャの遣わした5人の魔導騎士達が街の住人達にこの辺りで見かけない人間を見なかったか尋ねて回っていた。
「……う~~~ん。そんなこと聞かれても最近見かけない奴なんて全く見た覚えはないなあ。」
「……ありがとうごさいました。行くぞお前ら!」
白いローブの下に金属の鎧を纏った目付きの鋭い男が残りの4人に声をかけると5人は別の区画へと移動していった。
「……よし!到着っと!じゃあ僕はギルドでマジックアイテムの手配をするからハルトはここで待ってて。」
「わかりました。」
俺にそう言うとラボスは傍らの商店へと入っていく。
「……フーッ!」
昨日何か夢を見た気がするけれどどうもハッキリとは思い出せず朝からモヤモヤしていた。
「何だったかな?何か大事な事が夢の中であったような……。」
すると通りの向こう側から張り詰めた空気を纏った一団がやって来て俺に尋ねた。
「……ちょっとすみませんが、この辺りで見かけないよそ者を見ませんでしたか?」
「……えっ?……というかそもそも俺はこの街の人間ではないですけど……。」
心なしか目の前の男達の目が険しさを帯びた気がした。
「……それであなたはどちらから来られたんですかな?」
「……えっと、ケニーですけどそれが何か?」
「……それでこの街へは何の目的でいらっしゃったんですか?」
「えぇとマジックアイテムを仕入れてラーヌまで運ぶんですけどそれが何か?」
「………………。どうやら違うようだな。失礼しました。どうもありがとうございました。」
そう言って一礼すると男達はまた近くの人に同じことを聞いて回っている。
「……何だあいつら?人でも捜してるのか?……それにしてもまるでお尋ね者でも探して回ってるような……。」
俺は首を捻りながら一人呟いた。
しばらくすると
「いや~お待たせ!ちょっと世間話してて遅くなっちゃった。」
と言いながらラボスが店から出てきた。
「そういえばさっき白いローブを着た男達が人を探していたんですけどラボスさん何か思い当たることとかってありますか?」
「…………。白いローブ?それは多分僕のいた魔導騎士団の連中だね。……はて?一体何が起こったのかな?僕にはちょっと分からないな。」
「そうですか……。何となくイヤなピリピリした感じだったんで気になっただけです。気にしないでください。」
「そうかい?じゃあハルトにクリーの街を案内して回ろうか。」
その後俺はラボスにクリーの街を案内してもらうことになった。
「これがこの街で昔から信仰されている水神ワルス様の像さ。」
街の中心には2m位の台座のついた女神像が立っていた。両耳にヒレ、右手には水晶のような玉、そしてギリシャ神話の神々のように肩からローブを羽織った姿だ。
「へぇ~~……。」
俺は少しの間女神像に見いる。
「……良し!次は浜に行こうか。それはそれは絶景なんだよ!」
ラボスが先導してその場を離れ砂浜へと続く道を歩いているとさっき誰何された一団と出くわした。
「……これはこれは元副団長のラボス殿ではないですか。風の噂では今は商人の真似事をやっておられる、とか?」
先頭の目付きの鋭い男がラボスに向かって挑発的な笑みを浮かべて言う。
「……クリミナ……。……サーシャの部下である君が一体この街に何の用だい?マジックアイテムなら商人達に調達させれば良い話だろう?」
「……フン!……魔導騎士団を大失態を犯して首になられたあなたには関係のないことです。失礼。」
そう言ってクリミナとラボスに呼ばれた男とその連れの男達は薄ら笑いを浮かべながら去っていく。
「……………………………………。」
ラボスは無言のままその背中を睨み付けた。
ややあってパッと笑顔を浮かべたラボスが
「さあ絶景ポイントに行こうか!」
と俺に促した。
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