待ち人は、いつも傍に‥

白樫 猫

文字の大きさ
30 / 33

30話

しおりを挟む
初詣を終え、自宅に戻ると、部屋の中のホワッとする温かい空気に、身体の力が抜けていくのを感じる。

「寒かった~朝陽さん、なんか飲みますか?温かいコーヒー淹れましょうか?」

上着を脱ぐと、凛太朗がそう言ってキッチンに入っていくのを、後ろから朝陽が抱き寄せた。

「ん?‥どうかしましたか?」

凛太朗が朝陽の方を向こうと腕に回された朝陽の両手を掴むと、背中で朝陽が顔を埋めている。

「‥朝陽さん?」

朝陽の熱い息が背中に掛かり、ゾクッと背筋に何かが走る。

「‥凛太朗‥俺も‥‥愛してる‥」

背中から聞こえてくる声に、凛太朗は笑みを浮かべた。
優しく腕を引き剥がし、朝陽を正面に立たせると、視線を合わせる様に少しだけ屈む。

「朝陽さん‥ありがとう‥」

カァッと赤くなる頬に、キスを落とし、その唇を朝陽の唇と重ねる。
すると凛太朗は、朝陽の身体を抱き上げると、ベッドへと運びゆっくりと下ろした。
朝陽の上に跨り、視線を合わせると、凛太朗の瞳の奥にギラッとする欲情が見える。

「‥朝陽さん‥いい?」

喉の奥から掠れるような、余裕のない声が聞こえ、朝陽は迷いなくコクンと頷くと、凛太朗の頭を抱き寄せ唇を奪う。
重ねた唇から互いの舌が交差し、深くまで口内を愛撫する。
凛太朗の手が朝陽の髪を梳き、頬を撫でると、朝陽の鼻から甘い吐息が漏れ、全身が敏感になり、凛太朗に触れられるたびに、身体の芯からゾワリと快楽が忍び寄る。
凛太朗の手が朝陽のシャツを捲り上げ、その中にある白く艶やかな肌を撫で上げる。

「‥‥んっ‥‥ふぅ‥」

その甘い吐息が‥手に反応してビクンッと震える身体が、愛おしくて堪らない。
凛太朗は名残惜しそうに唇を離し、朝陽のシャツを脱がし、その白い肌を目の間に晒していく。

「‥綺麗だ‥朝陽さん‥」

吸い込まれるように白い肌に口づけを落とし、首筋や鎖骨の筋を舐め上げると、アッと声を漏らす。
凛太朗の指が優しく丁寧に触れ、胸の尖りに辿り着くと、軽く摘まみ上げた。

「‥あっ‥ん‥っぁ‥‥」

反対側の尖りは口に含み舌で舐め上げ、ぷっくりと膨れたそれを指でクルクルと転がせば、腰がゆるゆると揺れている。

「‥朝陽さん‥気持ちいい‥?」

尖りを口に含み甘噛みすると、ヒッと呼吸が止まる。
朝陽の下半身に手を伸ばすと、ズボンがすでに膨らみ、触れてほしそうに揺れている。
服の上から撫で上げると、背に回った朝陽の手にグッと力が入ったのが分かった。
ズボンのボタンを外し、下着と一緒に脱がせると、すでに立ち上がった雄がブルンと姿を現し、蜜を滴らせたソレは、フルフルと震えている様にも見えた。
凛太朗はそれをゆっくりと掴み扱くと、大きく口を開き銜えた。

「‥あっ‥そっ‥そんな事‥しない‥でっ‥‥」

昂っているソレを慎重に舐め上げ、ゆっくりと堪能し、裏筋に舌を這わし、亀頭のくびれを丁寧に舐めると、蜜がトロリと溢れてくる。

「‥あっ‥ああっ‥いっ‥いや‥‥ああっ‥‥」

蜜が溢れ出す入り口に舌を差し込み、奥を突くと、朝陽の声に艶が出る。
朝陽の開いた足が閉じようと凛太朗の頭を押さえてくるが、凛太朗はそれをグイッと開かせ、さらに膝裏を持ち上げると、その下にある小さな蕾を露にする。

「‥はぁ‥‥凛太朗‥」

赤く欲情した朝陽の顔が、不安そうな顔をして凛太朗を見つめると、凛太朗はその瞳を見ながら口角を上げ、その蕾へと顔を沈めていく。

「‥あっ‥だっ、め‥そんなとこ‥‥」

凛太朗の頭を掴もうと手を伸ばすが、届かない。
凛太朗は舌を朝陽の蕾の周りにゆっくりと這わせると、唾液をしっかりと塗り込んでいく。
ヒクヒクと蕾が蠢き、その中心に舌をプスリと差し込む。

