【完結】転生悪役令嬢でしたがハッピーエンドを迎えたはずが最初へ逆戻りってアリですか?

MAYY

文字の大きさ
4 / 10

4.

しおりを挟む
「もぉ~ヒドイですぅ。私が綺麗だからってルゥドリッヒ様に近づくからって嫌がらせやめてくださ~い。怖いですぅ~グスン。」

ほんとに怖いと思ってるのか?
自分で綺麗とかグスンとか言ってる人初めて見た。

「何かの勘違いでは?私はビッヒ男爵令嬢が話しかけてきて以来あなたをお見かけしたことすらございませんわ。」

なぜならルゥーが私を囲ってたからだ。
ヒロインのお陰で大変だったんだから。
私が怨み節を言いたい。


「ニィーア、ビッヒ男爵令嬢から絡まれたって聞いたが、俺は何もやましいことはない。ニィーア一筋だ。入学式から馴れ馴れしく話しかけてくるから俺も困ってる。何度名前を呼ぶなと言っても頭がお花畑みたいで理解しないんだ。大体、俺のニィーアに嘘を吹き込んで許せん。ニィーアに接触しないように囲んでしまいたい。いや囲もう。うん、それがいいな。」

「そうでしたの。私はルゥーを信じてるから気にしてませんわ。ただ、第一王子としては噂でもよくないですね。」

ルゥーがめちゃくちゃ怒ってる。
そりゃそうだ。何もしてないのにあのヒロインと噂になってるんだから。
最後の方はどういう意味??
本当にそのままの意味だったら怖いから。

「それは大丈夫だ。俺とニィーアがずっと一緒にいて仲良さを見せつければ噂は消える。」

ん??流れの矛先が私に来てるような。
にっこり笑ってるが、四六時中側にいろと聞こえるのは気のせいかな。

その日からほぼ学園でも家に帰りつくまでも……いや、部屋にまでルゥーが離れなくなった。
逆行前は私を遠くから眺めるか影をつけて監視されてたくらいだったのに、心配だからと今では本人がいるから嬉しい半面鬱陶しい。
困るのがトイレにお風呂だ。
どちらにも一緒に行こうとして変態だ。

ヒロインが私に絡んでくるからルゥーが激しくなって厄介極まりない。
 


「ちょっと聞いてますの?」

「ああ、ごめんなさい。ちょっと考え事をしてましたの。」

ルゥーとのことを思い出していて聞いてなかった。
あなたのせいでルゥーとの時間が逆に増え、一人の時間がなくなってしまったからもう絡まないでほしい。

「だから、ルゥドリッヒ様に言いつけるから。私をいじめたこと後悔するといいわ。」

私何もしてないのに酷い言われようだ。
私も言いたい、もう絡まないでと。

「これだけは言わせてください。私は何もしてないわ。一体どんなことをされたの?」

「白々しい。私のこと陥れるために他のご令嬢達を使って物を隠したり突き飛ばしたりしたじゃない。」

私の知らないところでそんなことが?
他の令嬢って私が話す人はバーニャしかいないけど………と思ってチラッと見るとバーニャが首を傾けてワケわからないっとポーズをとるから私たちも知らない令嬢みたいだ。

「ビッヒ男爵令嬢、辛かったのですね。私はバーニャ公爵令嬢としか入学して話してませんのでその他の令嬢達が誰なのか存じませんが、ルゥーに言って探してもらいましょうね。」

私だけでは探せないからルゥーに相談しなきゃ。

「ビッヒ男爵令嬢、ルゥドリッヒ殿下に言うときはお気をつけを。あなたは大変なことを仕出かしましたわね。ルゥドリッヒ殿下の爆弾ニィーアに絡んでは公爵家の私でさえも庇いきれませんわ。まぁ、庇うつもりはございませんが。」

バーニャがヒロインに近づいて何やら話してるが聞こえなかった。
ヒロインはバーニャを睨み付けながら去っていった。


それにしても、ヒロインって優しくておしとやかなイメージだったけどこんなにも違うのね。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』

放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。 「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」 身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。 冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。 「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」 得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。 これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。

