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21暴君の娘
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オリヴァン君がヴァルハーゼン伯爵家の使用人になってくれてからしばらくの事。待望のメイドちゃんが雇用された。獣人の女の子3人組だ。
犬、兎、ネズミの容姿に似た種族で、それぞれマリル・ティーナ・リズという名前だ。マリルちゃんは真面目、ティーナちゃんは明るく元気、リズちゃんは控えめだけどたまに的はずれな事を言う天然。
まぁ、みんな可愛い。メイドちゃんバンザイ!
いや、もちろん男性の使用人も居るけどメイドちゃんの破壊力には勝てないと思う。あと男性には、オリヴァン君以外の若い使用人が居ない。皆既婚者か中年以降だ。絶対ロギアが根回ししただろ。
それはさておき、メイドちゃん達と午後の休憩の時だった。
「大変だ、ユト!」
「アラデア君、どうしたの?珍しく慌てて」
「呑気に茶など飲んでる場合ではない!三人も来い」
「はーい」
アラデア君は珍しく慌ててオレを引っ張っていき、メイドちゃん達は後ろで控えめに「愛の逃避行かしら」と妄想を繰り広げていた。
連れられてやって来たのは、客室。椅子にはすでにロギアが座っていたけど、反対側にも座っていた・・・・超絶美人。
薄紫の長そうな髪を後ろでお団子にまとめ、瞳は切れ長の紫色。あと一番目を引いたのは、頭に角と竜の尻尾が生えていた。
竜神族だ!生竜神族だ!
「ユト、来い」
「は、はい。ご主人様」
屋敷内では一応ロギアはご主人様だから、客の前ではきちんとしないとな。護衛騎士らしくロギアの後ろに立とうとしたら、そこじゃないと怒られ隣に座らされた。
オレ、給料泥棒になっちゃうじゃん!メイドちゃん達は給仕をしてるのにどうしようかとソワソワしていたら、目の前の超絶美人竜神族が話しかけて来た。
「こんにちは、魔獣王の愛し子殿」
ロギアー!!!お前、何誤解を招くような事言ったんだー!
「お、お初目にかかります・・・護衛騎士のユトです」
「緊張する事はない。すでに君の事は承知済みだ。私はファランレイと申す者。以後お見知りおきを」
「ファランレイ様・・・ですか。あの、竜神族でいらっしゃいますよね?」
「いかにも、私は竜神族。見るのは初めてですか?」
「はい、魔族・・・ですよね?」
「正確には違いますが、今はそのようなものです」
「あの・・・ところでご主人様とはどのような関係で?」
「許嫁だ」
「ふおっ!?・・・・ゴホッゴホッ・・・失礼」
ロギアさん?今の今まで全然そんな事も言わなかったのに、ここで来た爆弾発言。いや、でも魔王だし男前だから男女問わずモテモテだったろうから許嫁くらいいても不自然じゃないのか?
もしかしてもっとたくさん居るとか?あ、わかった。ロギアの愛し子愛し子言ってるのは、愛人って事だな。
「なるほど、オレは愛人だったんですね」
横を見るとロギアが心底嫌そうなというか、何言ってんのコイツ馬鹿だろ?的な顔してオレを見ている。
「馬鹿なお前も可愛いが馬鹿だろ」
「おい、何だその言いぐさは」
「フフフ、あなたのお気に入りは大変可愛らしい」
「そうだろう」
「美人に可愛いって言われてもなぁ・・・」
「まぁ、落ち着け。許嫁と言っても、親が勝手に決めた事で私達はそもそもお互い意識すらもしていない」
「なるほど」
あれ?なんかちょっと安心したオレ・・・。
「それにしても久しいな、ファランレイ。この地には何しに来た」
「ええ、我が父が先代魔王に討たれてから150年くらいだったかしら?顔を見れば嫁に行くな嫁に行くなと、うっとうしい。私が直接的手を出す前に成敗されてよかった」
「・・・・」
「・・・というのは冗談で、どうしょうもなく子煩悩な父を亡くすというのも心に穴が空いた気分だ。父のした事を思えば致し方ないが」
「ファランレイ様の父上って?」
「ファルドレイだ」
「えぇっ!?あの、暴君ファルドレイ!?」
「いかにも」
ファルドレイは、150年以上も前に魔王として君臨した竜神族だ。付いたあだ名は暴君。ファランレイ様は、暴君の娘?
