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6章
121話 治療
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宣伝とお知らせをさせてください!
本作である不治の病の物語が、12月16日に発売されます!
WEB版を基本としつつも、4万字くらいの加筆もしているので、
楽しんで頂けると確信しています!
ですので、ぜひともよろしくお願いします!
それと、発売を記念して毎日投稿を再開します!
期限は体力の尽きるまでです!
ただ、発売日までは最低でも続けるので、お楽しみにお待ちください!
***************************
僕達は、他のマーキュリーの患者の中毒性を取り除くために他の部屋に向かっていた。
部屋から出て、僕は思い出したかのように声をあげる。
「あ! すいません。部屋に忘れ物をしてきました」
「エミリオ?」
「先に行っていてください。すぐに戻りますから!」
僕は師匠とクレアさんにそういって、先ほどの部屋に戻った。
「サシャ。大丈夫?」
「エミリオ様! 戻って来て下さると信じていました!」
「うん。今助けるからね」
「はい」
僕は色々ときつそうな体勢をとっているサシャに近付き、彼女の上に置いてある器具や本を取って机の上に戻していく。
数分もしたらサシャは疲れた様子で、肩を落としていた。
「本当に……エミリオ様が来て下さらなかったらどうなっていたか……」
「でもどうしてあんなことになっていたの? 起きてびっくりしちゃったよ」
「それが……」
僕はサシャの勘違いを聞いて、少し驚いてしまった。
「そんな……ここは領主の屋敷だよ? そんなことまた起きる訳がないって」
「そう……ですよね。少し……考えすぎていたのかもしれません」
彼女は思いつめたような表情をしていた。
「うん。サシャ。そこまで思いつめないで。クレアさんもいい人だし大丈夫だと思うよ」
「はい……」
「サシャが心配してくれるのは嬉しいけど、心配し過ぎはサシャに良くないよ。孤児院にいる時も、結構僕の方を見ていたもんね」
「気付いておられたんですか……」
「うん。気にかけてくれていたんだよね。ありがとう。でも、僕は大丈夫だよ」
「エミリオ様……」
「それじゃあ、僕は行くね」
「え? 行くのですか?」
「うん。これからマーキュリーの患者さんの治療にいかないと。だから行くね」
「はい。本当にありがとうございます」
「ううん。いつも助けてもらっているから、またね!」
僕はサシャに笑いかけて、部屋から出る。
それから、急いで師匠達に追いついた。
******
「うぅ……がぁぁあぁぁぁ!!!」
「マーキュリー! マーキュリーを私に頂戴!」
「これは……」
僕達はクレアさんの案内してくれる部屋に到着すると、その中は酷い状態だった。
患者さん達はベットに手錠で拘束され、暴れないようにされている。
部屋の中には数十人がいて、それぞれの患者の近くには使用人や、兄弟だろうか? 男の人が側についていた。
「お2人とも。症状の進行が進んでいる方々から優先させて頂きます。よろしいですか?」
「大丈夫ですが……あの、こんなに暴れて大丈夫なんでしょうか?」
この状態で入るのは、注射器で間違った部分に入って行ってしまうかもしれない。
クレアさんは問題ないと教えてくれる。
「魔法で眠らせます。ずっとはできませんが、治療が終わるまでは必ず効果を持続させると約束しましょう」
「分かりました」
クレアさんの説明に納得してから、彼女の後をついて1人の女性のところにいく。
彼女の側には、貴族の格好をした男性がいて、じっと患者を見つめていた。
彼はクレアさんが近付いて来たのに気付くと、縋りついてきた。
「ドルトムント伯爵! 彼女を! 彼女を助ける手立てはないんですか!」
「今からそれを試します。全てが治るとは言いませんが、少しは落ち着きを取り戻すかもしれません」
「本当ですか!? 彼女は私の大切な婚約者なのです! どうか! どうか!」
「分かっています。今は大人しくしていて下さい。分かりましたか?」
