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12まずは朝の挨拶から
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チュギュン、チュギュン・・
「うーん・・・うーん・・」
チュギュン・・ギュウエアアアアッ~
「うわあぁぁぁぁ!?」
途中から変な声に変わった鳴き声が怖くて目が覚めた。でも身体が動かない・・・まさか、これが噂の金縛りというやつなのか!?
怖くて身体を縮めると、さらに締め付けられた。
「痛い、普通に痛い」
「・・・ユト、起きたのか。どうした?うなされていたのか」
「おはよう、ロギア。朝から恐ろしい声に恐怖して、お前の腕に搾りたて乳牛みたいにギュウギュウ絞られてたオレの恐怖は理解できないだろうよ」
「おはよう。ふふ、それはすまなかった。気に入らないなら、外の魔物鳥は絞めて焼き鳥にするか?」
「待って!!!魔物鳥って何!?なんで魔物が外に居るの!?」
びっくりして窓を見ると、日が既に昇って明るい太陽の陽射しが差し込んでいた。もう朝か。
そして窓際に真っ黒な小鳥がこっちを覗いていた。アレがさっきの変な声の魔物かな?
「チュギュン」
確定。こいつが恐ろしい声の主だ。何その可愛い見た目を裏切る地獄のような声は。
「ユトへの贈り物の一つだ。連絡用に使うといい」
「伝書鳩みたいな?どうやって使うの」
「手紙や多少の重さの物も運べるぞ。あとは魔力を込めてユトの声で簡単な伝言とか」
「え、そんな事出来るの!すごい便利!ありがとう、ロギア」
「喜んでくれてよかった」
オレの素直な感謝に気を良くしたロギアは、耳や頬に何度もキスしてくる。そして思い出した、ここがどこかを。
ここはロギアの寝室だった!!!
昨夜、オレの寝る部屋を案内されたときの事だ。2階の東側の端で落ち着いた雰囲気の内装だった。昼間なら陽射しも良さそうだ。ここだけ普通の部屋でよかった。下の階みたく黒い内装だったら一秒で卒倒できる。
アラデア君がコーディネートしてくれたらしい。オレのこと嫌ってるわりに、しっかりやっててくれてめちゃくちゃセンスあるな。
でも部屋で寝ようとしたら、なぜか担がれて北側のロギアの部屋に放り込まれた。風呂での攻防の続きのように、オレをベッドに縫い付ける野獣。いや、魔獣だけど。うん・・・まぁ、何というかめちゃくちゃ舐められたり齧られた。多分ちょっと痛いのは齧られたからだ。
散々暴れて最終的に体力負けしたオレは、ついに力尽きて眠ってしまった。寝ている間に何かされてない事を祈ろう。
そして目覚め、今に至る。
「ロギア、とりあえず起きよう」
「なぜだ?まだ寝ててもいいんだぞ」
「オレ一応ロギアの護衛だし、寝て過ごすと身体に良くないからな」
「人間はそうなのか?」
「そうなの。あとお腹空いたかな」
「わかった。ウルベルに食事の用意をさせよう」
「うん」
そうだった。まだこの屋敷使用人居ないんだった。まずは料理人雇った方がいいかな?そう考えていたら、ドアがノックされてアラデア君が入って来た。
「ロギア様、身支度を整えさせて頂きます」
「うむ」
「うわっ!?なんで、裸」
やっと腕を外したロギアから開放されて、気付くとロギアは裸だった。そういえば最初に目覚めた日の朝も裸だったな、こいつ。惜しげもなく完璧ボディを晒しやがって・・・羨ましい。
アラデア君は執事のようにバスローブをロギアに着せると、浴室へ促す。この部屋、浴室も付いてたのか贅沢だな。ほどなくして身奇麗になったロギアは着々とその日の召し物を着せられる。今日はゆったりしたローブみたいな服だ。普段着かな?
「スーツも似合ってたけど、それも似合うね」
「そうか?気に入ったか?」
「うん」
「ふふ」
あ、ロギアが笑った。ロギアって自然に笑うと魔族じゃないみたいだ。
「そういえば、オレは何着ればいいんだ?」
「昨日の服着れば?」
「ロギアとの格差・・・」
「ならバスローブでも着て一日ゴロゴロ過ごしていればいい」
「アラデア君、オレに冷たいなぁ」
「当然だ。ロギア様は仕えるべき主人だが、お前は使用人だぞ」
「確かに。じゃあオレも着替えて仕事するか」
結局意地悪尽くしなアラデア君は、ロギアにオレの服も用意しろと怒られてしぶしぶ使用人の服を差し出した。目が怒りに満ちて怖い。アラデア君と仲良くなるのはなかなか難しいな。
その後ロギアと軽く朝食を摂った。ウルベル君は今日も可愛い。この屋敷の中で唯一の癒やしだ。そして普通はあり得ないけど、オレはロギアの隣に座り食事をした。使用人が主人と食卓を囲むなんて事は、マナーとしてあり得ないからな。人間の食事マナーも学んでいた完璧主義者のアラデア君は、頭から角が生えてきそうな勢いで怒り顔だ。美形だけに余計怖い。
後でウルベル君に、アラデア君と仲良くなる秘訣を聞こう。好きな食べ物とか。
食事を終えるとオレの仕事をアラデア君が仕方なさそうに教えてくれた。基本的にはロギアの護衛騎士として側に控えるんだけど、今は人手が足りない。しばらくは屋敷の中で雑務だな。
「いいか、フレナ」
「あのさ、アラデア君」
「君は余計だ。なんだ?」
「なんでファーストネームで呼んでくれないの?」
「なんでって・・・僕とお前は使用人同士。それに僕の方が格上だからな。当然だろう」
「なるほど。じゃあ仕事中はそれでいいや。アラデア君は、アラデアさんとかでいいのか?先輩・・・うーん、侍従長?」
「名前で呼ばなければ何でもいい」
「じゃあ侍従長で」
仕事とプライベートもきっちり分けるとこも、やっぱりアラデア君だよな。
そしてそんな完璧主義者のアラデア君は、なんかもじもじしだした。屋敷の空き家の掃除をしながら、ふとアラデア君が話しかけて来た。
「フレナは・・・」
「ん?」
「ロギア様と・・・その、どんな話をしているんだ」
「普通に好きな食べ物とか、場所とかかな?歴史や魔族の話とかは置いといて」
「そ、そんなに親しい話しをしているのか!?」
「親しいって・・・アラデア君も話せばいいじゃないか。割と喋るよ、ロギアは」
「い、いや!そんな!使用人如きが軽々と主人と会話するわけには・・・」
「あのさ、使用人なアラデア君が頑張ってるのはわかるけどロギアにとって二人は家族だよ?前にロギアが二人だけになった配下に申し訳ないって言ってたし。心配してくれるって事は、二人はロギアにとって大事な存在って事だろ?」
「!!!」
ついうっかり、アラデア君と呼んでいたがそれを指摘するわけでもなくアラデア君は驚愕の顔していた。それから何か言うおうと口をパクパクしたり、目が泳いでいる。
珍しく狼狽えるアラデア君も可愛いなと思いながらも、冷静になったのかいつものクールな美少年顔になって掃除の続きを始めた。
500年も復活待ってた待望の主が、人間のオレに独占されてたらそりゃあ嫉妬もするよね。後でロギアにアラデア君にもっと話しかけてあげるように言っておこう。
割とその機会はすぐ訪れた。その日の昼過ぎに午後のティータイムとかで出してくれたウルベル君の用意したおやつを食べながら、さり気なくロギアに話題を振ってみる。
「ウルベル君の作る食べ物美味しいよね!魔族の味覚って人間と違うんでしょう?」
