【完結】悪役令嬢をすればするほど溺沼化していくので、早くヒロインとくっついてください。

MAYY

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第一章 【出会い編】

7.貶されたり誉められたり

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「ああ、可愛い女の子が責められてたんで助けただけですよ。」

ニヤニヤと私を見ながら乱入してきた男の子に話をした青い髪の男の子。
だんだんと話が変わっていくがもうどうでもいいわ。
早くライラと向こうで遊びたいな。

「そうなんですぅ。急に私が可愛いからって嫌みを言ってくるなんて最低なんですぅ。」

あっ、自分で可愛いと言うなんてすごい子だわ。
泣き真似をして男の子達に媚びているこの女の子は恐ろしい。
ほら、青色の髪の男の子はもうメロメロになっている。
どう考えても状況は私が悪いことになるだろう。
はぁ~何故こうなったのかしら?厄日だわ。
可愛いとここまで自信もてるのね。

「そうか。残念だ。俺は一部始終見ていたが、青い髪の男の子は一方の話しか聞かず責め立てていただろう、男として恥ずかしくないのか!?それに俺はこのサラサラとした赤色の髪に吸い込まれそうな黄色い瞳はとても綺麗だと思うよ。ずっとと思えるよ。要は好みは人それぞれだと言うことだ。」

「こんな連中と話していても無駄だな。相手をせずに行こう。」

青い髪の男の子は言い返せなかったのかこの場所を離れたそうで、女の子は男の子に寄り添いながら去っていった。

それにしても、庇ってくれてるのはわかるけど言葉が私が引くようなことを言ってる……この前ちょうどこんな感覚を体験したような気がしないでもないです。
目の前の男の子は黒い髪に黒い瞳なのにあの髪留めの男の子を思い出す。

「そうでちゅ。おねえちゃまはとても可愛いのでしゅ。おにいちゃまは話がわかる方でしゅね。」

にっこり笑顔で言うライラは天使だった。
もう我慢できなくてギューと抱きしめて

「大好き。」

と伝えていると黒い髪の男の子は近づいてきて物欲しげな顔で私を見てくる。
意味がわからずライラを抱きしめたまま見つめていると

「ふふふ。おにいちゃまもおねえちゃまにわたちとおなじことしてほしいんだぁ。」

同じこと!?
黒い髪の男の子にジーと見つめられてるが、いくら庇ってくれたとはいえ初対面の男の子に抱きついて大好きはあり得ない。

「すみません、見ず知らずのに対して抱きついたりすることはできませんが、これが今出来ることの精一杯です。私の事を庇ってくださり嬉しかったです。ありがとうございます。」

黒い髪の男の子の手を両手で包んで笑顔でお礼を言うことが私の精一杯です。
これでも男の子に自分から手を握るなんてしたことなかったから手が震えているし、顔も火が出るように真っ赤になっているのが自分でもわかる。

「可愛いなぁ~。」

黒い髪の男の子はフフッと笑いながら呟いた。
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