「はい……」
そう言って、彼は力なくイスに座る。
彼は両手を組み、祈り続けた。
クレアさんはそんな彼を一瞥すると、こちらに向き直る。
「それではまずはこの女性から治療して頂きます。よろしいですか?」
「患者が誰であろうと扱いは変わらない」
「ですね」
師匠に賛同して、僕達の治療が始まった。
「ぐぅぅ! がぁ! マーキュリィィ!!!」
「魂に安らぎを、体に平穏を『眠りへ誘え』」
「ぐぅぅぅ……」
クレアさんが暴れる患者に魔法をかけて眠らせる。
それから、僕達は彼女の中に入っていく。
「エミリオ。まずはもう一度おれがやる。いいな?」
「はい」
僕達は急いで脳に直行して、師匠が治療を始める。
ただ、場所が場所だけにいつもの様に敵を簡単に倒すだけではいけない。
周囲を決して傷つけずに、目的の敵だけを倒すようにしていかなければ。
それから師匠は抜群の魔法制御技術で1体目の敵を倒す。
「流石です、師匠」
「エミリオ。そんな事を言っている場合ではない。この患者の中には一体どれだけのマーキュリーがいるのかわからない。いいから治療を施して行くぞ」
「はい!」
「次はお前が実際にやってみろ」
「分かりました」
それから次は僕の番になり、治療を始める。
ただ、その治療は今までとは違った難しさがあった。
「…………………………」
僕はじっと魔法にだけ意識を向けて集中し続ける。
ただ、その集中を続けるという行為が思った以上に精神力を削っていくのだ。
失敗できない。
少しでも脳の一部分に触れてしまえば、取り返しがつかないことになる。
だから僕は集中して治療を続けた。
それから何匹倒したのだろうか。
正直途中から頭が痛くなり、魔法を使うのも苦しくなってきていた。
でも、困っている人を助けるために、僕は治療を続けた。
当然、師匠も治療を続けていたからというのもあるけれど。
「つぅ……」
「エミリオ。少し休め」
「でも」
「いいから、そんな状態で治療が失敗したら取り返しがつかない」
「……はい」
途中からは師匠がメインで倒してくれて、僕のやる回数は減っていた。
いつまで続くのか。
そう思っていたら、師匠が口を開く。
「これくらいか? 大分倒したはず。とりあえずはこれで戻るぞ」
「は……い……」
僕は痛む頭を抑えながら、元に戻る。
すると、
「ありがとうございます!」
「!?」
元に戻った僕を、患者の婚約者の人が涙を浮かべながら見ていた。
「な、なんでしょう?」
「君が彼女を助けてくれたのかい!?」
「助けて……いるのかはどうかは分かりませんが、変化はあったのですか?」
「あったとも! 最初はいつ暴れ出すか全く分からなかった。でも、君たちが治療を始めてくれてから呼吸がとっても穏やかになっていったんだ!」
「本当ですか!?」
「ああ! 本当だ! 君が……治療してくれたのかい?」
「基本的には師匠がやってくれました。僕もやりましたけど、師匠程は……」
師匠ほどの治療はできなかった。
僕が……あれだけ大見得をきってやる。
そう言ったはずなのに、それなのに、途中からは師匠に任せきりになってしまった。
でも、それは彼にとっては関係なかったみたいだ。
「そうだったのか! ありがとう!」
「でも、僕はたいしたことは……」
「しているさ! 私がどんな気持ちで彼女の隣にいたのかわかるかい?」
「それは……」
「彼女の婚約者として、ずっと一緒にいる。そう決めたのに、マーキュリーのせいでまともに会話ができないどころか、苦しむ彼女の姿を見続けることになってしまった。何度逃げようと思ったか。何度ここから離れようと思ったかわからない。私に出来ることはないんだと。そう……言われているような気さえした」
「……」
「でも、君が助けてくれたんだ。ずっと苦しそうになっていた彼女を、君が救ってくれた。本当に……感謝しているよ」
「……でも、まだこれからの様子を見ていかないと」
「それは分かっているさ。でも、こうやって彼女の安らかな寝顔を見れるだけでも、君がしてくれた治療には感謝しているんだ」
彼はそういって、真っ黒になった彼女の頬をそっと撫でる。
