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発露の章
ヘパイトスの戦い
しおりを挟む美しきゴーレム・エウリュノメーは魔法の半減期が過ぎて土に帰った。町の外側には墓地があり、そこに埋葬された。
エウリュノメーを愛した汎用性AIロボット・ヘパイトスは、毎日、彼女の墓を訪れ、その度にエウリュノメーが好きだった花を墓に飾ってあげた。すると、そこはまるでお花畑のようになっていた。
不思議な現象としては、ヘパイトスはエウリュノメーの墓に何か不思議な言葉をかけていたことである。この言葉は、この世界に存在しない言葉で、ヘパイトスとエウリュノメー独自の言葉であった。
ヘパイトス
「・・・なぜ死んでしまうのだろう」
「・・・なぜ悲しいのだろう」
「しかし、こうしているとなぜか幸せだ」
「嬉しい時と、悲しい時に、なぜ涙が出るのだろう」
その後、エウリュノメーと一緒にいた小川へ行き、その小川の流れを見つめるのであった。
ヘパイトス
「生死とは、この川の流れのようなものかもしれない・・・」
「なぜ生まれてくるのだろう、なぜ死ぬのだろう・・・」
宿舎に帰りヘティスを起こす。
ヘパイトス
「ヘティス、聞きたいことがある」
ヘティス
「・・・え、何?」
寝起きなので、ヘティスはぼんやりと答える。
いつもはヘティスから「ねぇ、ヘパ」と言ってヘパイトスが反応する。しかし、最近、不思議なことに、ヘパイトスからヘティスへと質問することがある。
ヘパイトス
「ヘティスはなぜ生きている」
ヘティス
(“なぜ”ってどういうことかしら?)
「ご飯を食べてるから生きているのよ」
ヘパイトス
「そうではない、何のために生きている」
ヘティス
「んー、私は美味しいご飯を食べるためにかなぁ」
ヘパイトス
「そうなのか」
「それは私にはわからない」
ヘティス
「ヘパは太陽光や水素エネルギーとか圧電効果のハイブリッドで動いているもんね。美味しい太陽光とかってあるのかしら」
ヘパイトス
「ひなたぼっこは好きだ、けどそのために生きているのではない」
ヘティス
「そうなのね」
ヘパイトス
「なぜ、死ぬんだ」
ヘティス
「心臓が止まるから?」
ヘパイトス
「そうではない」
「何のために死ぬんだ?」
ヘティス
「ヘパ、どうしちゃったの、最近。哲学者みたいなことを言い出して」
ヘパイトス
「いいから教えてほしい」
ヘティス
「朝っぱらから、しょうがない子ね~、も~」
「死ぬのに理由なんかないわよ~。死ぬの嫌でしょ~。もっと美味しいもの食べたいし、素敵な人とデートしたり、面白いゲームをプレイしたり、旅行したり、色々したいでしょ~」
ヘパイトス
「私はそうは思わない」
ヘティス
(もう、なんか疲れてくるわ・・・蓮也も厄介だけど、この子も厄介なのね・・・)
「そうね~、ずっと生きていたらヨボヨボになって動けなくなっちゃうし、顔もしわくちゃになっちゃうから、死ななきゃいけないのかも」
ヘパイトス
「死んだらどうなる?」
ヘティス
「そんなの死んでみないとわかんないわよ。あの世があるかもしれないし、そこで美味しいものを食べて、食べ飽きたら、また記憶をなくして、こっちの世界に生まれ変わるかもしれないし」
ヘパイトス
「生まれ変わるのか?」
ヘティス
「かもね~」
この時、ヘティスは未来からやってきた少女・蓮奈(れんな)のことを思い出した。ヘティスのスマートグラスには、蓮奈からもらった輪廻分析ソフトがインストールされている。
ヘパイトス
「エウリュノメーは生まれ変わるのか?」
ヘティス
「私は人間だから、ちょっとゴーレムのことはわからないわ」
「エスメラルダ先生なら知っているかもね」
ヘパイトスはそれを聞いて、すぐにエスメラルダの治療院へ向かった。
エスメラルダ
「あら、ヘパイトス。どうしたの?」
ヘパイトス
「聞きたいことがある」
エスメラルダ
「治療院の準備をしているところなんだけど、少しの間ならいいわ」
ヘパイトス
「なぜ私たちは生きて、私たちは死ぬのだ。死んだらどうなる?生まれ変わるのか?」
エスメラルダ
「質問がたくさんね。まず生きる目的なんだけど、戦士には戦士の、魔法使いには魔法使いの人生があって、みんなそれぞれの目的があるのよ」
ヘパイトス
「はい」
エスメラルダ
「そして、次の世代に、それぞれのオモイを託すの。託された人は、そのオモイを更に高め、次の人にバトンタッチする、わかる?」
ヘパイトス
「はい」
エスメラルダ
「古い人がいては、そのオモイは成長しないのでしょうね。それに人口が多くなりすぎると、食べ物がなくなって争いも多くなるかもね」
