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それが運命というのなら#12
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将星曰く『デート』は、将星のバイクショップが休みの水曜日に決定した。
天気は快晴で、気温も高いとは言え平年並みだ。
迎えに来ると言って聞かない将星を、少し広い通りで待っていた。理月のアパートがあるこの界隈は、学生向けのアパートが密集していて、とにかく入り組んでいて分かり辛いのだ。
黒のスキニーに白いTシャツ、ウエストポーチを肩から斜めにかけたシンプルな服装だ。それでも、そんなシンプルな服装でも理月の見た目は周囲の人からは目に止まるようで、通り過ぎていく人々が、いちいち自分を一瞥していく。そんな視線が堪らず、尻ポケットに突っ込んでいた黒いベースボールキャップを目深に被った。
(来たか?)
少し遠くで、独特の低いマフラー音が耳に入ってきた。
目を瞑り暫くその音に耳を傾けていると、その音が段々と近付いて目の前で止まった。
「お待たせ」
目を開ければ、黒い鉄の馬に跨った将星。目はサングラスで覆われていた。色落ちの良いダメージ加工されたデニムは所々破れており、カーキ色の薄手のブルゾンの下から白いTシャツが見え、頭には軍人が被るようなハーフ型のヘルメットを被っていた。なんて事のない服装なのに、将星が着ると全て計算された上でのファッションに見える。
(ムカつくけど、いい男だよな……)
周囲の視線を見れば分かる。皆、近くを通る度に将星に見惚れているのだ。
一度エンジンを切ると、将星は理月の格好を下から上に視線を巡らせている。
「おまえ、上着は?」
「いらねーだろ?」
この夏日に上着など必要なのだろうか。そう思い、強い日差しを降り注いでいる太陽を見上げた。
「これ着ろ」
そう言ってバイクのサイドバックから黒い布を投げ渡された。広げれると、薄手のパーカーだった。
「え? これ、着るのかよ。このクソ暑いのに?」
「あんまり肌を露出しない方がいい。乗ると風が結構負担かかるぞ」
バイク乗りのプロと言うべき将星が言うのだから、そうなのだろう。渋々理月はそのパーカーに腕を通した。腕を通した途端、将星の匂いが鼻を突いた。柑橘系の香水とタバコの匂い、そしてほんのり油のような匂いがした。
将星にヘルメットを手渡され、手渡されたヘルメットと将星が被っているヘルメットを見比べた。理月が渡されたヘルメットは、オープンフェイスの耳までカバーされている形で、横に星のステッカーが貼ってはある物だった。使い込まれているそれは、小傷が何箇所もあり普段、将星はこっちのヘルメットを使っているのかもしれないと思った。
デザイン的に、今将星が被っているヘルメットの方がカッコいいと思い、
「俺、そっちのメットがいい」
「あ? これ? ダメだ。何かあった時、こんなのじゃ頭ガードできねえだろ」
そう言う自分に何かあった時はどうするのか、とも思ったがここは素直に言う事を聞くしかないようだ。おそらく、こういう事に関しては将星は引いてくれる事はないように思えた。
チッ、と小さく舌打ちをすると、帽子を脱ぐとヘルメットを装着した。
ダンデムシートに跨り将星の肩に手を置くと、それが合図のように将星はエンジンをかけた。瞬間、マフラーの振動が理月の体に伝わってくる。一度エンジンを吹かすと、将星のバイクはゆっくりと走り出した。
暫く見慣れた景色を走っていたが、確かに風の風圧がきつく感じる。素肌にこれを受けるのは、なかなか負担になっていただろう。
信号待ちになり、将星に声をかける。
「どのくらいで着きそうなんだ?」
マフラー音に負けないよう少し声を張り上げる。
「高速乗って一時間くらいか」
腕時計に目を落とすと十一時を回ったところで、将星はお昼に着くように時間を決めたのだろう。
途中、コンビニで一度休憩を挟むと、そこからは目的地まで走り続けた。
ふと、潮の香りが鼻先を掠めたと思うと、目の前に海の景色が広がった。正直、海に対して興味はさほどなかったのだが、それでも普段見る事のない海を前にすると、決して綺麗だとは言い難い海の色ではあるが、それでもテンションが上がってくる。
「とりあえず、腹ごしらえしようぜ」
そんな理月に気付いたのか将星が信号待ちのタイミングでそう言った。
左手に海を眺めながら暫くバイクを走らせると、一見何の変哲もない大衆食堂に入る。こんな所で海鮮丼など食べられるのか、せいぜい定食とかカツ丼程度では?そう思ったが、それは杞憂だったようで、目の前に出された目的の海鮮丼に舌鼓を打った。思った以上のボリューム、そのボリュームに見合わない値段、そして味に理月は大満足だった。
食堂を出ると、
「どうする? この近くに水族館あるけど行ってみるか?」
将星がそう言った。
「水族館?」
(俺と将星で?)
