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第5章 影のアジト
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森を進むこと半日、三匹は人の気配を感じ取った。
鬱蒼とした木々の奥に、岩を削って作られた洞穴。
出入り口には兎の見張りが二匹、鋭い眼を光らせている。
「ここが……奴らのアジトか」
ポンが低く呟く。
ミクは枝の影に身を隠しながら、慎重に観察した。
「中にイタチの姿も見える。どうやら本当に手を組んでるみたいだね」
マメは唇を噛みしめ、甲羅を抱えた。
「ここを放っておいたら……村が危ない」
ポンは静かに頷き、短く告げる。
「まずは動きを探る。無茶はするな」
三匹は物音を殺し、洞穴の近くへと忍び寄る。
しかしその瞬間――。
「誰だ!」
見張りの兎が耳を立て、こちらに飛びかかってきた。
続けて、鋭い牙を光らせたイタチが影から現れる。
「くっ……!」
ポンは咄嗟に構え、兎の爪を受け止めた。
ミクは素早く回り込み、尻尾で砂を巻き上げて視界を奪う。
その間にマメは震えながらも石を拾い、思い切って投げつけた。
石は見張りの兎の額に命中し、わずかに動きが止まる。
「今だ、走れ!」
ポンの合図で三匹は森の奥へと退いた。
背後では、兎とイタチの怒声が響く。
「奴らだ!追え!」
必死に走りながら、マメは息を切らし、叫んだ。
「ぼく……役に立てた?」
ポンは険しい表情のまま、短く答える。
「ああ。お前が投げなければ、逃げ切れなかった」
ミクも笑顔で頷く。
「ちゃんと戦えたよ、マメ」
恐怖の中で振り絞った小さな勇気。
それが三匹を生き延びさせたのだった。
鬱蒼とした木々の奥に、岩を削って作られた洞穴。
出入り口には兎の見張りが二匹、鋭い眼を光らせている。
「ここが……奴らのアジトか」
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「中にイタチの姿も見える。どうやら本当に手を組んでるみたいだね」
マメは唇を噛みしめ、甲羅を抱えた。
「ここを放っておいたら……村が危ない」
ポンは静かに頷き、短く告げる。
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三匹は物音を殺し、洞穴の近くへと忍び寄る。
しかしその瞬間――。
「誰だ!」
見張りの兎が耳を立て、こちらに飛びかかってきた。
続けて、鋭い牙を光らせたイタチが影から現れる。
「くっ……!」
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その間にマメは震えながらも石を拾い、思い切って投げつけた。
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「ああ。お前が投げなければ、逃げ切れなかった」
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「ちゃんと戦えたよ、マメ」
恐怖の中で振り絞った小さな勇気。
それが三匹を生き延びさせたのだった。
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