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第1章
71 急転
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東京から帝都に戻って七日ほど経過していた。今日はメイル学園に行った後、死神業で魂も一人回収し、夜にユリウスとゆっくりとした時間を過ごしていた。
東京から帰ってからも、兄と話をした『三十年後に死神業を廃業し、その時に私とユリウスが別れることになるかもしれない』という話は、まだユリウスには話をしていなかった。兄の話に希望を見出したけれど、そんな私の都合の良い話を、ユリウスはどう思うだろうか。悲しませるのではなかろうか。だからもう少し、自分でもちゃんと考えてから話そうと思った。
「今日夕方にハイゼン侯爵と会ったのでしょう? 何か言われた?」
ユリウスはソファーに座る私の膝の上に頭を乗せて寝転がっていた。ハイゼン侯爵とは、ユリウスの血縁上の父である。
「……ハイゼン侯爵家の子にならないかと言われました」
「え!? ――ユリウスはうちの子なのに! あの人、何てこと言うの!?」
聞き捨てならない話である。確かにユリウスの父はハイゼン侯爵だが、うちの可愛いユリウスをあんなドロドロとした環境に違いない家に渡したくはない。
「ハイゼン侯爵には息子がいるでしょう! そりゃあ、うちのユリウスのほうが、いい子だし優秀だしカッコいいから欲しいのもわかるけど!」
「一緒に住む息子が評判が悪いからでしょう」
「……ちょっと待って、まさか本気でユリウスを後継にしたいと思っているってこと?」
「そんな感じではありました。もちろん断りましたよ」
ユリウスが一度断っても、あのハイゼン侯爵のことだ、諦めずにユリウスを勧誘に来るだろう。
私は当然嫌だ。ユリウスは私の可愛い弟だ。ハイゼン侯爵になど取られたくはない。けれどユリウスはどうなのだろう。本当はハイゼン侯爵の元へ行きたいと思っているとしたら? 私が嫌がるから断ったのだとしたら? いくら弟でも、私の気持ちだけで縛るのはよくないのは分かっている。だから、もう少し、ユリウスはどう思っているのか聞いてみよう、そう思った時、頭に死神業に関する情報が入ってきた。
「あ、ユリウスごめん、ちょっと待ってて」
私はテーブルに置いてあったスマホを取り、声でスマホにメモしていく。ここ数日に亡くなった人のリストである。
「鈴木美咲、大田区、三十六歳、事故死、嘘の通報」
「福田大輔、世田谷区、五十歳、病死、脅迫」
「長谷川流雨、港区、二十四歳、事故死、見殺し。………………え」
いつも通り淡々とメモしていたところに、最後の人物を聞いて息が詰まる。声でメモした名前を見た。同姓同名であってほしい。まさか、ここで流雨の名前を見るなんて。
「姉様? どうしました?」
スマホを持つ手が震える。私の異常を察知して、寝転がっていたユリウスが顔を上げた。
「……るー君が、死んだって……本当かな? 嘘だよね!?」
私のスマホを覗き込んだユリウスは、険しい顔で私を見た。
「確かめましょう。姉様、今すぐ東京へ」
「そ、そっか。確かめよう! たぶん、違うよね!」
ユリウスに引っ張られ、いつも東京と行き来をする倉庫へやってきた。そしてユリウスに見送られながら、私は東京の倉庫へ戻って来る。
