11 / 14
11.
しおりを挟む
声のする方を振り向くとそこには国王陛下と王妃様が立っていた。
王宮の庭だからってこんな偶然あります?
私とレオンハルト様はサッと立ち上がり、
「「国王陛下並びに王妃様。パムール帝国に輝かしき栄光を」」
レオンハルト様と一緒にハモりながらご挨拶をする。
「ほぉ、レオンハルトから聞いていたがそなたがルクティエ嬢だな。とても息があった挨拶であった。」
「まぁ、綺麗な気品のあるカーテシーね。これからが楽しみだわ。」
国王陛下に王妃様にとても誉めていただいて嬉しいわ。
ループしてる時も数回しかお目にかからなかったのに……皇太子の婚約者の時にカーテシーから礼儀作法は学ばされたからこんなところで生きてくるなんてわからないものね。
「お褒めいただきありがとうございます。」
「父上、母上、また改めて婚約者であるルクティエを連れて挨拶に伺います。」
「ああ、ようやくか。楽しみにしてるぞ。」
「あらあら、そんなに緊張しないで。改めてお話をいたしましょうね、ルクティエ嬢。」
緊張……しますしまくります!!
目の前に国王陛下と王妃様ですから。
ギュッと腰を抱き寄せられてレオンハルト様と密着し、今度は顔が熱くなっていくのを感じる。
「あらあら、お熱いこと。レオンハルトはルクティエ嬢を大事にしてるようね。」
「レオンハルトをここまで………ルクティエ嬢ますます楽しみだな。」
レオンハルト様の態度に国王陛下も王妃様も微笑ましい笑顔で見つめきて、失礼ながら父親と母親の顔を垣間見た気がし心が温かくなった。
「父上、母上、ご一緒にいかがですか?今レオンハルトとお互いの婚約者含めてお茶会をしておりました。」
「国王陛下及び王妃様、パリス様の婚約者であるムチエでございます。お久し振りですわ。」
二人の会話に固まってしまった。
ここまで頭の中がお花畑と思わなかったわ。
お茶会に誘うなんて……明らかにこれからご公務で出掛けようとしてるのが服装を見てわからないのかしら?
しかも二人とも挨拶をしてないわ。
ムチエに至っては最悪ね。令嬢の作法もなってない。
わかりきってることなのに自分から婚約者だと名乗ってしまって………強調してるのがバレバレだわ。
「あらあなた礼儀作法は進んでますの?」
「……はい、一生懸命励んでおりますわ。」
ムチエがビクッと一瞬身体が動き弁解するが
「その割には挨拶もなってないのね。約束は忘れてなくて?」
王妃様は品定めするように鋭い視線をムチエに向けている。
約束??何か取り決めがあったのかしら?
「はっはい、覚えておりますわ。」
「そう、ならいいのよ。期限が限られてるから踠くことね。」
ムチエには最後まで冷たい声を投げ掛ける王妃様。
「母上、ムチエも頑張っているので見守ってあげてください。」
耐えかねたのかクソ王子が割ってはいるがやはり言葉の力を感じない。
「はぁ、、まぁいいわ。パリス後で私と国王陛下の元へ来るように。」
「………わかりました。」
「では、これから向かうところがあるのでごきげんよう。」
去っていく国王陛下と王妃様にお辞儀をしながら見送るが、その間もムチエは顔色を青くして呆然と立っていたしクソ王子も青ざめて立ち尽くしていた。
………似た者同士なのね。
王宮の庭だからってこんな偶然あります?
私とレオンハルト様はサッと立ち上がり、
「「国王陛下並びに王妃様。パムール帝国に輝かしき栄光を」」
レオンハルト様と一緒にハモりながらご挨拶をする。
「ほぉ、レオンハルトから聞いていたがそなたがルクティエ嬢だな。とても息があった挨拶であった。」
「まぁ、綺麗な気品のあるカーテシーね。これからが楽しみだわ。」
国王陛下に王妃様にとても誉めていただいて嬉しいわ。
ループしてる時も数回しかお目にかからなかったのに……皇太子の婚約者の時にカーテシーから礼儀作法は学ばされたからこんなところで生きてくるなんてわからないものね。
「お褒めいただきありがとうございます。」
「父上、母上、また改めて婚約者であるルクティエを連れて挨拶に伺います。」
「ああ、ようやくか。楽しみにしてるぞ。」
「あらあら、そんなに緊張しないで。改めてお話をいたしましょうね、ルクティエ嬢。」
緊張……しますしまくります!!
