幼女のゆるっと日常生活~異世界迷宮都市~

ふらんぼわーぬ

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こ、これは 『成長痛』ではありません。

筋肉痛というものらしいです。それに加えて、鼻もずびずびだったので風邪もひいたようです。
『寒いは病と隣り合わせ』をまさに学習したところです。しんどいです。

ただ、普通の風邪だったら、あの甘くて美味しい!お薬が飲めるじゃん!と内心は大喜びだったのにこの風邪にはあのお薬ではダメなんだって・・・がっかりだよ。
お祖母ちゃん達には内緒あそびすぎただから、もしかしてお願いすればいけるかもしれないけど!そういう嘘はちょっとね・・・

お見舞いに来てくれた師匠が言うには、高濃度の魔素に晒されたせいだっていうの。
体に吸収する分と、余分な魔素を放出するのを同時にしようとしているから熱が出たんだって。
シーンさんは、自分の張った結界に不備はなかったって言い張ってるらしいけど・・・
気になるよね・・・遊んでた場所。いったいあれは何処だったんだろうって・・・

確かにここ二日ばかり、熱でふうふういってるけど、発熱は辛くないですって教えたら、
こっちもこっちで問題だった。痛いほうよ!

師匠とシーンさんで意見が分かれちゃってるらしい。
わたしとしても、熱よりもつらいのはこっちの筋肉痛?なるものなんだよね。キシキシして辛いんだもん!
師匠は、回復魔法を使ってぱっと治しましょう派で、シーンさんは辛いけど自然治癒に任せるがいい派なんだって!

正直どちらでも構いません。楽になれるなら!!
ちょっと落ち込んでいたけど、師匠が診察したら通常の風邪?もひいてるわねって言ったの。
おおっ!いえいえ喜んではいませんデス!はい。桃味でした。ん~この鼻に抜ける香が最高・・・

ふう、少し楽になりました。風邪薬だけど筋肉痛にも少しは効くようです。
その様子を見ていた師匠は、自然に治るのを待ちましょうと言って、帰って行った。

その時、師匠がちらりと漏らした話に微妙な気持ちになったけど~
ムゥちゃんたら、わたしが寝込む原因になったシーンさんに飛び掛かったって。だけど、あっさり返り討ちにあったせいで精霊界にちょっと修行しに戻っているらしい。んー数日の修行でどうにかなるものかな???



「ルチア、調子はどうかね? 昼食を持ってきたから、食べられるようなら済ませておしまい」

お祖母ちゃんが部屋に来た。
わたしが食事をしている間、心配そうにこっちを覗き込んでるから、罪悪感がとてつもないです!!!
残さずに食事をとるだけで、あんなに嬉しそうにされちゃうとさ・・・
家族には、体力づくりの一環で体を動かし過ぎただけで、病気ではないと伝えられているはずだけど
目の前で寝込まれると、はいそうですか、にはならないんだね。これから気をつけなくちゃっ・・・

「後ね、サリーちゃんからお手紙がきてるよ。お休みに遊ぶ約束をしていてたんだろう?熱が出たせいで遊べないと伝えておいたから、お見舞いだって言ってたよ」

白くて小さな可愛い花のブーケと手紙を渡された。お花はこのままサイドテーブルに飾れるようになってる。
風邪薬のおかげで、ずびずびも治っていたので良い香りを思う存分吸い込んだ。はわぁ~いい匂い!

わたしの親友は、いつも素敵だ。お見舞いの贈り物ですら、上手に選ぶから凄いよね~ふふふ
それに、初めてのお手紙だ!!いつもは、商会の使用人さんへの言付けでやりとりしてたからね!
わたしも字が読み書き出来るようになったって、この間ギルドで会った時に話したからだろうな。

お祖母ちゃんは、また夕飯時に来るからねっていって宿の方にもどるようだ。

わたしはさっそくサリーからの手紙をひらいた。

ルチアへ
熱がでたせいで遊べないとききました。大事にしてください。
その代わり、元気になったらいっぱい遊びましょう。それに、見せたいものができました。
いとこから大きなドールハウスを貰いました。ほんとうは、妹あてだったのですが、エリーはあまり好きじゃなかったみたいで見向きもしなかったので、私のものになりました。

今、セットで付いていたお人形に着せる衣装を作っています。
着せ替えて遊びましょう。

ではまたね。 サリー

わぉ~サリーってとっても綺麗な字だった。すごーい!あ、便箋の花模様がブーケのお花と一緒だ!お洒落!!
それに比べたら、わたしの字へったくそだわ・・・まずいわ!
お返事を書くつもりだったけど、これはちょっと恥ずかしいかも。何とかしなくちゃ・・
恥ずかしすぎて、師匠にも頼れないよね!!

だけど、大きなドールハウスってどれくらいだろう。素敵よね!!きっと!!ああー気になるけど!
本当にサリーはいつも素敵な話をわたしに贈ってくれる!はやく元気になりたいけど・・・

ともかく、気合が入ったせいか、次の日にはシャキッと元気になった。

サリーへのお礼は、あの日お祖母ちゃんが夕食を持ってきた時に相談して、わたしも小さなブーケを持っていくことにした。字の汚さに関しては、呆れられたけど、もっとちゃんと書き取りの練習をしなさいと言われて、手紙じゃなくて、短い言葉を書き添えるカードにすればいいよって教えてくれた。

すっごく時間をかけて、ゆっくり丁寧に書いた。誰に見られても恥ずかしくない様に頑張ったよ。
ただ書ければ良いって事じゃないって覚えた。



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