福引きで当てた魔獣王の愛し子

れく高速横歩き犬

文字の大きさ
35 / 36

34また巡り合うために※

しおりを挟む
 屋敷へ戻ると、みんなが暖かく迎えてくれた。アラデア君なんて一目散に駆け寄って来て抱きしめられた。いや、ロギアに抱きつきたかったかもしれないけど。ロギアは少し城で用事を済ませてから帰って来るらしい。まぁ色々と事情を聞かれるんだろうな。

 ファランレイさんの美味しいご飯と、風呂でゆっくりしてやっといつもの日常が帰って来たのかな。

 夜になりロギアのベッドでゴロゴロしていると、音も立てない侵入者に覆いかぶられた。


「ロギア、おかえり」
「ああ」
「ご飯は食べたのか?風呂は?」
「済ませた」
「そっか。・・・長かったな」
「そうだな」
「聖剣の欠片は?」
「クォデネンツ侯爵家が責任持って封印し管理するようだ。欠片だけでは基本的剣にはならないからな」
「そっか・・・。月の精霊の剣は?」
「皇帝の所有物になったようだ。物珍しい品ではあるからな」
「皇帝陛下に駄々こねないかなあの双子」
「それは皇帝がなんとかするだろう。・・・ユト」
「ん?・・・んっ」


 他の事に気を取られていると、ロギアがキスしてきた。何回か触れるだけのキスは、だんだん深くなってきてもはや口ごと喰われる勢いだった。舌が千切れそうなほど吸われたり甘噛みされ、息すらも飲み込まれてる感じだ・・・獣のロギアに喰われてる。


苦しい・・・嬉しい・・・


 そんな感情が芽生える頃、ロギアがやっと口を離してくれた。そのまま今度は首筋や鎖骨とか浮き出た部分を舐められるとチリッとした痛みが一瞬走る。


「んッ、あ・・・イタッ」
「すまない、嫌だったか?」
「いや・・・じゃないけど、ちょっと痛い」
「ユトは私だけの愛し子だと、人間で言うなら所有の印だ」
「印・・・キスマークか?そんなもんすぐ消えちゃうぞ?」
「消えるなら何度でも付けよう」
「うぅ、そしたら首とか見える服着れなくなるだろ」
「なら違うとこならいいのか?」
「そういうわけでもないけど・・・あッ、あ、・・んッ」


 いわゆるキスマークを付け始めたロギアは、オレの服を手際よく脱がし首以外の胸とか脇腹を吸い始めた。地味にくすぐったい。臍の横とか噛まれ、ビックリして身体が跳ねる。大きな手で腰を押さえつけられてまた続きをされた。
 吐息が股間辺りに感じるけど、性器には触れずに太腿の内側を吸い付かれた。

え、いや・・吸い・・・・・噛ま・???


「イダッ!!!あッ、や、イタッ!?ロギア、イっ・・・んアッ、あ、あッ」


 牙が食い込んでるじゃないかってくらい太腿の内側が痛い。激痛まではいかないけど・・・。血が出てたらどうしようって頭を上げて太腿を覗くと、くっきり歯型が出来てた。


何してくれてんの???


「ロギア、歯型が・・・できてる」
「これならしばらく消えないだろう?」
「・・・・消えないけど、さすがにコレは痛い」
「ふむ、舐めてやろう」
「あ、・・・んうっ、ふ・・えっ、うわっ!」


 太腿の歯型を舐め始めたロギアが、腰を浮かせたからオレの下半身が丸見えだ・・・。


「あの・・・この格好、恥ずかし・・・ッあ!?あッ、あ、んッ・・・ッ、ロギア!そんなとこ・・舐め・・ぅ、ああッ」


 ロギアはオレの後孔に舌を差し込んで来た。最初は舌だけでゆるゆると動いていたのに、大きくないけど少し硬くて長めの何かも一緒に入れて入り口が圧迫感がした。多分、指だよな・・・。
 舌で中を濡らしながら、指が後孔を解すようにグリグリと動き回る。

 舌だけでもいっぱいいっぱいなのに、さらに指を増やされて息も絶え絶えだ。態勢もちょっと苦しくてロギアにやめて欲しいと言う。


「んうっ・・・ロギア、苦し・・・っ、もダメだ」
「は・・・・わかった」
「んッ・・・ぇ、ああああああアッ!」


 腰を降ろしてくれて一度休ませてくれるのかと思った矢先、舌や指よりも太くて大きいモノが後孔にねじ込まれた。
 挿れられた瞬間に一瞬意識が飛んだかもしれない・・・。


「ユト、大丈夫か?」
「はぁ、ぁ・・ふ・・・だいじょう・・ぶじゃない」
「すぐ楽にしてやる」
「えっ、あッ、ああッ!んあッ、・・ッ、や、ロギア、そんないっぱい動いたら・・・んああッ」


 部屋の中でパンパンと乾いた音が響く。廊下まで聞こえるんじゃないかってくらい鼓膜まで響く音。オレは性急な動きを止めようと後ろに力を込めてしまった。
 でもそれがいけなかった。