目の前に国王陛下と王妃様ですから。
ギュッと腰を抱き寄せられてレオンハルト様と密着し、今度は顔が熱くなっていくのを感じる。
「あらあら、お熱いこと。レオンハルトはルクティエ嬢を大事にしてるようね。」
「レオンハルトをここまで………ルクティエ嬢ますます楽しみだな。」
レオンハルト様の態度に国王陛下も王妃様も微笑ましい笑顔で見つめきて、失礼ながら父親と母親の顔を垣間見た気がし心が温かくなった。
「父上、母上、ご一緒にいかがですか?今レオンハルトとお互いの婚約者含めてお茶会をしておりました。」
「国王陛下及び王妃様、パリス様の婚約者であるムチエでございます。お久し振りですわ。」
二人の会話に固まってしまった。
ここまで頭の中がお花畑と思わなかったわ。
お茶会に誘うなんて……明らかにこれからご公務で出掛けようとしてるのが服装を見てわからないのかしら?
しかも二人とも挨拶をしてないわ。
ムチエに至っては最悪ね。令嬢の作法もなってない。
わかりきってることなのに自分から婚約者だと名乗ってしまって………強調してるのがバレバレだわ。
「あらあなた礼儀作法は進んでますの?」
「……はい、一生懸命励んでおりますわ。」
ムチエがビクッと一瞬身体が動き弁解するが
「その割には挨拶もなってないのね。約束は忘れてなくて?」
王妃様は品定めするように鋭い視線をムチエに向けている。
約束??何か取り決めがあったのかしら?
「はっはい、覚えておりますわ。」
「そう、ならいいのよ。期限が限られてるから踠くことね。」
ムチエには最後まで冷たい声を投げ掛ける王妃様。
「母上、ムチエも頑張っているので見守ってあげてください。」
耐えかねたのかクソ王子が割ってはいるがやはり言葉の力を感じない。
「はぁ、、まぁいいわ。パリス後で私と国王陛下の元へ来るように。」
「………わかりました。」
「では、これから向かうところがあるのでごきげんよう。」
去っていく国王陛下と王妃様にお辞儀をしながら見送るが、その間もムチエは顔色を青くして呆然と立っていたしクソ王子も青ざめて立ち尽くしていた。
………似た者同士なのね。
0
あなたにおすすめの小説
その幸せ(偽物の)欲しいなら差し上げます。私は本当の幸せを掴むので
瑞沢ゆう
恋愛
とある国の古都で道具屋を営む"アリーナ"は、三十歳を迎えていた。子供は居ないものの、夫と二人仲睦まじく暮らしていたのだがーー
「ごめんなさいアリーナ。私、あなたの旦那との赤ちゃんが出来たみたいなの」
幼馴染のミレナから告げられた最悪の宣告。夫を亡くしたばかりのミレナは、悲しみのあまりアリーナの夫が慰める甘い言葉にのぼせて関係を持ったという。
「すまないアリーナ。僕はミレナと一緒になるから、君はこの家を出てくれないか?」
夫と幼馴染が関係を持っただけではなく、自分の父から継いだ店を取られ家を追い出されるアリーナ。
それから一年後、木工職人としてフィギュアなどを作って生計を立てていたアリーナの元へ来訪者が現れる。
「私はあの時拾って貰った子犬だ。アリーナーー君を幸せにするため迎えにきた」
なんと、現れたのは子供の頃に拾った子犬だという。その実、その子犬はフェンリルの幼生体だった。
アリーナを迎えに来たフェンリルは、誰もが見惚れるような姿をした青年。そんな青年は、国を作り王として君臨していた。
一夜にして王国の妃候補となったアリーナは、本当の幸せを掴むため大海へと漕ぎ出していくーー
※なろう、カクヨムでも投稿中。
ヒロイン不在だから悪役令嬢からお飾りの王妃になるのを決めたのに、誓いの場で登場とか聞いてないのですが!?