「まぁ、その父は先代魔王に討ち取られたがな」
「えーと、確か・・・魔王アーディフィエルでしたっけ?」
「そうだ。私は面識はないがなかなかの器と聞く」
「うーん、暴君以上の魔王って想像つかない」
「魔王の事は考えても仕方あるまい。結果的に今は太平の世、いい事ではないか。それよりも、実はロギアに折り行ってたのみがあるのだ」
「なんだ」
「私をここで雇ってくれ。父亡き後、実は人間に紛れて食の食べ歩きを趣味にしていたがそのうち食文化を極めたくなってな。今では各国の料理を振る舞える腕前になったと自負している」
「ふむ」
美人の手料理食べたい。そう思った瞬間、ロギアがめちゃくちゃ睨んで来た。顔に出てた?
そこにウルベル君が助け舟を出してくれる。
「わたくしは賛成でしゅ。わたくしも作れるとはいえ、多種多様性はないでしゅからね。是非雇用のお考えを」
「僕も兄さんに同意見です。やはり人間と味覚が違うと、今後屋敷に貴族など招くのに支障が出ます」
「なるほど、二人が言うならいいだろう。ファランレイを雇う」
「すまないな、ロギア。さすがに人間の土地で自由に生きるには、後ろ盾が必要だ。その分私は食でお前達の命を繋げよう」
「よい、長年の付き合いだ。後はアラデアに任す」
「御意」
こうしてさすらいの竜神族料理人ファランレイさんが新しい使用人となった。その夜はさっそく腕前を披露してくれるとかで、厨房で準備し始めた。
オレも手伝おうと訪ねると、「私は力持ちだから大丈夫だ」と断られたけどそんな訳にはいかない。
「ファランレイさん、手伝いますよ。女性に重い荷物を運ばせたら男が廃りますからね」
「・・・・ありがとう。私は見ての通り大柄だから、皆からは屈強な戦士と思われているようでな。ユトは、いい男だ」
「いや、そんな・・・いい男・・・うへへ」
美人に褒められるのも気分がいい。その後も、何だかんだで料理を手伝う。オレも一応孤児院では家事全般やってたからな。
「手際がいいな」
「孤児院でよくやってましたから」
「失礼だが、ユトは家族が居ないのか?」
「血の繋がった家族は居ませんけど、家族はたくさん居ますよ。孤児院にも、ここにも。もちろん、ファランレイさんも家族です」
「私もか?フフフ、嬉しいぞ」
「ファランレイさんは兄弟とかは?」
「弟が居る。馬鹿だが竜神族最強といってもいい。今は・・・確か魔王の尻に敷かれているらしいな」
「えっ」
「アーディフィエルに次ぐ実力者だ」
「そうなんですね、スゴい」
「すごくはない。むしろケンカっ早いあの子が余計な事をして、戦乱の世を招いたらと思うと気が気でない」
「心配ですか?」
「当たり前だろう、たった一人になってしまった家族だからな」
ファランレイさんは優しい。言葉は厳しいが、しっかり見ているみたいだ。
「ファランレイさんは美人で料理上手だけじゃなくて、思いやりのある素晴らしい女性です」
「ありがとう、フフ。ところでロギアとは、どうやって知り合ったのだ?」
「あ、福引きで当てました」
「福引き?」
「孵化するのに魔力が必要だったみたいですけど、福引きはないですよね」
「そうだな。だがそれも運命のイタズラか、お前と巡り合わせたようだな。よかった、ロギアが今世で一人でなくて」
「・・・・ぁ」
「ユトは、よくロギアを見てやっているんだな。他者を寄せ付けなかったあいつが、あの溺愛っぷりだ。大事にされるのは悪い事ではない」
「は・・・はい」
「ロギアが好きか?」
「・・・・」
ファランレイさんも実直な人だな。ロギアが好き・・・か・・・。
「今まで・・・散々拒絶してましたけど、そうなのかな。確信が持てないんです。前にロギアがどうしてオレは人間なんだろうってぼやいた事があってその時は気にしてなかったけど、人と魔族や他種族は寿命が違う。ずっと一緒はないんだって心の中で思ってたのが、邪魔してるのかな」
「だが、ユトは今ロギアと生きてやっているだろう?」
「・・・はい」
「寿命などいつかは皆来る。短い命ならたくさんあいつに寄り添ってやれ。お前は迷うタイプではなさそうだからな」
「うっ・・・・」
「まぁ私が踏み入る事ではないな。気を取り直して早く食事を作ろう。私の料理は美味いぞ」
「・・・・はい」
気を遣わせてしまった。そうだな焦ってもいい事はないし、ロギアの事は好きだ。今は皆を喜ばせる料理を作ってやらないとな。
完成した料理は、庭でテーブルセッティングしてくれていた皆と食べた。オレやウルベル君に、メイドちゃん達は涙を流しながら美味しい美味しいと号泣しながら食べた。
ロギアとアラデア君は、無言でおかわりしたのだった。
犬、兎、ネズミの容姿に似た種族で、それぞれマリル・ティーナ・リズという名前だ。マリルちゃんは真面目、ティーナちゃんは明るく元気、リズちゃんは控えめだけどたまに的はずれな事を言う天然。
まぁ、みんな可愛い。メイドちゃんバンザイ!
いや、もちろん男性の使用人も居るけどメイドちゃんの破壊力には勝てないと思う。あと男性には、オリヴァン君以外の若い使用人が居ない。皆既婚者か中年以降だ。絶対ロギアが根回ししただろ。
それはさておき、メイドちゃん達と午後の休憩の時だった。
「大変だ、ユト!」
「アラデア君、どうしたの?珍しく慌てて」
「呑気に茶など飲んでる場合ではない!三人も来い」
「はーい」
アラデア君は珍しく慌ててオレを引っ張っていき、メイドちゃん達は後ろで控えめに「愛の逃避行かしら」と妄想を繰り広げていた。
連れられてやって来たのは、客室。椅子にはすでにロギアが座っていたけど、反対側にも座っていた・・・・超絶美人。
薄紫の長そうな髪を後ろでお団子にまとめ、瞳は切れ長の紫色。あと一番目を引いたのは、頭に角と竜の尻尾が生えていた。
竜神族だ!生竜神族だ!
「ユト、来い」
「は、はい。ご主人様」
屋敷内では一応ロギアはご主人様だから、客の前ではきちんとしないとな。護衛騎士らしくロギアの後ろに立とうとしたら、そこじゃないと怒られ隣に座らされた。
オレ、給料泥棒になっちゃうじゃん!メイドちゃん達は給仕をしてるのにどうしようかとソワソワしていたら、目の前の超絶美人竜神族が話しかけて来た。
「こんにちは、魔獣王の愛し子殿」
ロギアー!!!お前、何誤解を招くような事言ったんだー!
「お、お初目にかかります・・・護衛騎士のユトです」
「緊張する事はない。すでに君の事は承知済みだ。私はファランレイと申す者。以後お見知りおきを」
「ファランレイ様・・・ですか。あの、竜神族でいらっしゃいますよね?」
「いかにも、私は竜神族。見るのは初めてですか?」
「はい、魔族・・・ですよね?」
「正確には違いますが、今はそのようなものです」
「あの・・・ところでご主人様とはどのような関係で?」
「許嫁だ」
「ふおっ!?・・・・ゴホッゴホッ・・・失礼」
ロギアさん?今の今まで全然そんな事も言わなかったのに、ここで来た爆弾発言。いや、でも魔王だし男前だから男女問わずモテモテだったろうから許嫁くらいいても不自然じゃないのか?
もしかしてもっとたくさん居るとか?あ、わかった。ロギアの愛し子愛し子言ってるのは、愛人って事だな。
「なるほど、オレは愛人だったんですね」
横を見るとロギアが心底嫌そうなというか、何言ってんのコイツ馬鹿だろ?的な顔してオレを見ている。
「馬鹿なお前も可愛いが馬鹿だろ」
「おい、何だその言いぐさは」
「フフフ、あなたのお気に入りは大変可愛らしい」
「そうだろう」
「美人に可愛いって言われてもなぁ・・・」
「まぁ、落ち着け。許嫁と言っても、親が勝手に決めた事で私達はそもそもお互い意識すらもしていない」
「なるほど」
あれ?なんかちょっと安心したオレ・・・。
「それにしても久しいな、ファランレイ。この地には何しに来た」
「ええ、我が父が先代魔王に討たれてから150年くらいだったかしら?顔を見れば嫁に行くな嫁に行くなと、うっとうしい。私が直接的手を出す前に成敗されてよかった」
「・・・・」
「・・・というのは冗談で、どうしょうもなく子煩悩な父を亡くすというのも心に穴が空いた気分だ。父のした事を思えば致し方ないが」
「ファランレイ様の父上って?」
「ファルドレイだ」
「えぇっ!?あの、暴君ファルドレイ!?」
「いかにも」
ファルドレイは、150年以上も前に魔王として君臨した竜神族だ。付いたあだ名は暴君。ファランレイ様は、暴君の娘?