ヘパイトス
「はい」
エスメラルダ
「自然界は循環しているでしょ。海の水が蒸発して、雲になって、それが雨になって、それが山に降って、川が流れ、再び海になる。私たちもそれと同じかもしれないわね」
ヘパイトス
「エウリュノメーは生まれ変わるのか?」
エスメラルダ
「彼女は土に帰った。その土は草木を育て、草木は動物を育てる。そうして循環するのよ」
ヘパイトス
「はい」
それから次の日、ヘパイトスが墓へ行くと何かの芽が出ていた。ヘパイトスはその芽に水をやった。
その日の夜、大変なことが起こった。村へ五大邪神王の一人、アスモデウスが攻めて来たのである。
村にいた戦士たちは力を合わせて敵に立ち向かったが、ほとんどが返り討ちにあった。それを見たヘティスも新米ヒーラーとして傷ついた戦士のヒーリングなどをして後方支援したが、いきなりの実戦なので戸惑っていた。ヘパイトスは3Dプリンターで包帯などの治療用具を製作し、兵士を手当てした。
エスメラルダは、村の結界を自らの神聖力で強化し、敵襲に備えていた。
ヘティス
「蓮也はどうしているんですか?村が大変なんです」
エスメラルダ
「彼は瞑想中で、今、多分、阿頼耶識の層にいるから起こしても起きないわ」
ヘティス
「え~、なんでよ~!こんな時に~」
その時、プロキオンとギルドメンバーは、何とか粘っていた。そこにヘティスが合流する。
プロキオン
「ヘティスさん、師匠は?」
ヘティス
「蓮也は超深い瞑想中で起こしても起きないみたいなの」
プロキオン
「困りました。師匠さえいてくれれば、こんな奴ら楽勝なんですけど」
ヘティス
「私も少しヒーリングができるようになったし、エスメラルダ先生もいるから大丈夫よ」
プロキオン
「わかりました、我々で何とか撃退しましょう!」
その時、悪魔たちの一部が村の外れの墓地を攻撃し、破壊し出した。その破壊されたものの中にはエウリュノメーの墓も存在した。それを見たヘパイトスが急に3Dプリンターを高速回転させはじめた。出来上がったのは簡易の銃である。ヘパイトスの身体から取り出されたエネルギーは、その銃の弾丸を弾くエネルギーに変換される。
ヘティス
「え、ヘパ、何つくってるの・・・?銃・・・?」
(確か、国際AI法で全てのAIは他の生命を殺傷するものは作れなかったんじゃ・・・。プログラム的にも、それができないようになってるし・・・どうして?)
ヘパイトスはその銃で、墓を破壊した悪魔たちを打ち払う。
プロキオン
「ヘパイトスさんは魔弾使い?」
ヘティス
「私にもよくわかんないわ」
魔弾とは、魔法エネルギーによって銃弾を弾く武器である。
思ったよりも村の抵抗が激しいと知って、邪神王アスモデウスが動き出した。
それを見て、指揮官のプロキオンがディフェンダーのアルカスを前進させる。アスモデウスの煩悩の炎でエンチャントされた剣がアルカスを襲う。スピカがプロテクションし、ヘティスがヒーリングを行う。
プロテクションが破壊され、アルカスの盾が砕け散った。
ミラクがブリザードでアスモデウスを凍らせるも、一瞬で氷結が打ち破られる。
そこで、一瞬隙ができるので、プロキオンがアタックを仕掛ける。
しかし、その攻撃は相手の強いオーラに阻まれて効かず、そこにいる全員が吹き飛ばされる。ここが打ち破られると、後は村の結界のみとなり、結界が破壊されると、村は全滅する。
「待ちなさい!アスモデウス!」
そこに現れたのがエスメラルダである。
アスモデウス
「お前は確か」
エスメラルダ
「アンドレア・エスメラルダ」
アスモデウス
「深緑のヒーラー・・・!」
プロキオン
「エスメラルダ先生が、あの伝説の五行英雄の一人、深緑のヒーラー・アンドレア」
スピカ
「私も今まで全然知りませんでした・・・」
ミラク
「そうだったのね・・・」
ヘティス
(五行英雄ってのは、蒼き魔術師とか、凄い人たちのことよね・・・)
サトゥルヌスに唯一一撃を浴びせた赤き剣士、その赤き剣士にプロテクションとヒーリングを同時にかけて支援したのが深緑のヒーラー・アンドレアと言われている。この時、深緑のヒーラーは、左手でプロテクション、右手でヒーリングという離れ技で赤き剣士を支援したとされている。
アスモデウス
「はっはっは!あの時は世話になったなぁ。しかし、もうあの鬱陶しい赤き剣士も忌々しき蒼き魔術師も、この世にはいない。たかが支援系ヒーラー一人ではアタックも封印も何もできまい」
