18 / 40
分け合う喜び
しおりを挟む
白い部屋の壁際に五人の兄妹に追い詰められるパルアドルフ様。
これぞ正に四面楚歌。
なんともシュールな光景にどうしたものかと、悩む紅音。
だけど、どうにかしないと、この雰囲気を終わらせたい。
・・・・・仕方がない。
私は小さくため息をつき、徐にリュックに手を入れ、ある物をリュックから取り出す。
そして、取り出したソレを私は、
ガラガラガラガラ!!!
思いっきり、振って音を鳴らした。
「!?!?」
「ヒン?!」
「!!」
思った以上に大きい音に神様達が驚いた顔をして振り向いた。
私が振ったのは、リュックに入れていたキューブタイプの小粒チョコが入ったボトル缶だった。
部屋の中がシーンと静まり返る。
「皆さん、どうか落ち着いてください」
「あ、紅音さん?」
「落ち着いてくれましたら、このチョコレートを献上します」
「ちょこ、れーと?」
「私の世界の甘味です。甘くてちょっとだけビターにほろ苦く、口の中で蕩けるお菓子です」
「甘くて、」
「蕩ける?」
「蕩けます」
紅音の説明に、皆がゴクリと唾を飲む。
「チョコレートを御所望な方は、ご着席を」
私がそう言うと、皆、いそいそと大人しくちゃぶ台に着席した。
「ご着席ありがとうございます」
私もちゃんと座り直す。
「えっと、何かお皿か何か・・・」
流石に、そのまま手渡しするのも失礼なので、何か受け皿か何かないか考える。
すると、
ピコン!
「ッ!?」
『お客様にお皿をお出ししますか?
YESor NO?』
また突然現れた半透明なディスプレイ。
「YES」
突然現れたディスプレイに驚くが、コレが自分のスキル『亜空間プライベートルーム』だと納得して、YESを選択。
すると、ちゃぶ台に人数分の小皿が出て来た。
「おお!」
便利~。
そんな事を思いながら、
「どうぞ」
小皿にキューブタイプの小粒チョコを三粒ほど出し、皆さんに行き渡らせる。
だけど、
「コレが、ちょこれーと・・・・」
「茶色い・・・」
「さっきの飴と違って綺麗じゃないのね・・・」
「ん?」
何だか、みんなの反応はサイダー味の飴に比べて微妙だ。
「なんや、コレ、小動物のふ、」
「それ以上言ったら没収しますよ!?」
ドルーネ様の言おうとした事を既で勘付き速攻で遮った。
だけど、何となく躊躇った理由が理解出来た。
確かに、サイダー味の飴を見て、見た目で食べ物かと疑っていたのだ。
見た目は茶色で固くて小粒。初見では食べ物だと言われても分からないのかも知れない。
「コレは、歴としたお菓子です」
そう言って、私は食べられる物だと証明する為にチョコを一粒食べる。
ころっとした四角いフォルムに舌の上で徐々に蕩けるチョコレート。
ほんのりビターな苦さとカカオの香。そして、蕩けるチョコの甘さ。
どんなに貧乏でも、スーパーやコンビニで格安で買えるチョコレートはいつでも心のオアシスだった。
私がチョコレートを食べるのを見て、各々目の前にある皿の上のチョコレートをおずおずと摘む。
「!!美味しい!!」
「口の中で、とろけますぅ~」
「あ、私、コレは好きかも」
どうやら、女性陣には受けた様子。
目を閉じてうっとりとした表情をしている。
いや、
「うん!美味い!」
「うん、これは、好きだな」
「これも、甘いですけど、苦味を強くすれば酒に合いそうな味ですね」
「・・・・・」
男性陣からも受けは良さそうだ。
特に、甘党のパルアドルフ様は無言で口の中のチョコレートをじっくりと味わっている様子だった。
「お気に召しましたか?」
「っ、ああ・・・・・とても、美味だった」
夢中でチョコを食べるパルアドルフ様に声をかけると、パルアドルフ様はハッと我に返り、少し気恥ずかしそうに答える。
「お口に合って良かったです」
そう言いながら、私はもう一つチョコを食べる。
「でも、このちょこれーと、紅音さんの・・・・」
「元の世界の貴重な甘味なのだろう?」
「私達に振る舞って大丈夫なのか?」
ルカ様、レニックス様とアディーダ様が心配そうに尋ねる。
レイ様達も何か言いた気にコチラを見ている。
「え、まあ、確かに・・・・」
私はポリポリと頬をかく。
確かに、惜しいと言えば惜しかった。
サイダー味の飴もチョコもこの先、この世界では50年は手に入らないお菓子だ。
代理品を見つけるのも恐らく簡単な事では無いはず。
本当なら、少しずつ食べるつもりだった。
だけど、
「皆さんが、美味しそうに飴を食べるのを見て、チョコレートも食べさせてあげたいと思っちゃいました」
「え?」
確かに、面倒事を治めよとする為、チョコレートを交渉の道具にだした。
だけど、元の世界ではどこでも買える普通のサイダー味の飴を食べた時の驚いた顔を見て、持っていたチョコもあげたらどんな表情をするのか、見てみたいと思ってしまった。
「自分が美味しいと感じたモノは誰かと分かち合いたい。そして、食べた物が美味しいと共感出来たら、分け合う喜びと言うか、なんだか嬉しく思えるんですよね」
「紅音ちゃん」
「まあ、これは、半分私の自己満足なんですけどね」
そう言いながら、紅音は、照れくさそうに笑った。
これぞ正に四面楚歌。
なんともシュールな光景にどうしたものかと、悩む紅音。
だけど、どうにかしないと、この雰囲気を終わらせたい。
・・・・・仕方がない。
私は小さくため息をつき、徐にリュックに手を入れ、ある物をリュックから取り出す。
そして、取り出したソレを私は、
ガラガラガラガラ!!!