その仕草は、本当に彼女の事を大切に思っていることが伝わってきた。
「だからありがとう。それに、何もしていないなんて言わないでくれ。私には側にいることしかできなかったんだから」
「いえ……あなたのその思いが……彼女の支えになったのではないかと」
僕は彼は優しく笑ってくれた。
「ふふ、そうだと嬉しいね」
「きっと……そうだと思います」
こうして、1人を治療することができた。
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「はい」
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「本当に……エミリオ様が来て下さらなかったらどうなっていたか……」
「でもどうしてあんなことになっていたの? 起きてびっくりしちゃったよ」
「それが……」
僕はサシャの勘違いを聞いて、少し驚いてしまった。
「そんな……ここは領主の屋敷だよ? そんなことまた起きる訳がないって」
「そう……ですよね。少し……考えすぎていたのかもしれません」
彼女は思いつめたような表情をしていた。
「うん。サシャ。そこまで思いつめないで。クレアさんもいい人だし大丈夫だと思うよ」
「はい……」
「サシャが心配してくれるのは嬉しいけど、心配し過ぎはサシャに良くないよ。孤児院にいる時も、結構僕の方を見ていたもんね」
「気付いておられたんですか……」
「うん。気にかけてくれていたんだよね。ありがとう。でも、僕は大丈夫だよ」
「エミリオ様……」
「それじゃあ、僕は行くね」
「え? 行くのですか?」
「うん。これからマーキュリーの患者さんの治療にいかないと。だから行くね」
「はい。本当にありがとうございます」
「ううん。いつも助けてもらっているから、またね!」
僕はサシャに笑いかけて、部屋から出る。
それから、急いで師匠達に追いついた。
******
「うぅ……がぁぁあぁぁぁ!!!」
「マーキュリー! マーキュリーを私に頂戴!」
「これは……」
僕達はクレアさんの案内してくれる部屋に到着すると、その中は酷い状態だった。
患者さん達はベットに手錠で拘束され、暴れないようにされている。
部屋の中には数十人がいて、それぞれの患者の近くには使用人や、兄弟だろうか? 男の人が側についていた。
「お2人とも。症状の進行が進んでいる方々から優先させて頂きます。よろしいですか?」
「大丈夫ですが……あの、こんなに暴れて大丈夫なんでしょうか?」
この状態で入るのは、注射器で間違った部分に入って行ってしまうかもしれない。
クレアさんは問題ないと教えてくれる。
「魔法で眠らせます。ずっとはできませんが、治療が終わるまでは必ず効果を持続させると約束しましょう」
「分かりました」
クレアさんの説明に納得してから、彼女の後をついて1人の女性のところにいく。
彼女の側には、貴族の格好をした男性がいて、じっと患者を見つめていた。
彼はクレアさんが近付いて来たのに気付くと、縋りついてきた。
「ドルトムント伯爵! 彼女を! 彼女を助ける手立てはないんですか!」
「今からそれを試します。全てが治るとは言いませんが、少しは落ち着きを取り戻すかもしれません」
「本当ですか!? 彼女は私の大切な婚約者なのです! どうか! どうか!」
「分かっています。今は大人しくしていて下さい。分かりましたか?」
「はい……」
そう言って、彼は力なくイスに座る。
彼は両手を組み、祈り続けた。
クレアさんはそんな彼を一瞥すると、こちらに向き直る。
「それではまずはこの女性から治療して頂きます。よろしいですか?」
「患者が誰であろうと扱いは変わらない」
「ですね」
師匠に賛同して、僕達の治療が始まった。
「ぐぅぅ! がぁ! マーキュリィィ!!!」
「魂に安らぎを、体に平穏を『眠りへ誘え』」
「ぐぅぅぅ……」
クレアさんが暴れる患者に魔法をかけて眠らせる。
それから、僕達は彼女の中に入っていく。
「エミリオ。まずはもう一度おれがやる。いいな?」
「はい」
僕達は急いで脳に直行して、師匠が治療を始める。
ただ、場所が場所だけにいつもの様に敵を簡単に倒すだけではいけない。