自分と将星が並んで水族館を歩く姿が想像できず、思わず顔をしかめた。
「おまえが水族館ってガラかよ!」
そう突っ込みを入れれば、
「おめえも大概だと思うぜ」
そう言い返されてムッとする。
時間もまだ早い。この辺りで見るものなど特にはない。
「まあ、試しに行ってみようぜ」
将星にそう言われて、水族館に行く事になってしまった。
(これじゃ本当にデートじゃねえか……)
そんな思いが頭を過り、勝手に照れ臭くなった理月は一人顔を赤くした。
決して大きいとは言えないそこは、平日ということもあり人はまばらだった。それでも数組のカップルや、幼い子供を連れた親子連れの姿が目に入る。
(そういや……将星は彼女、いるんだよな……)
男女のカップルを見て、ふと思い出す。
貴重な休みの日に、自分とこんなデート紛いな事をしていていいのだろうか。一瞬しか見えなかったが、とても綺麗な人だった。将星にはあのくらい美人が良く似合っている、そう思うと心が騒ついた。
「水族館なんて久しぶりだな」
将星は薄暗い館内に足を踏み入れるとそう呟いている。
「俺は確か、小学校の修学旅行の時に来た以来な気がする」
理月がそう言うと、
「小学生の理月、見てみたかったな。可愛かったんだろうな」
将星は視線を上に向け、理月の幼い姿を想像しているようだ。
「想像するの、やめろ!」
そんな将星の腹に肘を入れる。
確かに理月は幼い頃、近所でも学校でも有名な美少年だった。それは、何度も誘拐されそうになるくらいに。それが嫌で、理月は坊主にした事がある。それ以来、さすがに坊主にする事はなかったが、常に理月の髪型は短髪であるのが定着した。
早速入ると、目の前に大きな水槽が目に入る。その水槽には大小様々の魚がユラユラと泳いでいる。
「あ、マグロ」
将星が大きなマグロに気付くと、
「美味かったよな、さっきの海鮮丼のマグロ」
そう言ってマグロを目で追っている。
それが妙におかしかった。
「普通そこでさっきの海鮮丼思い出すか?」
ロマンチックの欠片もない。
「思い出さねえか? あと、ほらイカ」
上に向かって泳いでいるイカを指差す。
先程食べた海鮮丼の味が口の中で蘇ってくる。
「また、食べたくなるだろうが」
「ハハッ、また行こうぜ。あっ、イルカショーだってよ」
将星がボードに貼ってある、この後行われるイルカショーの案内を指差している。
「せっかくだから見てこうぜ」
将星は見たいのだろう。子供のように目を輝かせている。
「ああ」
ふと理月は視線を感じ、目をそちらに向けると、三十代後半くらいの男性二人が仲良さそうに手を繋いでいた。すれ違う瞬間、小柄な方の男性が理月に向かって微笑んだ様な気がした。
(オメガ……)
チラリと後ろを振り返ると、オメガらしき男性のうなじにはっきりと歯型があるのが見えた。どうやら番のカップルの様だ。そのオメガを見る限り、幸せそうに理月は思えた。
あんな風に、番を作って安定した生活を送る人生もある事は分かっている。オメガだから全員が不幸なわけではないという事も。
(もし、番が先に死んでしまったら? 他に番を作ってしまったら?)
そうならないという保証はない。そして理月はどうしても叔父の事が浮かんでしまうのだ。
理月はその番たちの後ろ姿を見つめていたが、
「理月?」
少し先を歩く将星が自分を呼ぶ声に、早足で将星の元に戻った。
イルカショーを見るべく会場に行くと、観客席に既にお客が座っていた。意外に人がいた事に理月は少し驚いた。館内を歩いていた時は、人とあまりすれ違った記憶があまりなかったからだ。
そして、反対側の真正面の席に先程の番のカップルがいた。
なぜこんなにあの二人が気になるのだろう。おそらく向こうのオメガもこちらに気付いている。先程から度々目が合うのだ。
だがイルカショーが始まってしまうと、理月はすっかりショーに見入ってしまい、後半はその番の存在は理月の頭から消えていたのだった。
天気は快晴で、気温も高いとは言え平年並みだ。
迎えに来ると言って聞かない将星を、少し広い通りで待っていた。理月のアパートがあるこの界隈は、学生向けのアパートが密集していて、とにかく入り組んでいて分かり辛いのだ。
黒のスキニーに白いTシャツ、ウエストポーチを肩から斜めにかけたシンプルな服装だ。それでも、そんなシンプルな服装でも理月の見た目は周囲の人からは目に止まるようで、通り過ぎていく人々が、いちいち自分を一瞥していく。そんな視線が堪らず、尻ポケットに突っ込んでいた黒いベースボールキャップを目深に被った。
(来たか?)