「ありがとうございましゅ!そうでしゅね、全く別ではないのですが、やはり好みは違いましゅから」
「ここまで人間の味に近付けたのって相当な努力したんだろうな。偉いよな、ウルベル君は」
「ユトさんに褒められて嬉しいでしゅ!でもわたくしが人間の料理や文化を覚えられたのも、アラデアが頑張って調べてくれたからでしゅ。未熟な料理もロギア様が味見して下さいましたでしゅ」
「・・・兄さん」
「ふむ、二人には長らく私のために色々としてくれた事に感謝しきれんな」
「そ、そんな!ロギア様のためなら・・・」
「遠慮するな、何か欲しい物かして欲しい事はないか」
「ではお言葉に甘えて、わたくしは庭に菜園が欲しいでしゅ。自家栽培でしゅ」
「ふむ、よかろう。庭師を呼んで自由に商談するといい。あぁ、魔導商会のダルファムにも珍しい種をくれるよう頼んでやろう」
「わー!ありがとうございましゅ!」
素直なウルベル君は、可愛いお願い事だな。というかあの魔導商会のダルファム伯爵と、そんな対等なロギアがハイスペック過ぎる。
「アラデアはどうだ」
「僕は・・・その・・・では、つ、月の実・・・とか・・・いいいいいえ!!!何でもありません!インクとペンでいいです!」
「月の実か、無理だ。すまん」
「諦めるの早すぎないか?月の実って何?」
「精霊の宿る泉で妖精樹と呼ばれる木から採れる実だ」
「精霊かぁ。それって木なんだろ?どこかに生えてないの?」
「月の実は月の満ちる晩に一度しか生えないのだ。精霊力に満ちた場所なら生え変わるが、同じ場所とは限らない。それに精霊の住む領域に魔族は入れないからな」
「へぇ・・・」
あれ?アラデア君って魔族だよな?魔族だけど精霊の食べ物食べたいのかな?きっと収集家なのかもしれない。
仲良くなるきっかけにその実が欲しいな。今度の非番の時にでも探しに行ってみるか。あ、精霊の泉ってどこにあるんだ?明日、騎士団で誰かに聞いてみるかな。
ちょっとピクニック行ってくる的な気楽な考えだけど、アラデア君のために頑張って来ようと心に秘めるのだった。
「うーん・・・うーん・・」
チュギュン・・ギュウエアアアアッ~
「うわあぁぁぁぁ!?」
途中から変な声に変わった鳴き声が怖くて目が覚めた。でも身体が動かない・・・まさか、これが噂の金縛りというやつなのか!?
怖くて身体を縮めると、さらに締め付けられた。
「痛い、普通に痛い」
「・・・ユト、起きたのか。どうした?うなされていたのか」
「おはよう、ロギア。朝から恐ろしい声に恐怖して、お前の腕に搾りたて乳牛みたいにギュウギュウ絞られてたオレの恐怖は理解できないだろうよ」
「おはよう。ふふ、それはすまなかった。気に入らないなら、外の魔物鳥は絞めて焼き鳥にするか?」
「待って!!!魔物鳥って何!?なんで魔物が外に居るの!?」
びっくりして窓を見ると、日が既に昇って明るい太陽の陽射しが差し込んでいた。もう朝か。
そして窓際に真っ黒な小鳥がこっちを覗いていた。アレがさっきの変な声の魔物かな?
「チュギュン」
確定。こいつが恐ろしい声の主だ。何その可愛い見た目を裏切る地獄のような声は。
「ユトへの贈り物の一つだ。連絡用に使うといい」
「伝書鳩みたいな?どうやって使うの」
「手紙や多少の重さの物も運べるぞ。あとは魔力を込めてユトの声で簡単な伝言とか」
「え、そんな事出来るの!すごい便利!ありがとう、ロギア」
「喜んでくれてよかった」
オレの素直な感謝に気を良くしたロギアは、耳や頬に何度もキスしてくる。そして思い出した、ここがどこかを。
ここはロギアの寝室だった!!!
昨夜、オレの寝る部屋を案内されたときの事だ。2階の東側の端で落ち着いた雰囲気の内装だった。昼間なら陽射しも良さそうだ。ここだけ普通の部屋でよかった。下の階みたく黒い内装だったら一秒で卒倒できる。
アラデア君がコーディネートしてくれたらしい。オレのこと嫌ってるわりに、しっかりやっててくれてめちゃくちゃセンスあるな。
でも部屋で寝ようとしたら、なぜか担がれて北側のロギアの部屋に放り込まれた。風呂での攻防の続きのように、オレをベッドに縫い付ける野獣。いや、魔獣だけど。うん・・・まぁ、何というかめちゃくちゃ舐められたり齧られた。多分ちょっと痛いのは齧られたからだ。
散々暴れて最終的に体力負けしたオレは、ついに力尽きて眠ってしまった。寝ている間に何かされてない事を祈ろう。
そして目覚め、今に至る。
「ロギア、とりあえず起きよう」
「なぜだ?まだ寝ててもいいんだぞ」
「オレ一応ロギアの護衛だし、寝て過ごすと身体に良くないからな」
「人間はそうなのか?」
「そうなの。あとお腹空いたかな」
「わかった。ウルベルに食事の用意をさせよう」
「うん」
そうだった。まだこの屋敷使用人居ないんだった。まずは料理人雇った方がいいかな?そう考えていたら、ドアがノックされてアラデア君が入って来た。
「ロギア様、身支度を整えさせて頂きます」
「うむ」
「うわっ!?なんで、裸」
やっと腕を外したロギアから開放されて、気付くとロギアは裸だった。そういえば最初に目覚めた日の朝も裸だったな、こいつ。惜しげもなく完璧ボディを晒しやがって・・・羨ましい。
アラデア君は執事のようにバスローブをロギアに着せると、浴室へ促す。この部屋、浴室も付いてたのか贅沢だな。ほどなくして身奇麗になったロギアは着々とその日の召し物を着せられる。今日はゆったりしたローブみたいな服だ。普段着かな?
「スーツも似合ってたけど、それも似合うね」
「そうか?気に入ったか?」
「うん」
「ふふ」
あ、ロギアが笑った。ロギアって自然に笑うと魔族じゃないみたいだ。
「そういえば、オレは何着ればいいんだ?」
「昨日の服着れば?」
「ロギアとの格差・・・」
「ならバスローブでも着て一日ゴロゴロ過ごしていればいい」
「アラデア君、オレに冷たいなぁ」
「当然だ。ロギア様は仕えるべき主人だが、お前は使用人だぞ」
「確かに。じゃあオレも着替えて仕事するか」
結局意地悪尽くしなアラデア君は、ロギアにオレの服も用意しろと怒られてしぶしぶ使用人の服を差し出した。目が怒りに満ちて怖い。アラデア君と仲良くなるのはなかなか難しいな。
その後ロギアと軽く朝食を摂った。ウルベル君は今日も可愛い。この屋敷の中で唯一の癒やしだ。そして普通はあり得ないけど、オレはロギアの隣に座り食事をした。使用人が主人と食卓を囲むなんて事は、マナーとしてあり得ないからな。人間の食事マナーも学んでいた完璧主義者のアラデア君は、頭から角が生えてきそうな勢いで怒り顔だ。美形だけに余計怖い。
後でウルベル君に、アラデア君と仲良くなる秘訣を聞こう。好きな食べ物とか。
食事を終えるとオレの仕事をアラデア君が仕方なさそうに教えてくれた。基本的にはロギアの護衛騎士として側に控えるんだけど、今は人手が足りない。しばらくは屋敷の中で雑務だな。
「いいか、フレナ」
「あのさ、アラデア君」
「君は余計だ。なんだ?」
「なんでファーストネームで呼んでくれないの?」
「なんでって・・・僕とお前は使用人同士。それに僕の方が格上だからな。当然だろう」
「なるほど。じゃあ仕事中はそれでいいや。アラデア君は、アラデアさんとかでいいのか?先輩・・・うーん、侍従長?」
「名前で呼ばなければ何でもいい」
「じゃあ侍従長で」
