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永遠なる魂
100.集結
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どれほど進んだだろうか。
ノルトが流されてきた川も越え、山脈が近く見える森の深い所まで一気に来た。
「どうやら追ってくるつもりはないようじゃな」
後ろを振り返り、クリニカの気配がない事を確認したドーンがフゥと息を吐く。
ようやくそこで2人は魔人化を解き、ノルトが見なれた人化状態の姿に戻った。
「ドーンさん! マクルルさん!」
「久しぶりじゃなノルト。元気だったか?」
それまで1人だった心細さから泣きそうになる。
「はい……おふたりも無事で良かったです」
「で、ロゼルタ達は? どうしてお前ひとりでデルピラなんぞにいるんじゃ?」
「ちょっと途中、記憶が飛んでるんですけど」
と、ここに至った経緯を話しだした。
その流れで結局この夜にクリニカとの間にあった色々な出来事まで話さざるを得なくなった。
話は明け方まで続き、気付けばノルトはマクルルに寄り掛かり眠ってしまった。
「ふふ。無事成長しているようじゃな。ランティエ様の助けがあったとはいえ、クリニカとタイマンでやり合ってこうして生き残ったんじゃから」
「そうだな。ノルトの成長は俺達の悲願と直結する。喜ばしい事だ」
「それにしてもノルトめ……クリニカに惚れてしまったかもしれん」
ドーンは腕組みをしながらノルトの寝顔を見詰める。
「ま、仕方ないだろうな」
マクルルがその太い指でノルトの髪を撫でながら言う。
「うむ。今までまともな恋愛などした事のない男に初めて性を強く感じさせた相手があやつなら、誰だって落ちるじゃろうな」
「あの女の魅了にはテスラや俺でも抗えん。だが惚れちまったとなると少々厄介だ。クリニカを倒すのはノルト抜きでやるしかない」
ドーンは頷き、すやすやと眠るノルトの寝顔を見ながら、
「ランティエ様は案外、クリニカへの怒りより好意を持っているかもしれんが……他の魔族は奴を許す事は出来ん。ま、後で考えよう。儂らも寝るとしよう」
「ああ。間に合ってよかった」
「全くじゃ。危ない所だったの……」
交信の指輪が破壊された事をノルトから聞いていたドーンは、ひょっとしてロゼルタ達もと考え、寝る前にロゼルタに念話を入れた。
ノルトを保護した事を知らせるとロゼルタは喜びすぐにでも合流しようと言っていたが、取り敢えず今日は寝させてくれと念話を終え、疲れ切った3人はすぐに眠りに落ちた。
◆◇
日が上り、眩しさで目が覚めた。
ドーンとマクルルは既に起きており、誰かと話し込んでいる。
「お、目が覚めたな、ノルト」
「おはよう、ございます、ロゼルタさん……あれ? ロ、ロゼルタさん! テスラさんに、アンナも!」
その様子から皆でノルトが起きるのを待っていたのが伺える。
アンナが目を吊り上げてノルトに詰め寄る。その目には隈が出来ている。
「お、は、よ、う。よく眠れたかしら?」
「う。おはよう、アンナ」
「ほんっとに、心配したんだからね! こんな遠いとこに来てたなんて思いもしなかったわ!」
「ごめん。僕もなんでデルピラに来たのかわかってないんだよ」
2人のやりとりを聞いていたドーンが耐え切れずに口を挟む。
「こりゃアンナ。もうちょっと優しくしてやれ。ノルトも頑張ったんじゃぞ」
「こっちも不眠不休なんですけど……充分、優しく接してるでしょ」
「違う違う。最初にお前が来た時、ノルトに抱き着いて泣いて心配していたじゃろ? あれを見せてやれと言うておるのじゃ」
テスラとロゼルタがプッと噴き出す。
アンナは真っ赤になって「そんなの今言わないでよ!」とドーンに噛み付いた。
最初、面食らっていたノルトだったが、やがてアンナの手を握る。
驚いて振り返ったアンナに、
「アンナ、心配してくれて有難う。ごめんね?」
上目遣いで微笑みかけた。
アンナの顔がみるみる紅潮していく。
「も、もう離れたら、イヤよ? 守って、くれるんでしょ?」
守って、その言葉でふと思い出した。
魅了をかけられ、危うくマヤの虜囚になる寸前だったことを。
あの時、アンナの声が聞こえなければきっとそうなっていたに違いない。
カーリアの町でかつての主人、ダロモロに絡まれた時も彼女は身を挺して自分を守ろうとしてくれた。
(そうだ。アンナは僕のお嬢様だった時からずっと僕を守ってくれてたんだ)
ホロリとノルトの目頭に熱いものが込み上げた。
「ななな、なんなの? ま、守って、くれないの?」
微笑んだと思った次の瞬間、泣きそうになっているノルトの感情の変化について行けず、しどろもどろになる。
ノルトは握っていた手を離し、軽くだがアンナを抱き締めた。
「ひえぇぇぇっ!」
「アンナ、有難う。僕が本当に危ない時に守ってくれて」
「へ、へ?」
アンナからすれば全く身に覚えのない話なのだが、ノルトは気にせずにアンナの肩に顔を埋めた。
真っ赤に顔を染めたアンナの手が宙を掻きむしる。
「心配させてごめん。アンナ。僕は絶対に離れない。君が危ない時は絶対に僕が守る」
「わわわわかった、わかったから!」
その様子を見ていたロゼルタの眉がピクンと跳ねた。
いい感じの2人から少し離れ、ドーンに耳打ちする。
(おい。何があった?)
(おお、さすがママじゃの。息子の変化に敏感に気付いたか)
(誰がママだ……で、何があった? あんなたらしじゃなかった筈だぜ)
(いや実は……)
ドーンから昨日のノルトとクリニカの話を聞いたロゼルタは顔を引き攣らせ、
「な、なんだってぇぇ――!」
と叫び、頭を抱えた。
◆◇
一方、シオンとの話を終えたサラ。
ロン=ドゥとの戦場近くに戻るが誰もいない。交信の指輪に話し掛けるが全く応答も無い。
アンナはテスラが近くにいたから恐らくは大丈夫と判断し、ノルトを保護しなければと探していた。
「ダメです。何の痕跡も……」
いくら探しても足跡、服の切れ端、血痕など追跡に使えそうな痕跡は何ひとつ見当たらない。
ふとシュルスがミゼラン川を眺める。
その幅の狭い川の流れは急で、万が一ここに落ちればあっという間に下流に流されてしまうだろう。
幅が広く、流れが緩やかになるデルピラまではあっという間だ。
「いやいくらなんでもノルトさんはそこまで間抜けな方ではありません。転移も使えますし」
シュルスが何かを言う前にサラが言う。
「いや……そうじゃなくてロゼルタさん達の気配があっちに消えていくなぁと」
「え?」
なるほど、言われてみれば確かに彼女達はこの川に沿って西へと進んでいる様だ。
「きっとロゼルタさん達はノルトさんを見つけたんですね。シュルスありがとう。行きましょう!」
「えへへ。サラに褒められたぁ」
そうしてロゼルタ達にかなり遅れて出発、長い間彷徨った挙句、翌日の交信の指輪によるドーンからの連絡でお互いの位置を特定した。
◆◇
「サラさん!」
「ノルトさん! よかった無事で」
2人が手を繋ぎ、笑い合う。
「さ、これで……」
ロゼルタが朗らかに笑う。
「また全員、揃った訳じゃな」
「妙なのがひとり、いるようだがな」
テスラがチラリとシュルスの方を見て言う。
「すすすすみません……」
さすがのシュルスもかの有名なスルークの魔神には楯突けず、縮こまる。
サラが口に手を当てて笑い、
「まあでも、たまに鋭い時もありますから」
「酷いよ、サラァ!」
「ふふ。道案内、期待してますよ。シュルス」
「おおお! 任せて、サラ!」
ロゼルタが眼前に聳え立つ山を見上げた。
「よし。じゃあ行くか。ここを越えたらサラとシュルスには世話になるが頼むぜ」
「どこまで行けるか、行けるとこまで行ってみましょう」
「任せて下さい、ロゼルタさん」
顔を見合わせ、彼らは出発した。
ヒューリアが指し示したノルトとアンナの可能性。
それに賭け、前人未到、来るもの全てを拒む謎の地、メルマトラへ。
ノルトが流されてきた川も越え、山脈が近く見える森の深い所まで一気に来た。
「どうやら追ってくるつもりはないようじゃな」
後ろを振り返り、クリニカの気配がない事を確認したドーンがフゥと息を吐く。
ようやくそこで2人は魔人化を解き、ノルトが見なれた人化状態の姿に戻った。
「ドーンさん! マクルルさん!」
「久しぶりじゃなノルト。元気だったか?」
それまで1人だった心細さから泣きそうになる。
「はい……おふたりも無事で良かったです」
「で、ロゼルタ達は? どうしてお前ひとりでデルピラなんぞにいるんじゃ?」
「ちょっと途中、記憶が飛んでるんですけど」
と、ここに至った経緯を話しだした。
その流れで結局この夜にクリニカとの間にあった色々な出来事まで話さざるを得なくなった。
話は明け方まで続き、気付けばノルトはマクルルに寄り掛かり眠ってしまった。
「ふふ。無事成長しているようじゃな。ランティエ様の助けがあったとはいえ、クリニカとタイマンでやり合ってこうして生き残ったんじゃから」
「そうだな。ノルトの成長は俺達の悲願と直結する。喜ばしい事だ」
「それにしてもノルトめ……クリニカに惚れてしまったかもしれん」
ドーンは腕組みをしながらノルトの寝顔を見詰める。
「ま、仕方ないだろうな」
マクルルがその太い指でノルトの髪を撫でながら言う。
「うむ。今までまともな恋愛などした事のない男に初めて性を強く感じさせた相手があやつなら、誰だって落ちるじゃろうな」
「あの女の魅了にはテスラや俺でも抗えん。だが惚れちまったとなると少々厄介だ。クリニカを倒すのはノルト抜きでやるしかない」
ドーンは頷き、すやすやと眠るノルトの寝顔を見ながら、
「ランティエ様は案外、クリニカへの怒りより好意を持っているかもしれんが……他の魔族は奴を許す事は出来ん。ま、後で考えよう。儂らも寝るとしよう」
「ああ。間に合ってよかった」
「全くじゃ。危ない所だったの……」
交信の指輪が破壊された事をノルトから聞いていたドーンは、ひょっとしてロゼルタ達もと考え、寝る前にロゼルタに念話を入れた。
ノルトを保護した事を知らせるとロゼルタは喜びすぐにでも合流しようと言っていたが、取り敢えず今日は寝させてくれと念話を終え、疲れ切った3人はすぐに眠りに落ちた。
◆◇
日が上り、眩しさで目が覚めた。
ドーンとマクルルは既に起きており、誰かと話し込んでいる。
「お、目が覚めたな、ノルト」
「おはよう、ございます、ロゼルタさん……あれ? ロ、ロゼルタさん! テスラさんに、アンナも!」
その様子から皆でノルトが起きるのを待っていたのが伺える。
アンナが目を吊り上げてノルトに詰め寄る。その目には隈が出来ている。
「お、は、よ、う。よく眠れたかしら?」
「う。おはよう、アンナ」
「ほんっとに、心配したんだからね! こんな遠いとこに来てたなんて思いもしなかったわ!」
「ごめん。僕もなんでデルピラに来たのかわかってないんだよ」
2人のやりとりを聞いていたドーンが耐え切れずに口を挟む。
「こりゃアンナ。もうちょっと優しくしてやれ。ノルトも頑張ったんじゃぞ」
「こっちも不眠不休なんですけど……充分、優しく接してるでしょ」
「違う違う。最初にお前が来た時、ノルトに抱き着いて泣いて心配していたじゃろ? あれを見せてやれと言うておるのじゃ」
テスラとロゼルタがプッと噴き出す。
アンナは真っ赤になって「そんなの今言わないでよ!」とドーンに噛み付いた。
最初、面食らっていたノルトだったが、やがてアンナの手を握る。
驚いて振り返ったアンナに、
「アンナ、心配してくれて有難う。ごめんね?」
上目遣いで微笑みかけた。
アンナの顔がみるみる紅潮していく。