少し遠くで、独特の低いマフラー音が耳に入ってきた。
目を瞑り暫くその音に耳を傾けていると、その音が段々と近付いて目の前で止まった。
「お待たせ」
目を開ければ、黒い鉄の馬に跨った将星。目はサングラスで覆われていた。色落ちの良いダメージ加工されたデニムは所々破れており、カーキ色の薄手のブルゾンの下から白いTシャツが見え、頭には軍人が被るようなハーフ型のヘルメットを被っていた。なんて事のない服装なのに、将星が着ると全て計算された上でのファッションに見える。
(ムカつくけど、いい男だよな……)
周囲の視線を見れば分かる。皆、近くを通る度に将星に見惚れているのだ。
一度エンジンを切ると、将星は理月の格好を下から上に視線を巡らせている。
「おまえ、上着は?」
「いらねーだろ?」
この夏日に上着など必要なのだろうか。そう思い、強い日差しを降り注いでいる太陽を見上げた。
「これ着ろ」
そう言ってバイクのサイドバックから黒い布を投げ渡された。広げれると、薄手のパーカーだった。
「え? これ、着るのかよ。このクソ暑いのに?」
「あんまり肌を露出しない方がいい。乗ると風が結構負担かかるぞ」
バイク乗りのプロと言うべき将星が言うのだから、そうなのだろう。渋々理月はそのパーカーに腕を通した。腕を通した途端、将星の匂いが鼻を突いた。柑橘系の香水とタバコの匂い、そしてほんのり油のような匂いがした。
将星にヘルメットを手渡され、手渡されたヘルメットと将星が被っているヘルメットを見比べた。理月が渡されたヘルメットは、オープンフェイスの耳までカバーされている形で、横に星のステッカーが貼ってはある物だった。使い込まれているそれは、小傷が何箇所もあり普段、将星はこっちのヘルメットを使っているのかもしれないと思った。
デザイン的に、今将星が被っているヘルメットの方がカッコいいと思い、
「俺、そっちのメットがいい」
「あ? これ? ダメだ。何かあった時、こんなのじゃ頭ガードできねえだろ」
そう言う自分に何かあった時はどうするのか、とも思ったがここは素直に言う事を聞くしかないようだ。おそらく、こういう事に関しては将星は引いてくれる事はないように思えた。
チッ、と小さく舌打ちをすると、帽子を脱ぐとヘルメットを装着した。
ダンデムシートに跨り将星の肩に手を置くと、それが合図のように将星はエンジンをかけた。瞬間、マフラーの振動が理月の体に伝わってくる。一度エンジンを吹かすと、将星のバイクはゆっくりと走り出した。
暫く見慣れた景色を走っていたが、確かに風の風圧がきつく感じる。素肌にこれを受けるのは、なかなか負担になっていただろう。
信号待ちになり、将星に声をかける。
「どのくらいで着きそうなんだ?」
マフラー音に負けないよう少し声を張り上げる。
「高速乗って一時間くらいか」
腕時計に目を落とすと十一時を回ったところで、将星はお昼に着くように時間を決めたのだろう。
途中、コンビニで一度休憩を挟むと、そこからは目的地まで走り続けた。
ふと、潮の香りが鼻先を掠めたと思うと、目の前に海の景色が広がった。正直、海に対して興味はさほどなかったのだが、それでも普段見る事のない海を前にすると、決して綺麗だとは言い難い海の色ではあるが、それでもテンションが上がってくる。
「とりあえず、腹ごしらえしようぜ」
そんな理月に気付いたのか将星が信号待ちのタイミングでそう言った。
左手に海を眺めながら暫くバイクを走らせると、一見何の変哲もない大衆食堂に入る。こんな所で海鮮丼など食べられるのか、せいぜい定食とかカツ丼程度では?そう思ったが、それは杞憂だったようで、目の前に出された目的の海鮮丼に舌鼓を打った。思った以上のボリューム、そのボリュームに見合わない値段、そして味に理月は大満足だった。
食堂を出ると、
「どうする? この近くに水族館あるけど行ってみるか?」
将星がそう言った。
「水族館?」
(俺と将星で?)