「‥はぁっ‥んっ‥いっ、や‥」

唾液を押し込むように、何度も舌で愛撫すると、だんだんと柔らかくなってくる蕾に、凛太朗は指に唾液を付け、蕾を開かせるように慎重に差し込んでいく。
クプッと音がして、唾液と共に押し入れた指が、朝陽の蠢く中を堪能するように侵入していく。

「‥‥ああっ‥‥ぁっ‥‥あっ‥‥」

侵入した指は、内壁を押しながらさらに奥へと進み、クチュリと音を立てる。
柔らかくなったソコに指を追加すると、朝陽の腰が大きく揺れ、入り口がきついが、中に入れば弾力がある壁に包まれるようだった。
指が3本になった時、内壁のプクリとした部分に触れ朝陽の嬌声が響いた。

「‥ああっ、あっ、そっ‥そこ‥‥」
「‥朝陽さん‥‥ここが良い‥‥?」

欲情に駆られた顔を見つつ、何度もソコに触れると、ビクビクと腰が震え昂ぶりから雫が零れ落ちる。
コクコクと頷く朝陽が可愛くて、凛太朗も余裕のない顔をした。

「‥はっ、やく‥いっちゃう‥‥ぁっ‥」
「‥クスッ‥待って‥朝陽さん‥」

凛太朗は自分も服を脱ぎ去り、すでに立ち上がった雄を、朝陽に見える様に膝立ちをした。

「‥朝陽さん‥これ‥入れていい‥?」

薄っすらと開いた瞳は、立ち上がった凛太朗の雄々しい屹立を見て、ゴクリと喉を鳴らした。
凛太朗は朝陽の両足をグイっと持ち上げ両手で抑え込むと、露になった蕾に、自分の雄をピタリとあてる。
朝陽の眼差しが潤み情欲的で、ジワリと凛太朗の額に汗が滲む。

「‥あんま‥煽んないで‥」

ゆっくりと腰を進め、雄々しく立ち上がったモノが柔らかい蕾を広げながら侵入していく。

「‥くっ‥きついね‥」

滲んだ汗が凛太朗の額からポタリと落ちると、身体に落ちた水滴にビクッと朝陽が反応する。

「‥ち、力抜いて‥朝陽さん‥っ‥」

腰を掴んでいた手を離し、朝陽の頬に触れ、覆いかぶさる様に身体を倒し、朝陽の唇を奪う。

「‥んっ‥ぁっ‥ふんっ‥ぁ‥」

凛太朗がグイっと腰を進め、亀頭の膨らんだ部分が入ると、柔らかい内壁に包まれ、半分入った所で、ゆるゆると馴染ませるように律動を始める。

「‥はぁっ‥あっ‥ぁっ‥りんたろう‥‥んっ‥」

汗ばんだ凛太朗の身体を朝陽が引き寄せると、唇を奪うように吸い付く。
ズンと深く押され、根元まで凛太朗の雄が収まると、朝陽の中が熱くて一気に達しそうになり、凛太朗は唇を噛み締めた。

「‥はっ‥ヤバい‥朝陽さん‥すぐイキそう‥」

ジッと耐えている凛太朗の姿に、ズンと朝陽の下半身に刺激を与え、それが内壁をグニュリと動かした。

「くっ、朝陽さん‥締め付け‥ないで‥っ‥」

意図して動かしている訳でないが、それによって凛太朗の雄々しい屹立が自分の中で存在感を放ち、朝陽の中に喜びが溢れてくる。

「‥‥りん‥たろう‥愛してる‥‥凛太朗‥‥」

抱き寄せた凛太朗の身体を、背に回した手で撫でると、ビクッと身体を起した。

「‥朝陽さん‥もう、無理‥」

凛太朗はそう言うと、一気に腰を動かし始め、激しく大きなストロークで最奥まで貫く。
肉棒が朝陽の良い場所を掠め、朝陽の口から零れる嬌声と、グチュグチュと厭らしい音が響き、打ち付ける肌がパンパンと音を立てる。
さらにズッシリと大きくなった肉棒が、凛太朗が限界に近いと教え、その手で朝陽の蜜を垂らしている雄を扱く。

「‥ああっ‥いいっ‥あああっ‥ああっ‥」

朝陽の身体が大きく撓りを作れば、真っ白な肌がピンク色に染まり、足先まで痙攣するようにブルブルと震え、昂った雄から精を放つ。
同時に朝陽の内壁が喜びギュウギュウと凛太朗の肉棒を締め上げ、凛太朗も朝陽の中で吐精する。

「‥くっ‥っぁ‥」

全て吐き出すと、凛太朗は朝陽の上に倒れ込んだ。
ズッシリと感じる重みを、朝陽は両腕で抱き寄せた。
荒い呼吸を整える様に、チュッと何度も唇を合わせる。

「‥‥ごめん‥我慢できなくて‥‥」

謝ってくる凛太朗が可愛くて、朝陽は微笑み、その身体をギュッと抱き締めた。

「凛太朗‥可愛い‥大好き‥」

抱き寄せた凛太朗の頬に、キスをする。

「クスクスッ‥可愛いって‥初めて言われた‥」

笑っている凛太朗に、何度も朝陽がキスをする。

「‥そう?俺には、格好良くて、可愛くて、頼りになって‥っ‥」

凛太朗の唇で言葉を遮られる。

「恥ずかしいから、止めて‥ふふっ‥」

そうは言っても、嬉しそうに微笑む凛太朗に、朝陽も微笑んだ。

「‥朝陽さん、変わっても良いですか?」


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

溺愛系とまではいかないけど…過保護系カレシと言った方が 良いじゃねぇ? って親友に言われる僕のカレシさん

315 サイコ
BL
潔癖症で対人恐怖症の汐織は、一目惚れした1つ上の三波 道也に告白する。  が、案の定…  対人恐怖症と潔癖症が、災いして号泣した汐織を心配して手を貸そうとした三波の手を叩いてしまう。  そんな事が、あったのにも関わらず仮の恋人から本当の恋人までなるのだが…  三波もまた、汐織の対応をどうしたらいいのか、戸惑っていた。  そこに汐織の幼馴染みで、隣に住んでいる汐織の姉と付き合っていると言う戸室 久貴が、汐織の頭をポンポンしている場面に遭遇してしまう…   表紙のイラストは、Days AIさんで作らせていただきました。

陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 まったり書いていきます。 2024.05.14 閲覧ありがとうございます。 午後4時に更新します。 よろしくお願いします。 栞、お気に入り嬉しいです。 いつもありがとうございます。 2024.05.29 閲覧ありがとうございます。 m(_ _)m 明日のおまけで完結します。 反応ありがとうございます。 とても嬉しいです。 明後日より新作が始まります。 良かったら覗いてみてください。 (^O^)

笑って下さい、シンデレラ

椿
BL
付き合った人と決まって12日で別れるという噂がある高嶺の花系ツンデレ攻め×昔から攻めの事が大好きでやっと付き合えたものの、それ故に空回って攻めの地雷を踏みぬきまくり結果的にクズな行動をする受け。 面倒くさい攻めと面倒くさい受けが噛み合わずに面倒くさいことになってる話。 ツンデレは振り回されるべき。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

天使から美形へと成長した幼馴染から、放課後の美術室に呼ばれたら

たけむら
BL
美形で天才肌の幼馴染✕ちょっと鈍感な高校生 海野想は、保育園の頃からの幼馴染である、朝川唯斗と同じ高校に進学した。かつて天使のような可愛さを持っていた唯斗は、立派な美形へと変貌し、今は絵の勉強を進めている。 そんなある日、数学の補習を終えた想が唯斗を美術室へと迎えに行くと、唯斗はひどく驚いた顔をしていて…? ※1話から4話までは別タイトルでpixivに掲載しております。続きも書きたくなったので、ゆっくりではありますが更新していきますね。 ※第4話の冒頭が消えておりましたので直しました。

【完結】I adore you

ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。 そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。 ※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。

幼馴染み

BL
高校生の真琴は、隣に住む幼馴染の龍之介が好き。かっこよくて品行方正な人気者の龍之介が、かわいいと噂の井野さんから告白されたと聞いて……。 高校生同士の瑞々しくて甘酸っぱい恋模様。

恋の闇路の向こう側

七賀ごふん
BL
学校一の優等生として過ごす川音深白には、大切な幼馴染がいる。 家庭の事情で離れ離れになった幼馴染、貴島月仁が転校してくることを知った深白は、今こそ昔守られていた恩を返そうと意気込むが…。 ──────── クールで過保護な攻め×完璧でいたいけど本当は甘えたい受け

処理中です...