謎のバイト

希京

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調教

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「ボク、名前はアキ。よろしくね」
少年はふわりとした笑顔を作って言った。

そう言えと教え込まれているんだろう。多分偽物の名前。
アキと名乗った少年は、こちらの名前は聞いてこなかった。俺がどうしていいかわからず突っ立ったっている間に、ベッドの上でアキは服を全部脱いで白い裸体をさらけ出した。

左腕が注射痕で青黒くなっていて思わず目をそらせた。

『知能を低下させている』とあの男は言っていた。注射痕の跡がその答えなんだろう。

「座って」
気がつくと体が密着するくらい近くにアキが来ていて腕を引っ張られてベッドに座らされた。そして俺の着ているものを脱がせていく。

「抱いてお兄さ…。あ、名前聞いてなかった。教えて?」
「俺は自分の名前が嫌いなんだ。好きに呼んでいいよ」

正義と書いて『まさよし』と読む。
何が正義だ。今もアタマをぶっ壊された少年を犯そうとしてるんだぜ。

「じゃあ僕が初めて名前を好きになるから教えてよ」
最初はアキに少しだけ同情していたが、俺の怒りの琴線に触れた瞬間、俺の倫理観は消え失せた。

ベッドに押し倒して執拗に未成熟な胸の突起を舌で責める。
「そんなに知りたいか?俺の名前」
「ごめんなさ…あ…」
乳首を舐めながら話すと歯が当たって気持ちよさそうに身をくねらす。

「ふ…ぅ……」
丸みを帯びた肢体、脇腹を指でなぞっただけでアキは幼いながら色っぽい声を出す。

問題はここからだった。

確かにアキはその辺の女より可愛いし綺麗だ。
だが体は男だし、俺は男を抱いたことはない。うまくいくだろうか。
いったん体を離して躊躇していると、アキが起き上がって膝立ちの俺にまたがって、腕を肩から首にするりとまわしてきた。
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