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ギルドへ
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何故か、猫の獣人のジオルに熱烈にアピールされている紅音。
だけど、
「うーん、ジオルくん」
「はい!なんですか!?」
少し気になる事があった私は、ジオルくんに声をかけると、ジオルくんは猫耳をピンと立て反応する。
「魔女狩りに遭う女性って、魔力や潜在魔力が高くて且つ、若い女の人だよね?」
「まぁ、はい。そうです、ね」
私の問いに不思議そうに首を傾げるジオルくん。
「私、そんなに魔力高く無いの。むしろ、低いくらい」
「え?」
「それに、私28歳だから、そんなに、若くは、ない、かな?」
「え?!」
私のカミングアウトにジオルくんは目を見開き、驚いた。
自分で自身の歳を言っていてなんか虚しくなるけど、魔女狩りの被害者の共通点は魔力が高くて若い女の子。
私はの魔力は並の下。恐らく対象外だ。
「・・・ アカネ、28歳だったの?」
「はい、お恥ずかしながら」
「・・・・・・・」
その時、ジャミールさんからの視線に気がついた。
「あの、なにか?」
「・・・・もしかして、アカネって、貴族の元御令嬢だったりする?」
「・・・・はぁ!?」
ジャミールが紅音を顔や身形を見て唐突にそう言い出した。
「へ?い、いやいやいや!!貴族なんてとんでもないです!私は、一般的な家庭の生まれです」
じっと、私を見るジャミールさんの言葉に思わず面くらい私は直ぐに否定した。
だが、
「いや、言っていた年齢よりも、身形が綺麗と言うか、仕草も教養が有るように見受けられたから、どこかの貴族の出身かと、」
「そ、そうでしょうか?」
そこまで、意識していた訳では無いが、人前に出ても恥ずかしく無い格好はしていないはずだけど、身形が綺麗と言われて少し照れてしまう。
「確かに、顔立ちも幼いと言うか、アカネって童顔なの?」
「いえ、年相応かと・・・・」
そう言えば、日本人って、海外の人から見て幼く見える事があると聞いた事があるけど、異世界でもそれは当て嵌まるものなのかな?
「え・・・・歳上で優しくて、童顔で可愛くて、しかも、おっぱいも大きいとか、最高かよ・・・・ヤバいかも・・・、」
「・・・・・」
「ぐへ!?」
なにやら、私をじっと見てブツブツと小声で独り言を呟いていたジオルが何故か隣に座っていたジャミールさんに片腕で首を絞められた。
「え、ジオルくん?」
「気にしなくていい。しょうもない猫の発情期だ」
「は、はぁ・・・」
困ったように笑うジャミールさんと、首を絞められて少し顔を青くするジオルくん。
「つまり、ジオルくんは女性を狙った魔女狩りが横行し始めているから私を心配してくれて、この話をしてくれたんだね」
「いや、コイツの場合下心有りでアカネに話しかけている」
「あ、あはは・・・・」
首を絞めているジャミールが紅音の言葉を否定する。
そ、そんなに、頭っから否定しなくても。
ジオルくんが抗議の意を示すように、首に回ったジャミールさんの腕を何度もペシペシとタップしているのがなんだか面白い。
「それで、アカネはこの後どうするの?」
「旅の途中だと言っていたが、直ぐに王都を出るのか?」
キャロラインさんとアドルフさんが聞いて来た。
「あ、いいえ。今日はギルドを訪ねようと思ってます」
「ギルドに?」
「はい。旅をしつつお金も稼ぎたいので、その相談を」
「ん?じゃあ、今までどうやって旅を続けていたんだ?」
「ッ、」
アドルフの疑問の問いに紅音はちょっと躊躇いを感じた。
だが、下手に隠し立てする事でも無い。
「実は、前住んでいた所で金銭的トラブルで周りの人達との人間関係が上手くいかなくなってしまったんです。それからまた別のトラブルに巻き込まれて、旅がてらにこの王都へ来たんです」
「トラブル・・・・」
「済まない、不躾かも知れないが、ご両親は?」
「両親は10年程前に事故で亡くなりました。親戚も殆ど疎遠で一人で暮らしていました」
「そ、それは・・・大変だったわね」
「いえいえ」
この異世界へ来た理由を大まかに話すとアドルフさん達から同情するような目をされたが、金銭的トラブルも人間関係が上手くいかなくなった事も、トラブルに巻き込まれた事も嘘は言っていない。
実際に、曾祖叔父様の莫大な遺産を相続した事で、周囲の人間関係が崩れたし、いきなり異世界召喚されて、スキルが平凡で聖女を辞退し、この王都ルーダまでやって来たのだから、嘘では無い。
「所持金に関しては、多少余裕はあるんですけど、コレからの旅を続けるにしろ、どこかの土地に落ち着くにも一度ギルドへ相談に行く予定なんです」
「なら、サブギルドメンバーに加入するといいぞ」
「サブギルドメンバー?」
アドルフさんから聞きなれないワードを言われた。
「サブギルドメンバーは通常のギルドメンバーとは違い挑戦できるクエストが最下クラスのGクラスからEクラスまでと決まっている。だが、子供でも出来るクエストで小遣い稼ぎや魔力が低い者が賃金を稼ぐ為に加入している者も多い。
逆にDクラスから最高クラスのSSクラスはギルドと本契約をしたギルドメンバーでなければクエストに挑戦する事は出来ないんだ」
「Dクラス以上になると、指定区域の素材採取や魔獣討伐。盗賊や野盗退治、ダンジョン攻略なんかもギルドから依頼されるから難易度が高くなるの」
「なるほど・・・・」
つまり、ギルドメンバーが社員でサブギルドメンバーがバイトや派遣社員のようなものか・・・・。
アドルフさんとキャロラインさんの説明を聞いて、私はざっくりと自分の中でそう纏めた。
「もしサブギルドメンバーに興味があるのならギルドへ行けば簡単にメンバー証明証を発行してもらえる」
「サブでもギルドに加入すれば、身元証明にもなるし、様々な保証も受けられる。
クエストで得たお金を個別に保管して預かってくれるの。
ただ、サブギルドメンバーの登録は大型ギルドでしか発行してもらえないのが、難点なんだけどね」
「まぁ、手元に持っていて損はしないな」
「なるほど・・・・」
アドルフさんやキャロラインさんの説明を聞くに、ギルドって、元の世界で言う所の役所と職業案内所と銀行が合併したような施設みたいだ。
「ま、一応、参考程度に頭に入れておけばいい」
「はい。ありがとうございます」
魔女狩り。ギルド。サブギルドメンバー。
現在、巷で話題の事件。ギルドの情報。魔力が低い私でも加入可能なサブギルドメンバー。
これは、私にとって大分ありがたい情報だ。
「早速、この後ギルドへ行こうと思います。お話、ありがとうございます。ジオルくんも、」
ふと視線をジオルくんに向けると、
ペシペシペシペシペシペシペシペシ。
まだジャミールさんの腕をタップしていた。
「!!、ぐっ、ングググ!!いい加減離せよ!!ジャミール!!」
「お前の盛りが収まったらな」
「盛ってない!!いいから、離せよ!」
涼しい顔するジャミールの腕を抜け出そうともがくジオル。
うん。前に動画で観た飼い主に構われ過ぎて嫌がる猫みたい・・・。
「大丈夫?」
「~~!!だぁ!!大丈夫ですよ!アカネさん!!」
ジャミールさんの腕から逃れて私に笑顔を向けたジオルくん。
髪の毛ボサボサになっていたけど。
「えっと、ジオルくんも魔女狩りの話を、情報をありがとう」
「えへへへ」
私がお礼を言うと、ジオルくんはボサボサの髪で照れくさそうにはにかんで笑った。
「アカネ、これからギルドへ行くつもりなんだよな」
ふと、アドルフがアカネに向かって尋ねた。
「はい。そのつもりですけど」
私が、アドルフにそう答えると、ジオルくんの耳がピクンと反応した。
「だったら、俺達と一緒に行こうよ!」
「へ?」
「あら、いいじゃない。私達もギルドへ行く予定があるから、アカネが良ければ一緒に行っても大丈夫よ」
テーブルに右肘をつき、右頬を支えながらキャロラインが優しく微笑んだ。
「で、でも・・・・」
「俺達がギルドへご案内します!!」
ジオルは眩しい笑顔で戸惑う紅音の返答を待っていた。
だけど、
「うーん、ジオルくん」
「はい!なんですか!?」
少し気になる事があった私は、ジオルくんに声をかけると、ジオルくんは猫耳をピンと立て反応する。
「魔女狩りに遭う女性って、魔力や潜在魔力が高くて且つ、若い女の人だよね?」
「まぁ、はい。そうです、ね」
私の問いに不思議そうに首を傾げるジオルくん。
「私、そんなに魔力高く無いの。むしろ、低いくらい」
「え?」
「それに、私28歳だから、そんなに、若くは、ない、かな?」
「え?!」
私のカミングアウトにジオルくんは目を見開き、驚いた。
自分で自身の歳を言っていてなんか虚しくなるけど、魔女狩りの被害者の共通点は魔力が高くて若い女の子。
私はの魔力は並の下。恐らく対象外だ。
「・・・ アカネ、28歳だったの?」
「はい、お恥ずかしながら」
「・・・・・・・」
その時、ジャミールさんからの視線に気がついた。
「あの、なにか?」
「・・・・もしかして、アカネって、貴族の元御令嬢だったりする?」
「・・・・はぁ!?」
ジャミールが紅音を顔や身形を見て唐突にそう言い出した。
「へ?い、いやいやいや!!貴族なんてとんでもないです!私は、一般的な家庭の生まれです」
じっと、私を見るジャミールさんの言葉に思わず面くらい私は直ぐに否定した。
だが、
「いや、言っていた年齢よりも、身形が綺麗と言うか、仕草も教養が有るように見受けられたから、どこかの貴族の出身かと、」
「そ、そうでしょうか?」
そこまで、意識していた訳では無いが、人前に出ても恥ずかしく無い格好はしていないはずだけど、身形が綺麗と言われて少し照れてしまう。
「確かに、顔立ちも幼いと言うか、アカネって童顔なの?」
「いえ、年相応かと・・・・」
そう言えば、日本人って、海外の人から見て幼く見える事があると聞いた事があるけど、異世界でもそれは当て嵌まるものなのかな?
「え・・・・歳上で優しくて、童顔で可愛くて、しかも、おっぱいも大きいとか、最高かよ・・・・ヤバいかも・・・、」
「・・・・・」
「ぐへ!?」
なにやら、私をじっと見てブツブツと小声で独り言を呟いていたジオルが何故か隣に座っていたジャミールさんに片腕で首を絞められた。
「え、ジオルくん?」
「気にしなくていい。しょうもない猫の発情期だ」
「は、はぁ・・・」
困ったように笑うジャミールさんと、首を絞められて少し顔を青くするジオルくん。
「つまり、ジオルくんは女性を狙った魔女狩りが横行し始めているから私を心配してくれて、この話をしてくれたんだね」
「いや、コイツの場合下心有りでアカネに話しかけている」
「あ、あはは・・・・」
首を絞めているジャミールが紅音の言葉を否定する。
そ、そんなに、頭っから否定しなくても。
ジオルくんが抗議の意を示すように、首に回ったジャミールさんの腕を何度もペシペシとタップしているのがなんだか面白い。
「それで、アカネはこの後どうするの?」
「旅の途中だと言っていたが、直ぐに王都を出るのか?」
キャロラインさんとアドルフさんが聞いて来た。
「あ、いいえ。今日はギルドを訪ねようと思ってます」
「ギルドに?」
「はい。旅をしつつお金も稼ぎたいので、その相談を」
「ん?じゃあ、今までどうやって旅を続けていたんだ?」
「ッ、」
アドルフの疑問の問いに紅音はちょっと躊躇いを感じた。
だが、下手に隠し立てする事でも無い。
「実は、前住んでいた所で金銭的トラブルで周りの人達との人間関係が上手くいかなくなってしまったんです。それからまた別のトラブルに巻き込まれて、旅がてらにこの王都へ来たんです」
「トラブル・・・・」
「済まない、不躾かも知れないが、ご両親は?」
「両親は10年程前に事故で亡くなりました。親戚も殆ど疎遠で一人で暮らしていました」
「そ、それは・・・大変だったわね」
「いえいえ」
