6 / 54
6話 ゴリラゴリラゴリラ
しおりを挟む
名前:ハル
種族:イノシシ
レベル:8
ステータス
HP:40/40
MP:0/0
STR:52
VIT:29
INT:3
DEX:5
AGI:41
スキルポイント:80
スキル:突進、ぶちかまし、疾走、嗅覚強化
魔法:
「おおおおお!!! すごい! 凄い凄い! これが私のステータスなの!? すっごーい!」
「それでスキルは何が使えるのよ!?」
「えーっと。突進とぶちかましと疾走と嗅覚強化だね」
「遠距離攻撃は何もないの……?」
「イノシシに遠距離なんて要らないと思わない? INTとか3しかないし」
「3! 3!? レベルいくつなの?」
「8」
「8もあるのに……」
「そんなことはいいんだよ! それよりもスキルの使い方教えて!」
「頭の中でそのスキルを使いたいって願えばいけるわよ」
「分かった!」
どうしようか。ひとまずは疾走のスキルでも使って試してみようかな? 突進とかぶちかましは攻撃っぽいし、何も考えずにゴリラもどきに突っ込んで行くのは良くない。
でも疾走なら走ることに関してだろうし、これ以上に早く走れるのならやってみたい。よし。そうしよう。
「『疾走』!」
「え? ひゃああああああああああ!!!」
「すごーい! はやーい!」
私がスキル名を叫ぶと、さっきよりも1.5倍は速くなった気がする。風なんて切り裂いてビュンビュン走っていける。
「おぼぼぼぼぼぼぼ!!!」
コシャァ
「この速さだとゴリラもどきもついてくれないんだね」
ゴリラもどきの投げてきた岩は私の遥か後ろに落ちていた。これだけのスピードがあるんならっこんでもいいかもしれない。
「あれ?」
突っ込もうかと思っていたら、スキルを使ってから30秒も経たない内に元の速度に戻ってしまう。
「やっと切れたのね……。速すぎて怖かったわ……」
「切れた?」
「スキルにも持続時間って言うのがあるのよ……。ずっと使えるスキルなんて便利過ぎるでしょ?」
「あー確かに」
「勿論そういうスキルもあるけどね。貴方の嗅覚強化とかは多分そういうスキル。パッシブスキルっていって、常時発動しているやつね」
「そうじゃないやつは?」
「アクティブスキルって言われるわね。私の『胞子シールド』とかそんな感じよ」
「なるほど。それじゃあ突っ込む?」
「話が早いわ。この子色んな意味ではやすぎる……!」
こんなことを話している間に道が狭くなっているんだからしょうがないじゃないか。
「突っ込むよ?」
「後1分待って、私のクールタイムが終わるから」
「クルールタイム?」
「そう、アクティブスキルは一回使ったら再使用に使えない時間があるのよ。それがクールタイム」
「どこで見れるの?」
「右下に出ているはずだけど……」
私は言われた通り右下に視線をやると、確かにあった。
「ほんとだ。後60って書いてある」
「じゃあ私と同じくらいね。それは60秒ってことだから。その時に突撃しましょう。私も最大限援護するわ」
「分かった!」
それからは走って逃げ回りながら60秒待つ。
「終わったよ!」
「私もよ!」
「よーし! 行っくよー!」
私はゴリラもどきの方に向って走り出す。
「おぼぼぼぼっぼ!!!」
ゴリラもどきが岩を投げてくる。
「避けなくていいわ! 私が守る! 『胞子シールド』!」
ナツキがそう言って私の目の前に緑色に光る盾を作り出す。
ガァン!
目の前で岩が粉々に砕け散る。
「すごいね!」
「でしょ! これくらいは出来るんだから!」
「おぼぼぼぼっぼ!!!」
「もう一発いける!?」
「任せて!」
ゴリラもどきが投げてくる岩をまたしても『胞子シールド』が弾いてくれた。とても頼りになる。
2発も弾く時間があればゴリラもどきの腹はすぐそこだ! 攻撃系統のスキルを使用する! 『突進』!
