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第一章 孤独の果てに
1-15 大帝国ルーゲンシュタットの下剋上
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「それで、肝心の帝国とやらの現状は」
「ええ、大変よろしくない状況ですわ。彼らルーゲンシュタットも、かつては属領の一つに過ぎず、どちらかといえば身分が低い人ばかりがいる感じの国でした。
なんというか、大変言いにくいのですが、二等国民扱いというようなものでしょうか……」
そ、そいつはまたアカンな。
せめて平等に扱っておいてやったらよかったのだが、とんでもない蛮族みたいな奴らだったなら、そういう訳にもいかなかったのだろう。
その永い年月の間に抑圧されて沈殿し続けてきた物が表に出てきて、今頃になって大進撃しているのではないか。
そして、かつての盟主たる王家を残らず惨殺して積年の思いを遂げた今、残された逃亡中の姫君達を捉え力で組み敷き凌辱し、限りない憎しみや愉悦と共にその血筋を我が物とし、唯一のウインドシュガルツ直系の血筋を持つ者として平原の覇者を名乗る気か。
聞けば聞くほど頭が痛くなるような、典型的な怨恨を元にした下剋上の話ばかりだった。
「ですが、彼らの力は強大です。
彼らが秀でるには武を押し通すしかありませんでしたので、他は一切捨ててその一点においてのみ諸国を圧倒できる力を蓄えて、ある日突然に周辺国家を次々と電撃的に制圧しました。
近隣諸国同士は反目する面もありますので救援は間に合わず、そしてどちらかというと辺境区域に属する帝国は中央の大国達からは蛮族の国として侮られていました」
「あと、帝国の海軍力はどうなっているのだ。
それ次第でこの後の行動も変わるぞ」
「それです。
海路はやはり厳しいのです。
彼らは他国が軽んじていた海軍に力を入れて強引に海軍力を築き上げました。
それはすなわち海運力をも意味し、大陸の海上貿易は相当分を帝国に独占されてしまいました」
あー、大物流の生命線シーレーンを連中に抑えられてしまいましたかあ……。
「他の国は何故それを黙って見ていた?」
「ここの大陸に面した海は魔の海ディープサウスとも言われ、元々は強い大型魔物達の版図。
まともな神経を持っていたら沿岸ではない海域には出ないのですが、数多く獲得できた戦勝奴隷の力を持って人命損耗をものともしない強引さで海を制し、そこで得た大きな富で、真っ先に占領してあった魔導国家に命じ強引に世界の魔導をも制しました。
それを用いて数の少ない魔法使いに頼らずに大海原を押し進むようにした彼らの兵力は、その兵站を含め圧倒的なものであり、各種の強襲を可能にしました」
そこまで話して自分でも絶望的だと思ったものか、アリエスは髪の先まで項垂れたような感じになってしまった。
「やっぱりそうなのかあ~。
前に聞いた話からそうじゃないかなとは思っていたのだが」
「はい。今では二十もの国々が帝国に吸収され、その一州と成り果てました。
もう半ば代替わりしており、彼らはもう我ら平原国家の元へは決して戻りません。
大元の帝国本国が打ち倒されればまた話は別なのですが。
面積だけでいえば、彼ら帝国の版図はもう東西に分かれた大平原地域の三分の二を優に超えております。
我がアーデルセン王国が滅び、兄弟国も死に体となりましたので、もうそれも四分の三近くにも達するのではないでしょうか。
アーデルセン王国と兄弟国パルミシア王国を除けば残るは九か国しかなく、しかも彼らも決して一枚板ではありません。
勝ち目の薄い戦いで攻められる前に早晩帝国に和睦を申し入れ、その傘下に加わろうとする国も出ますでしょう。
他地域の遠方の国々も帝国を恐れるばかりで戦う気はないと言っても過言ではないです。
彼らも備えくらいはしていると思うのですが、今回我が国が滅ぼされましたので、その厭戦傾向は更に強まったともいえます。
この事態を捨て置けば、いつの日か彼らもただではすまないのはわかっているのですが、それでも様子見に徹するしかできません」
こいつはまた魔神の俺だって聞いただけで顔が歪むような事情だな、おい。
なんだ、その凄まじいまでの国力は。
大物流を制し、たった一国で国力や国土が他の平原を合わせた全ての国々よりも倍以上あって、なんつうかもう昔のイケイケ野武士軍団みたいな感じの奴らなのか。
そして今、かつての盟主であった国を得意の速度戦を使った電撃奇襲で滅ぼして、同時にその他の全ての国々の心もへし折りにいったと。
今の情勢は究極にヤバイのと違うか。
「すると、お前達が行こうとしているのは平原の国ではないのだな」
彼女は頷いて、少し困ったような顔をしてみせた。ははあ、さては。
「ああ、ジンにはもうわかっちゃった?
