青春を謳歌できると思ってたが何故こうなった

ビル

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1章

始まりの日に

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「ただいま~」
23時頃父が帰ってきた。
いつもより遅めの帰宅だ。
この日は、飲み会だった。
「おとうさーん。おかえりーーー」
小学六年生である百合が飛び込んできた。
「ただいま!百合。駄目じゃないか。こんな時間まで起きてちゃ」
「ごめ~ん。だってぇ、お父さんと一緒がよいもん。おかあさんといっしょではなくて、お父さんと一緒」
百合は、上目遣いでウルウルとした目で父を見た。
「次からは気をつけろな!
よし、じゃあ一緒に寝るか」
「はーい」
こうして、二人は仲良く床についた。
母親はこのとき熟睡していて気付かなかったそうだ。

──4年後

百合は、高校生にこの春なる。
家族仲は他の家よりも良好だと思う。
迎えた入学式。百合は、母と父と仲良く高校に登校した。
「お~あの人溜まりは皆一年生なのかなぁ?仲良くできるかなぁ?」
「百合ならきっとすぐお友達が出来るわよ」
「そうさ。友里奈が言うとおりきっと出来るさ」
「ありがとう。お父さん、お母さん」
壮行していくうちに、新入生受付まで来た。
友里奈が手続きをしている。
健二と百合は、横でじっと待っていた。
友里奈が手続きを終えたのと同時に、三年生の生徒会の人が新入生向けの案内へと入った。
保護者は、体育館後方の保護者席へ、生徒は、前方の席へと案内された。
百合たちが会場入りしてから、10分後入学式が始まった。
初老の校長が壇上に上がってきた。
「新入生諸君。入学おめでとう!高校生活を満喫するように」
校長が挨拶を終えると、教室へ移動となった。
百合は、一年一組になった。
生徒会役員に案内されながら、席についた。
暫くすると、男性の先生が入ってきた。
「これから君たちの担任をすることになった。国立だ。」
なんと、体育の先生が担任だった。
それから、先生の自己紹介、月曜からのことなどが伝えられ解散となった。
そのあとは、父と母と一緒に昼ごはんを食べ、家に帰った。

──翌日

今日は、高校生になって初めての土曜日。いつもと違ってウキウキしていた。父は、朝から用事があると言って出て行ってた。私は母とデパートに行くことにした。お互いに準備万端になって自家用車で出発した。
ついに、デパートへ到着した。
私はまるで小学生のような態度で、母の手を引っ張って、店内へ駆け込んだ。
このとき、父が出かけていたことが、これからの家族仲に亀裂が入ることとなる。
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