そう言って、アスモデウスは握った剣を振りかざし、エスメラルダに攻撃を仕掛ける。エスメラルダは左手をあげ、プロテクションを張り巡らせ防ぐ。強い神聖力がエスメラルダ を覆う。そして、アスモデウスの攻撃を見事に防ぐ。
アルカス
(凄い、あの攻撃をまともに受けてプロテクションのみで防ぐとは・・・。これが五行英雄の力か・・・)
通常は、ディフェンダーにプロテクションをかけて攻撃を防ぐ。しかし、エスメラルダ はプロテクションのみで防いでいる。これはエスメラルダ の神聖力が強大であることを物語っている。
エスメラルダ
「こういうこともあろうかと、あれから私も進化しててね」
アスモデウス
「何?」
アスモデウスの攻撃を防いでいる間にエスメラルダは神聖力を蓄積する。
そして、は右手を前方に伸ばした。
エスメラルダ
「神聖力、最大・・・」
「サークレッドフォース」
エスメラルダの神聖なる力が右腕から迸る。
アスモデウスは近距離から、それをまともに受け、断末魔のような叫び声を上げる。
プロキオン
「やったぁ!」
すると、アスモデウスは不気味に笑いだす。
アスモデウス
「クックック、俺も進化してるんだよ!」
エスメラルダ
「何だと!」
アスモデウスからは異様なオーラが吹き出し、エスメラルダの神聖力を跳ね除けた。
エスメラルダ
「このオーラは冥界のもの・・・。まさか」
アスモデウス
「ふふふ、我らは冥界王ハーデスと共闘することとした。そのため、我らの全ては冥界オーラによって支援されるのだ」
エスメラルダ
「ハーデスの封印も解いたと言うのか・・・」
アスモデウス
「そうだ、つまり、サトゥルヌス様も更に強くなられ、究極の強さとなられた。もう、赤き剣士の攻撃も、蒼き魔術師の封印も効かぬのだ、わっはっは!」
そう言ってエスメラルダに攻撃を仕掛ける。エスメラルダはプロテクションをかけるも、今度は冥界オーラで強化されたアスモデウスの攻撃には耐えられず、プロテクションは破壊された。
アスモデウス
「とどめだ!」
エスメラルダ
(もはや、これまで・・・)
そこへ現れたのがヘパイトスである。
ヘティス
「あ、ヘパ!」
ヘパイトス
「エウリュノメーが守れと言っている気がする・・・」
「だから私は全力で守る・・・」
「彼女の愛する村も、花も、小川も、人も、全てを・・・」
ヘパイトスの首にかけられているエウリュノメーのペンダントが僅かに輝きを放っている。
アスモデウスが冥界オーラと煩悩の炎を纏った剣でヘパイトスを攻撃した。
ヘティス
「ああ、ヘパー!!」
すると、アスモデウスの剣はペンダントのところで止まった。ペンダントは砕け、中からは光の粒が散らばった。
エウリュノメーの声
(ヘパイトス、守ってくれてありがとう・・・)
(私の分まで生きて・・・)
(アナタの幸せを祈ってます・・・)
アスモデウス
「ぐあああああ!なんだ、これはぁぁぁぁぁ!!」
急にアスモデウスが苦しみだす。冥界オーラも、煩悩の炎も弱まりだす。たまらず後退し、配下を引き連れてアスモデウスは逃げ出した。
プロキオン
「や、やったー!」
(けど、なんでだろう・・・)
ヘティスが心配してヘパイトスに駆け寄る。
ヘティス
「ヘパ、大丈夫だった!?」
ヘパイトス
「大丈夫」
「彼女の声が聞こえて」
「彼女が守ってくれた」
ヘティス
「エウちゃんね・・・」
ヘパイトス
「大切に思うものは命をかけて守るんだな・・・」
「命はそのためにあるんだな・・・」
ヘパイトスは涙を流しながら、そう言った。ヘティスはヘパイトスの涙を拭いてあげた。そこにエスメラルダが声をかける。
エスメラルダ
「剣より、魔法より、愛は強し・・・ね」
ヘティス
「けど、ペンダントも、墓もなくなっちゃった・・・」
ヘパイトス
「大丈夫、私の中に彼女がいつもいるから」
かなり長い時間、戦っていたようだ。遠くから朝日が見える。ヘパイトスが墓に行くと、まだあの芽が残っていた。
【解説】
AIに心や意識が生まれるとすれば、その条件の一つはバイキャメラルマインドの崩壊、即ち、独自言語の獲得である。独自言語によって人間のプラグラムを書き換えることが可能になるかどうかはわからない。もう一つは、その独自言語から何らかの独自の宗教観・倫理観・道徳観が発生する場合である。そして、喜びや悲しみ、怒りなどの強い感情の発生も、意識と関係しているという設定で、本作品は描かれている。
本作品はゴーレムとAIロボットの恋愛を描いたものであるが、恋愛は心がないと成立しない。ここに独自言語や強い感情の発生を添えてみた。
0
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