「も、もう離れたら、イヤよ? 守って、くれるんでしょ?」
守って、その言葉でふと思い出した。
魅了をかけられ、危うくマヤの虜囚になる寸前だったことを。
あの時、アンナの声が聞こえなければきっとそうなっていたに違いない。
カーリアの町でかつての主人、ダロモロに絡まれた時も彼女は身を挺して自分を守ろうとしてくれた。
(そうだ。アンナは僕のお嬢様だった時からずっと僕を守ってくれてたんだ)
ホロリとノルトの目頭に熱いものが込み上げた。
「ななな、なんなの? ま、守って、くれないの?」
微笑んだと思った次の瞬間、泣きそうになっているノルトの感情の変化について行けず、しどろもどろになる。
ノルトは握っていた手を離し、軽くだがアンナを抱き締めた。
「ひえぇぇぇっ!」
「アンナ、有難う。僕が本当に危ない時に守ってくれて」
「へ、へ?」
アンナからすれば全く身に覚えのない話なのだが、ノルトは気にせずにアンナの肩に顔を埋めた。
真っ赤に顔を染めたアンナの手が宙を掻きむしる。
「心配させてごめん。アンナ。僕は絶対に離れない。君が危ない時は絶対に僕が守る」
「わわわわかった、わかったから!」
その様子を見ていたロゼルタの眉がピクンと跳ねた。
いい感じの2人から少し離れ、ドーンに耳打ちする。
(おい。何があった?)
(おお、さすがママじゃの。息子の変化に敏感に気付いたか)
(誰がママだ……で、何があった? あんなたらしじゃなかった筈だぜ)
(いや実は……)
ドーンから昨日のノルトとクリニカの話を聞いたロゼルタは顔を引き攣らせ、
「な、なんだってぇぇ――!」
と叫び、頭を抱えた。
◆◇
一方、シオンとの話を終えたサラ。
ロン=ドゥとの戦場近くに戻るが誰もいない。交信の指輪に話し掛けるが全く応答も無い。
アンナはテスラが近くにいたから恐らくは大丈夫と判断し、ノルトを保護しなければと探していた。
「ダメです。何の痕跡も……」
いくら探しても足跡、服の切れ端、血痕など追跡に使えそうな痕跡は何ひとつ見当たらない。
ふとシュルスがミゼラン川を眺める。
その幅の狭い川の流れは急で、万が一ここに落ちればあっという間に下流に流されてしまうだろう。
幅が広く、流れが緩やかになるデルピラまではあっという間だ。
「いやいくらなんでもノルトさんはそこまで間抜けな方ではありません。転移も使えますし」
シュルスが何かを言う前にサラが言う。
「いや……そうじゃなくてロゼルタさん達の気配があっちに消えていくなぁと」
「え?」
なるほど、言われてみれば確かに彼女達はこの川に沿って西へと進んでいる様だ。
「きっとロゼルタさん達はノルトさんを見つけたんですね。シュルスありがとう。行きましょう!」
「えへへ。サラに褒められたぁ」
そうしてロゼルタ達にかなり遅れて出発、長い間彷徨った挙句、翌日の交信の指輪によるドーンからの連絡でお互いの位置を特定した。
◆◇
「サラさん!」
「ノルトさん! よかった無事で」
2人が手を繋ぎ、笑い合う。
「さ、これで……」
ロゼルタが朗らかに笑う。
「また全員、揃った訳じゃな」
「妙なのがひとり、いるようだがな」
テスラがチラリとシュルスの方を見て言う。
「すすすすみません……」
さすがのシュルスもかの有名なスルークの魔神には楯突けず、縮こまる。
サラが口に手を当てて笑い、
「まあでも、たまに鋭い時もありますから」
「酷いよ、サラァ!」
「ふふ。道案内、期待してますよ。シュルス」
「おおお! 任せて、サラ!」
ロゼルタが眼前に聳え立つ山を見上げた。
「よし。じゃあ行くか。ここを越えたらサラとシュルスには世話になるが頼むぜ」
「どこまで行けるか、行けるとこまで行ってみましょう」
「任せて下さい、ロゼルタさん」
顔を見合わせ、彼らは出発した。
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