JKの妹が一人暮らしをはじめた俺の家に居ついちゃって、一応、彼女もいるし、妹はかわいいので目立つし、ほんと困っちまったぜ。

ちちんぷいぷい

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妹と二人暮らしをしています。

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「ああ~今日も、朝飯はパンかあ」

毎朝、ベーコンの上に目玉焼きが乗っているトーストとコーヒーだ。
誰かうまい朝ごはん作ってくれないかなあと思ったその時
もう嫌になるほど聞き飽きた声がして来た。

おっと話を進める前に、自己紹介させてもらうと
俺の名は麻宮考太郎(あさみやこうたろう)
まあ、都内で一人暮らしの会社員だ。
両親は既に他界していて
妹が一人、預かって育ててくれた叔父さんと叔母さんの家にいるはずなんですよ・・・。

「お兄ちゃん、今日も起きるの遅すぎ。今、何時だと思ってるの、遅刻しちゃうよ!」

ダケド、ドウシテオマエハ、ココニイル?オニイチャンワケワカリマセーンネ。

「わかってるよ、嫁さんじゃあるまいし、ほんと朝からうるせえな」

まあ話すのもうんざりだが、どこか新妻きどりの
こいつは俺の妹で、麻宮さき、高校1年生の16歳だ、まあ俺は
大学出て働き始めたんで、こいつを兄として引き取ったわけさと言ったら格好良いけど
実はそいつは真っ赤な嘘で、こいつが俺のとこに勝手に住み着いてるわけ、なんでも
俺の借りている家が通ってる高校から近いから時間もお金も節約できて
いいからって理由らしい。

そんで、ある日、俺が会社から帰ってきたら玄関にこいつが
制服姿でいたんだよなあ。一人暮らしの男ん家の前で女子高生が居座ってるって・・・。
世間体とかあんだろ、ほんと、あの時は焦ったぜ。

でもここは東京、あまり他人の事なんか気にしない大都会だから
まあ、別に問題なんかなかったわけだ、でも、それでいいのかよ、この街はと思うね。

「お兄ちゃん早く食べて、そろそろ出かけるよ、電車遅れちゃう、もう」

おかげで俺は都心で、夢の一人暮らしがおじゃんになっているのだが
それだけじゃない、こいつは奥の洋室を使っていて
俺のベッドで毎日ぐっすり寝るが、俺はDKで寝泊りと来たもんだ。

今はこいつが大学にいくまでの辛抱だとわりきってはいるけどね。
一つ屋根の下、若い男女が住んでて大丈夫かって、こいつは妹ですよ。

妹ってのは女のうちには入らないの、人間てのは昔から接しているとそう言う対象には
ならないように出来てんだよ。はっきり言って、今更こいつの裸なんか見てもなんとも思わないね。

「お兄ちゃん、聞いてるの? もう~ 行儀わるいから、ご飯食べてる時にそんなの、つけない!」

はいはい、わかりましたよ、イヤーマフはずして、ノーガードで打ちのめされれば、お前の気が済むってんなら、そうしてやるぜ、兄貴だしな。

まあ、別に耳ふさいで聞こえなくても、どうせ毎日、同じ事いってんだから雰囲気で、わかるっての、兄妹だしな。

まあ、朝から寝てる傍をうろちょろされて、うるさくないのかと普通は思うだろうけど
最近は電話の音も聞こえやしないぐらいの性能の良い耳栓、イヤーマフとかがネット通販で安く買えるし
特に問題はないんだよな。

一人暮らしをはじめたばかりでネットに頼る初心者の知恵を甘く見てもらっちゃ困るぜ。

狭い部屋に誰か別に一人ぐらいようが防音対策は、悲しいぐらいばっちりだね。

ほんと、世の中どんどん便利になって進歩していきやがるってもんだ。

正直ついていくのがやっとだが、これが結構、やくにたったりするもんだからわからんもんだぜ。


「はいはい、今食べ終わりましたよ、行こうか、さき」

だけどな、だいたい俺がこんな朝早くから出て行く必要はないんだよ。

俺にはよくわからんが東京は痴漢が結構出るからな、まあ毎朝の満員電車なんで
そうなっちまうのはわからなくもないが、それで俺が一緒に毎朝同じ電車で
こいつと行く事になっちまったんだよ、電車の方向までが、なぜか偶然一緒なんだよな。

でもまあ、悪い事ばかりでもないさ、妹のくせにこいつにも友達はまあ当然いて
その子が礼儀正しくて、結構かわいいんだよな、妹の友達の癖にな、ほんと世の中
わからんもんさ。

「お早ようございます、今日も二人とも仲がいいですね、お兄さんっ!」

この子の名前はゆきで妹はそう呼んでいるから呼び名だけ知っているだけで
フルネームもきちんとした名前も知らない、結構、俺の好みなので気にならなくはないが
妹にあれこれ聞いて、それを言われたりしたら気まずいしな。

でも知ってるのは妹の友達だって事だけだ、俺は良くわからんが中学時代からの友達らしくて
それで高校が一緒になったので妹と一緒に通ってるそうだ。

まあ、いいさ、お陰で遅刻もしないし、今日も某ハンバーガー屋で眠気覚ましのコーヒー
でも、また飲んで出勤まで時間つぶすか。

そして、会社に通って、いつもと変わらない平凡な一日がこうして過ぎ去っていくんだ
と、その時までは本気で信じこんでいたのだな、だけどその日は一味も二味も違った。

「バチーンッ!」

いきなり公開の場でビンタデスヨ・・・。

なんなんですか。ここは何処の体罰ヨットスクールですか
おい、お前俺の妹だろ、家賃まで俺が払って住まわせてやって、朝の通学まで付き合っているのに
なんで、その兄を駅のホームでいきなりひっぱたくんだよ、ありえねえだろ、おい。

「ああ~、さきがついに我慢しきれなくなっちゃった、かわいそ~」

俺にはとりあえず良くわからないが、何事かと見ている周りの目線が痛えし
俺は大人でこいつは年下で妹だ、ここは辛抱だ。

ゆきさんが何を言ってるか意味不明だが妹を学校まで送らないといかんのはたしかだ
まあ年頃だし、そういうおかしな日もあるのだろうと妹を見た瞬間
一筋の涙をこぼしている娘が一人そこにいた。

「今日はさきと私で行きますね、お兄さんはそこで一人で反省して下さい」

今日は11月26日、結構、真冬も近いし寒くはなってるな、わかっているのはそれだけだ・・・。

一体俺が何をしたんだよ、駅のホームで一人で考えろって・・・。
気がつくと哀しそうにしている妹の手をもう一人の娘が引いて電車に乗りこみ
呆然とみている俺だけを置きざりにし、見送るようにこちらを見て手を振っていた。
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