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり
番が1人なんて…誰が決めたの?
月樹《つき》
恋愛
私達、鳥族では大抵一夫一妻で生涯を通して同じ伴侶と協力し、子育てをしてその生涯を終える。
雌はより優秀な遺伝子を持つ雄を伴侶とし、優秀な子を育てる。社交的で美しい夫と、家庭的で慎ましい妻。
夫はその美しい羽を見せびらかし、うっとりするような美声で社交界を飛び回る。
夫は『心配しないで…僕達は唯一無二の番だよ?』と言うけれど…
このお話は小説家になろう様でも掲載しております。
裏の顔ありな推しとの婚約って!?
花車莉咲
恋愛
鉱業が盛んなペレス王国、ここはその国で貴族令嬢令息が通う学園であるジュエルート学園。
その学園に通うシエンナ・カーネリアラ伯爵令嬢は前世の記憶を持っている。
この世界は乙女ゲーム【恋の宝石箱~キラキラブラブ学園生活~】の世界であり自分はその世界のモブになっていると気付くが特に何もする気はなかった。
自分はゲームで名前も出てこないモブだし推しはいるが積極的に関わりたいとは思わない。
私の前世の推し、ルイス・パライバトラ侯爵令息は王国騎士団団長を父に持つ騎士候補生かつ第二王子の側近である。
彼は、脳筋だった。
頭で考える前に体が動くタイプで正義感が強くどんな物事にも真っ直ぐな性格。
というのは表向きの話。
実は彼は‥‥。
「グレース・エメラディア!!貴女との婚約を今ここで破棄させてもらう!」
この国の第二王子、ローガン・ペレス・ダイヤモルト様がそう叫んだ。
乙女ゲームの最終局面、断罪の時間。
しかし‥‥。
「これ以上は見過ごせません、ローガン殿下」
何故かゲームと違う展開に。
そして。
「シエンナ嬢、俺と婚約しませんか?」
乙女ゲームのストーリーにほぼ関与してないはずなのにどんどんストーリーから離れていく現実、特に何も目立った事はしてないはずなのに推しに婚約を申し込まれる。
(そこは断罪されなかった悪役令嬢とくっつく所では?何故、私?)
※前作【悪役令息(冤罪)が婿に来た】にて名前が出てきたペレス王国で何が起きていたのかを書いたスピンオフ作品です。
※不定期更新です。
結婚5年目のお飾り妻は、空のかなたに消えることにした
三崎こはく
恋愛
ラフィーナはカールトン家のお飾り妻だ。
書類上の夫であるジャンからは大量の仕事を押しつけられ、ジャンの愛人であるリリアからは見下され、つらい毎日を送っていた。
ある日、ラフィーナは森の中で傷ついたドラゴンの子どもを拾った。
屋敷に連れ帰って介抱すると、驚いたことにドラゴンは人の言葉をしゃべった。『俺の名前はギドだ!』
ギドとの出会いにより、ラフィーナの生活は少しずつ変わっていく――
※他サイトにも掲載
※女性向けHOT1位感謝!7/25完結しました!
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
恋心を封印したら、なぜか幼馴染みがヤンデレになりました?
夕立悠理
恋愛
ずっと、幼馴染みのマカリのことが好きだったヴィオラ。
けれど、マカリはちっとも振り向いてくれない。
このまま勝手に好きで居続けるのも迷惑だろうと、ヴィオラは育った町をでる。
なんとか、王都での仕事も見つけ、新しい生活は順風満帆──かと思いきや。
なんと、王都だけは死んでもいかないといっていたマカリが、ヴィオラを追ってきて……。
【完結】番のキミが幸せでありさえすれば それでいい
美麗
恋愛
獣人の国 スピノザ
私、エンリケは王弟として生をうけた。
父と母は番であるため、私と兄はもちろん同母兄弟である。
ただし、番を感じることは稀であり
通常は婚約者と婚姻する。
万が一ではあるが、番の命の危険には
番の悲鳴が聞こえるとの
そんな
話もあるようだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる