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04.コリンナの提案
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私がなんとか婚約破棄できないものかしら、と考えているのに、アルトウィン様は私を妃にすると公表。世の中は、若き国王の慶事に沸いた。
我がウェストリー家から王妃が出るとお父様もお母様も大喜びだ。いろんな方からお祝いが届いた。その中にはコリンナのチェスター家からのものもあった。
「まあ、これが準備リスト?」
王家から届いた結婚式までにやっておくこと一覧を眺め、お母様が驚く。
「すごいわね、エレオノーラ」
「我が家が破産しちゃう」
「それは大丈夫よ、陛下からお支度金をいただいているもの。娘の花嫁衣裳を作るのが夢だったんだけれど、まさか、国王陛下に嫁ぐためのドレスを仕立てることになるとはね」
お母様が嬉しそうに言う。
「まさかなんて、お母様、私が選ばれるとは思っていなかったのね?」
「選ばれたらいいなとは思っていたけれど、コリンナもかわいらしいご令嬢だから、こればっかりはね。陛下は女を見る目があるわ!」
喜ぶお母様を見ていると、なんとも言えない気持ちになる。
お父様もお兄様も喜んでくださった。
婚約破棄をする、ということは、家族の期待を裏切るということ。
そう思うと、心がどうしても重くなる。
気が付くと私は国王の婚約者として厳重に扱われるようになっていた。
今まで許可されていたことが、できなくなった。たとえば馬乗り。「事故に遭ったら大変だから」と禁止になった。体を動かしたいと剣を手にしても、「けがをしたらいけないから」と禁止。
散歩程度は許される。ただし複数の護衛つき。
これではそぞろ歩きもできない。
護衛がつかないのは屋敷の中と、王宮の中だけ。といっても王宮は、そこにいる人たちがすべて私を監視しているようなものだから気が休まらない。
私は屋敷に引きこもるようになった。
気が滅入っているので、食も細くなり、今までどんなに頑張っても細くならなかった腰回りがすっきりしてきた。日にもあたらないので、日焼けも薄くなっていく。
もしかしてこれは、アルトウィン様のせめてもの抵抗なのではという気がしてきた。大柄でガサツな私を少しでもコリンナのような、色白で細い娘に近づけようという……。
物々しい扱いが、「アルトウィン様の持ち物になる」と言っているようでつらかった。
好きな人に選ばれたら嬉しいのではないかと思っていたが、向こうに気持ちが伴わないなら苦痛なだけだ。
浮かれる気持ちはまったく起きない。
それでも私を選んだからには、アルトウィン様は私を「愛しているふり」をしてくださるだろう。たった一人の妃として大切にもしてくださるだろう。あの美しい顔に優しい微笑みを浮かべ、心にもない甘い言葉をかけてくださるだろう。
それくらいのことはできるお方だ。
それがいつまでも続く日々を思うと、家族を悲しませても、何らかの処分を下されても、婚約破棄するのが正しいように感じる。
***
「あなたのことだから、環境の変化にきっとふさぎ込んでいると思って」
そんなある日、屋敷にいる私のもとをコリンナが訪れた。手には私の大好物であるしょうがのクッキーを持って。
「どうしてわかったの?」
私はコリンナをテラスに案内した。そこにはテーブルとイスがある。
季節はいつのまにかバラの美しい春から、緑の眩しい初夏に移ろっていた。
室内よりは外のほうが涼しいし、景色も楽しめる。
「お父様に、エレオノーラはどうしているのかしらって聞いたら、いろいろと教えてくれたのよ。けがをしたらいけないから、今までみたいになんでも自由にすることはできないだろうって。屋敷から出られないなんて、つらいわよね」
「その通りよ」
ずはり言い当てられて泣きそうになった私に、コリンナは微笑んだ。
ああ優しいコリンナ! どうして九人の代表たちは彼女を推さなかったのかしら。
「でも危ないことをしなければ、外出はできるみたいよ? 少しは出歩いてみたらどう?」
「どこへ行くの? 音楽会とか、観劇とか? でも、今は人に会いたくないの」
誰かに会えば必ず結婚の祝いの言葉をかけられる。
それが心の重荷になる。
「さっき、ウェストリー夫人にお会いして少し話しをしたけれど、あなた、ずいぶんふさぎ込んでいるみたいね。家から出られない以外の悩みでもあるの? よければ聞くわよ」
テーブルにつき、メイドが持ってきた皿にクッキーを出しながらコリンナが言う。
メイドがワゴンを押してお茶を持ってくる。
メイドがお茶を淹れて立ち去ってから、私は口を開いた。
「いろいろあるけれど、人に言うべき悩みではないから……」
婚約破棄の方法を未だに探しているなんて、言えるわけもないのだ。
「まあ、近い人ほど言えない類の悩みって、あるわよね」
ティーカップを持ちながらコリンナが言う。
「教会の告解室に行ってみてはどう?」
「別に悪いことはしていないもの。神様にお許しをもらう必要はないのよ」
これから悪いことをするのだが、それをあらかじめ神様に告白するのはどうだろう。何か違う気がする。それに私が悩んでいるのは、婚約破棄にともなう罪の意識ではなくて、「どう婚約破棄するか」なのだ。具体的な助言がほしいのである。
「それなら……そうねえ、王都で人気の占い師がいるのよ。その人に話を聞いてもらうのはどう?」
「えっ……占い師……?」
「貴族にも人気よ。お忍びで行っている人も多いという話だわ。もちろんあなたも変装していくのよ? あなたにつながる個人的な情報はみんな伏せて、ありがちな悩みみたいに見せかけて、どうしたらいいのか聞いてみるのよ。そうすれば、少しは気が楽になるかも」
「……でも……」
「相手は平民で、貴族の顔なんて知らないんだもの。顔を隠せばあなたの素性なんてバレないわ。ね、行ってみない?」
コリンナはカップを置き、きらきらとした目で私を見つめる。
「もしかして、コリンナ、一緒に行く相手を探しているの?」
私の指摘に、コリンナは首を振った。
「実は、行ったことがあるの。だからおすすめしてるのよ」
「え……えー!? 行ったって……変装して!?」
「そうよ」
「一人で!?」
「侍女と一緒にだけどね。侍女のぶんも占ってあげるわ、って言ったら喜んでついてきてくれたわ」
「ええ……コリンナがそういうことをするとは思わなかった」
真面目なコリンナが変装して町の占い師のもとへ……。意外すぎる。
「私もいろいろあるのよ。醜い気持ちが噴き出したら、大切な人たちを傷つけてしまうかもしれないもの。自分の心のために占いのひとつやふたつ利用したって、誰も怒らないわ」
「……気を付けないとあやしい壺を売りつけられちゃうわよ、コリンナ」
「美術品に関しては審美眼を持っていると自負しておりましてよ? 価値以上のお金なんて出さないわ」
私の言葉にコリンナは澄まして答えた。おかしくなって、二人で同時に噴き出す。
ああ、これがコリンナだわ。
「よければ紹介してあげる。一人が嫌だというなら一緒に行きましょう」
「そうね……コリンナがそこまで言うのなら」
「変装するのよ、あなただとわからないように。そうして私の侍女のふりをしてこの屋敷を出るの。誰にも言わずにこっそり出かけて帰ってくればいいわ。陛下に許可なんて取ったら、相談事が筒抜けになってしまうもの。なんのために誰も知らない人を選んで相談するのか、わからなくなっちゃう」
「それはいやだわ……どうすればいいのかしら。髪の毛をスカーフで巻いて、侍女の服を借りたら私だとわからなくなるかしら」
「あらだめよ、その程度じゃ。私に任せて」
コリンナの目が輝く。
なんだろう……なぜか急にコリンナが元気になったわ……?
我がウェストリー家から王妃が出るとお父様もお母様も大喜びだ。いろんな方からお祝いが届いた。その中にはコリンナのチェスター家からのものもあった。
「まあ、これが準備リスト?」
王家から届いた結婚式までにやっておくこと一覧を眺め、お母様が驚く。
「すごいわね、エレオノーラ」
「我が家が破産しちゃう」
「それは大丈夫よ、陛下からお支度金をいただいているもの。娘の花嫁衣裳を作るのが夢だったんだけれど、まさか、国王陛下に嫁ぐためのドレスを仕立てることになるとはね」
お母様が嬉しそうに言う。
「まさかなんて、お母様、私が選ばれるとは思っていなかったのね?」
「選ばれたらいいなとは思っていたけれど、コリンナもかわいらしいご令嬢だから、こればっかりはね。陛下は女を見る目があるわ!」
喜ぶお母様を見ていると、なんとも言えない気持ちになる。
お父様もお兄様も喜んでくださった。
婚約破棄をする、ということは、家族の期待を裏切るということ。
そう思うと、心がどうしても重くなる。
気が付くと私は国王の婚約者として厳重に扱われるようになっていた。
今まで許可されていたことが、できなくなった。たとえば馬乗り。「事故に遭ったら大変だから」と禁止になった。体を動かしたいと剣を手にしても、「けがをしたらいけないから」と禁止。
散歩程度は許される。ただし複数の護衛つき。
これではそぞろ歩きもできない。
護衛がつかないのは屋敷の中と、王宮の中だけ。といっても王宮は、そこにいる人たちがすべて私を監視しているようなものだから気が休まらない。
私は屋敷に引きこもるようになった。
気が滅入っているので、食も細くなり、今までどんなに頑張っても細くならなかった腰回りがすっきりしてきた。日にもあたらないので、日焼けも薄くなっていく。
もしかしてこれは、アルトウィン様のせめてもの抵抗なのではという気がしてきた。大柄でガサツな私を少しでもコリンナのような、色白で細い娘に近づけようという……。
物々しい扱いが、「アルトウィン様の持ち物になる」と言っているようでつらかった。
好きな人に選ばれたら嬉しいのではないかと思っていたが、向こうに気持ちが伴わないなら苦痛なだけだ。
浮かれる気持ちはまったく起きない。
それでも私を選んだからには、アルトウィン様は私を「愛しているふり」をしてくださるだろう。たった一人の妃として大切にもしてくださるだろう。あの美しい顔に優しい微笑みを浮かべ、心にもない甘い言葉をかけてくださるだろう。
それくらいのことはできるお方だ。
それがいつまでも続く日々を思うと、家族を悲しませても、何らかの処分を下されても、婚約破棄するのが正しいように感じる。
***
「あなたのことだから、環境の変化にきっとふさぎ込んでいると思って」
そんなある日、屋敷にいる私のもとをコリンナが訪れた。手には私の大好物であるしょうがのクッキーを持って。
「どうしてわかったの?」
私はコリンナをテラスに案内した。そこにはテーブルとイスがある。
季節はいつのまにかバラの美しい春から、緑の眩しい初夏に移ろっていた。
室内よりは外のほうが涼しいし、景色も楽しめる。
「お父様に、エレオノーラはどうしているのかしらって聞いたら、いろいろと教えてくれたのよ。けがをしたらいけないから、今までみたいになんでも自由にすることはできないだろうって。屋敷から出られないなんて、つらいわよね」
「その通りよ」
ずはり言い当てられて泣きそうになった私に、コリンナは微笑んだ。
ああ優しいコリンナ! どうして九人の代表たちは彼女を推さなかったのかしら。
「でも危ないことをしなければ、外出はできるみたいよ? 少しは出歩いてみたらどう?」
「どこへ行くの? 音楽会とか、観劇とか? でも、今は人に会いたくないの」
誰かに会えば必ず結婚の祝いの言葉をかけられる。
それが心の重荷になる。
「さっき、ウェストリー夫人にお会いして少し話しをしたけれど、あなた、ずいぶんふさぎ込んでいるみたいね。家から出られない以外の悩みでもあるの? よければ聞くわよ」
テーブルにつき、メイドが持ってきた皿にクッキーを出しながらコリンナが言う。
メイドがワゴンを押してお茶を持ってくる。
メイドがお茶を淹れて立ち去ってから、私は口を開いた。
「いろいろあるけれど、人に言うべき悩みではないから……」
婚約破棄の方法を未だに探しているなんて、言えるわけもないのだ。
「まあ、近い人ほど言えない類の悩みって、あるわよね」
ティーカップを持ちながらコリンナが言う。
「教会の告解室に行ってみてはどう?」
「別に悪いことはしていないもの。神様にお許しをもらう必要はないのよ」
これから悪いことをするのだが、それをあらかじめ神様に告白するのはどうだろう。何か違う気がする。それに私が悩んでいるのは、婚約破棄にともなう罪の意識ではなくて、「どう婚約破棄するか」なのだ。具体的な助言がほしいのである。
「それなら……そうねえ、王都で人気の占い師がいるのよ。その人に話を聞いてもらうのはどう?」
「えっ……占い師……?」
「貴族にも人気よ。お忍びで行っている人も多いという話だわ。もちろんあなたも変装していくのよ? あなたにつながる個人的な情報はみんな伏せて、ありがちな悩みみたいに見せかけて、どうしたらいいのか聞いてみるのよ。そうすれば、少しは気が楽になるかも」
「……でも……」
「相手は平民で、貴族の顔なんて知らないんだもの。顔を隠せばあなたの素性なんてバレないわ。ね、行ってみない?」
コリンナはカップを置き、きらきらとした目で私を見つめる。
「もしかして、コリンナ、一緒に行く相手を探しているの?」
私の指摘に、コリンナは首を振った。
「実は、行ったことがあるの。だからおすすめしてるのよ」
「え……えー!? 行ったって……変装して!?」
「そうよ」
「一人で!?」
「侍女と一緒にだけどね。侍女のぶんも占ってあげるわ、って言ったら喜んでついてきてくれたわ」
「ええ……コリンナがそういうことをするとは思わなかった」
真面目なコリンナが変装して町の占い師のもとへ……。意外すぎる。
「私もいろいろあるのよ。醜い気持ちが噴き出したら、大切な人たちを傷つけてしまうかもしれないもの。自分の心のために占いのひとつやふたつ利用したって、誰も怒らないわ」
「……気を付けないとあやしい壺を売りつけられちゃうわよ、コリンナ」
「美術品に関しては審美眼を持っていると自負しておりましてよ? 価値以上のお金なんて出さないわ」
私の言葉にコリンナは澄まして答えた。おかしくなって、二人で同時に噴き出す。
ああ、これがコリンナだわ。
「よければ紹介してあげる。一人が嫌だというなら一緒に行きましょう」
「そうね……コリンナがそこまで言うのなら」
「変装するのよ、あなただとわからないように。そうして私の侍女のふりをしてこの屋敷を出るの。誰にも言わずにこっそり出かけて帰ってくればいいわ。陛下に許可なんて取ったら、相談事が筒抜けになってしまうもの。なんのために誰も知らない人を選んで相談するのか、わからなくなっちゃう」
「それはいやだわ……どうすればいいのかしら。髪の毛をスカーフで巻いて、侍女の服を借りたら私だとわからなくなるかしら」
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