そう、そこへは陸路で行くとしたならば帝国を越えていかないと行けないし、それを除いたとしても非常に困難な道のりなの。
反対側へ行く海路は遥かに広大な海を越えないと行けないし、その上多分超大回りになるルートなの。
唯一といってもいいルートは、海から帝国を迂回してその反対側まで出る事だけれど、海を制する帝国はその沿海国家をすべて加盟国家として抑えているので、もし西方諸国の近場で船に乗りたいのであれば、まず帝国内へ入らないといけない。
これがどれだけ厳しい話なのかジンにわかる?」
わかるなんて生易しいものじゃないぞ。
それはとりもなおさず、このあからさまに目立つ巨大な俺が指名手配中の王女達と一緒に敵である帝国内へ行くということだ。
絶対に国境すら通してくれるはずがない。
というか、そこまで捕捉されずに辿りつけまい。
「他に港は」
「これから行きたい、希望する先に行けそうな港が二つのみ。
その他にも帝国以外のまだ占領されていない港はあるけれど、それは帝国内から見ると行きたい側とは逆方向のアーデルセン王国を越えた東側に位置するからそこには絶対に行けないわ。
他の近隣の港から出る船は、さっき言ったみたいに敵の懐である海路の距離が物凄い事になってしまう。
その上、そこの港はもう使えないの。
そこはこの山脈を越えたところにあるアーデルセン王国の下にある兄弟国だけれど、自分達の国を飛び越えて我が国が滅ぼされたから民も王家も震えあがっているでしょうね。
帝国はそのパルミシア王国をただ通過するだけに留め、魔導による高速の夜間電撃侵攻作戦を敢行して一気に兄弟国パルミシア王国を横断して駆け抜けたはずだわ。
そこの軍勢を、多数に上る犠牲を一切厭わずに蹴散らし、一夜限りの命であるウスバカゲロウの如くに敵味方双方の兵士の屍を積み上げながらね。
帝国お得意の魔導で情報伝達を封鎖されてしまい、彼らも我々に奇襲を知らせる通信を送れなかったのでしょう。
帝国はパルミシア王国の港と街道のみを完全に封鎖したようよ。
もちろん、我が国の港も全て。
帝国側からアルブーマ山脈を越えた東の平原に、東西平原を分断するように帝国の制覇した六つの帝国海軍の大軍港群が誕生したの。
そして、この逃げてきた先の山向こうにあるサンマルコス王国の港二つは、帝国本国と占領した港群に挟まれていて、国境すぐ向こうの河口にあるアモスの港には大群の帝国兵が集まってきているはず。
ジンは送ってくれると言ってくれたけど、港にまでさえも無事に着ける保証はどこにもないの。
その港さえいつ占領されてしまうものやら」
「どれもこれも不条理と絶望の塊で出来た案な上に、タイムリミット付きなのか!」
こいつはもう無理ゲーを通り越して、ゲームスタート時点で完全に詰んでいて処刑ルート一本しかないような糞ゲーだ。
スタート序盤にチュートリアルで、案内係の死神にゲーム終了のアナウンスを告げられるのに等しい。
しかもベットするのは金ではなく己の命か、ええい上等だ。
「もし、私達がこの山を越えたというか彼らの追撃を逃れたら、帝国による山向こうにあるサンマルコス王国の港への侵攻もまた早まるでしょうから、その案も既に詰んでいるのかもしれないの。
それはもう考えても仕方が無い事だけれど。
もう他に手がないの。
陸路で行くには数千キロに渡る分厚い帝国領と、さらに行きつけたとしてもその向こうにはこの大陸を横断する、このアルブーマ大山脈を凌駕するほどの魔の大魔境、魔龍山脈と呼ばれるドラグレス大山脈が控えているから絶対に無理なのよ」
「ええ、大変よろしくない状況ですわ。彼らルーゲンシュタットも、かつては属領の一つに過ぎず、どちらかといえば身分が低い人ばかりがいる感じの国でした。
なんというか、大変言いにくいのですが、二等国民扱いというようなものでしょうか……」
そ、そいつはまたアカンな。
せめて平等に扱っておいてやったらよかったのだが、とんでもない蛮族みたいな奴らだったなら、そういう訳にもいかなかったのだろう。
その永い年月の間に抑圧されて沈殿し続けてきた物が表に出てきて、今頃になって大進撃しているのではないか。
そして、かつての盟主たる王家を残らず惨殺して積年の思いを遂げた今、残された逃亡中の姫君達を捉え力で組み敷き凌辱し、限りない憎しみや愉悦と共にその血筋を我が物とし、唯一のウインドシュガルツ直系の血筋を持つ者として平原の覇者を名乗る気か。
聞けば聞くほど頭が痛くなるような、典型的な怨恨を元にした下剋上の話ばかりだった。
「ですが、彼らの力は強大です。
彼らが秀でるには武を押し通すしかありませんでしたので、他は一切捨ててその一点においてのみ諸国を圧倒できる力を蓄えて、ある日突然に周辺国家を次々と電撃的に制圧しました。
近隣諸国同士は反目する面もありますので救援は間に合わず、そしてどちらかというと辺境区域に属する帝国は中央の大国達からは蛮族の国として侮られていました」
「あと、帝国の海軍力はどうなっているのだ。
それ次第でこの後の行動も変わるぞ」
「それです。
海路はやはり厳しいのです。
彼らは他国が軽んじていた海軍に力を入れて強引に海軍力を築き上げました。
それはすなわち海運力をも意味し、大陸の海上貿易は相当分を帝国に独占されてしまいました」
あー、大物流の生命線シーレーンを連中に抑えられてしまいましたかあ……。
「他の国は何故それを黙って見ていた?」
「ここの大陸に面した海は魔の海ディープサウスとも言われ、元々は強い大型魔物達の版図。
まともな神経を持っていたら沿岸ではない海域には出ないのですが、数多く獲得できた戦勝奴隷の力を持って人命損耗をものともしない強引さで海を制し、そこで得た大きな富で、真っ先に占領してあった魔導国家に命じ強引に世界の魔導をも制しました。
それを用いて数の少ない魔法使いに頼らずに大海原を押し進むようにした彼らの兵力は、その兵站を含め圧倒的なものであり、各種の強襲を可能にしました」
そこまで話して自分でも絶望的だと思ったものか、アリエスは髪の先まで項垂れたような感じになってしまった。
「やっぱりそうなのかあ~。
前に聞いた話からそうじゃないかなとは思っていたのだが」
「はい。今では二十もの国々が帝国に吸収され、その一州と成り果てました。
もう半ば代替わりしており、彼らはもう我ら平原国家の元へは決して戻りません。
大元の帝国本国が打ち倒されればまた話は別なのですが。
面積だけでいえば、彼ら帝国の版図はもう東西に分かれた大平原地域の三分の二を優に超えております。
我がアーデルセン王国が滅び、兄弟国も死に体となりましたので、もうそれも四分の三近くにも達するのではないでしょうか。
アーデルセン王国と兄弟国パルミシア王国を除けば残るは九か国しかなく、しかも彼らも決して一枚板ではありません。
勝ち目の薄い戦いで攻められる前に早晩帝国に和睦を申し入れ、その傘下に加わろうとする国も出ますでしょう。
他地域の遠方の国々も帝国を恐れるばかりで戦う気はないと言っても過言ではないです。
彼らも備えくらいはしていると思うのですが、今回我が国が滅ぼされましたので、その厭戦傾向は更に強まったともいえます。
この事態を捨て置けば、いつの日か彼らもただではすまないのはわかっているのですが、それでも様子見に徹するしかできません」
こいつはまた魔神の俺だって聞いただけで顔が歪むような事情だな、おい。
なんだ、その凄まじいまでの国力は。
大物流を制し、たった一国で国力や国土が他の平原を合わせた全ての国々よりも倍以上あって、なんつうかもう昔のイケイケ野武士軍団みたいな感じの奴らなのか。
そして今、かつての盟主であった国を得意の速度戦を使った電撃奇襲で滅ぼして、同時にその他の全ての国々の心もへし折りにいったと。
今の情勢は究極にヤバイのと違うか。
「すると、お前達が行こうとしているのは平原の国ではないのだな」
彼女は頷いて、少し困ったような顔をしてみせた。ははあ、さては。
「ああ、ジンにはもうわかっちゃった?