不吉だと捨てられた令嬢が拾ったのは、呪われた王子殿下でした ~正体を隠し王宮に上がります~

長井よる
恋愛
 フローレス侯爵家の次女のレティシアは、この国で忌み嫌われる紫の髪と瞳を持って生まれたため、父親から疎まれ、ついには十歳の時に捨てられてしまう。  孤児となり、死にかけていたレティシアは、この国の高名な魔法使いに拾われ、彼の弟子として新たな人生を歩むことになる。  レティシアが十七歳になったある日、事故に遭い瀕死の王子アンドレアスを介抱する。アンドレアスの体には呪いがかけられており、成人まで生きられないという運命が待ち受けていた。レティシアは試行錯誤の末、何とか呪いの進行を止めることに成功する。  アンドレアスから、王宮に来てほしいと懇願されたレティシアは、正体を隠し王宮に上がることを決意するが……。  呪われた王子×秘密を抱えた令嬢(魔法使いの弟子)のラブストーリーです。  ※残酷な描写注意 10/30:主要登場人物•事件設定をUPしました。  

悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません

由香
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。 破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。 しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。 外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!? さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、 静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。 「恋をすると破滅する」 そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、 断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。

無能な悪役令嬢は静かに暮らしたいだけなのに、超有能な側近たちの勘違いで救国の聖女になってしまいました

黒崎隼人
ファンタジー
乙女ゲームの悪役令嬢イザベラに転生した私の夢は、破滅フラグを回避して「悠々自適なニート生活」を送ること!そのために王太子との婚約を破棄しようとしただけなのに…「疲れたわ」と呟けば政敵が消え、「甘いものが食べたい」と言えば新商品が国を潤し、「虫が嫌」と漏らせば魔物の巣が消滅!? 私は何もしていないのに、超有能な側近たちの暴走(という名の忠誠心)が止まらない!やめて!私は聖女でも策略家でもない、ただの無能な怠け者なのよ!本人の意思とは裏腹に、勘違いで国を救ってしまう悪役令嬢の、全力で何もしない救国ファンタジー、ここに開幕!

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が

和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」 エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。 けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。 「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」 「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」 ──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。

【完結】元悪役令嬢は、最推しの旦那様と離縁したい

うり北 うりこ@ざまされ2巻発売中
恋愛
「アルフレッド様、離縁してください!!」  この言葉を婚約者の時から、優に100回は超えて伝えてきた。  けれど、今日も受け入れてもらえることはない。  私の夫であるアルフレッド様は、前世から大好きな私の最推しだ。 推しの幸せが私の幸せ。  本当なら私が幸せにしたかった。  けれど、残念ながら悪役令嬢だった私では、アルフレッド様を幸せにできない。  既に乙女ゲームのエンディングを迎えてしまったけれど、現実はその先も続いていて、ヒロインちゃんがまだ結婚をしていない今なら、十二分に割り込むチャンスがあるはずだ。  アルフレッド様がその気にさえなれば、逆転以外あり得ない。  その時のためにも、私と離縁する必要がある。  アルフレッド様の幸せのために、絶対に離縁してみせるんだから!!  推しである夫が大好きすぎる元悪役令嬢のカタリナと、妻を愛しているのにまったく伝わっていないアルフレッドのラブコメです。 全4話+番外編が1話となっております。 ※苦手な方は、ブラウザバックを推奨しております。

推しであるヤンデレ当て馬令息さまを救うつもりで執事と相談していますが、なぜか私が幸せになっています。

石河 翠
恋愛
伯爵令嬢ミランダは、前世日本人だった転生者。彼女は階段から落ちたことで、自分がかつてドはまりしていたWeb小説の世界に転生したことに気がついた。 そこで彼女は、前世の推しである侯爵令息エドワードの幸せのために動くことを決意する。好きな相手に振られ、ヤンデレ闇落ちする姿を見たくなかったのだ。 そんなミランダを支えるのは、スパダリな執事グウィン。暴走しがちなミランダを制御しながら行動してくれる頼れるイケメンだ。 ある日ミランダは推しが本命を射止めたことを知る。推しが幸せになれたのなら、自分の将来はどうなってもいいと言わんばかりの態度のミランダはグウィンに問い詰められ……。 いつも全力、一生懸命なヒロインと、密かに彼女を囲い込むヒーローの恋物語。 ハッピーエンドです。 この作品は他サイトにも投稿しております。 表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:31360863)をお借りしております。

処理中です...