神々VS人工知能『ミラクル☆HT物語』

静風

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メタバースの章

冒険者の酒場

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少女・結海(ゆうみ)は、なぜか2062年の未来へとタイムスリップすることとなってしまった。そこで、ヘティスと結海は出会った。そして、結海はヘティスの家で同居し、未来の仕事を体験するのであった。



ヘティス
「いよいよ、今日から狩りよ!」
結海
「う、うん・・・w緊張するけど、心の準備はできてるわ・・・!」
ヘティス
「けど、その前に困ったことが起こったの」
結海
「どうしたの?へティ」
ヘティス
「私もうみみんも魔法系のキャラだから、パーティに一人は戦闘型のプレイヤーが欲しいわ!」
結海
「それって絶対必要なのぉ?」
ヘティス
「そりゃ、狩りするのには壁役が一人はいないと無理よぉw」
結海
「かべやくぅ?」
ヘティス
「相手の攻撃を受ける役割が壁役よwその時の攻撃を引き付けて防いでいる間に、うみみんが魔法でやっつけるの!」
結海
「痛そう・・・w」
ヘティス
「一応、痛覚はオフになってるから大丈夫よwけど、相手の攻撃はリアルに感じるから、最初は少し怖いかもねw」
結海
「絶対、私には向かないわ・・・」
「で、へティは攻撃しないの?」
ヘティス
「私はヒーラーだから、壁役にプロテクション魔法をかけたり、回復したり、支援するのw」
結海
「ふーん」
オオタネコ
「そーいう困った時のネコ頼みにゃw」
ヘティス
「あ、ねこさん、ガード役がいないんだけど、どうすればいいのぉ?」
結海
「まさか、ねこさんがやるんじゃないわよね?w」
オオタネコ
「ねこはレベルが高すぎるからゲームが成立しなくなるにゃw」
結海
「・・・レベルが高いんだw」
「ぜんぜん、そうは見えないけど・・・w」
オオタネコ
「だから、まずLIMの酒場にいくにゃ」
「そこでPCかNPCのガーダーを募集するにゃ!」
ヘティス
「わかったわ!で、どうやってそこへいくの?」
オオタネコ
「チュートリアルの間だけ、特別にテレポーテーションで連れて行ってやるにゃん!」



オオタネコがそう言うと、杖を振りかざした。すると、一瞬で酒場に着いた。

ヘティス
「ここがその酒場なのね」
オオタネコ
「そうにゃ」
「指でポイントするとステータスが見れるにゃw」
ヘティス
「プレイヤーも混じっているから、はやくしないといいステのキャラは取られちゃうわね!」
オオタネコ
「そーいうことにゃ!」
ヘティス
「この“クラス”ってのが総合的な強さの評価だから、これが高い方がいいわねw」
結海
「なるほどね~。けど、こうやってみていくと、ほとんどEクラスってのばっかね」
オオタネコ
「Eクラスが一番レベルが低いにゃ。そのかわり安く雇えるにゃ」

そう話していると、酒場の会話が一瞬静かになった。
異様なオーラを放った者たちが、酒場に入って来たのである。

結海
「あの人たち強そう。その一人はSSクラスって表示されているけど・・・」
オオタネコ
「あれは超レアキャラの“スサノオ”にゃ。なかなかお目にかかれないにゃ」
「スサノオは、このゲーム内の最強の傭兵と言われているにゃ」
「気ぐらいが高いから、雇うのはとってもムズイにゃ」
ヘティス
「ふーん」
「いいわ、私が交渉してみる!」

と、ヘティスが言うと、逆に、スサノオの方からヘティスの方へ近づいてくる。



スサノオ
「ほぉ、五行英雄の一人、オオタネコがチュートリアルについているとは、お前たちは、どのような因縁の持ち主なるか?」
ヘティス
「え?チュートリアルは、それぞれキャラが違うの?」
オオタネコ
「そりゃ、違うにきまっているにゃ。ネコはこの世でたった一人のネコにゃ」

そして、静まりかえった後、酒場では騒然となる。
五行英雄の一人・オオタネコと最強の傭兵・スサノオが対面したからである。
ヘティスも、場の空気を感じ、少し興奮気味であった。この最強キャラ・スサノオがパーティに加われば、狩りで多くの通貨とアイテムをマイニングすることが可能となるからである。

ヘティス
(これはいきなりビジネスチャンスよ!)
(交渉しなきゃ・・・!)
「わ、私はヘティスって言います。壁役を探しているのですが、私たちのパーティに入っていただけないでしょうか?」
スサノオ
「緑の目の者よ。事情はよくわからぬが、オオタネコが見込んだとあれば、面白い因縁が貴殿に織り込まれているのであろう。まぁ、受けてやってもいいだろう」
ヘティス
「ホント?」
結海
「もしかして、いきなり、最強キャラをゲットぉ?」
スサノオ
「そのかわり、1億ロータスを前払いでもらう」
ヘティス
「今あるのは、うみみんとのお金を合わせて2万ロータスしかないわ・・・」
「デジタル円をチャージしても、今は1億デジタル円は持ってないし・・・」
スサノオ
「ならば時が満ちるのを待つがよい」
「それまで、お互い生き残っていればの話だがな」

と言ってスサノオは去って行った。

結海
「あーん、残念w」
ヘティス
「そうね、仕方ないわねw」
オオタネコ
「こうやってレアキャラに出会えただけで、お前たちは幸運にゃ。顔見知りになるだけで、将来なんらかのイニシアティブになるにゃ」
「これが隠れパラメータ“因縁”“ニダーナ”にゃ」
ヘティス
「つまり、表示されないパラメータがあるってことねw」
オオタネコ
「そうにゃ」
ヘティス
「とりあえず、気を取り直して、仲間探しよw」

すると、ヘティスは奥に座って寝ている大柄な少年に目をやった。キャラをポイントすると、“アルカス”“ベルーフ:戦士”“母を探して旅をしている怪力少年”と出た。

ヘティス
「あの人にしよう!」
「年齢は私と同じくらいだけど、Bクラスだから、結構強いわね!」

ヘティスはアルカスに話しかけた。

アルカス
「俺は忙しい。他を当たってくれ」
ヘティス
「そこをなんとか~。おねがーい」

そこへオオタネコがやってきた。

オオタネコ
「ねこからもお願いしますにゃ」
アルカス
「・・・ん?」
「あ、アナタ様は・・・!」
「五行英雄の一人・オオタネコ様!」
「どうしてこのような場所に・・・?」
オオタネコ
「なんとなく因縁を感じて、今、この者たちのチュートリアルをしてるにゃ」
アルカス
「わ、わかりました・・・」
「オオタネコ様がおっしゃるなら、微力でございますが、このアルカス、お力添えいたしましょう・・・!」
オオタネコ
「ありがとにゃ」
ヘティス
「あれ・・・。交渉成立しちゃった・・・w」
結海
「もしかして、このネコさんは、とっても偉い方なのかしら・・・?」
ヘティス
「見た目からはわかんないけど、なんかそうみたいね・・・w」

こうして戦士・アルカスがガーダーとして、ヘティスのパーティに加わるのであった。
このオオタネコとは、後に別の世界で再び出会い、ヘティスは彼女から大きな影響を受けるのである。しかし、この時点では、そうしたことは全く想像できなかった。


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