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3章
47話 幕間 マスランとジェラルド
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マスランがヴィクトリアに学院へ入れるように取り計らってもらった日。
***マスラン視点***
そこは学院。
この国で学院と言われる場所はたった一つ。
今、私はこの国一番……いや、近隣諸国でも1番の呼び声高い回復術師の所に来ていた。
私程度の力量であれば、本来では会うことすら困難な相手。
しかし、一時でも彼の元で学んだ。
その一点において、私は会うことが出来た。
もちろん、彼に学んだのに、大した回復術師になれなかった劣等感も未だに存在しているが……。
それでも、エミリオの為であれば、彼に……師匠に会うことも厭わない。
まぁ……それでも彼自身が独特な人であるからあまり会いたくはないのだが……。
そんな事を思いながら学院の中を歩く。
「懐かしいな……」
しばらく歩き、私は師匠が研究室として使っている部屋に到着する。
以前教えてもらっていたが、今もここで依然と同じような生活をしている事は簡単に想像できた。
コンコン
無駄だとは分かりつつもノックをする。
しかし、案の定返事はない。
「失礼します。これは……」
私は部屋の中を見て、想像以上の惨状に目を覆いたくなった。
部屋はバルトラン男爵家の客室くらいには十分に広い。
下手をしたらそれ以上広いはずなのだけれど、全て書類や本、何に使うか分からない実験機器で埋め尽くされていて、歩くスペースもない。
書類や本が山となり崩れていて、子供程度だったら大惨事になりそうな環境だ。
「師匠。いらっしゃいますか?」
こんな所に人がいられる訳がない。
そうは思うけれど、師匠はある意味、人と言っていいのか分からない。
だから、万が一の可能性を考えて声をかけた。
「……んー」
「師匠?」
「あー重い……」
「師匠!?」
私は書類の海に割って入る。
元々崩れていたのだから問題ない。
そう思って書類をかき分けて奥の方へ行くと、そこには種類や本に埋もれるように、白衣を着た服が少しだけ見えた。
「師匠!」
急いで駆け寄り、本や書類を投げ飛ばす。
書類の山を掘ると、無精ひげを生やした師匠の素顔が現れた。
茶髪で茶色い瞳、目の下の隈は大きく、メガネでも隠すことが出来ない程に大きい。
痩せぎすで栄養も足りてなさそうだけれど、それでも彼は自分で自分を回復出来るからか気にした様子はほとんどない。
数年前に見た時とほとんど変わっておらず、やはり彼は彼であるようだった。
「師匠……ご無事でしたか」
「ん……誰だったか……」
「……」
師匠はそう考える様に言った後に、メガネをずらしてじっと私を見つめる。
すぐに出てきてくれないのは少し悲しい。
「ああ、マスランか! お前……老けたな!」
ちょっとイラっとした。
「師匠……出会って直ぐがそれですか」
「いやぁそう思ったんだから仕方ないだろう? それよりもどうした。寂しくなったか?」
「いえ、ちょっと紹介したい人がいまして……」
「あっはっはっはっはっは! それは……難しいぞぉ? お前もおれの肩書を知らない訳ないだろう?」
「ええ、存分に知っていますよ。師匠……いえ、【奇跡】……ジェラルド・グランマール卿。そう言った方がいいですか?」
「やめろ。自分で名乗るのはいいが他の者にそう言われるのは好きではない」
「では言わないでくださいよ」
「たく、可愛げのない弟子だ。それで、本当にどうして来たんだ? まさか本当におれに紹介したい訳じゃないだろう?」
師匠はそう言い放ってくるけれど、彼は未だに書類の山に埋もれたままだ。
流石にこのままでは話し合いも出来ない。
「師匠、流石に出てきてください。ここで話すのは大変でしょう」