私は狙いがゴリラもどきの腹に集中するのが分かる。
「おぼぼぼぼぼぼ!!!」
集中しているけど、それ以外の場所もしっかりと把握できた。ゴリラもどきが拳を振りかぶっている姿も見える。視界が広くなったような感じだろうか。
見えるけど、私はその攻撃を避けない。
「キノコのシールド舐めんじゃないわよ!」
ガァァァァァァン!
物凄い音がして、ゴリラもどきの拳が止まる。ここまでの攻撃を受けているのに壊れないなんて流石だ。
後は奴の腹にぶちかますだけ、そう思っていたら、私の嗅覚に違和感を感じる。奴の腹の周りが臭いような……。そう思った途端。奴の横腹が分離した。
「!?」
違った。奴の腹が横に動き、それは奴の追加の2本の腕になった。奴はその腕を広げて私が腹にぶちかますのを妨害しようとして来る。
このままだといけない。周囲もこれ以上走るスペースはないし、かなり危険な状態になっている。だからここで決めないと!
「疾走!」
私は念のために取っておいたスキルを使い、加速する。そして、奴の手が閉じきるよりも一瞬だけ早く駆け抜けた。
後は奴の腹に当たるだけ!
「いっけえええええええええ!!!」
「ぶちかませえええええええ!!!」
『ぶちかまし』を使い、奴の腹を全ての力を使ってぶつかる。
ドオオオオオオオオオオオオン!!!
「おっぼぼぼぼっぼぼぼぼぼぼぼ!!!!!!??????」
「きゃあああああ!!!」
「どうなってるるのおおお!!??」
私とナツキは反動からか一緒になって吹き飛ばされる。
その代わり、ゴリラもどきも物凄い速度で私たちと反対側に飛んで行った。
ボン、ゴロゴロゴロ、ズザァ。
「と、止まった……」
「や、やったの?」
「多分……」
私達の視線の前には砂煙が立ち上っていて、奴が無事か分からない。
もしもまだ奴が無事だったらかなり厳しい。さっきのスキルの反動からか、すごく体中にダメージが来ている気がする。
ドキドキしながら砂煙が晴れるのを待っていると、そこには、どてっぱらに穴が開いたゴリラもどきが魔法陣に背を預けるようにうなだれていた。
『ハル はレベルアップしました。Lv8→Lv13になりました。ステータスが上昇しました。スキルポイントを90取得しました』
「勝ったあああああ!!!」
「嘘……そんな……。たった2発で……?」
『ハル はダークアームコングを倒しました。称号最初の森の真の主を取得しました』
あいつこんな名前だったのか。
『ハル はダークアームコングへの攻撃回数が5回以下で倒しました。称号ゴリラゴリラゴリラの天敵を取得しました』
なんか制限付きで倒した時はこういう称号になるんだろうか?
「嘘、嘘嘘嘘、こんな称号普通直ぐに取れる訳ないじゃない!」
夕飯……違った。ナツキがそう言って私の背中で頭を振っている。その拍子に零れる胞子はちょっと幻想的かもしれない。
「どうして? 私こいつの前のシルバーバックゴリラも2発だったよ」
「嘘でしょ!? スキル使えなかったのよね!?」
「腹に体当たりすればいけるからね」
「そんなでたらめな……」
「まぁまぁ。倒せたんだから良かったじゃない。それよりもチュートリアルのやり方教えて? 私まだ終わってないから」
「そんな事言ってたわね……。ていうか、頭の上を見てみなさい」
「?」
私はそう言われて頭を上にやって見ると、そこには黄色い矢印が浮かんでいた。その指し示す方角は、最初に来た道。元の位置に戻る方向だった。
「え? これ?」
「そうよ? 一番最初に降り立った時に何か言われなかった?」
「あれー? そんなこと言われたっけ……?」
そんな声聞えなかったと思うんだけどな。
「まぁ、バグとかあるかもしれないから。私も報告の為に戻らないといけないから。一緒に行きましょう?」
「うん。勿論」
私は帰り道も走った。
「こんなに速度出さなくてもいいんじゃないのー!」
