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永遠なる魂
075.旧知邂逅
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ウィンディアでノルト達と別れたドーンとマクルルは王都南部から国境を超え、魔界ファトランテに入っていた。
かつての国民達は皆痩せこけており、生気も無い。それでも生き残っていた事にひとまずは安堵する。
旅を続ける内、クリニカの勢力から隠れて生活していた、かつての部下達と出会う。
『オーゼン、ラミィとマナの3人が捕まった?』
『はい……でも! 放っといて大丈夫です。ドーン様はすぐにファトランテから脱出されますよう』
『何をバカなことを。奴等だけでなくこの国に住まう者は皆、儂の子も同然。必ず助ける。それに儂は儂で城に用がある』
『絶対にダメです。逃げて下さい。クリニカがいるからだけではありません。メニドゥラがいます』
『ま、そりゃあおるじゃろ。奴はクリニカの手下なんじゃから』
メニドゥラは人間の女性の身なりをしているが種族は不明だった。30年前、そのあまりの強さに未知の魔族ではないかと噂されていたがそうでは無いらしい。
『彼女が人化したどこかの魔神だとすると、本来の姿なら吾輩なんて指先ひとつでやられちゃうよ』
生前はファトランテの魔王であり、歴史上、最強の死霊使いとも言われたランティエは、かつて泣き笑いの顔でそう言っていた。
当時、リドやマッカなどの英雄パーティの面々とメニドゥラ、双方の戦いぶりを見ていた多くの者は口を揃えて、
『メニドゥラの方が強い』
と言い切った。
それほどまでの圧倒的な強さを持っていた彼女は、何故か英雄パーティの一員ではなく、クリニカの忠実な部下だった。
『いずれにしろ儂は城に行く。別に今はクリニカともメニドゥラともやり合う気はないから心配するな。全ての元凶のリドを倒せば必然的にここも解放されるじゃろう』
戦える者は今はここを捨て、セントリアに逃げろとだけ言い、彼女達は魔王城へ向かった。
あらかじめ目的のものは地下の祭壇と見当を付けていたドーンは通り道である地下牢を丹念に調べて行き、裸同然のオーゼン達を見つけた。
解錠の魔法で鍵を開けると鉄格子越しに『セントリア王都のスラムにセルメイダがいる。ここから逃げて仲間を連れて合流するのじゃ』と小さな声で伝える。
最初は彼女が人化したドーンだとわからなかった彼女達だったが、それと分かると涙を流して歓喜する。だがすぐにドーンの背後を見て青ざめた。
その視線の先へと振り向いたドーンの目の前には黒い短髪と金色の瞳が印象的な美しい女性がいた。
声を発する間も無く、ドーンと、そして大柄なマクルルですら無表情なままの彼女の小さな拳一発であっさりと地に臥した。
(しまった……メニドゥラと、出会す……とは)
探知力に優れたマクルルにすら気取られぬ気配のなさだった。
直後、2人の意識は途切れた。
◆◇
後ろ手に縛られたドーンとマクルルの目の前にほぼ全裸と言っていいクリニカが笑みを湛えて立つ。
「可愛い女の子とたくましい男。変な組み合わせねぇ。こんなところに人間が何の用かしら? ……あ、ひょっとして」
ドーンの前で屈み、首を傾けて顔を覗き込んだ。
「死霊使いが、人化してるのかなぁ?」
ニンマリと妖しく笑う。
ドーンはその様子を無視し、辺りを見回した。
「ここは一体、どこじゃ?」
微かに見覚えのある広間だったが、中央にはまるで拘束台のように使われている大きなベッド、周囲にはいくつもの香が焚かれ煙が揺蕩うこんな場所をドーンは知らない。
「あ――ん、悪い子ねえ。聞いているのはお姉さんの方なのに。ここは元……なんだっけ、サニュール」
唐突に話を振られたサニュールは慌てて「さっ、祭壇、元はランティエが使っていた、なにかの祭壇でございます」と首だけをもたげて叫ぶように言った。
(なんじゃと、ここが?)
