世界最強のダンジョンを目指して

yoru

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第2話 新しい仲間

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「・・・え?」



「嫌に決まってるじゃないですか。マスターにこき使われるスライム生なんてこりごりです。私はこの広い世界を見て回りたいのです。」



「で、でもダンジョンは昔のままなんだろう?前のマスターみたいに強いモンスターを召喚できるのか?」

「いいえ、できませんよ。」

「それだと、すぐ殺されるんじゃ...」

「安心してください。新しいマスターに変化するとき、ダンジョンは転移するのです。その代わり、ダンジョンも1階層しかないところから再スタートになるんですけどね。」



それなら大丈夫かも...。



「代わりといってはなんですが私の子供を置いて行ってあげます。」

「子供がいたの!?」

「ふふ、私が何百年生きてると思ってるんですか。子供の一人くらいいますよ。」



顔を赤らめ、体をよじらせてる…気がする。



「ちょっと思ったんだけど、ダンジョンのモンスターってこんな感情豊かなやつばかりなのか?」



「いえ、私がユニーク個体というだけです。説明していませんでしたね。モンスターの中には稀にユニーク個体が存在します。ユニーク個体は本来のモンスターの能力の5倍のステータスがあるといわれています。」



すごいな、最強を目指すならユニーク個体がカギになりそうだな。



「そろそろ、私の子どもを紹介しますね。ほら、こちらに来なさい。」



壁の隙間から小さいスライムがでてきた。



「ほら、あいさつしてください。」

「私、嫌よ。こんなやつに使われるなんて。私もパパと一緒に世界を見て回りたいわ。」

「わがままを言わないでください。私は長年、前のマスターに仕えてきたから許されるのです。それにマスターを支えるのは神様の意思でもあるのですよ。」

「だったら、パパが支えてあげればいいじゃない!なんで、私にその役目を押し付けるのよ。パパは神様の意思に逆らうっていうの?」

「...そ、それでは娘のことを頼みましたよ。ルー〇!」



あ、逃げた,,,。



「そ、その...よろしくね」

「気安く話しかけないでくれる。」



ちょっと鑑定してみるか。



名前 しずく



レベル 2



魔力 50



攻撃力 100



防御力 5



速さ 25



魔法攻撃力 30



魔法防御力 15







スキル

擬態



さっきのあいつとは反対で攻撃力だけ高いな。



「本当にさっきのスライムの娘さんなのかな?」

「そうよ!失礼ね。」





嫌われてるなー。さて、メニュー画面でも確認してみるか。



お、スライム、ゴブリン、ワーウルフ...少ないな。最初だからこんなもんなのかな。お、罠とかご飯もメニューも買えるのか。



今あるDPが0...これどうするんだよ。鬼畜すぎないか。



ん?メニューにメールが届いた。



「マスターはじめたての君に1000DPをあげます♡これから頑張ってダンジョンを大きくしてくれたらボーナスをいっぱいあげちゃいます♡無駄遣いしちゃだめだぞ♡

                                     愛しの女神より  」



愛しの女神って...顔も見たことないんですけど...。でも、1000DPはありがたいな。さっそくモンスターを召喚してみるか。



まずはゴブリンを召喚してみるか。



本当に出てきた。ん?名付けをしてください?モンスター全員につけなくちゃいけないのかな?



「じゃあ、君の名前はゴブゾウだ。」



【警告。ダンジョンに侵入者です。】



「侵入者!?」



侵入者は3人...。しかも、全員がレベル7か。



どうすれば..。





「なぁ、こんなところに洞窟なんてあったか?」

「いや、地図にものってないし、新しくできたダンジョンとか...。」

「じゃあ、俺らが第1発見者ってことか。たしか、ダンジョンマスターを倒すと大量の経験値をもらえるんだよな。」

「それはまずくない?たしか、新ダンジョンの破壊は禁止されてたはずだけど。」

「バレやしねぇよ。なんせ、俺らが第一発見者なんだからな。」



「ぬわっ。落とし穴か。」

「おいお前ら大丈夫か?」

「ぬわっ、上から石が!」





「ちっ、一人逃したか...。」



「お、おい、お前ら...。な、なんなんだよ!」



まじか、一人こっちに向かってきたぞ。



「お前がダンジョンマスターだな!お前さえ倒せば!」



スパッ



「ゴ、ゴブゾウ?」



【侵入者を撃破し、24の経験値と80DPを獲得しました。マスターのレベルが2に上がりました。】



レベル7を一撃!?



こいつのステータスどうなってるんだ。



名前 ゴブゾウ



レベル 2



魔力 0



攻撃力 60



防御力 40



速さ 20



魔法攻撃力 0



魔法防御力 5



モンスターってみんなステータスが高いのかな?もう1体召喚して比べてみるか。



名前 ゴブゾウ



レベル 2



魔力 0



攻撃力 10



防御力 6



速さ 4



魔法攻撃力 0



魔法防御力 1



ということはゴブゾウはユニーク個体だったのか。





運がいいな。ひと段落したら、お腹すいたし何か食べるか。



「その...何か食べるか?」

「いらないわよ。ダンジョンモンスターはねお腹がへらないの!」



さようですか。なら一人で食べるか。お、カレーがある。今日はこれにしよう。



「待ちなさい...。なにそれ?」

「カレーだけど...。」

「私も食べてあげるわ!」

「え?ダンジョンモンスターは食べないんじゃ」

「いいから食べさせなさい。」



姿が人間へと変化していく。



「そんなことできたんだ。」

「私のスキルよ。いいからその...カレー?とやらを食べさせなさい」

「ど、どうぞ」



バンッ!!



「なによこれ!」

「ど、どうしたの?」

「こ、これを毎日食べさせてくれるなら、私もあんたに従ってあげるわ。」

「これくらいならいいけど...。」

「ふふっ、契約成立ね!」





【しずくが仲間になった。】
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