「えーステータスも上がったみたいで速度も出て楽しいんだよねー」
「だからって……これは!」
そうして、なんやかんやあってナツキの案内で最初の街に到着した。
種族:イノシシ
レベル:8
ステータス
HP:40/40
MP:0/0
STR:52
VIT:29
INT:3
DEX:5
AGI:41
スキルポイント:80
スキル:突進、ぶちかまし、疾走、嗅覚強化
魔法:
「おおおおお!!! すごい! 凄い凄い! これが私のステータスなの!? すっごーい!」
「それでスキルは何が使えるのよ!?」
「えーっと。突進とぶちかましと疾走と嗅覚強化だね」
「遠距離攻撃は何もないの……?」
「イノシシに遠距離なんて要らないと思わない? INTとか3しかないし」
「3! 3!? レベルいくつなの?」
「8」
「8もあるのに……」
「そんなことはいいんだよ! それよりもスキルの使い方教えて!」
「頭の中でそのスキルを使いたいって願えばいけるわよ」
「分かった!」
どうしようか。ひとまずは疾走のスキルでも使って試してみようかな? 突進とかぶちかましは攻撃っぽいし、何も考えずにゴリラもどきに突っ込んで行くのは良くない。
でも疾走なら走ることに関してだろうし、これ以上に早く走れるのならやってみたい。よし。そうしよう。
「『疾走』!」
「え? ひゃああああああああああ!!!」
「すごーい! はやーい!」
私がスキル名を叫ぶと、さっきよりも1.5倍は速くなった気がする。風なんて切り裂いてビュンビュン走っていける。
「おぼぼぼぼぼぼぼ!!!」
コシャァ
「この速さだとゴリラもどきもついてくれないんだね」
ゴリラもどきの投げてきた岩は私の遥か後ろに落ちていた。これだけのスピードがあるんならっこんでもいいかもしれない。
「あれ?」
突っ込もうかと思っていたら、スキルを使ってから30秒も経たない内に元の速度に戻ってしまう。
「やっと切れたのね……。速すぎて怖かったわ……」
「切れた?」
「スキルにも持続時間って言うのがあるのよ……。ずっと使えるスキルなんて便利過ぎるでしょ?」
「あー確かに」
「勿論そういうスキルもあるけどね。貴方の嗅覚強化とかは多分そういうスキル。パッシブスキルっていって、常時発動しているやつね」
「そうじゃないやつは?」
「アクティブスキルって言われるわね。私の『胞子シールド』とかそんな感じよ」
「なるほど。それじゃあ突っ込む?」
「話が早いわ。この子色んな意味ではやすぎる……!」
こんなことを話している間に道が狭くなっているんだからしょうがないじゃないか。
「突っ込むよ?」
「後1分待って、私のクールタイムが終わるから」
「クルールタイム?」
「そう、アクティブスキルは一回使ったら再使用に使えない時間があるのよ。それがクールタイム」
「どこで見れるの?」
「右下に出ているはずだけど……」
私は言われた通り右下に視線をやると、確かにあった。
「ほんとだ。後60って書いてある」
「じゃあ私と同じくらいね。それは60秒ってことだから。その時に突撃しましょう。私も最大限援護するわ」
「分かった!」
それからは走って逃げ回りながら60秒待つ。
「終わったよ!」
「私もよ!」
「よーし! 行っくよー!」
私はゴリラもどきの方に向って走り出す。
「おぼぼぼぼっぼ!!!」
ゴリラもどきが岩を投げてくる。
「避けなくていいわ! 私が守る! 『胞子シールド』!」
ナツキがそう言って私の目の前に緑色に光る盾を作り出す。
ガァン!
目の前で岩が粉々に砕け散る。
「すごいね!」
「でしょ! これくらいは出来るんだから!」
「おぼぼぼぼっぼ!!!」
「もう一発いける!?」
「任せて!」
ゴリラもどきが投げてくる岩をまたしても『胞子シールド』が弾いてくれた。とても頼りになる。
2発も弾く時間があればゴリラもどきの腹はすぐそこだ! 攻撃系統のスキルを使用する! 『突進』!