この異世界へ来た理由を大まかに話すとアドルフさん達から同情するような目をされたが、金銭的トラブルも人間関係が上手くいかなくなった事も、トラブルに巻き込まれた事も嘘は言っていない。
実際に、曾祖叔父様の莫大な遺産を相続した事で、周囲の人間関係が崩れたし、いきなり異世界召喚されて、スキルが平凡で聖女を辞退し、この王都ルーダまでやって来たのだから、嘘では無い。
「所持金に関しては、多少余裕はあるんですけど、コレからの旅を続けるにしろ、どこかの土地に落ち着くにも一度ギルドへ相談に行く予定なんです」
「なら、サブギルドメンバーに加入するといいぞ」
「サブギルドメンバー?」
アドルフさんから聞きなれないワードを言われた。
「サブギルドメンバーは通常のギルドメンバーとは違い挑戦できるクエストが最下クラスのGクラスからEクラスまでと決まっている。だが、子供でも出来るクエストで小遣い稼ぎや魔力が低い者が賃金を稼ぐ為に加入している者も多い。
逆にDクラスから最高クラスのSSクラスはギルドと本契約をしたギルドメンバーでなければクエストに挑戦する事は出来ないんだ」
「Dクラス以上になると、指定区域の素材採取や魔獣討伐。盗賊や野盗退治、ダンジョン攻略なんかもギルドから依頼されるから難易度が高くなるの」
「なるほど・・・・」
つまり、ギルドメンバーが社員でサブギルドメンバーがバイトや派遣社員のようなものか・・・・。
アドルフさんとキャロラインさんの説明を聞いて、私はざっくりと自分の中でそう纏めた。
「もしサブギルドメンバーに興味があるのならギルドへ行けば簡単にメンバー証明証を発行してもらえる」
「サブでもギルドに加入すれば、身元証明にもなるし、様々な保証も受けられる。
クエストで得たお金を個別に保管して預かってくれるの。
ただ、サブギルドメンバーの登録は大型ギルドでしか発行してもらえないのが、難点なんだけどね」
「まぁ、手元に持っていて損はしないな」
「なるほど・・・・」
アドルフさんやキャロラインさんの説明を聞くに、ギルドって、元の世界で言う所の役所と職業案内所と銀行が合併したような施設みたいだ。
「ま、一応、参考程度に頭に入れておけばいい」
「はい。ありがとうございます」
魔女狩り。ギルド。サブギルドメンバー。
現在、巷で話題の事件。ギルドの情報。魔力が低い私でも加入可能なサブギルドメンバー。
これは、私にとって大分ありがたい情報だ。
「早速、この後ギルドへ行こうと思います。お話、ありがとうございます。ジオルくんも、」
ふと視線をジオルくんに向けると、
ペシペシペシペシペシペシペシペシ。
まだジャミールさんの腕をタップしていた。
「!!、ぐっ、ングググ!!いい加減離せよ!!ジャミール!!」
「お前の盛りが収まったらな」
「盛ってない!!いいから、離せよ!」
涼しい顔するジャミールの腕を抜け出そうともがくジオル。
うん。前に動画で観た飼い主に構われ過ぎて嫌がる猫みたい・・・。
「大丈夫?」
「~~!!だぁ!!大丈夫ですよ!アカネさん!!」
ジャミールさんの腕から逃れて私に笑顔を向けたジオルくん。
髪の毛ボサボサになっていたけど。
「えっと、ジオルくんも魔女狩りの話を、情報をありがとう」
「えへへへ」
私がお礼を言うと、ジオルくんはボサボサの髪で照れくさそうにはにかんで笑った。
「アカネ、これからギルドへ行くつもりなんだよな」
ふと、アドルフがアカネに向かって尋ねた。
「はい。そのつもりですけど」
私が、アドルフにそう答えると、ジオルくんの耳がピクンと反応した。
「だったら、俺達と一緒に行こうよ!」
「へ?」
「あら、いいじゃない。私達もギルドへ行く予定があるから、アカネが良ければ一緒に行っても大丈夫よ」
テーブルに右肘をつき、右頬を支えながらキャロラインが優しく微笑んだ。
「で、でも・・・・」
「俺達がギルドへご案内します!!」
ジオルは眩しい笑顔で戸惑う紅音の返答を待っていた。
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