「あー……あ? そうか……考え事をしていたら動けなくなってどうしてかと思っていたら……こんなことになっていたのか」
「気付かなかったんですか……」
「仕方ないだろう。考えている間はこうなってしまうのだから。でもそうだな。確かにこのままではろくに論文も書けない。出してくれ」
「自分で動く気はないんですか……魔法も使えるじゃないですか」
「その為の魔力は研究に全て使ってしまう。だからない」
「そうですか……」
私はそう言いながらも師匠を助け出す。
こんな時でなければ……回復術師としての腕が確かで無ければあまり会いたい人ではない。
欠点は多いし、イラっとした事も数え切れない。
でも、それを全て吹き飛ばす程の力を持っている。
だからこうして、この学院でずっと好きなように研究をすることができているのだ。
私は師匠を助け起こして、入り口付近の比較的書類などの少ない場所に向かう。
「それでは師匠。話を聞いてください」
「いや、待て、今もしかしたら世紀の素晴らしい魔法を思いついたかもしれない」
「師匠……」
師匠はこうやって近くの書類に何かを書き始める。
こうなってしまう師匠は何を言っても無駄なので、ただ待つことにした。
「いやぁお待たせ。中々いい感じで出来た。しかし……これは使えないかもしれないな」
そう言って師匠は適当に書類を放り投げる。
ここまで3時間は待たされたはずなのに、こんな事をしているのだ。
「それでは……」
「あいや待て! 今度はこっちが……」
「師匠……」
正直泣きそうになった。
もう一体何時間待たせるつもりなのか。
そして更に3時間後。
「終わったが……一度実験をして試してみないと分からんな。それに、時間もかかりすぎる。実行出来る奴がいない時点で無しだな」
またしても3時間考えていたものを投げ捨てていた。
そんな事を何度もしていた為、こんなことになってしまったのだろう。
「師匠……いい加減に……」
「待て! 今度は世界を変えるぞ!」
「師匠……」
彼はそれから追加で3回程新しい何かを思いつき始め、話が出来るようになったのは、夜が明けてからだった。
「師匠……そろそろ話をしたいのですが?」
「ああ、悪かったなマスラン。それでどんな話だ?」
「それが、私が教えることになったとある男爵家の子のことなのですが……」
私は出来る限りの真実を……彼の事を話した。
話すことはヴィクトリア様の許可も貰っている。
師匠はじっと黙って聞いていて、終わった時に口を開く。
「どうしてそれをもっと先に言わなかったんだ! そんな相手……良いだろう! このおれが行って実際に会ってやろう! さぁ! 今すぐに行くぞ!」
「な、何を言っているんですか!? 【奇跡】としても、特級回復術師としても国として仕事があるでしょうが!?」
師匠を何とか抑えようとするけれど、師匠は関係ないとばかりに外に向かおうとする。
「関係ない! そんな称号なぞいらん!」
「ダメですよ! それで何かやったらそれこそエミリオと会うことも出来ませんよ!」
「むぅ……それは困る……いや、そうか。分かった。マスラン。手伝え」
「な、何をですか……」
この師匠の「手伝え」は決してろくなことにならない。
「決まっている。溜まっている仕事を全て即座に終わらせて男爵家に向かうぞ。他の事はやらなくてもいい」
「そんな……ゴルーニ侯爵家にはなんて……」
「後で手紙でも出しておけ、おれに言われたから。そう言えば通じるだろう」
「そんな所まで師匠の悪行は広まっているんですね……」
「悪行ではない。無駄なことはしないだけだ。よし。それじゃあ行くぞ」
「今からですか!?」
「ああ、出来る限り早くやらないといけないからな。行くぞ」
「ええ……分かりました」
それから私は師匠に連れられて、多くの仕事をこなしていく。
しかし、師匠の側にいると本当に勉強になる。
不可能と言われる様な病すら治してしまうのだから。
もしかしたら、エミリオの病すらも治せてしまうのではないか?