私は狙いがゴリラもどきの腹に集中するのが分かる。
「おぼぼぼぼぼぼ!!!」
集中しているけど、それ以外の場所もしっかりと把握できた。ゴリラもどきが拳を振りかぶっている姿も見える。視界が広くなったような感じだろうか。
見えるけど、私はその攻撃を避けない。
「キノコのシールド舐めんじゃないわよ!」
ガァァァァァァン!
物凄い音がして、ゴリラもどきの拳が止まる。ここまでの攻撃を受けているのに壊れないなんて流石だ。
後は奴の腹にぶちかますだけ、そう思っていたら、私の嗅覚に違和感を感じる。奴の腹の周りが臭いような……。そう思った途端。奴の横腹が分離した。
「!?」
違った。奴の腹が横に動き、それは奴の追加の2本の腕になった。奴はその腕を広げて私が腹にぶちかますのを妨害しようとして来る。
このままだといけない。周囲もこれ以上走るスペースはないし、かなり危険な状態になっている。だからここで決めないと!
「疾走!」
私は念のために取っておいたスキルを使い、加速する。そして、奴の手が閉じきるよりも一瞬だけ早く駆け抜けた。
後は奴の腹に当たるだけ!
「いっけえええええええええ!!!」
「ぶちかませえええええええ!!!」
『ぶちかまし』を使い、奴の腹を全ての力を使ってぶつかる。
ドオオオオオオオオオオオオン!!!
「おっぼぼぼぼっぼぼぼぼぼぼぼ!!!!!!??????」
「きゃあああああ!!!」
「どうなってるるのおおお!!??」
私とナツキは反動からか一緒になって吹き飛ばされる。
その代わり、ゴリラもどきも物凄い速度で私たちと反対側に飛んで行った。
ボン、ゴロゴロゴロ、ズザァ。
「と、止まった……」
「や、やったの?」
「多分……」
私達の視線の前には砂煙が立ち上っていて、奴が無事か分からない。
もしもまだ奴が無事だったらかなり厳しい。さっきのスキルの反動からか、すごく体中にダメージが来ている気がする。
ドキドキしながら砂煙が晴れるのを待っていると、そこには、どてっぱらに穴が開いたゴリラもどきが魔法陣に背を預けるようにうなだれていた。
『ハル はレベルアップしました。Lv8→Lv13になりました。ステータスが上昇しました。スキルポイントを90取得しました』
「勝ったあああああ!!!」
「嘘……そんな……。たった2発で……?」
『ハル はダークアームコングを倒しました。称号最初の森の真の主を取得しました』
あいつこんな名前だったのか。
『ハル はダークアームコングへの攻撃回数が5回以下で倒しました。称号ゴリラゴリラゴリラの天敵を取得しました』
なんか制限付きで倒した時はこういう称号になるんだろうか?
「嘘、嘘嘘嘘、こんな称号普通直ぐに取れる訳ないじゃない!」
夕飯……違った。ナツキがそう言って私の背中で頭を振っている。その拍子に零れる胞子はちょっと幻想的かもしれない。
「どうして? 私こいつの前のシルバーバックゴリラも2発だったよ」
「嘘でしょ!? スキル使えなかったのよね!?」
「腹に体当たりすればいけるからね」
「そんなでたらめな……」
「まぁまぁ。倒せたんだから良かったじゃない。それよりもチュートリアルのやり方教えて? 私まだ終わってないから」
「そんな事言ってたわね……。ていうか、頭の上を見てみなさい」
「?」
私はそう言われて頭を上にやって見ると、そこには黄色い矢印が浮かんでいた。その指し示す方角は、最初に来た道。元の位置に戻る方向だった。
「え? これ?」
「そうよ? 一番最初に降り立った時に何か言われなかった?」
「あれー? そんなこと言われたっけ……?」
そんな声聞えなかったと思うんだけどな。
「まぁ、バグとかあるかもしれないから。私も報告の為に戻らないといけないから。一緒に行きましょう?」
「うん。勿論」
私は帰り道も走った。
「こんなに速度出さなくてもいいんじゃないのー!」
「えーステータスも上がったみたいで速度も出て楽しいんだよねー」
「だからって……これは!」
そうして、なんやかんやあってナツキの案内で最初の街に到着した。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる