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31話
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一瞬、何の事か分からず首を傾げる。
「‥本当は、もう一回くらいしたいんですけど‥そしたら、その後、朝陽さんが持たないと思って‥ふふっ‥じゃあ、続けて下さい‥」
そうニコッと笑った凛太朗が、クラッと頭を揺らした‥と思ったら、朝陽の唇がすぐに奪われた。
荒々しく重ねられた唇から侵入してくる舌が、先程とは別物だとすぐに分る。
「‥んぅ‥ふっ‥っ‥」
激しい口づけに呼吸も忘れ、それに応じていると、いきなり唇が離れ、視線が絡み合う。
すぐに分る。
「‥葵‥」
「‥朝陽‥」
中に入れたままの凛太朗‥葵の雄が、グンと大きさを増した。
「‥あっ‥‥はぁっ‥‥」
「‥朝陽‥好きだよ‥」
グイっと動かした腰に、はぁっと熱い声が漏れる。
姿は凛太朗でも、葵に抱かれている事に、涙が零れそうになる。
「‥葵‥葵‥ああっ‥いいっ‥ぁっ‥‥」
執拗に朝陽が感じる場所ばかり責められ、それに合わせて腰が無意識に動く。
中に差し込んだまま、朝陽の身体をグルンと回し、背後から腰を高く上げさせると、ズンと奥まで突く。
「‥ああっ‥あああっ‥‥んぁっ‥‥」
達しそうになる朝陽の屹立を、葵が手を伸ばし根元を掴む。
「‥まだだ‥」
耳元でそう囁かれ、首筋にキスをされる。
そこが性感帯だと知り尽くしている葵は、背中に舌を這わせる。
「‥ああっ‥もう‥‥いか、せて‥ああっ‥‥」
口が開き喘ぎ声がタガが外れたように零れる。
葵が限界まで昂った肉棒を最奥まで貫くと、止めていた朝陽の屹立を解放するように一気に扱く。
「ああっ‥‥あああっ‥‥ああっ‥」
ドクドクと溢れる様に朝陽の屹立から白い蜜が放たれ、同時に葵も朝陽の中で達した。
「‥‥っぁ‥っ‥‥」
最後の余韻まで出し切ると、葵はズルリと朝陽の中から陰茎を抜く。
「‥んふぅ‥んっ‥‥」
朝陽の横に倒れ込むと、葵はジッと顔を見つめ、額に掛かる髪を優しく梳き上げる。
汗ばみ温かい手が、朝陽の頬をゆっくりと撫でる。
「‥朝陽‥愛してる‥ずっと‥」
葵の瞳に涙が浮かんでいるのを見て、朝陽もまた目の奥がジンと熱くなる。
「‥んっ‥うん‥俺も、ずっと‥愛してる‥葵‥」
チュッと頬に口づけをすると、葵は目を閉じた。
ゆっくりと開いた時は、すでに凛太朗だった。
優しく触れるその手はそのままで、その手が朝陽の背に回り、優しく抱き寄せる。
朝陽の気だるさが残る声で囁く。
「‥ありがとう‥凛太朗‥」
そして幸せを噛み締めながら、二人はずっと抱き合っていた。
朝陽は、いつになくソワソワと携帯を気にしていた。
いつもなら、仕事中に携帯を見る事すらないのに、この日は朝から一時間おきにチェックをしている。
常連のお客が、なんだか落ち着かないね~朝陽君‥そう言ってくるが、苦笑いしか返せない。
今も、携帯をポケットから取り出し、チラリと見るが、はぁ~と溜息を付き、またしまう。
カフェの窓から見る景色に、そっと視線を送ると、小学生が賑やかに下校している。
朝方降っていた雨が、今は止み青空が広がっており、幼い子供たちの手には傘が握られている。
キャッキャッと声が漏れ聞こえると、お客のマダムが『あら、やだ‥もう帰ってくる‥』そう言いながら、急いで会計を済ませていく。
「ありがとうございました~」
マダムを見送ると、再び小学生に視線を送り、思いを馳せる。
自分も、こうやって葵と一緒に下校して、そのまま遊びに行っていたなぁ~と、あの時は、学校なんか面倒臭いと、早く大人になりたかった自分がいたが、いざ大人になると、自分の目指していた立派な大人になれているのかと、大きな疑問が湧いてくる。
雨上がりの振り回した傘の雫、水溜りに飛び込み、ずぶ濡れになった靴、遠くに輝いて見え、いつかは手が届くかも‥と願った虹、あの時の自分達は、未来を夢見ていた。
「ふふっ‥」
思わず口から笑みが零れ、常連さんがこちらを見た。
「おや?‥思い出し笑いかな‥?」
70歳代の初老の常連さんは、白い髭を蓄え、いつも午後に訪れ、手には毎回違う本を持ち、ゆったりとコーヒーを啜るような高い見識を持ってそうな方だった。
優しい笑顔を向けられ、朝陽は自分の顔が笑みを作っている事に気が付いた。
「クスッ‥いえ、俺にも、あんな小学生の頃があったな~と、懐かしくて‥」
「ああ、そうだね~私も、ふと思い出す事があるよ。あの教室に漂う、甘酸っぱい匂いをね‥」
「‥匂いですか?」
「ええ、人間の記憶は、匂いと密接な関係を持っているそうなんだよ‥匂いを嗅ぐことによって、記憶を印象付ける。だから、私が思い出すのは、教室に漂う独特の匂いや、雨に濡れた校庭の土の香り‥逆に、その匂いを嗅ぐと、記憶が鮮明になる‥」
「‥ああ、確かに‥雨上がりの匂いは分かります‥」
「ふふっ‥私は、ここのコーヒーの匂いも好きです‥」
洗練されたスマートな物言いに、朝陽の頬が少し赤くなり、ありがとうございます‥と、返事をした。
まだまだ先の将来、自分は葵の匂いや、凛太朗の匂いを‥懐かしく思うのだろうか‥。
今は、まだ記憶として、しまいたくはない。
現実として、いつも傍に居たいから。
「‥本当は、もう一回くらいしたいんですけど‥そしたら、その後、朝陽さんが持たないと思って‥ふふっ‥じゃあ、続けて下さい‥」
そうニコッと笑った凛太朗が、クラッと頭を揺らした‥と思ったら、朝陽の唇がすぐに奪われた。
荒々しく重ねられた唇から侵入してくる舌が、先程とは別物だとすぐに分る。
「‥んぅ‥ふっ‥っ‥」
激しい口づけに呼吸も忘れ、それに応じていると、いきなり唇が離れ、視線が絡み合う。
すぐに分る。
「‥葵‥」
「‥朝陽‥」
中に入れたままの凛太朗‥葵の雄が、グンと大きさを増した。
「‥あっ‥‥はぁっ‥‥」
「‥朝陽‥好きだよ‥」
グイっと動かした腰に、はぁっと熱い声が漏れる。
姿は凛太朗でも、葵に抱かれている事に、涙が零れそうになる。
「‥葵‥葵‥ああっ‥いいっ‥ぁっ‥‥」
執拗に朝陽が感じる場所ばかり責められ、それに合わせて腰が無意識に動く。
中に差し込んだまま、朝陽の身体をグルンと回し、背後から腰を高く上げさせると、ズンと奥まで突く。
「‥ああっ‥あああっ‥‥んぁっ‥‥」
達しそうになる朝陽の屹立を、葵が手を伸ばし根元を掴む。
「‥まだだ‥」
耳元でそう囁かれ、首筋にキスをされる。
そこが性感帯だと知り尽くしている葵は、背中に舌を這わせる。
「‥ああっ‥もう‥‥いか、せて‥ああっ‥‥」
口が開き喘ぎ声がタガが外れたように零れる。
葵が限界まで昂った肉棒を最奥まで貫くと、止めていた朝陽の屹立を解放するように一気に扱く。
「ああっ‥‥あああっ‥‥ああっ‥」
ドクドクと溢れる様に朝陽の屹立から白い蜜が放たれ、同時に葵も朝陽の中で達した。
「‥‥っぁ‥っ‥‥」
最後の余韻まで出し切ると、葵はズルリと朝陽の中から陰茎を抜く。
「‥んふぅ‥んっ‥‥」
朝陽の横に倒れ込むと、葵はジッと顔を見つめ、額に掛かる髪を優しく梳き上げる。
汗ばみ温かい手が、朝陽の頬をゆっくりと撫でる。
「‥朝陽‥愛してる‥ずっと‥」
葵の瞳に涙が浮かんでいるのを見て、朝陽もまた目の奥がジンと熱くなる。
「‥んっ‥うん‥俺も、ずっと‥愛してる‥葵‥」
チュッと頬に口づけをすると、葵は目を閉じた。
ゆっくりと開いた時は、すでに凛太朗だった。
優しく触れるその手はそのままで、その手が朝陽の背に回り、優しく抱き寄せる。
朝陽の気だるさが残る声で囁く。
「‥ありがとう‥凛太朗‥」
そして幸せを噛み締めながら、二人はずっと抱き合っていた。
朝陽は、いつになくソワソワと携帯を気にしていた。
いつもなら、仕事中に携帯を見る事すらないのに、この日は朝から一時間おきにチェックをしている。
常連のお客が、なんだか落ち着かないね~朝陽君‥そう言ってくるが、苦笑いしか返せない。
今も、携帯をポケットから取り出し、チラリと見るが、はぁ~と溜息を付き、またしまう。
カフェの窓から見る景色に、そっと視線を送ると、小学生が賑やかに下校している。
朝方降っていた雨が、今は止み青空が広がっており、幼い子供たちの手には傘が握られている。
キャッキャッと声が漏れ聞こえると、お客のマダムが『あら、やだ‥もう帰ってくる‥』そう言いながら、急いで会計を済ませていく。
「ありがとうございました~」
マダムを見送ると、再び小学生に視線を送り、思いを馳せる。
自分も、こうやって葵と一緒に下校して、そのまま遊びに行っていたなぁ~と、あの時は、学校なんか面倒臭いと、早く大人になりたかった自分がいたが、いざ大人になると、自分の目指していた立派な大人になれているのかと、大きな疑問が湧いてくる。
雨上がりの振り回した傘の雫、水溜りに飛び込み、ずぶ濡れになった靴、遠くに輝いて見え、いつかは手が届くかも‥と願った虹、あの時の自分達は、未来を夢見ていた。
「ふふっ‥」
思わず口から笑みが零れ、常連さんがこちらを見た。
「おや?‥思い出し笑いかな‥?」
70歳代の初老の常連さんは、白い髭を蓄え、いつも午後に訪れ、手には毎回違う本を持ち、ゆったりとコーヒーを啜るような高い見識を持ってそうな方だった。
優しい笑顔を向けられ、朝陽は自分の顔が笑みを作っている事に気が付いた。
「クスッ‥いえ、俺にも、あんな小学生の頃があったな~と、懐かしくて‥」
「ああ、そうだね~私も、ふと思い出す事があるよ。あの教室に漂う、甘酸っぱい匂いをね‥」
「‥匂いですか?」
「ええ、人間の記憶は、匂いと密接な関係を持っているそうなんだよ‥匂いを嗅ぐことによって、記憶を印象付ける。だから、私が思い出すのは、教室に漂う独特の匂いや、雨に濡れた校庭の土の香り‥逆に、その匂いを嗅ぐと、記憶が鮮明になる‥」
「‥ああ、確かに‥雨上がりの匂いは分かります‥」
「ふふっ‥私は、ここのコーヒーの匂いも好きです‥」
洗練されたスマートな物言いに、朝陽の頬が少し赤くなり、ありがとうございます‥と、返事をした。
まだまだ先の将来、自分は葵の匂いや、凛太朗の匂いを‥懐かしく思うのだろうか‥。
今は、まだ記憶として、しまいたくはない。
現実として、いつも傍に居たいから。
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