「まぁ、その父は先代魔王に討ち取られたがな」
「えーと、確か・・・魔王アーディフィエルでしたっけ?」
「そうだ。私は面識はないがなかなかの器と聞く」
「うーん、暴君以上の魔王って想像つかない」
「魔王の事は考えても仕方あるまい。結果的に今は太平の世、いい事ではないか。それよりも、実はロギアに折り行ってたのみがあるのだ」
「なんだ」
「私をここで雇ってくれ。父亡き後、実は人間に紛れて食の食べ歩きを趣味にしていたがそのうち食文化を極めたくなってな。今では各国の料理を振る舞える腕前になったと自負している」
「ふむ」
美人の手料理食べたい。そう思った瞬間、ロギアがめちゃくちゃ睨んで来た。顔に出てた?
そこにウルベル君が助け舟を出してくれる。
「わたくしは賛成でしゅ。わたくしも作れるとはいえ、多種多様性はないでしゅからね。是非雇用のお考えを」
「僕も兄さんに同意見です。やはり人間と味覚が違うと、今後屋敷に貴族など招くのに支障が出ます」
「なるほど、二人が言うならいいだろう。ファランレイを雇う」
「すまないな、ロギア。さすがに人間の土地で自由に生きるには、後ろ盾が必要だ。その分私は食でお前達の命を繋げよう」
「よい、長年の付き合いだ。後はアラデアに任す」
「御意」
こうしてさすらいの竜神族料理人ファランレイさんが新しい使用人となった。その夜はさっそく腕前を披露してくれるとかで、厨房で準備し始めた。
オレも手伝おうと訪ねると、「私は力持ちだから大丈夫だ」と断られたけどそんな訳にはいかない。
「ファランレイさん、手伝いますよ。女性に重い荷物を運ばせたら男が廃りますからね」
「・・・・ありがとう。私は見ての通り大柄だから、皆からは屈強な戦士と思われているようでな。ユトは、いい男だ」
「いや、そんな・・・いい男・・・うへへ」
美人に褒められるのも気分がいい。その後も、何だかんだで料理を手伝う。オレも一応孤児院では家事全般やってたからな。
「手際がいいな」
「孤児院でよくやってましたから」
「失礼だが、ユトは家族が居ないのか?」
「血の繋がった家族は居ませんけど、家族はたくさん居ますよ。孤児院にも、ここにも。もちろん、ファランレイさんも家族です」
「私もか?フフフ、嬉しいぞ」
「ファランレイさんは兄弟とかは?」
「弟が居る。馬鹿だが竜神族最強といってもいい。今は・・・確か魔王の尻に敷かれているらしいな」
「えっ」
「アーディフィエルに次ぐ実力者だ」
「そうなんですね、スゴい」
「すごくはない。むしろケンカっ早いあの子が余計な事をして、戦乱の世を招いたらと思うと気が気でない」
「心配ですか?」
「当たり前だろう、たった一人になってしまった家族だからな」
ファランレイさんは優しい。言葉は厳しいが、しっかり見ているみたいだ。
「ファランレイさんは美人で料理上手だけじゃなくて、思いやりのある素晴らしい女性です」
「ありがとう、フフ。ところでロギアとは、どうやって知り合ったのだ?」
「あ、福引きで当てました」
「福引き?」
「孵化するのに魔力が必要だったみたいですけど、福引きはないですよね」
「そうだな。だがそれも運命のイタズラか、お前と巡り合わせたようだな。よかった、ロギアが今世で一人でなくて」
「・・・・ぁ」
「ユトは、よくロギアを見てやっているんだな。他者を寄せ付けなかったあいつが、あの溺愛っぷりだ。大事にされるのは悪い事ではない」
「は・・・はい」
「ロギアが好きか?」
「・・・・」
ファランレイさんも実直な人だな。ロギアが好き・・・か・・・。
「今まで・・・散々拒絶してましたけど、そうなのかな。確信が持てないんです。前にロギアがどうしてオレは人間なんだろうってぼやいた事があってその時は気にしてなかったけど、人と魔族や他種族は寿命が違う。ずっと一緒はないんだって心の中で思ってたのが、邪魔してるのかな」
「だが、ユトは今ロギアと生きてやっているだろう?」
「・・・はい」
「寿命などいつかは皆来る。短い命ならたくさんあいつに寄り添ってやれ。お前は迷うタイプではなさそうだからな」
「うっ・・・・」
「まぁ私が踏み入る事ではないな。気を取り直して早く食事を作ろう。私の料理は美味いぞ」
「・・・・はい」
気を遣わせてしまった。そうだな焦ってもいい事はないし、ロギアの事は好きだ。今は皆を喜ばせる料理を作ってやらないとな。
完成した料理は、庭でテーブルセッティングしてくれていた皆と食べた。オレやウルベル君に、メイドちゃん達は涙を流しながら美味しい美味しいと号泣しながら食べた。
ロギアとアラデア君は、無言でおかわりしたのだった。
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