私は……そう思う事が出来て、期待してしまう。
「おい! マスラン何をぼさっとしている! さっさと次の奴だ!」
「は、はい!」
それから、師匠の溜まった仕事をこなすのに1か月はかかってしまった。
けれど、師匠の尽力や、ゴルーニ侯爵家のはからい等で、師匠をバルトラン男爵領に連れていくことが出来るようになった。
エミリオへのお土産も出来た。
これでやっと……やっとエミリオが……救われるかもしれない。
待っていてくれ、エミリオ。
***マスラン視点***
そこは学院。
この国で学院と言われる場所はたった一つ。
今、私はこの国一番……いや、近隣諸国でも1番の呼び声高い回復術師の所に来ていた。
私程度の力量であれば、本来では会うことすら困難な相手。
しかし、一時でも彼の元で学んだ。
その一点において、私は会うことが出来た。
もちろん、彼に学んだのに、大した回復術師になれなかった劣等感も未だに存在しているが……。
それでも、エミリオの為であれば、彼に……師匠に会うことも厭わない。
まぁ……それでも彼自身が独特な人であるからあまり会いたくはないのだが……。
そんな事を思いながら学院の中を歩く。
「懐かしいな……」
しばらく歩き、私は師匠が研究室として使っている部屋に到着する。
以前教えてもらっていたが、今もここで依然と同じような生活をしている事は簡単に想像できた。
コンコン
無駄だとは分かりつつもノックをする。
しかし、案の定返事はない。
「失礼します。これは……」
私は部屋の中を見て、想像以上の惨状に目を覆いたくなった。
部屋はバルトラン男爵家の客室くらいには十分に広い。
下手をしたらそれ以上広いはずなのだけれど、全て書類や本、何に使うか分からない実験機器で埋め尽くされていて、歩くスペースもない。
書類や本が山となり崩れていて、子供程度だったら大惨事になりそうな環境だ。
「師匠。いらっしゃいますか?」
こんな所に人がいられる訳がない。
そうは思うけれど、師匠はある意味、人と言っていいのか分からない。
だから、万が一の可能性を考えて声をかけた。
「……んー」
「師匠?」
「あー重い……」
「師匠!?」
私は書類の海に割って入る。
元々崩れていたのだから問題ない。
そう思って書類をかき分けて奥の方へ行くと、そこには種類や本に埋もれるように、白衣を着た服が少しだけ見えた。
「師匠!」
急いで駆け寄り、本や書類を投げ飛ばす。
書類の山を掘ると、無精ひげを生やした師匠の素顔が現れた。
茶髪で茶色い瞳、目の下の隈は大きく、メガネでも隠すことが出来ない程に大きい。
痩せぎすで栄養も足りてなさそうだけれど、それでも彼は自分で自分を回復出来るからか気にした様子はほとんどない。
数年前に見た時とほとんど変わっておらず、やはり彼は彼であるようだった。
「師匠……ご無事でしたか」
「ん……誰だったか……」
「……」
師匠はそう考える様に言った後に、メガネをずらしてじっと私を見つめる。
すぐに出てきてくれないのは少し悲しい。
「ああ、マスランか! お前……老けたな!」
ちょっとイラっとした。
「師匠……出会って直ぐがそれですか」
「いやぁそう思ったんだから仕方ないだろう? それよりもどうした。寂しくなったか?」
「いえ、ちょっと紹介したい人がいまして……」
「あっはっはっはっはっは! それは……難しいぞぉ? お前もおれの肩書を知らない訳ないだろう?」
「ええ、存分に知っていますよ。師匠……いえ、【奇跡】……ジェラルド・グランマール卿。そう言った方がいいですか?」
「やめろ。自分で名乗るのはいいが他の者にそう言われるのは好きではない」
「では言わないでくださいよ」
「たく、可愛げのない弟子だ。それで、本当にどうして来たんだ? まさか本当におれに紹介したい訳じゃないだろう?」
師匠はそう言い放ってくるけれど、彼は未だに書類の山に埋もれたままだ。
流石にこのままでは話し合いも出来ない。
「師匠、流石に出てきてください。ここで話すのは大変でしょう」
「あー……あ? そうか……考え事をしていたら動けなくなってどうしてかと思っていたら……こんなことになっていたのか」
「気付かなかったんですか……」
「仕方ないだろう。考えている間はこうなってしまうのだから。でもそうだな。確かにこのままではろくに論文も書けない。出してくれ」
