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援軍が遅れてしまえば
同盟国のラーラントにとって
取り返しのつかないことに
なってしまうかもしれない。
ステリオ渓谷への進軍を
急いでいたデュランの悪い予感は
あたっていた。
「ミストラルのデュラン殿だ。 ささ、ラッセル、礼を」
「ラッセル・アーバメントです。今後とも、何かと、お見知りおきを」
ガリバルド公に礼を取るように
促された隻眼の男が跪いた。
同盟国のラーランドからの信頼を失うような
大失態に、なりかねないところを
ラッセルの活躍で
救われたというのは
大げさではない。
ラッセルの活躍がなければ
ラーラント王大使と
火の巫女の命は、失われていた。
デュランの胸の重みを
晴らしてくれたのがラッセルだ。
ラッセルの名は
ラーラントやミストラルだけでなく
敵のシーザリアや
戦いの結果をじっと見守っている
トーラルにも、知られていくのは間違いない。
「デュラン様、よろしいでしょうか、急ぎ、ご報告したいことが……」
「なんだ、いってくれ」
「ラッセル殿、しばらくそこでな」
「お忙しいのは、仕方がありやせん」
「ラッセル、少しぐらい、待つのだ」
「ガリバルド様、わかってますぜ、そんなに、気は短くはありやせんぜ」
「割り込んで失礼する。 では、ご報告して、よろしいでしょうか、デュラン様」
「待たせているので、手短にするんだ」
「はっ」
デュランが許可すると
待っていた伝令の騎兵達の報告が
次々と、始まる。
「近隣の町や村からは川を使い
人と物資を急いで、送り込むそうです」
「費用が、かかっても、税の免除などで、後で必ず報いる」
「はっ、亡骸を処理する者達も、一緒に来るようです」
「わかった、急がせるんだ」
「では」
「待てっ、出し惜しみをするなと、町や村の代表にしっかりと伝えるんだ」
「はっ、伝えます」
ミストラルは実際に戦わずに
血も流さなかった……。
火のようなラーラントの国柄は
戦わなかった者を
軽くみてしまうところがある。
信頼関係を大事にするなら
命よりも価値の無いものを
出し惜しみはできない。
「我々が出来る事は、全て引き受けるんだ
ラーランド側は、遊んでいる者が出るぐらいでも構わない」
「そ、そこまで、できるかどうか……」
「気持ちでいい、それぐらいの、気持ちを見せねばならない」
「はっ、ならば、おまかせを」
「では、いけ」
「はい、これにて」
「鮮やかですな…… おっ!? う……」
指揮官の重責を解かれた
ガリバルドは気が張っていて
忘れていた、傷の痛みを思い出したようだ。
「……ガリバルド様も、そろそろ怪我人らしく、お休み下さいますよう」
「はっ、ここは素直に、ご命令に従わせて戴きますが、もう少しだけ……」
「アウグスト王も気にかけておられるようです……」
「なんの、この程度では、死にはしまい
もう少しデュラン殿と話をしたいのだ」
「お身体が大丈夫であれば、私は構いませんが……」
ラッセルには、感謝の気持ちを込めた
礼を返さなければならない。
「ラッセル殿、王や貴族…… いや、騎士とは
神話の下で生きる、特別な資格を得たのだと考えている」
「……」
「定められた運命としての理(ことわり)も
あるのだろうが、その理(ことわり)さえ、変えてしまうのが、神話だ」
「……」
王や貴族、騎士は何の為に戦うべきなのか
デュランは問い続けてきた。
「へえ、おっしゃってることは、なんとなくだが
わかりますぜ」
「わかるならば、これからはラッセルと呼ばせてもらう」
「へえ、お気遣いはご無用ですぜ」
礼を取る男は、成すべきことを
実践してみせた。
やる、やらないは知識のある無しではない。
内に秘められている
強い良心という感情の成せる技だ。
口先でしかない、ひとりよがりな
正義を気取りたがる連中に
ろくな奴はいないのが、世の常だ。
「……ラッセル、その感情こそ、護るべきものだ、私はそう信じる、それが、私の理想だ」
「盗みに関しても、これで結局、これでいいと言うことはありやせんでしたから……」
「ほう、だから、今も生きてここにいるのだと……」
「いいえて、そうかもしれやせん……」
「なるほどな…… リオルドとはもう、話したのか」
「はい、挨拶ぐらいは、しやしたが」
「そうか、ならば、以後は供に、歩んでやってくれ」
「へえ、こちらこそ、逆にお願いしたいぐらいで……」
「踏みとどまって、流されてしまわない者は、少ないからな」
「それも、寂しい話だと考えやす」
「寂しいか…… そんな痛みはもう、捨てないといかんぞ」
「役者ではないものには、永遠にわからんのだからな」
「たしかに、おおせのとおりで……」
ラッセルの見事な返しに
デュランは満足そうに、高笑いを浮かべた。
空には立ちはだかるように
闇が広がっている。
デュランとラッセルの会話は
途切れそうにない……。
「ええい! ラ、ラッセル、わ、私にも話をさせてくれぬか」
「へ、へえ、ガリバルド様、遠慮なく」
誰がどう見ても
ガリバルドはデュランがお気に入りだなのだと解かってしまう。
「アレクシス様が、はじめて戦場に来られたとか」
「君であり、主(あるじ)ならば、いずれ、自分で判断すべきとは考えています」
アレクシスに戦場に来ないように
反対して止めていたのは、自分で来るべきと
判断できるのを待っていたようだ。
「デュラン殿は、あの空を、どう見られますかな」
「我らの巫女、いや…… 命を下した私を許さぬ、神の怒りでしょう」
「おわかりだったなら、迷われはしなかったのでしょうか」
「主より、神と戦えとの、ご命令にて……」
「誰しも、理想は、捨てたくはないものです」
「ならば、あれは、私の感情を許さぬ、怒りです」
「神の怒りが恐ろしくはないのですか」
「主の命に反すれば、あの魔法の刀で、切り伏せると」
デュランが、アレクシスから取り上げているのは本物の
魔剣だが、剣でなく、刀なので、妖刀と呼ぶのだろう。
代わりに持たしているのは
職人気質のドワーフ達に特注させた
臣下達を制裁するための
木でできた模造刀だ。
刀にかけられた魔法により
切られた者は主の怒りが治まるまで
目映いばかりの黄金に光り輝くという
残忍かつ、残酷なものだ。
それは王や貴族が、恐れる
精霊教会からの破門に等しい。
大勢の庶民を束ねる実務者でもある
教会から、統治者として無能扱いされ
威厳が全て消しとんでしまいかねない
ぐらいの破壊力のある馬鹿馬鹿しさだ。
ガリバルドも
アレクシスの刀については聞いて知っていた。
「それは、とても恐ろしい……」
「はい………………」
「本物の刀を、そろそろ、お返しするのですかな」
「その事も、考えねばなりません」
自分が、遊び心で、後先、考えずに
わざわざ特注させた刀だけに
その恥ずかしさは
よくわかっていて、切られる事を考えると
冷や汗さえ、にじむような凄まじい恐怖だ。
「デュラン殿、世の理とは何ですかな」
「恥ずかしながら、水に全て、映し出されているものだとしか申せません」
「やはり、それは恐ろしいものだと」
「はい、道理を追い求めない、傲慢な全ての者は、世の理により、滅ぶのだと考えます」
形さえない、世の理を追い求め続けるのが
道理だとデュランは、いつもいっている。
ラシアル大陸には、世の理を追い求めるのを蔑んで
滅んだ大国の伝説が残っている。
星さえ降らせる、人を超えた者に
焼き尽くされた、おごり高ぶる大国は
一夜にして、全て、灰と化して消え去ったのだという。
「デュラン様っ」
「なんだ、ようやく来たのか」
「はい、近隣の町や村から来た者達の代表が、挨拶をしたいと」
「わかった、こちらからいく」
「では、落ち度があると、主に切られかねませんので……」
「お気持ちはよくわかります、いやはや」
ガリバルドに挨拶すると、渓谷の近隣の町や村から
戦いの後始末に、協力するために来てくれた
ミストラルの人々を出迎えるために、この場を去っていった。
「ラッセルあとは頼むぞ、私は怪我人として、休ませてもらう」
「ええ、わかりやした」
「我等の代表として、デュラン殿を補佐してくれ」
「あとは、お任せを」
「そうだ、この剣を、我が盟友となる、お前に渡しておくぞ」
「それは、助かりやす」
ラッセルは親衛隊の隊長から騎士となり
ガリバルドから領地の一部を任される
勇士となるようだ。
勇士は身分としては準貴族だが
王族の勇士となれば、実際には並の貴族よりも上で
大貴族同等の扱いだ。
「逆らう者がいれば、私の代わりに、この場で切り伏せろ」
「相手が、貴族でも問題ないと」
「ここは戦場だ、遠慮はいらんぞ」
「これからは、私に何かあったときは、おまえが代わりに、指揮を取る覚悟でいろ」
ラッセルは大きな功績から
ラーラント側のまとめ役を、負傷して休むことになる
ガリバルドから託されたのだ。
何も言わず、先ほど、全てを引き受けたラッセルが
唯一、ガリバルドに頼んだ事は、王の下で戦ってきた者の証として
親衛隊の大盾を持ち続けることだけだった。
同盟国のラーラントにとって
取り返しのつかないことに
なってしまうかもしれない。
ステリオ渓谷への進軍を
急いでいたデュランの悪い予感は
あたっていた。
「ミストラルのデュラン殿だ。 ささ、ラッセル、礼を」
「ラッセル・アーバメントです。今後とも、何かと、お見知りおきを」
ガリバルド公に礼を取るように
促された隻眼の男が跪いた。
同盟国のラーランドからの信頼を失うような
大失態に、なりかねないところを
ラッセルの活躍で
救われたというのは
大げさではない。
ラッセルの活躍がなければ
ラーラント王大使と
火の巫女の命は、失われていた。
デュランの胸の重みを
晴らしてくれたのがラッセルだ。
ラッセルの名は
ラーラントやミストラルだけでなく
敵のシーザリアや
戦いの結果をじっと見守っている
トーラルにも、知られていくのは間違いない。
「デュラン様、よろしいでしょうか、急ぎ、ご報告したいことが……」
「なんだ、いってくれ」
「ラッセル殿、しばらくそこでな」
「お忙しいのは、仕方がありやせん」
「ラッセル、少しぐらい、待つのだ」
「ガリバルド様、わかってますぜ、そんなに、気は短くはありやせんぜ」
「割り込んで失礼する。 では、ご報告して、よろしいでしょうか、デュラン様」
「待たせているので、手短にするんだ」
「はっ」
デュランが許可すると
待っていた伝令の騎兵達の報告が
次々と、始まる。
「近隣の町や村からは川を使い
人と物資を急いで、送り込むそうです」
「費用が、かかっても、税の免除などで、後で必ず報いる」
「はっ、亡骸を処理する者達も、一緒に来るようです」
「わかった、急がせるんだ」
「では」
「待てっ、出し惜しみをするなと、町や村の代表にしっかりと伝えるんだ」
「はっ、伝えます」
ミストラルは実際に戦わずに
血も流さなかった……。
火のようなラーラントの国柄は
戦わなかった者を
軽くみてしまうところがある。
信頼関係を大事にするなら
命よりも価値の無いものを
出し惜しみはできない。
「我々が出来る事は、全て引き受けるんだ
ラーランド側は、遊んでいる者が出るぐらいでも構わない」
「そ、そこまで、できるかどうか……」
「気持ちでいい、それぐらいの、気持ちを見せねばならない」
「はっ、ならば、おまかせを」
「では、いけ」
「はい、これにて」
「鮮やかですな…… おっ!? う……」
指揮官の重責を解かれた
ガリバルドは気が張っていて
忘れていた、傷の痛みを思い出したようだ。
「……ガリバルド様も、そろそろ怪我人らしく、お休み下さいますよう」
「はっ、ここは素直に、ご命令に従わせて戴きますが、もう少しだけ……」
「アウグスト王も気にかけておられるようです……」
「なんの、この程度では、死にはしまい
もう少しデュラン殿と話をしたいのだ」
「お身体が大丈夫であれば、私は構いませんが……」
ラッセルには、感謝の気持ちを込めた
礼を返さなければならない。
「ラッセル殿、王や貴族…… いや、騎士とは
神話の下で生きる、特別な資格を得たのだと考えている」
「……」
「定められた運命としての理(ことわり)も
あるのだろうが、その理(ことわり)さえ、変えてしまうのが、神話だ」
「……」
王や貴族、騎士は何の為に戦うべきなのか
デュランは問い続けてきた。
「へえ、おっしゃってることは、なんとなくだが
わかりますぜ」
「わかるならば、これからはラッセルと呼ばせてもらう」
「へえ、お気遣いはご無用ですぜ」
礼を取る男は、成すべきことを
実践してみせた。
やる、やらないは知識のある無しではない。
内に秘められている
強い良心という感情の成せる技だ。
口先でしかない、ひとりよがりな
正義を気取りたがる連中に
ろくな奴はいないのが、世の常だ。
「……ラッセル、その感情こそ、護るべきものだ、私はそう信じる、それが、私の理想だ」
「盗みに関しても、これで結局、これでいいと言うことはありやせんでしたから……」
「ほう、だから、今も生きてここにいるのだと……」
「いいえて、そうかもしれやせん……」
「なるほどな…… リオルドとはもう、話したのか」
「はい、挨拶ぐらいは、しやしたが」
「そうか、ならば、以後は供に、歩んでやってくれ」
「へえ、こちらこそ、逆にお願いしたいぐらいで……」
「踏みとどまって、流されてしまわない者は、少ないからな」
「それも、寂しい話だと考えやす」
「寂しいか…… そんな痛みはもう、捨てないといかんぞ」
「役者ではないものには、永遠にわからんのだからな」
「たしかに、おおせのとおりで……」
ラッセルの見事な返しに
デュランは満足そうに、高笑いを浮かべた。
空には立ちはだかるように
闇が広がっている。
デュランとラッセルの会話は
途切れそうにない……。
「ええい! ラ、ラッセル、わ、私にも話をさせてくれぬか」
「へ、へえ、ガリバルド様、遠慮なく」
誰がどう見ても
ガリバルドはデュランがお気に入りだなのだと解かってしまう。
「アレクシス様が、はじめて戦場に来られたとか」
「君であり、主(あるじ)ならば、いずれ、自分で判断すべきとは考えています」
アレクシスに戦場に来ないように
反対して止めていたのは、自分で来るべきと
判断できるのを待っていたようだ。
「デュラン殿は、あの空を、どう見られますかな」
「我らの巫女、いや…… 命を下した私を許さぬ、神の怒りでしょう」
「おわかりだったなら、迷われはしなかったのでしょうか」
「主より、神と戦えとの、ご命令にて……」
「誰しも、理想は、捨てたくはないものです」
「ならば、あれは、私の感情を許さぬ、怒りです」
「神の怒りが恐ろしくはないのですか」
「主の命に反すれば、あの魔法の刀で、切り伏せると」
デュランが、アレクシスから取り上げているのは本物の
魔剣だが、剣でなく、刀なので、妖刀と呼ぶのだろう。
代わりに持たしているのは
職人気質のドワーフ達に特注させた
臣下達を制裁するための
木でできた模造刀だ。
刀にかけられた魔法により
切られた者は主の怒りが治まるまで
目映いばかりの黄金に光り輝くという
残忍かつ、残酷なものだ。
それは王や貴族が、恐れる
精霊教会からの破門に等しい。
大勢の庶民を束ねる実務者でもある
教会から、統治者として無能扱いされ
威厳が全て消しとんでしまいかねない
ぐらいの破壊力のある馬鹿馬鹿しさだ。
ガリバルドも
アレクシスの刀については聞いて知っていた。
「それは、とても恐ろしい……」
「はい………………」
「本物の刀を、そろそろ、お返しするのですかな」
「その事も、考えねばなりません」
自分が、遊び心で、後先、考えずに
わざわざ特注させた刀だけに
その恥ずかしさは
よくわかっていて、切られる事を考えると
冷や汗さえ、にじむような凄まじい恐怖だ。
「デュラン殿、世の理とは何ですかな」
「恥ずかしながら、水に全て、映し出されているものだとしか申せません」
「やはり、それは恐ろしいものだと」
「はい、道理を追い求めない、傲慢な全ての者は、世の理により、滅ぶのだと考えます」
形さえない、世の理を追い求め続けるのが
道理だとデュランは、いつもいっている。
ラシアル大陸には、世の理を追い求めるのを蔑んで
滅んだ大国の伝説が残っている。
星さえ降らせる、人を超えた者に
焼き尽くされた、おごり高ぶる大国は
一夜にして、全て、灰と化して消え去ったのだという。
「デュラン様っ」
「なんだ、ようやく来たのか」
「はい、近隣の町や村から来た者達の代表が、挨拶をしたいと」
「わかった、こちらからいく」
「では、落ち度があると、主に切られかねませんので……」
「お気持ちはよくわかります、いやはや」
ガリバルドに挨拶すると、渓谷の近隣の町や村から
戦いの後始末に、協力するために来てくれた
ミストラルの人々を出迎えるために、この場を去っていった。
「ラッセルあとは頼むぞ、私は怪我人として、休ませてもらう」
「ええ、わかりやした」
「我等の代表として、デュラン殿を補佐してくれ」
「あとは、お任せを」
「そうだ、この剣を、我が盟友となる、お前に渡しておくぞ」
「それは、助かりやす」
ラッセルは親衛隊の隊長から騎士となり
ガリバルドから領地の一部を任される
勇士となるようだ。
勇士は身分としては準貴族だが
王族の勇士となれば、実際には並の貴族よりも上で
大貴族同等の扱いだ。
「逆らう者がいれば、私の代わりに、この場で切り伏せろ」
「相手が、貴族でも問題ないと」
「ここは戦場だ、遠慮はいらんぞ」
「これからは、私に何かあったときは、おまえが代わりに、指揮を取る覚悟でいろ」
ラッセルは大きな功績から
ラーラント側のまとめ役を、負傷して休むことになる
ガリバルドから託されたのだ。
何も言わず、先ほど、全てを引き受けたラッセルが
唯一、ガリバルドに頼んだ事は、王の下で戦ってきた者の証として
親衛隊の大盾を持ち続けることだけだった。
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