帝国が夜だったのだから、当然東京も夜だ。今なら家に兄がいるだろうと、慌てているから絡まる足を急がせながら、家に帰る。そして明かりの付いているリビングに飛び込んだ。
そこには兄と麻彩がいて、泣いていた麻彩が私を見たとたん走って飛びついてきた。嫌だ、こんな麻彩の反応。麻彩が泣いているのは、別の理由があるはず。
「お兄様……るー君、死んでなんていないよね?」
「――――――まさか、死神業のリストに載ったのか?」
兄は死んでいないとは言わず、死んだだけでなく、その魂が帝国に行ってしまったことに愕然としているようだった。それすなわち、私が流雨の魂を回収しなければならないというわけで。
「嫌だぁ!」
そんな事実知りたくなかった。麻彩と共に泣き崩れ、兄も自身の手を目にやり、ずっと下を向いていた。
◆
次の日の朝、兄と麻彩と一緒に流雨のお葬式に行った。流雨が亡くなったのは一昨日だったらしい。流雨は仕事の外出のためタクシーに一人で乗っており、運転中に気を失っていたトラックがタクシーに突っ込んできた。かなり酷い事故で、歩行者なども複数人巻き込まれたという。
流雨の会社の千葉などが葬式を手伝っており、一弥とも葬式で会ったが、みなヒドイ表情だった。流雨の弟の雷が兄の死を理解できないようで「お兄ちゃん、起きないね」と顔を傾げて母に告げていた。
お葬式から帰ってきて、帝国に帰ろうとする私に兄は口を開いた。
「無理に流雨の魂を回収しなくてもいいんだぞ」
「……っ、もし見つけたなら、回収しないわけにはいかないよっ」
それが私の仕事だから。それがたとえ辛いことでも。でも、できるならば、流雨に会いたくない。会いたくないけれど、会いたい。もう一度、流雨に抱きしめて欲しい。
「……私のせいじゃないかな。私がるー君を不幸にしちゃったんじゃないかな」
「……何を言ってる?」
「少なくとも、帝国にるー君の魂が行ってしまったのは、私に原因があるんじゃないかな」
「……そんなことはない」
「でも、私がるー君とずっといたいって、願ってしまったからではないかな? きっと私が好きになっちゃった人はみんな不幸になる――」
「そんなことはない!」
兄は私を抱き寄せた。涙が止まらない。兄は否定するが、前世で夫だったルドルフも流雨も、私が好きになった人は不運な運命をたどるのだ。きっと私が厄を引き寄せていて、彼らは巻き込まれたのだと思わずにはいられなかった。
そして私はまた帝国に戻った。
◆
帝国に戻り、私はいつも通りの生活を過ごした。何もかも放り出したい気持ちだけれど、そんなわけにはいかない。メイル学園に通い、死神業のために街を歩き、いつも通りに過ごすのだ。ユリウスも咲も侍女のマリアたちも、私の気持ちが落ちているのは知っているが、そっとしておいてくれていた。
そして三日が経過し、メイル学園から帰ってきてラーメン店に客が来ていると連絡をもらい、死神業の恰好で咲とジークと一緒にラーメン店に向かった。ラーメン店の裏から建物に入り、店の裏側の扉から部屋に入る。
ラーメン店の受付には、ヴィーとディーの双子、そして少し離れた入口近くには、知った二人組がいた。
(嘘でしょ、ルーウェン・ウォン・リンケルトにアルベルト・ウォン・シラー!?)
問題児で最も関わりたくない人物たちであるが、今の私はモップ令嬢の恰好ではないため、私がクラスメイトだとは分かるまい。できるだけ穏便に話を進めたいと、比較的まともな会話ができるはずのアルベルトを向いて私は口を開きかけた時、別の声がした。
「紗彩?」
声の主はルーウェン・ウォン・リンケルト。声も彼のもの。しかしいつも険悪な彼の表情は消し去り、私に驚愕の顔を向けていた。
私は慌てて双子に近づいた。ルーウェンたちに書いてもらったはずの紙を見る。そこに書いてある質問『日本語で記入をしてください。あなたの日本名を記入してください。(漢字名とふりがな)』には、『長谷川流雨 はせがわるう』と書いてあった。
ああ、会いたくなかった。でも、会いたかった人。
「――っ、るー君」
ルーウェンが私までの距離を詰め、私を抱きしめた。涙が溢れる。
「こんなところで紗彩と会えるなんて!」
「――っ、どーして、るー君、死んじゃったのぉ!」
「ごめん……」
流雨は何も悪くないのに、泣き喚く私を、流雨は強く抱きしめるのだった。
東京から帰ってからも、兄と話をした『三十年後に死神業を廃業し、その時に私とユリウスが別れることになるかもしれない』という話は、まだユリウスには話をしていなかった。兄の話に希望を見出したけれど、そんな私の都合の良い話を、ユリウスはどう思うだろうか。悲しませるのではなかろうか。だからもう少し、自分でもちゃんと考えてから話そうと思った。
「今日夕方にハイゼン侯爵と会ったのでしょう? 何か言われた?」
ユリウスはソファーに座る私の膝の上に頭を乗せて寝転がっていた。ハイゼン侯爵とは、ユリウスの血縁上の父である。
「……ハイゼン侯爵家の子にならないかと言われました」
「え!? ――ユリウスはうちの子なのに! あの人、何てこと言うの!?」
聞き捨てならない話である。確かにユリウスの父はハイゼン侯爵だが、うちの可愛いユリウスをあんなドロドロとした環境に違いない家に渡したくはない。
「ハイゼン侯爵には息子がいるでしょう! そりゃあ、うちのユリウスのほうが、いい子だし優秀だしカッコいいから欲しいのもわかるけど!」
「一緒に住む息子が評判が悪いからでしょう」
「……ちょっと待って、まさか本気でユリウスを後継にしたいと思っているってこと?」
「そんな感じではありました。もちろん断りましたよ」
ユリウスが一度断っても、あのハイゼン侯爵のことだ、諦めずにユリウスを勧誘に来るだろう。
私は当然嫌だ。ユリウスは私の可愛い弟だ。ハイゼン侯爵になど取られたくはない。けれどユリウスはどうなのだろう。本当はハイゼン侯爵の元へ行きたいと思っているとしたら? 私が嫌がるから断ったのだとしたら? いくら弟でも、私の気持ちだけで縛るのはよくないのは分かっている。だから、もう少し、ユリウスはどう思っているのか聞いてみよう、そう思った時、頭に死神業に関する情報が入ってきた。
「あ、ユリウスごめん、ちょっと待ってて」
私はテーブルに置いてあったスマホを取り、声でスマホにメモしていく。ここ数日に亡くなった人のリストである。
「鈴木美咲、大田区、三十六歳、事故死、嘘の通報」
「福田大輔、世田谷区、五十歳、病死、脅迫」
「長谷川流雨、港区、二十四歳、事故死、見殺し。………………え」
いつも通り淡々とメモしていたところに、最後の人物を聞いて息が詰まる。声でメモした名前を見た。同姓同名であってほしい。まさか、ここで流雨の名前を見るなんて。
「姉様? どうしました?」
スマホを持つ手が震える。私の異常を察知して、寝転がっていたユリウスが顔を上げた。
「……るー君が、死んだって……本当かな? 嘘だよね!?」
私のスマホを覗き込んだユリウスは、険しい顔で私を見た。
「確かめましょう。姉様、今すぐ東京へ」
「そ、そっか。確かめよう! たぶん、違うよね!」
ユリウスに引っ張られ、いつも東京と行き来をする倉庫へやってきた。そしてユリウスに見送られながら、私は東京の倉庫へ戻って来る。
帝国が夜だったのだから、当然東京も夜だ。今なら家に兄がいるだろうと、慌てているから絡まる足を急がせながら、家に帰る。そして明かりの付いているリビングに飛び込んだ。