「自分で動く気はないんですか……魔法も使えるじゃないですか」
「その為の魔力は研究に全て使ってしまう。だからない」
「そうですか……」
私はそう言いながらも師匠を助け出す。
こんな時でなければ……回復術師としての腕が確かで無ければあまり会いたい人ではない。
欠点は多いし、イラっとした事も数え切れない。
でも、それを全て吹き飛ばす程の力を持っている。
だからこうして、この学院でずっと好きなように研究をすることができているのだ。
私は師匠を助け起こして、入り口付近の比較的書類などの少ない場所に向かう。
「それでは師匠。話を聞いてください」
「いや、待て、今もしかしたら世紀の素晴らしい魔法を思いついたかもしれない」
「師匠……」
師匠はこうやって近くの書類に何かを書き始める。
こうなってしまう師匠は何を言っても無駄なので、ただ待つことにした。
「いやぁお待たせ。中々いい感じで出来た。しかし……これは使えないかもしれないな」
そう言って師匠は適当に書類を放り投げる。
ここまで3時間は待たされたはずなのに、こんな事をしているのだ。
「それでは……」
「あいや待て! 今度はこっちが……」
「師匠……」
正直泣きそうになった。
もう一体何時間待たせるつもりなのか。
そして更に3時間後。
「終わったが……一度実験をして試してみないと分からんな。それに、時間もかかりすぎる。実行出来る奴がいない時点で無しだな」
またしても3時間考えていたものを投げ捨てていた。
そんな事を何度もしていた為、こんなことになってしまったのだろう。
「師匠……いい加減に……」
「待て! 今度は世界を変えるぞ!」
「師匠……」
彼はそれから追加で3回程新しい何かを思いつき始め、話が出来るようになったのは、夜が明けてからだった。
「師匠……そろそろ話をしたいのですが?」
「ああ、悪かったなマスラン。それでどんな話だ?」
「それが、私が教えることになったとある男爵家の子のことなのですが……」
私は出来る限りの真実を……彼の事を話した。
話すことはヴィクトリア様の許可も貰っている。
師匠はじっと黙って聞いていて、終わった時に口を開く。
「どうしてそれをもっと先に言わなかったんだ! そんな相手……良いだろう! このおれが行って実際に会ってやろう! さぁ! 今すぐに行くぞ!」
「な、何を言っているんですか!? 【奇跡】としても、特級回復術師としても国として仕事があるでしょうが!?」
師匠を何とか抑えようとするけれど、師匠は関係ないとばかりに外に向かおうとする。
「関係ない! そんな称号なぞいらん!」
「ダメですよ! それで何かやったらそれこそエミリオと会うことも出来ませんよ!」
「むぅ……それは困る……いや、そうか。分かった。マスラン。手伝え」
「な、何をですか……」
この師匠の「手伝え」は決してろくなことにならない。
「決まっている。溜まっている仕事を全て即座に終わらせて男爵家に向かうぞ。他の事はやらなくてもいい」
「そんな……ゴルーニ侯爵家にはなんて……」
「後で手紙でも出しておけ、おれに言われたから。そう言えば通じるだろう」
「そんな所まで師匠の悪行は広まっているんですね……」
「悪行ではない。無駄なことはしないだけだ。よし。それじゃあ行くぞ」
「今からですか!?」
「ああ、出来る限り早くやらないといけないからな。行くぞ」
「ええ……分かりました」
それから私は師匠に連れられて、多くの仕事をこなしていく。
しかし、師匠の側にいると本当に勉強になる。
不可能と言われる様な病すら治してしまうのだから。
もしかしたら、エミリオの病すらも治せてしまうのではないか?
私は……そう思う事が出来て、期待してしまう。
「おい! マスラン何をぼさっとしている! さっさと次の奴だ!」
「は、はい!」
それから、師匠の溜まった仕事をこなすのに1か月はかかってしまった。
けれど、師匠の尽力や、ゴルーニ侯爵家のはからい等で、師匠をバルトラン男爵領に連れていくことが出来るようになった。
エミリオへのお土産も出来た。
これでやっと……やっとエミリオが……救われるかもしれない。
待っていてくれ、エミリオ。
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