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最終章 魔王をその身に宿す少年
125.蟲使い
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「クリニカ様、ここはまず私に」
「あらサニュールちゃん、大丈夫なのぉ?」
小柄な体躯に艶かしい黒の衣装とアンバランスな姿をしたサニュールが前に出る。
「ファトランテでドーンとの決着はついておりません。ハモンも今頃はロゼルタ様と戦っている筈」
ピタリとドーンに指を向けると、
「ドーン! 五黒将の1人、蟲使いサニュールとタイマンで勝負しろぉ!」
と叫ぶ。
その言葉の中にノルトの記憶に引っかかるものがあった。
(小柄なサキュバス……蟲使い……蟲……!)
その隣でドーンの黒い霊気が噴き出した。
「儂とタイマンじゃと? 舐めておるのか?」
少女の様な可愛らしい顔付きを歪め、歯を剥くドーンをノルトが手で制した。
「ノルト?」
「おい、お前」
いつの間に俺様となったのか、珍しくドーン以上に顔を歪めたノルトがゆっくりとサニュールへと向かう。
「む、なんだなんだ、貴様はすっこんでいろ」
「お前、以前、セントリアのスラムで女性を買わなかったか?」
突然そんな事を言われたサニュールが首を傾げた。
「セントリア……スラム? はて……」
「よぉく思い出せよ。5、6ヵ月程前の事だ。覚えているだろう?」
「5、6ヵ月前……ああ。はいはいよぉく覚えているよ。人間のオバさんの事ねえ?」
ノルトの額に癇筋が浮かび、ピクリと跳ねる。
「やっぱりお前が……どうして屍蟲なんか仕込んだんだ?」
「人間にそんな事したら死んじゃうじゃない。相変わらず酷いことするわねぇ、サニュール」
クリニカが小さな声で独り言の様に言う。
サニュールは鼻に指を当ててノルトに向かってクスリと笑う。
「ウフフ。あの女性、身なりは見窄らしかったけど素材は可愛くって。ああ、この人間をイカせまくった後、苦しむ顔も見たいなあって思っちゃってさ」
「……」
「で? それがどうしたって言うのかしら?」
ノルトは拳をふるふると震わせる。
「……さんだ」
「え? なに?」
血走った目は見開き、髪を逆立てたノルトがサニュールに殴りかかる。
「その人は俺の! 母さんなんだよ!」
「え、えええ!?」
当のサニュールだけでなく、その場の全員が驚いた。
拳はサニュールの顔面を撃ち抜こうとしたが、顔スレスレで何かに弾かれたようにピタリと止まる。
サキュバスの強大な魔力で生成された常時発動のシールドのせいだったが、そのあまりの迫力に驚いた顔のまま、固まってしまった。
数秒してようやく取り繕うように笑う。
「そ、そうなんだぁ。すっごい偶然ね? 道理で君も可愛らしい顔をしていると思ったわ。……で、お母さんは死んじゃったの?」
その言葉でまたノルトの眉が吊り上がる。
「生きてるさ。サラが助けてくれたからな」
「良かったじゃない。私もすぐに死ぬような蟲を入れた訳じゃないのよ?」
「だけど俺達が到着するのがもっと後だったら死んでたんだ」
「はあ……で?」
話に飽きたと言わんばかりのサニュールの顔だった。
ドーンが後ろから言葉を掛ける。
「ノルト。お前とそいつは価値観が違い過ぎる。話していても無駄じゃ」
「……」
サニュールがまた首を傾げた。
「お母さんなんでしょ? 助かってよかったじゃない。なのになんかいつまでも怒ってるからさ。一体私にどうして欲しいのかな?」
不意にサニュールは悪戯っぽい目付きになり、ニヤリと笑う。
「ああ……わかったわ、もうノルト君、エッチなんだから」
手をノルトの股間に伸ばし、サワサワと指だけで撫で始めた。
「ノルト君……お母さん思いなんだねえ。えらいねえ」
「……」
「ご褒美に私が気持ちイイ事、してあげるよ? さあさ、体を楽にして……」
ノルトはサニュールの仕草をずっと見下ろしていたが、やがて諦めた様に言い放った。
「わかった。確かにドーンの言う通りだな。話は終わりだ。……で? お前、さっきから何やってんの?」
「え……あれ? 私の魅了が効いてない?」
サニュールが驚いて体を離すと、高らかにノルトが笑う。
「アッハッハ! 今のが魅了だって? ……笑わせんじゃねえぞ。お前のなんてクリニカの魅了と比べ物にならん」
ボッと手のひらに炎の球を作り出す。
「サニュールちゃぁん。そんなんじゃ無理よぉ。だってノルト君は私の絶対の魅了も抗ったんだから」
楽しそうにクリニカが言う。
それを聞いたサニュールの顔が青褪めていく。
「ク、クリニカ様の絶対の魅了を……ひ、ひっ……化け物……」
「誰がバケモノだ、そりゃお前だろ。次は善良な魔族に生まれ変われる様、火葬してやるよ」
「や、やめてぇ」
「『冥王の不死炎』!」
ノルトの手の上の炎の球はその色を橙から青に変え、決して消えないと言われる冥界の青い炎となりサニュールを襲う。
それは一瞬で体全体に回った。
暴れ回ったサニュールはやがて膝から崩れ落ち、断末魔の叫びを上げてバタリと倒れて動かなくなった。
対象を焼き尽くした炎はそれと同時に消えた。
焼け焦げ、消し炭となったサニュールを前にノルトの顔が歪む。
「器用だな」
ノルトが声を掛けると黒焦げの死体がゴソゴソと動き出した。
「……え? ウソッ! バレた?」
「当たり前だろ。体がひとまわり大きくなってるじゃないか。大方、体の表面に受肉させてその中に潜り込んだってとこだろ」
それを聞いていたドーンがホッと胸を撫で下ろす。
(成長したな。少しハラハラしたわい)
サニュールの作戦に敏感に気付いていた彼女はノルトが油断すれば指摘するつもりだったのだ。
(儂もロゼルタの様にこいつの母にでもなったのかの)
心の中で自嘲するように笑う。
一方のサニュール。
焼けた体を脱ぎ捨てる様にして姿を現した。
その前に屈んだノルトは、
「おい。まだ向かってくるなら今度は容赦しない。もし許して欲しいのなら俺とひとつ約束しろ」
「許してくれるの!? 許して欲しいです! 何を約束したらいいの? 私の体が欲しいならいくらでもあげるわ!」
それを後ろで聞いていたクリニカが心底可笑しそうにケタケタと笑う。
チラリとそれを見たノルトはまた目の前で必死の笑顔で取り繕うサニュールに視線を戻す。
ハァ、とひとつため息を吐き、
「俺達は今日、全てを終わらせる。その後、俺はお前を母さんの元へ連れて行く。お前はそこで母さんに誠意を持って謝れ」
そんな事を言われると思っていなかったサニュールがポカンとノルトを見返し、数秒して大きく顔を縦に振った。
それを見ていたクリニカは、
(ノルト君……やっぱり、格好いいわぁ)
そんな事を考えていた。
「あらサニュールちゃん、大丈夫なのぉ?」
小柄な体躯に艶かしい黒の衣装とアンバランスな姿をしたサニュールが前に出る。
「ファトランテでドーンとの決着はついておりません。ハモンも今頃はロゼルタ様と戦っている筈」
ピタリとドーンに指を向けると、
「ドーン! 五黒将の1人、蟲使いサニュールとタイマンで勝負しろぉ!」
と叫ぶ。
その言葉の中にノルトの記憶に引っかかるものがあった。
(小柄なサキュバス……蟲使い……蟲……!)
その隣でドーンの黒い霊気が噴き出した。
「儂とタイマンじゃと? 舐めておるのか?」
少女の様な可愛らしい顔付きを歪め、歯を剥くドーンをノルトが手で制した。
「ノルト?」
「おい、お前」
いつの間に俺様となったのか、珍しくドーン以上に顔を歪めたノルトがゆっくりとサニュールへと向かう。
「む、なんだなんだ、貴様はすっこんでいろ」
「お前、以前、セントリアのスラムで女性を買わなかったか?」
突然そんな事を言われたサニュールが首を傾げた。
「セントリア……スラム? はて……」
「よぉく思い出せよ。5、6ヵ月程前の事だ。覚えているだろう?」
「5、6ヵ月前……ああ。はいはいよぉく覚えているよ。人間のオバさんの事ねえ?」
ノルトの額に癇筋が浮かび、ピクリと跳ねる。
「やっぱりお前が……どうして屍蟲なんか仕込んだんだ?」
「人間にそんな事したら死んじゃうじゃない。相変わらず酷いことするわねぇ、サニュール」
クリニカが小さな声で独り言の様に言う。
サニュールは鼻に指を当ててノルトに向かってクスリと笑う。
「ウフフ。あの女性、身なりは見窄らしかったけど素材は可愛くって。ああ、この人間をイカせまくった後、苦しむ顔も見たいなあって思っちゃってさ」
「……」
「で? それがどうしたって言うのかしら?」
ノルトは拳をふるふると震わせる。
「……さんだ」
「え? なに?」
血走った目は見開き、髪を逆立てたノルトがサニュールに殴りかかる。
「その人は俺の! 母さんなんだよ!」
「え、えええ!?」
当のサニュールだけでなく、その場の全員が驚いた。
拳はサニュールの顔面を撃ち抜こうとしたが、顔スレスレで何かに弾かれたようにピタリと止まる。
サキュバスの強大な魔力で生成された常時発動のシールドのせいだったが、そのあまりの迫力に驚いた顔のまま、固まってしまった。
数秒してようやく取り繕うように笑う。
「そ、そうなんだぁ。すっごい偶然ね? 道理で君も可愛らしい顔をしていると思ったわ。……で、お母さんは死んじゃったの?」
その言葉でまたノルトの眉が吊り上がる。
「生きてるさ。サラが助けてくれたからな」
「良かったじゃない。私もすぐに死ぬような蟲を入れた訳じゃないのよ?」
「だけど俺達が到着するのがもっと後だったら死んでたんだ」
「はあ……で?」
話に飽きたと言わんばかりのサニュールの顔だった。
ドーンが後ろから言葉を掛ける。
「ノルト。お前とそいつは価値観が違い過ぎる。話していても無駄じゃ」
「……」
サニュールがまた首を傾げた。
「お母さんなんでしょ? 助かってよかったじゃない。なのになんかいつまでも怒ってるからさ。一体私にどうして欲しいのかな?」
不意にサニュールは悪戯っぽい目付きになり、ニヤリと笑う。
「ああ……わかったわ、もうノルト君、エッチなんだから」
手をノルトの股間に伸ばし、サワサワと指だけで撫で始めた。
「ノルト君……お母さん思いなんだねえ。えらいねえ」
「……」
「ご褒美に私が気持ちイイ事、してあげるよ? さあさ、体を楽にして……」
ノルトはサニュールの仕草をずっと見下ろしていたが、やがて諦めた様に言い放った。
「わかった。確かにドーンの言う通りだな。話は終わりだ。……で? お前、さっきから何やってんの?」
「え……あれ? 私の魅了が効いてない?」
サニュールが驚いて体を離すと、高らかにノルトが笑う。
「アッハッハ! 今のが魅了だって? ……笑わせんじゃねえぞ。お前のなんてクリニカの魅了と比べ物にならん」
ボッと手のひらに炎の球を作り出す。
「サニュールちゃぁん。そんなんじゃ無理よぉ。だってノルト君は私の絶対の魅了も抗ったんだから」
楽しそうにクリニカが言う。
それを聞いたサニュールの顔が青褪めていく。
「ク、クリニカ様の絶対の魅了を……ひ、ひっ……化け物……」
「誰がバケモノだ、そりゃお前だろ。次は善良な魔族に生まれ変われる様、火葬してやるよ」
「や、やめてぇ」
「『冥王の不死炎』!」
ノルトの手の上の炎の球はその色を橙から青に変え、決して消えないと言われる冥界の青い炎となりサニュールを襲う。
それは一瞬で体全体に回った。
暴れ回ったサニュールはやがて膝から崩れ落ち、断末魔の叫びを上げてバタリと倒れて動かなくなった。
対象を焼き尽くした炎はそれと同時に消えた。
焼け焦げ、消し炭となったサニュールを前にノルトの顔が歪む。
「器用だな」
ノルトが声を掛けると黒焦げの死体がゴソゴソと動き出した。
「……え? ウソッ! バレた?」
「当たり前だろ。体がひとまわり大きくなってるじゃないか。大方、体の表面に受肉させてその中に潜り込んだってとこだろ」
それを聞いていたドーンがホッと胸を撫で下ろす。
(成長したな。少しハラハラしたわい)
サニュールの作戦に敏感に気付いていた彼女はノルトが油断すれば指摘するつもりだったのだ。
(儂もロゼルタの様にこいつの母にでもなったのかの)
心の中で自嘲するように笑う。
一方のサニュール。
焼けた体を脱ぎ捨てる様にして姿を現した。
その前に屈んだノルトは、
「おい。まだ向かってくるなら今度は容赦しない。もし許して欲しいのなら俺とひとつ約束しろ」
「許してくれるの!? 許して欲しいです! 何を約束したらいいの? 私の体が欲しいならいくらでもあげるわ!」
それを後ろで聞いていたクリニカが心底可笑しそうにケタケタと笑う。
チラリとそれを見たノルトはまた目の前で必死の笑顔で取り繕うサニュールに視線を戻す。
ハァ、とひとつため息を吐き、
「俺達は今日、全てを終わらせる。その後、俺はお前を母さんの元へ連れて行く。お前はそこで母さんに誠意を持って謝れ」
そんな事を言われると思っていなかったサニュールがポカンとノルトを見返し、数秒して大きく顔を縦に振った。
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