かつては荘厳で神々しく、ドーンでさえ入ることが躊躇われるほどの部屋だった。
そんな面影は一切なくなっている。どうみても性癖の捻じ曲がった主人のヤリ部屋にしか見えない。
(ここまで造り直したということは……あの指輪はもう……)
ギリッと歯軋りの音が歯の奥で鳴る。
クリニカはドーンのその様子を微笑を湛えながら見ていた。
「ふふ。さあお姉さんの質問に答えてくれるかしらぁ? さもないと……」
「なんじゃ、儂等を殺すとでも?」
「エッチなことしちゃう……あ、そうそう殺すわよぉ」
「言い直すな」
「さあどっちからいくう~~? ずっとサニュールちゃんとしてたからそろそろ男の子にしようかしらぁ」
「結局そっちなんじゃな」
「うふふ。貴女は後でね。それとも一緒に盛り上がる方がお好み?」
「……」
ドーンがマクルルに素早く目配せをする。
2人は立ち上がり、膝を抱えるクリニカを見下ろす。
「クリニカ。すっとぼけておるようじゃが儂らはお前がやったことを絶対に許さない。特にテスラがお前にブチギレておるぞ」
「え?」
クリニカがポカンと口を開けて2人を見上げる。
度胸が良いとは思っていたが自分に逆らう者がこのファトランテにいるなどとは思いもしなかった。
しかも思いがけず、少女の方がスルークの魔神テスラの名を出した。
「テスラちゃんを知ってるの?」
クリニカは怪訝そうな顔つきで腰を上げた。ロゼルタと変わらない長身の彼女が立ち上がると、ドーンはまたあっさり見下ろされた。
だが怯まない。
「淫乱魔女。ランティエ様がお持ちであった呪いのアイテム、どこへやった?」
「呪いのアイテム?」
本当に知らないという素振りで首を傾げ、やがて思い出したように「ひょっとしてレイドックの指輪のことかしら?」と言った。
(レイドックの指輪……のみか?)
ドーンが求めていたランティエのアイテム、実はそれはふたつあった。
(ふたつともこの祭壇にあったはずじゃが)
素早く部屋を見回し、ふとベッドの奥にある飾りの燭台の中央にいくつもの色に光る美しい指輪がひとつ、かけられていることに気付く。
(あ……あれじゃ。あったぞ……虹の指輪)
(虹の指輪は死霊使い以外は着用しても何の効果も得られない)
(それで値打ちが分からずアクセサリーにしたというわけか。なんと恐れ多い)
チッとひとつ舌打ちをして、探す品物はまさに貴様が言ったそれだと言わんばかりに続けた。
「やはり知っておるんじゃな。返してもらおうか」
「え――? なんで貴女に返さないといけないのぉ?」
クリニカのその疑問への返答のように、ドーンの体の周りに数十体もの悪霊と死霊、そして黒い霊気が台風のように渦巻きながら現れた。
その中心に長い黒髪を靡かせ、血のように赤い瞳に変わったドーンが姿を見せる。
「我が魔王、ランティエ様の持ち物だからじゃ」
あの館から出て初めて彼女は本来の姿へと変身した。
かつての国民達は皆痩せこけており、生気も無い。それでも生き残っていた事にひとまずは安堵する。
旅を続ける内、クリニカの勢力から隠れて生活していた、かつての部下達と出会う。
『オーゼン、ラミィとマナの3人が捕まった?』
『はい……でも! 放っといて大丈夫です。ドーン様はすぐにファトランテから脱出されますよう』
『何をバカなことを。奴等だけでなくこの国に住まう者は皆、儂の子も同然。必ず助ける。それに儂は儂で城に用がある』
『絶対にダメです。逃げて下さい。クリニカがいるからだけではありません。メニドゥラがいます』
『ま、そりゃあおるじゃろ。奴はクリニカの手下なんじゃから』
メニドゥラは人間の女性の身なりをしているが種族は不明だった。30年前、そのあまりの強さに未知の魔族ではないかと噂されていたがそうでは無いらしい。
『彼女が人化したどこかの魔神だとすると、本来の姿なら吾輩なんて指先ひとつでやられちゃうよ』
生前はファトランテの魔王であり、歴史上、最強の死霊使いとも言われたランティエは、かつて泣き笑いの顔でそう言っていた。
当時、リドやマッカなどの英雄パーティの面々とメニドゥラ、双方の戦いぶりを見ていた多くの者は口を揃えて、
『メニドゥラの方が強い』
と言い切った。
それほどまでの圧倒的な強さを持っていた彼女は、何故か英雄パーティの一員ではなく、クリニカの忠実な部下だった。
『いずれにしろ儂は城に行く。別に今はクリニカともメニドゥラともやり合う気はないから心配するな。全ての元凶のリドを倒せば必然的にここも解放されるじゃろう』
戦える者は今はここを捨て、セントリアに逃げろとだけ言い、彼女達は魔王城へ向かった。
あらかじめ目的のものは地下の祭壇と見当を付けていたドーンは通り道である地下牢を丹念に調べて行き、裸同然のオーゼン達を見つけた。
解錠の魔法で鍵を開けると鉄格子越しに『セントリア王都のスラムにセルメイダがいる。ここから逃げて仲間を連れて合流するのじゃ』と小さな声で伝える。
最初は彼女が人化したドーンだとわからなかった彼女達だったが、それと分かると涙を流して歓喜する。だがすぐにドーンの背後を見て青ざめた。
その視線の先へと振り向いたドーンの目の前には黒い短髪と金色の瞳が印象的な美しい女性がいた。
声を発する間も無く、ドーンと、そして大柄なマクルルですら無表情なままの彼女の小さな拳一発であっさりと地に臥した。
(しまった……メニドゥラと、出会す……とは)
探知力に優れたマクルルにすら気取られぬ気配のなさだった。
直後、2人の意識は途切れた。
◆◇
後ろ手に縛られたドーンとマクルルの目の前にほぼ全裸と言っていいクリニカが笑みを湛えて立つ。
「可愛い女の子とたくましい男。変な組み合わせねぇ。こんなところに人間が何の用かしら? ……あ、ひょっとして」
ドーンの前で屈み、首を傾けて顔を覗き込んだ。
「死霊使いが、人化してるのかなぁ?」
ニンマリと妖しく笑う。
ドーンはその様子を無視し、辺りを見回した。
「ここは一体、どこじゃ?」
微かに見覚えのある広間だったが、中央にはまるで拘束台のように使われている大きなベッド、周囲にはいくつもの香が焚かれ煙が揺蕩うこんな場所をドーンは知らない。
「あ――ん、悪い子ねえ。聞いているのはお姉さんの方なのに。ここは元……なんだっけ、サニュール」
唐突に話を振られたサニュールは慌てて「さっ、祭壇、元はランティエが使っていた、なにかの祭壇でございます」と首だけをもたげて叫ぶように言った。
(なんじゃと、ここが?)
かつては荘厳で神々しく、ドーンでさえ入ることが躊躇われるほどの部屋だった。
そんな面影は一切なくなっている。どうみても性癖の捻じ曲がった主人のヤリ部屋にしか見えない。
(ここまで造り直したということは……あの指輪はもう……)
ギリッと歯軋りの音が歯の奥で鳴る。
クリニカはドーンのその様子を微笑を湛えながら見ていた。
「ふふ。さあお姉さんの質問に答えてくれるかしらぁ? さもないと……」
「なんじゃ、儂等を殺すとでも?」
「エッチなことしちゃう……あ、そうそう殺すわよぉ」
「言い直すな」
「さあどっちからいくう~~? ずっとサニュールちゃんとしてたからそろそろ男の子にしようかしらぁ」
「結局そっちなんじゃな」
「うふふ。貴女は後でね。それとも一緒に盛り上がる方がお好み?」
「……」
ドーンがマクルルに素早く目配せをする。
2人は立ち上がり、膝を抱えるクリニカを見下ろす。
「クリニカ。すっとぼけておるようじゃが儂らはお前がやったことを絶対に許さない。特にテスラがお前にブチギレておるぞ」
「え?」
クリニカがポカンと口を開けて2人を見上げる。
度胸が良いとは思っていたが自分に逆らう者がこのファトランテにいるなどとは思いもしなかった。
しかも思いがけず、少女の方がスルークの魔神テスラの名を出した。
「テスラちゃんを知ってるの?」
クリニカは怪訝そうな顔つきで腰を上げた。ロゼルタと変わらない長身の彼女が立ち上がると、ドーンはまたあっさり見下ろされた。
だが怯まない。
「淫乱魔女。ランティエ様がお持ちであった呪いのアイテム、どこへやった?」
「呪いのアイテム?」
本当に知らないという素振りで首を傾げ、やがて思い出したように「ひょっとしてレイドックの指輪のことかしら?」と言った。
(レイドックの指輪……のみか?)
ドーンが求めていたランティエのアイテム、実はそれはふたつあった。
(ふたつともこの祭壇にあったはずじゃが)
素早く部屋を見回し、ふとベッドの奥にある飾りの燭台の中央にいくつもの色に光る美しい指輪がひとつ、かけられていることに気付く。
(あ……あれじゃ。あったぞ……虹の指輪)
(虹の指輪は死霊使い以外は着用しても何の効果も得られない)
(それで値打ちが分からずアクセサリーにしたというわけか。なんと恐れ多い)
チッとひとつ舌打ちをして、探す品物はまさに貴様が言ったそれだと言わんばかりに続けた。
「やはり知っておるんじゃな。返してもらおうか」
「え――? なんで貴女に返さないといけないのぉ?」
クリニカのその疑問への返答のように、ドーンの体の周りに数十体もの悪霊と死霊、そして黒い霊気が台風のように渦巻きながら現れた。
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