そう、そこへは陸路で行くとしたならば帝国を越えていかないと行けないし、それを除いたとしても非常に困難な道のりなの。
反対側へ行く海路は遥かに広大な海を越えないと行けないし、その上多分超大回りになるルートなの。
唯一といってもいいルートは、海から帝国を迂回してその反対側まで出る事だけれど、海を制する帝国はその沿海国家をすべて加盟国家として抑えているので、もし西方諸国の近場で船に乗りたいのであれば、まず帝国内へ入らないといけない。
これがどれだけ厳しい話なのかジンにわかる?」
わかるなんて生易しいものじゃないぞ。
それはとりもなおさず、このあからさまに目立つ巨大な俺が指名手配中の王女達と一緒に敵である帝国内へ行くということだ。
絶対に国境すら通してくれるはずがない。
というか、そこまで捕捉されずに辿りつけまい。
「他に港は」
「これから行きたい、希望する先に行けそうな港が二つのみ。
その他にも帝国以外のまだ占領されていない港はあるけれど、それは帝国内から見ると行きたい側とは逆方向のアーデルセン王国を越えた東側に位置するからそこには絶対に行けないわ。
他の近隣の港から出る船は、さっき言ったみたいに敵の懐である海路の距離が物凄い事になってしまう。
その上、そこの港はもう使えないの。
そこはこの山脈を越えたところにあるアーデルセン王国の下にある兄弟国だけれど、自分達の国を飛び越えて我が国が滅ぼされたから民も王家も震えあがっているでしょうね。
帝国はそのパルミシア王国をただ通過するだけに留め、魔導による高速の夜間電撃侵攻作戦を敢行して一気に兄弟国パルミシア王国を横断して駆け抜けたはずだわ。
そこの軍勢を、多数に上る犠牲を一切厭わずに蹴散らし、一夜限りの命であるウスバカゲロウの如くに敵味方双方の兵士の屍を積み上げながらね。
帝国お得意の魔導で情報伝達を封鎖されてしまい、彼らも我々に奇襲を知らせる通信を送れなかったのでしょう。
帝国はパルミシア王国の港と街道のみを完全に封鎖したようよ。
もちろん、我が国の港も全て。
帝国側からアルブーマ山脈を越えた東の平原に、東西平原を分断するように帝国の制覇した六つの帝国海軍の大軍港群が誕生したの。
そして、この逃げてきた先の山向こうにあるサンマルコス王国の港二つは、帝国本国と占領した港群に挟まれていて、国境すぐ向こうの河口にあるアモスの港には大群の帝国兵が集まってきているはず。
ジンは送ってくれると言ってくれたけど、港にまでさえも無事に着ける保証はどこにもないの。
その港さえいつ占領されてしまうものやら」
「どれもこれも不条理と絶望の塊で出来た案な上に、タイムリミット付きなのか!」
こいつはもう無理ゲーを通り越して、ゲームスタート時点で完全に詰んでいて処刑ルート一本しかないような糞ゲーだ。
スタート序盤にチュートリアルで、案内係の死神にゲーム終了のアナウンスを告げられるのに等しい。
しかもベットするのは金ではなく己の命か、ええい上等だ。
「もし、私達がこの山を越えたというか彼らの追撃を逃れたら、帝国による山向こうにあるサンマルコス王国の港への侵攻もまた早まるでしょうから、その案も既に詰んでいるのかもしれないの。
それはもう考えても仕方が無い事だけれど。
もう他に手がないの。
陸路で行くには数千キロに渡る分厚い帝国領と、さらに行きつけたとしてもその向こうにはこの大陸を横断する、このアルブーマ大山脈を凌駕するほどの魔の大魔境、魔龍山脈と呼ばれるドラグレス大山脈が控えているから絶対に無理なのよ」
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