青春を謳歌できると思ってたが何故こうなった

ビル

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1章

えっウソでしょ……

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「お母さん!この服どーお」
「ええ。よく似合ってるわ」
「ありがとー。この服買うね」
こうして、デパートで母と二人で買い物を楽しんでいた。
お互いに褒め合いながら洋服を買って、次は夕飯を食べることになった。
「百合。今日はお父さん、お友達のところに泊まるんですって。だから、二人でご飯食べに行きましょうか」
「フレンチ食べたいなぁ」
「フレンチ食べに行きましょうか」
「わーい!」
二人は近くのフレンチ料理店に入って、フルコースを堪能した。
気付けば時刻はもう、夜の9時。
二人は、車に乗って家に帰った。
すると、今日は帰ってこないはずの父が家に居た。二人は思わず顔を見合わせた。
すると、父と知らない女が抱き合ってるのを、百合は発見した。百合はその場で固まってしまった。百合の様子を見た友理奈は、ゆりの目線の先を追った。母も脱力してしまった。
二人の気配にやっと気付いた。健二と女は、取り乱した。
「友理奈、百合この女は親戚なんだ!決してこーゆー間ではない」
「健二言い分はこれで終わり?健二ねぇ健二。貴方サイテーね。ゆりに一番愛情ささいでいたじゃない。貴方は、ロクでなし人間なのね。
そう、今のでよーく分かったわ。この能無し野郎!!」
バコーン!!なんと、怒り狂った友梨奈が、健二を腹パンした。
この様子を見ていた女は、
「まぁ!健ちゃん大丈夫?ちょっと貴方!!何してるのよ私の健ちゃんに。いくらなんでも許さないわよー」
「はぁあ~。何言ってるの貴女は、この能無し野郎にいじられたのよ。この時点で、貴方もぶりっ子ちゃんの目立ちたがり屋か。どちらにしろ、二人には責任を取ってもらうわよ。いいわね!馬鹿なおねーさん、おにーさんたち」
健二と女は友理奈の様子に怯んでいた。
一段落ついたところで、友理奈と百合は自室に引き上げることにした。自室に入る前に、
「百合、荷物を全てまとめておきなさい。明日家出るわよ!」
そう言い残して部屋に入っていった。

──翌日

何時もは、穏やかな朝食の時間に、今日は嫌悪な雰囲気となっていた。
「健二、もう貴方とは居られないわ。百合と一緒に出ていきます。さようなら。この能無し野郎」
離婚届を置いて二人は家を出た。
そして向かうところは、近所のビジネスホテル。暫くはここに滞在することになった。ホテルに行く途中に、偶然友梨奈の親友である。国立公にあった。友理奈は国立と話が弾んでいた。
百合は、そんな二人をぼーっと眺めていた。しかし、百合はあることに気付いたのである。それは、国立という名字にだ。そう、百合のクラスの担任と同じ苗字である。そのことに気付いた百合は彼の顔をまじまじと眺めるのだった。その視線に気付いた国立は、
「貴女が、友理奈の娘の百合さんね!よく聞いてるよ。はじめまして!国立公です!弟が君のクラスの担任だね。これから国立家ともよろしくね」
「はっはい!こっこちらこそ宜しくお願いします」
国立家共よろしくねに私は引っかかった。
そう、この引っ掛かりが良い方に動くのであった。

──月曜日

私は、ホテルから学校に登校した。離婚したことは、学校に伝えた。靴を履き替え、教室に入った。すると、隣の席の子が声をかけてきた。
「百合ちゃん?良かったら友達になってください!」
まるで、「結婚してください」とでもいうかのように言われた。
「はい!喜んで」
私はこう答えるのだった。
それからお互いの学校について話した。話していくうちに、先生が教室に入ってきた。
「みんな席つけー!ホームすっぞー」
そう言われ、バイバイして席についた。先生が、日直の発表をする。最初に選ばれたのがなんと、百合だった。
「田辺百合!記念すべき日直第一号!そして、田辺!お前みんなに大発表があるだろう?」
「えーっとなんですっけ……」
そう、私は何も知らないのだ。
「お前には知らされてなかったのか?そ~だなぁんじゃ俺が説明する!」
クラスの人は、百合と先生の顔を交互に見た。
「田辺百合は、父親と母親が離婚することになった。この田辺性は、母方の名前だ。そして、これからが本題だ」
クラスのみんなは、(これだけでも重大事項なのにまだあるのかよ)と思っていた。
「お前ら、心の声がだだ漏れだぞ。最後まで聞け!では、続きを話す。俺の兄は百合の母の親友だ。そして俺の甥にあたるのは、ここの生徒会長だ。そして、俺の兄は、百合の母と1ヶ月後再婚することになってる」
その話を聞いて、百合を始めクラスのみんなが「ええっ」と言ってビックリ仰天したのであった。
私はクラスのみんなに問い詰められるのかと思った。だがしかし、問い詰めるものば誰も居なかった。みんな先生の方に問い詰めていたのだ。
そうこうして、朝が終わった。
朝が終わるとみんな次の授業で忙しくなり、先生が言ったことは頭から離れるのであった。
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