仕事とプライベートもきっちり分けるとこも、やっぱりアラデア君だよな。
そしてそんな完璧主義者のアラデア君は、なんかもじもじしだした。屋敷の空き家の掃除をしながら、ふとアラデア君が話しかけて来た。
「フレナは・・・」
「ん?」
「ロギア様と・・・その、どんな話をしているんだ」
「普通に好きな食べ物とか、場所とかかな?歴史や魔族の話とかは置いといて」
「そ、そんなに親しい話しをしているのか!?」
「親しいって・・・アラデア君も話せばいいじゃないか。割と喋るよ、ロギアは」
「い、いや!そんな!使用人如きが軽々と主人と会話するわけには・・・」
「あのさ、使用人なアラデア君が頑張ってるのはわかるけどロギアにとって二人は家族だよ?前にロギアが二人だけになった配下に申し訳ないって言ってたし。心配してくれるって事は、二人はロギアにとって大事な存在って事だろ?」
「!!!」
ついうっかり、アラデア君と呼んでいたがそれを指摘するわけでもなくアラデア君は驚愕の顔していた。それから何か言うおうと口をパクパクしたり、目が泳いでいる。
珍しく狼狽えるアラデア君も可愛いなと思いながらも、冷静になったのかいつものクールな美少年顔になって掃除の続きを始めた。
500年も復活待ってた待望の主が、人間のオレに独占されてたらそりゃあ嫉妬もするよね。後でロギアにアラデア君にもっと話しかけてあげるように言っておこう。
割とその機会はすぐ訪れた。その日の昼過ぎに午後のティータイムとかで出してくれたウルベル君の用意したおやつを食べながら、さり気なくロギアに話題を振ってみる。
「ウルベル君の作る食べ物美味しいよね!魔族の味覚って人間と違うんでしょう?」
「ありがとうございましゅ!そうでしゅね、全く別ではないのですが、やはり好みは違いましゅから」
「ここまで人間の味に近付けたのって相当な努力したんだろうな。偉いよな、ウルベル君は」
「ユトさんに褒められて嬉しいでしゅ!でもわたくしが人間の料理や文化を覚えられたのも、アラデアが頑張って調べてくれたからでしゅ。未熟な料理もロギア様が味見して下さいましたでしゅ」
「・・・兄さん」
「ふむ、二人には長らく私のために色々としてくれた事に感謝しきれんな」
「そ、そんな!ロギア様のためなら・・・」
「遠慮するな、何か欲しい物かして欲しい事はないか」
「ではお言葉に甘えて、わたくしは庭に菜園が欲しいでしゅ。自家栽培でしゅ」
「ふむ、よかろう。庭師を呼んで自由に商談するといい。あぁ、魔導商会のダルファムにも珍しい種をくれるよう頼んでやろう」
「わー!ありがとうございましゅ!」
素直なウルベル君は、可愛いお願い事だな。というかあの魔導商会のダルファム伯爵と、そんな対等なロギアがハイスペック過ぎる。
「アラデアはどうだ」
「僕は・・・その・・・では、つ、月の実・・・とか・・・いいいいいえ!!!何でもありません!インクとペンでいいです!」
「月の実か、無理だ。すまん」
「諦めるの早すぎないか?月の実って何?」
「精霊の宿る泉で妖精樹と呼ばれる木から採れる実だ」
「精霊かぁ。それって木なんだろ?どこかに生えてないの?」
「月の実は月の満ちる晩に一度しか生えないのだ。精霊力に満ちた場所なら生え変わるが、同じ場所とは限らない。それに精霊の住む領域に魔族は入れないからな」
「へぇ・・・」
あれ?アラデア君って魔族だよな?魔族だけど精霊の食べ物食べたいのかな?きっと収集家なのかもしれない。
仲良くなるきっかけにその実が欲しいな。今度の非番の時にでも探しに行ってみるか。あ、精霊の泉ってどこにあるんだ?明日、騎士団で誰かに聞いてみるかな。
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