ループ令嬢はそろそろ先に進みたい。今度は必ず幸せになってみせます。

MAYY

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「ムチエ元気出せ……少しずつだが出来るようになってきたじゃないか!母上もわかってくれるさ。」

「……わかりましたぁ~。パリス様のために頑張りますわ。」

………どんだけ最初出来なかったのでしょうか?
我が妹ながら複雑な気持ちになりますね。

「ムチエ………なんて可愛いことを……。」

いやいやいや。
感極まってますが、そこ違いますから。
ムチエは自分のために頑張らないといけないと思いますよ。

「パリス様ぁ~。大好きですぅ~。」

ギュッとお互いに抱き締め合い二人の世界にはいってますが、目の前で繰り広げられている私とレオンハルト様は無表情で眺めている。
二人の世界に入りたいならどっかでやってください。
見せられてる方が苦痛なのがわからないの?

「ふふふ。お姉様いいでしょう??パリス様はこんなにも私に愛情表現をしてくれるんですぅ~。私はお姉様とは違うんです~。」

別に構いませんよ。私も好きではなかったのでこんな愛情表現されたら鳥肌が立ち殴っていたかもしれませんね。

「ルクティエ……嬢もムチエくらい可愛げがあれば可愛がってやったのにな。」

おおっと私の名前に付け加えての発言、レオンハルト様がよほど怖かったのですね。
言ってることは瞬殺ものですが………可愛がられなくて本当によかったです。

「…………お前らいい加減にしろよ。ルクティエの気持ちを考えたことあるのか?楽しいか?俺の大事な婚約者をこれ以上傷つけるならお前らを容赦しない。」

今のはどういうこと?
何度もって………ループのこと知るはずかないのに……。
レオンハルト様が殺気だちクソ王子とムチエを睨み付けた。

「落ちこぼれレオンハルトが…いい気になりやがって。」

落ちこぼれ??落ちこぼれですって??
なにをバカなこと言ってるのかしら?

「クッ……パリス殿下、レオンハルト様を悪く言うのはおやめください。こんなに素晴らしい方はいらっしゃいませんわ。それにはっきり言わせてもらえれば、婚約者に内定もしなくて嬉しかったですわ。」

「「はっ!?」」

「元々パリス殿下がムチエと私の隙を見て密会していたのは気づいてしましたし、私がそれを言わなかったのはパリス殿下を微塵もお慕いしていなかったからですわ。」

目を見開き二人して驚愕とも言える顔をしてるが、えっ!?なぜ!?その顔をするの!?である。
ループでわかったこともあるけれどあんなに露骨にラブラブだったのに気づかれてないと思ってたのでしょうか??

「……ではこれで私達は失礼するとしよう。兄上達、先程の。」

二人を睨み付けていたが私を見る目はとても優しいものだった。

二人にはレオンハルト様がどんなに素晴らしいかは教えてあげない。
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