自分と将星が並んで水族館を歩く姿が想像できず、思わず顔をしかめた。
「おまえが水族館ってガラかよ!」
そう突っ込みを入れれば、
「おめえも大概だと思うぜ」
そう言い返されてムッとする。
時間もまだ早い。この辺りで見るものなど特にはない。
「まあ、試しに行ってみようぜ」
将星にそう言われて、水族館に行く事になってしまった。
(これじゃ本当にデートじゃねえか……)
そんな思いが頭を過り、勝手に照れ臭くなった理月は一人顔を赤くした。
決して大きいとは言えないそこは、平日ということもあり人はまばらだった。それでも数組のカップルや、幼い子供を連れた親子連れの姿が目に入る。
(そういや……将星は彼女、いるんだよな……)
男女のカップルを見て、ふと思い出す。
貴重な休みの日に、自分とこんなデート紛いな事をしていていいのだろうか。一瞬しか見えなかったが、とても綺麗な人だった。将星にはあのくらい美人が良く似合っている、そう思うと心が騒ついた。
「水族館なんて久しぶりだな」
将星は薄暗い館内に足を踏み入れるとそう呟いている。
「俺は確か、小学校の修学旅行の時に来た以来な気がする」
理月がそう言うと、
「小学生の理月、見てみたかったな。可愛かったんだろうな」
将星は視線を上に向け、理月の幼い姿を想像しているようだ。
「想像するの、やめろ!」
そんな将星の腹に肘を入れる。
確かに理月は幼い頃、近所でも学校でも有名な美少年だった。それは、何度も誘拐されそうになるくらいに。それが嫌で、理月は坊主にした事がある。それ以来、さすがに坊主にする事はなかったが、常に理月の髪型は短髪であるのが定着した。
早速入ると、目の前に大きな水槽が目に入る。その水槽には大小様々の魚がユラユラと泳いでいる。
「あ、マグロ」
将星が大きなマグロに気付くと、
「美味かったよな、さっきの海鮮丼のマグロ」
そう言ってマグロを目で追っている。
それが妙におかしかった。
「普通そこでさっきの海鮮丼思い出すか?」
ロマンチックの欠片もない。
「思い出さねえか? あと、ほらイカ」
上に向かって泳いでいるイカを指差す。
先程食べた海鮮丼の味が口の中で蘇ってくる。
「また、食べたくなるだろうが」
「ハハッ、また行こうぜ。あっ、イルカショーだってよ」
将星がボードに貼ってある、この後行われるイルカショーの案内を指差している。
「せっかくだから見てこうぜ」
将星は見たいのだろう。子供のように目を輝かせている。
「ああ」
ふと理月は視線を感じ、目をそちらに向けると、三十代後半くらいの男性二人が仲良さそうに手を繋いでいた。すれ違う瞬間、小柄な方の男性が理月に向かって微笑んだ様な気がした。
(オメガ……)
チラリと後ろを振り返ると、オメガらしき男性のうなじにはっきりと歯型があるのが見えた。どうやら番のカップルの様だ。そのオメガを見る限り、幸せそうに理月は思えた。
あんな風に、番を作って安定した生活を送る人生もある事は分かっている。オメガだから全員が不幸なわけではないという事も。
(もし、番が先に死んでしまったら? 他に番を作ってしまったら?)
そうならないという保証はない。そして理月はどうしても叔父の事が浮かんでしまうのだ。
理月はその番たちの後ろ姿を見つめていたが、
「理月?」
少し先を歩く将星が自分を呼ぶ声に、早足で将星の元に戻った。
イルカショーを見るべく会場に行くと、観客席に既にお客が座っていた。意外に人がいた事に理月は少し驚いた。館内を歩いていた時は、人とあまりすれ違った記憶があまりなかったからだ。
そして、反対側の真正面の席に先程の番のカップルがいた。
なぜこんなにあの二人が気になるのだろう。おそらく向こうのオメガもこちらに気付いている。先程から度々目が合うのだ。
だがイルカショーが始まってしまうと、理月はすっかりショーに見入ってしまい、後半はその番の存在は理月の頭から消えていたのだった。
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