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第一章
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「神笠君、今日はもうお昼を過ぎてるから授業は明日からになるんだけど職員室に寄ってもらって教科書とか渡してから寮に案内するね」
「はい。分かりました。先生、遅く入学して来てご迷惑をかけてすみません」
「全然いいんだよ!気にしないで。むしろ役得…ごほん。これも教師の務めだからね。ところで桜李君って呼んでもいいかな?」
「?ありがとうございます。はい。全然いいですよ」
「僕のことは涼先生って呼んでね」
「いいんですか?じゃあ、涼先生!」
「フフッ。何?」
「いえ、呼んで見ただけです」
先生の男の色気にやられ顔が赤くなるのを下を向いて隠しながら職員室に向かった。
涼先生が常に僕のことを見ながら歩いていたことを知らずに。
「はい。分かりました。先生、遅く入学して来てご迷惑をかけてすみません」
「全然いいんだよ!気にしないで。むしろ役得…ごほん。これも教師の務めだからね。ところで桜李君って呼んでもいいかな?」
「?ありがとうございます。はい。全然いいですよ」
「僕のことは涼先生って呼んでね」
「いいんですか?じゃあ、涼先生!」
「フフッ。何?」
「いえ、呼んで見ただけです」
先生の男の色気にやられ顔が赤くなるのを下を向いて隠しながら職員室に向かった。
涼先生が常に僕のことを見ながら歩いていたことを知らずに。
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