そこには兄と麻彩がいて、泣いていた麻彩が私を見たとたん走って飛びついてきた。嫌だ、こんな麻彩の反応。麻彩が泣いているのは、別の理由があるはず。
「お兄様……るー君、死んでなんていないよね?」
「――――――まさか、死神業のリストに載ったのか?」
兄は死んでいないとは言わず、死んだだけでなく、その魂が帝国に行ってしまったことに愕然としているようだった。それすなわち、私が流雨の魂を回収しなければならないというわけで。
「嫌だぁ!」
そんな事実知りたくなかった。麻彩と共に泣き崩れ、兄も自身の手を目にやり、ずっと下を向いていた。
◆
次の日の朝、兄と麻彩と一緒に流雨のお葬式に行った。流雨が亡くなったのは一昨日だったらしい。流雨は仕事の外出のためタクシーに一人で乗っており、運転中に気を失っていたトラックがタクシーに突っ込んできた。かなり酷い事故で、歩行者なども複数人巻き込まれたという。
流雨の会社の千葉などが葬式を手伝っており、一弥とも葬式で会ったが、みなヒドイ表情だった。流雨の弟の雷が兄の死を理解できないようで「お兄ちゃん、起きないね」と顔を傾げて母に告げていた。
お葬式から帰ってきて、帝国に帰ろうとする私に兄は口を開いた。
「無理に流雨の魂を回収しなくてもいいんだぞ」
「……っ、もし見つけたなら、回収しないわけにはいかないよっ」
それが私の仕事だから。それがたとえ辛いことでも。でも、できるならば、流雨に会いたくない。会いたくないけれど、会いたい。もう一度、流雨に抱きしめて欲しい。
「……私のせいじゃないかな。私がるー君を不幸にしちゃったんじゃないかな」
「……何を言ってる?」
「少なくとも、帝国にるー君の魂が行ってしまったのは、私に原因があるんじゃないかな」
「……そんなことはない」
「でも、私がるー君とずっといたいって、願ってしまったからではないかな? きっと私が好きになっちゃった人はみんな不幸になる――」
「そんなことはない!」
兄は私を抱き寄せた。涙が止まらない。兄は否定するが、前世で夫だったルドルフも流雨も、私が好きになった人は不運な運命をたどるのだ。きっと私が厄を引き寄せていて、彼らは巻き込まれたのだと思わずにはいられなかった。
そして私はまた帝国に戻った。
◆
帝国に戻り、私はいつも通りの生活を過ごした。何もかも放り出したい気持ちだけれど、そんなわけにはいかない。メイル学園に通い、死神業のために街を歩き、いつも通りに過ごすのだ。ユリウスも咲も侍女のマリアたちも、私の気持ちが落ちているのは知っているが、そっとしておいてくれていた。
そして三日が経過し、メイル学園から帰ってきてラーメン店に客が来ていると連絡をもらい、死神業の恰好で咲とジークと一緒にラーメン店に向かった。ラーメン店の裏から建物に入り、店の裏側の扉から部屋に入る。
ラーメン店の受付には、ヴィーとディーの双子、そして少し離れた入口近くには、知った二人組がいた。
(嘘でしょ、ルーウェン・ウォン・リンケルトにアルベルト・ウォン・シラー!?)
問題児で最も関わりたくない人物たちであるが、今の私はモップ令嬢の恰好ではないため、私がクラスメイトだとは分かるまい。できるだけ穏便に話を進めたいと、比較的まともな会話ができるはずのアルベルトを向いて私は口を開きかけた時、別の声がした。
「紗彩?」
声の主はルーウェン・ウォン・リンケルト。声も彼のもの。しかしいつも険悪な彼の表情は消し去り、私に驚愕の顔を向けていた。
私は慌てて双子に近づいた。ルーウェンたちに書いてもらったはずの紙を見る。そこに書いてある質問『日本語で記入をしてください。あなたの日本名を記入してください。(漢字名とふりがな)』には、『長谷川流雨 はせがわるう』と書いてあった。
ああ、会いたくなかった。でも、会いたかった人。
「――っ、るー君」
ルーウェンが私までの距離を詰め、私を抱きしめた。涙が溢れる。
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