思いっきり、振って音を鳴らした。
「!?!?」
「ヒン?!」
「!!」
思った以上に大きい音に神様達が驚いた顔をして振り向いた。
私が振ったのは、リュックに入れていたキューブタイプの小粒チョコが入ったボトル缶だった。
部屋の中がシーンと静まり返る。
「皆さん、どうか落ち着いてください」
「あ、紅音さん?」
「落ち着いてくれましたら、このチョコレートを献上します」
「ちょこ、れーと?」
「私の世界の甘味です。甘くてちょっとだけビターにほろ苦く、口の中で蕩けるお菓子です」
「甘くて、」
「蕩ける?」
「蕩けます」
紅音の説明に、皆がゴクリと唾を飲む。
「チョコレートを御所望な方は、ご着席を」
私がそう言うと、皆、いそいそと大人しくちゃぶ台に着席した。
「ご着席ありがとうございます」
私もちゃんと座り直す。
「えっと、何かお皿か何か・・・」
流石に、そのまま手渡しするのも失礼なので、何か受け皿か何かないか考える。
すると、
ピコン!
「ッ!?」
『お客様にお皿をお出ししますか?
YESor NO?』
また突然現れた半透明なディスプレイ。
「YES」
突然現れたディスプレイに驚くが、コレが自分のスキル『亜空間プライベートルーム』だと納得して、YESを選択。
すると、ちゃぶ台に人数分の小皿が出て来た。
「おお!」
便利~。
そんな事を思いながら、
「どうぞ」
小皿にキューブタイプの小粒チョコを三粒ほど出し、皆さんに行き渡らせる。
だけど、
「コレが、ちょこれーと・・・・」
「茶色い・・・」
「さっきの飴と違って綺麗じゃないのね・・・」
「ん?」
何だか、みんなの反応はサイダー味の飴に比べて微妙だ。
「なんや、コレ、小動物のふ、」
「それ以上言ったら没収しますよ!?」
ドルーネ様の言おうとした事を既で勘付き速攻で遮った。
だけど、何となく躊躇った理由が理解出来た。
確かに、サイダー味の飴を見て、見た目で食べ物かと疑っていたのだ。
見た目は茶色で固くて小粒。初見では食べ物だと言われても分からないのかも知れない。
「コレは、歴としたお菓子です」
そう言って、私は食べられる物だと証明する為にチョコを一粒食べる。
ころっとした四角いフォルムに舌の上で徐々に蕩けるチョコレート。
ほんのりビターな苦さとカカオの香。そして、蕩けるチョコの甘さ。
どんなに貧乏でも、スーパーやコンビニで格安で買えるチョコレートはいつでも心のオアシスだった。
私がチョコレートを食べるのを見て、各々目の前にある皿の上のチョコレートをおずおずと摘む。
「!!美味しい!!」
「口の中で、とろけますぅ~」
「あ、私、コレは好きかも」
どうやら、女性陣には受けた様子。
目を閉じてうっとりとした表情をしている。
いや、
「うん!美味い!」
「うん、これは、好きだな」
「これも、甘いですけど、苦味を強くすれば酒に合いそうな味ですね」
「・・・・・」
男性陣からも受けは良さそうだ。
特に、甘党のパルアドルフ様は無言で口の中のチョコレートをじっくりと味わっている様子だった。
「お気に召しましたか?」
「っ、ああ・・・・・とても、美味だった」
夢中でチョコを食べるパルアドルフ様に声をかけると、パルアドルフ様はハッと我に返り、少し気恥ずかしそうに答える。
「お口に合って良かったです」
そう言いながら、私はもう一つチョコを食べる。
「でも、このちょこれーと、紅音さんの・・・・」
「元の世界の貴重な甘味なのだろう?」
「私達に振る舞って大丈夫なのか?」
ルカ様、レニックス様とアディーダ様が心配そうに尋ねる。
レイ様達も何か言いた気にコチラを見ている。
「え、まあ、確かに・・・・」
私はポリポリと頬をかく。
確かに、惜しいと言えば惜しかった。
サイダー味の飴もチョコもこの先、この世界では50年は手に入らないお菓子だ。
代理品を見つけるのも恐らく簡単な事では無いはず。
本当なら、少しずつ食べるつもりだった。
だけど、
「皆さんが、美味しそうに飴を食べるのを見て、チョコレートも食べさせてあげたいと思っちゃいました」
「え?」
確かに、面倒事を治めよとする為、チョコレートを交渉の道具にだした。
だけど、元の世界ではどこでも買える普通のサイダー味の飴を食べた時の驚いた顔を見て、持っていたチョコもあげたらどんな表情をするのか、見てみたいと思ってしまった。
「自分が美味しいと感じたモノは誰かと分かち合いたい。そして、食べた物が美味しいと共感出来たら、分け合う喜びと言うか、なんだか嬉しく思えるんですよね」
「紅音ちゃん」
「まあ、これは、半分私の自己満足なんですけどね」
そう言いながら、紅音は、照れくさそうに笑った。
524
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる