あの子になりたい人生だった。

nyaonyao

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結婚するしか道はない、、、

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お見合いの相手。
釣り書きと写真を見てみる。

32歳、公務員、長男、
24歳の私に 32歳の男性はおじさんに見えた。

特に可もなく不可もなく、、、
そもそも私にそんなこと言えたぎりではない。

生理的に嫌ではないなら受けるつもりだった。


「私には結婚するしか道はないのだから、、、」



お見合い当日。
ホテルのカフェで仲人の方と3人で待ち合わせ。


先に相手の方が座っていた。
落ち着いた大人、の男性。 おじさん、、、
私の苦手な 薄い唇だ。
細身の身体、、、

私の方を見て一瞬眼差しが光った、ように見えた。
にっこりとほほ笑んだ。
私も微笑み返した。

相手の表情で、私の事を悪くは思っていないということが読み取れた。
仲人さんから話を振られて

適当に答える。
うつむき加減に、控えめに、少しはにかみながら、


仲人さんはいなくなり、
二人きり、、、

少し緊張する。初めてのお見合い、何を話せばいいのやら。


「写真より・・・」

「えっ?」

「こんなこと言っていいのか、失礼かもしれないけど、
写真写りあまり良くないですね、実物の方が何十倍もいいですよ。」


「そうですか?いや、それは嬉しいですよ。」

かぁ~ と顔が火照るのが分かる。


私は男性に免疫がほとんどないのだった。
こういう場面にも慣れていない。

企んではいないのだが、えてして男性はこういう
うぶな女性が好ましく感じるものらしい。


相手の手元に目線を落とした。
コーヒーカップの持ち手にある指先が目に入った。


細い華奢な指先。
私なんかより、よっぽど白くてキレイ。


この指先で私の色んな所を触られるのだろうか、
この男性と私はセックスできるのだろうか・・・


やっぱり最初は大恋愛の末、我慢できない状況になり、求め、求められ、
求めずにはおれずに、結ばれるのが普通なのではないのか?


まだ生娘の私は それが何より心残りだった。

家に帰ってから仲人さんに
「とても良い方ですね。どうぞよろしくお願いします」

と返事を伝えた。




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