周囲を決して傷つけずに、目的の敵だけを倒すようにしていかなければ。
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「流石です、師匠」
「エミリオ。そんな事を言っている場合ではない。この患者の中には一体どれだけのマーキュリーがいるのかわからない。いいから治療を施して行くぞ」
「はい!」
「次はお前が実際にやってみろ」
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それから次は僕の番になり、治療を始める。
ただ、その治療は今までとは違った難しさがあった。
「…………………………」
僕はじっと魔法にだけ意識を向けて集中し続ける。
ただ、その集中を続けるという行為が思った以上に精神力を削っていくのだ。
失敗できない。
少しでも脳の一部分に触れてしまえば、取り返しがつかないことになる。
だから僕は集中して治療を続けた。
それから何匹倒したのだろうか。
正直途中から頭が痛くなり、魔法を使うのも苦しくなってきていた。
でも、困っている人を助けるために、僕は治療を続けた。
当然、師匠も治療を続けていたからというのもあるけれど。
「つぅ……」
「エミリオ。少し休め」
「でも」
「いいから、そんな状態で治療が失敗したら取り返しがつかない」
「……はい」
途中からは師匠がメインで倒してくれて、僕のやる回数は減っていた。
いつまで続くのか。
そう思っていたら、師匠が口を開く。
「これくらいか? 大分倒したはず。とりあえずはこれで戻るぞ」
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僕は痛む頭を抑えながら、元に戻る。
すると、
「ありがとうございます!」
「!?」
元に戻った僕を、患者の婚約者の人が涙を浮かべながら見ていた。
「な、なんでしょう?」
「君が彼女を助けてくれたのかい!?」
「助けて……いるのかはどうかは分かりませんが、変化はあったのですか?」
「あったとも! 最初はいつ暴れ出すか全く分からなかった。でも、君たちが治療を始めてくれてから呼吸がとっても穏やかになっていったんだ!」
「本当ですか!?」
「ああ! 本当だ! 君が……治療してくれたのかい?」
「基本的には師匠がやってくれました。僕もやりましたけど、師匠程は……」
師匠ほどの治療はできなかった。
僕が……あれだけ大見得をきってやる。
そう言ったはずなのに、それなのに、途中からは師匠に任せきりになってしまった。
でも、それは彼にとっては関係なかったみたいだ。
「そうだったのか! ありがとう!」
「でも、僕はたいしたことは……」
「しているさ! 私がどんな気持ちで彼女の隣にいたのかわかるかい?」
「それは……」
「彼女の婚約者として、ずっと一緒にいる。そう決めたのに、マーキュリーのせいでまともに会話ができないどころか、苦しむ彼女の姿を見続けることになってしまった。何度逃げようと思ったか。何度ここから離れようと思ったかわからない。私に出来ることはないんだと。そう……言われているような気さえした」
「……」
「でも、君が助けてくれたんだ。ずっと苦しそうになっていた彼女を、君が救ってくれた。本当に……感謝しているよ」
「……でも、まだこれからの様子を見ていかないと」
「それは分かっているさ。でも、こうやって彼女の安らかな寝顔を見れるだけでも、君がしてくれた治療には感謝しているんだ」
彼はそういって、真っ黒になった彼女の頬をそっと撫でる。
その仕草は、本当に彼女の事を大切に思っていることが伝わってきた。
「だからありがとう。それに、何もしていないなんて言わないでくれ。私には側にいることしかできなかったんだから」
「いえ……あなたのその思いが……彼女の支えになったのではないかと」
僕は彼は優しく笑ってくれた。
「ふふ、そうだと嬉しいね」
「きっと……そうだと思います」
こうして、1人を治療することができた。
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