「・・・くッ」
「ん・・ロギア、待て・・」
「余裕がまだあるようだな」
「ふあっ!?」


 身体が反転したかと思ったら、ロギアを上から見下ろしていた。まさか・・・これは騎乗位というやつでは・・・・。ロギアは下で唇を舐めながら、獰猛に笑っている。
 戸惑っていると下から突き上げられた。腰も掴まれて何度も強く打ち付けられて、とうとう限界が来た。


「んッ、んあッ、ロギア、も、イクッ、イ──────ッ!!!」


 ロギアの胸に倒れ込むと足腰が震えながら、達する。ほぼ同時にオレの中でロギアが弾ける。
 気が付くと何回かの白濁がロギアの腹を濡らしていた。


「ふあッ、は・・ッ、ぅく」
「ふ・・・ユト、私を求めて欲しい」
「ん・・・?」
「ユト、愛してる」
「うっ・・・んッ、オレも・・・オレもロギアを愛してる」


 愛してるなんて初めて言ったかもしれない。言葉の形って色々とあるけど、ロギアが好きで愛してるのは真実だ。


「ロギア、愛してるよ」


 また言葉にしてやるとロギアは嬉しそうに微笑んだ。


「ユト、何度生まれ変わってもまた見つける」
「うん、オレもロギアを見つけるよ。どこに居ても・・・」
「愛してる、ユト。私の永遠の愛し子」
「オレも愛してる、ロギア」


 また巡り合う時が来たとしても何度でも繋がれるように、オレはロギアと夜が明けるまで抱きしめ合い、手を繋ぎあっていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~

めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆ ―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。― モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。 だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。 そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

塔の上のカミーユ~幽囚の王子は亜人の国で愛される~【本編完結】

蕾白
BL
国境近くにあるその白い石の塔には一人の美しい姫君が幽閉されている。 けれど、幽閉されていたのはある事情から王女として育てられたカミーユ王子だった。彼は父王の罪によって十三年間を塔の中で過ごしてきた。 そんな彼の前に一人の男、冒険者のアレクが現れる。 自分の世界を変えてくれるアレクにカミーユは心惹かれていくけれど、彼の不安定な立場を危うくする事態が近づいてきていた……というお話になります。 2024/4/22 完結しました。ありがとうございました。 

冷酷無慈悲なラスボス王子はモブの従者を逃がさない

北川晶
BL
冷徹王子に殺されるモブ従者の子供時代に転生したので、死亡回避に奔走するけど、なんでか婚約者になって執着溺愛王子から逃げられない話。 ノワールは四歳のときに乙女ゲーム『花びらを恋の数だけ抱きしめて』の世界に転生したと気づいた。自分の役どころは冷酷無慈悲なラスボス王子ネロディアスの従者。従者になってしまうと十八歳でラスボス王子に殺される運命だ。 四歳である今はまだ従者ではない。 死亡回避のためネロディアスにみつからぬようにしていたが、なぜかうまくいかないし、その上婚約することにもなってしまった?? 十八歳で死にたくないので、婚約も従者もごめんです。だけど家の事情で断れない。 こうなったら婚約も従者契約も撤回するよう王子を説得しよう! そう思ったノワールはなんとか策を練るのだが、ネロディアスは撤回どころかもっと執着してきてーー!? クールで理論派、ラスボスからなんとか逃げたいモブ従者のノワールと、そんな従者を絶対逃がさない冷酷無慈悲?なラスボス王子ネロディアスの恋愛頭脳戦。

黒に染まる

曙なつき
BL
“ライシャ事変”に巻き込まれ、命を落としたとされる美貌の前神官長のルーディス。 その親友の騎士団長ヴェルディは、彼の死後、長い間その死に囚われていた。 事変から一年後、神殿前に、一人の赤子が捨てられていた。 不吉な黒髪に黒い瞳の少年は、ルースと名付けられ、見習い神官として育てられることになった。 ※疫病が流行るシーンがあります。時節柄、トラウマがある方はご注意ください。

【連載版あり】「頭をなでてほしい」と、部下に要求された騎士団長の苦悩

ゆらり
BL
「頭をなでてほしい」と、人外レベルに強い無表情な新人騎士に要求されて、断り切れずに頭を撫で回したあげくに、深淵にはまり込んでしまう騎士団長のお話。リハビリ自家発電小説。一話完結です。 ※加筆修正が加えられています。投稿初日とは誤差があります。ご了承ください。

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

愛しの妻は黒の魔王!?

ごいち
BL
「グレウスよ、我が弟を妻として娶るがいい」 ――ある日、平民出身の近衛騎士グレウスは皇帝に呼び出されて、皇弟オルガを妻とするよう命じられる。 皇弟オルガはゾッとするような美貌の持ち主で、貴族の間では『黒の魔王』と怖れられている人物だ。 身分違いの政略結婚に絶望したグレウスだが、いざ結婚してみるとオルガは見事なデレ寄りのツンデレで、しかもその正体は…。 魔法の国アスファロスで、熊のようなマッチョ騎士とツンデレな『魔王』がイチャイチャしたり無双したりするお話です。 表紙は豚子さん(https://twitter.com/M_buibui)に描いていただきました。ありがとうございます! 11/28番外編2本と、終話『なべて世は事もなし』に挿絵をいただいております! ありがとうございます!

処理中です...