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102年後
存在を忘れていた感情2★
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オーロラは両の手でソファーの飾り布をきつく握りしめ、背中を震わせていた。
身体全体が薄らとピンクがかっているようだ。
アレックが触れるとしっとり汗ばんでいる。
アレックは行為の際に、快感に喘いでいたオーロラの、体の変化が早々に現れていることに気付いた。
「ふふ、やっぱり気持ちいいんだね……」
オーロラの腹の下に腕を入れ、座って抱き起こす。
「あうっ!」
背後からの座位で、繋がった肉棒で体内を抉るとオーロラが詰まった声をあげる。
アレックがオーロラの耳朶を食んで囁いた。
「終わったら、前の方も可愛がってあげる」
アレックは片方の腕をオーロラの首に回して固定した。
ソファーついている膝と足先を軸に、腰を浮かせてはしゃがむ。
「はっ…うあっ…っ」
上に送ってはぎりぎりまで抜き、呻きとも喘ぎともつかないオーロラの声が漏れた。
潤滑油に浸した指先で、陰核への愛撫も加えてやる。
包皮越しに指の腹で揉むと、前穴と同じくオーロラの身体は敏感に反応し、きゅっ、とアレックを締め付けてくれた。
「あっ、あっうあっ……お、王、っ様」
アレックは昂っていた。
起きているオーロラの後孔は膣ほどとはいわないまでも、格段に良かったし、一旦受け入れてからのオーロラは身体の反応も態度も実に従順だ。
「はあっ…ね、ねえ……今度さ。 両方で楽しむのってどう? きみ、前王にいっつもくっついてる大臣って覚えてるかな」
「…い、い…え…」
「彼さあ、口煩くて鬱陶しいんだよね。 でもオーロラのこと、祝宴の席でジロジロ見てたんだよねえ? ねえ、きみを抱いたら、奴も大人しくなるんじゃないかなあ」
アレックが前々から考えていたことだ。
あの大臣のことは確かに気に食わない。
だが、二本で責められるオーロラはどんな反応をするだろう?
そして大臣の方も態度を和らげ、自分のことを重用するに違いない、と。
陰核から蜜口に指を沿わせたアレックがふとその手を止めた。
「ん? これ、想像したら濡れてきたの? ホントに……いやらしいお姫様だねえっ…!!」
ぱちゅんっ、と勢いよく突き上げ、アレックの腕の中のオーロラが魚のように背中をしならせる。
「っ!!」
あらためてオーロラの胸の下に差し込んだ腕に力を込め、垂直に出入りを繰り返す。
「うっ…気持ち…いいっ……そんなにグイグイ締められると」
陰茎を包む肉襞に眉を顰めたアレックは、負けじと切っ先でオーロラの体を貫いた。
突き上げを速めていく。
攪拌を繰り返していくうちに、先走りと香油、腸液が混ざり合う。
ぶちゅちゅ、ごぷごぶと背徳的な音が鳴る。
揺らされている間中、オーロラは「あ!はっんっ!んう!」とひっきりなしに啼き声をあげていた。
行為に没頭し、普段から他人に鈍感なアレックは気付かなかった。
蜜口の湿りは単に香油が垂れただけで。
オーロラの身体の変化も、それはただ単に、大いなる屈辱を受けた彼女の憤懣からだったことを。
身体全体が薄らとピンクがかっているようだ。
アレックが触れるとしっとり汗ばんでいる。
アレックは行為の際に、快感に喘いでいたオーロラの、体の変化が早々に現れていることに気付いた。
「ふふ、やっぱり気持ちいいんだね……」
オーロラの腹の下に腕を入れ、座って抱き起こす。
「あうっ!」
背後からの座位で、繋がった肉棒で体内を抉るとオーロラが詰まった声をあげる。
アレックがオーロラの耳朶を食んで囁いた。
「終わったら、前の方も可愛がってあげる」
アレックは片方の腕をオーロラの首に回して固定した。
ソファーついている膝と足先を軸に、腰を浮かせてはしゃがむ。
「はっ…うあっ…っ」
上に送ってはぎりぎりまで抜き、呻きとも喘ぎともつかないオーロラの声が漏れた。
潤滑油に浸した指先で、陰核への愛撫も加えてやる。
包皮越しに指の腹で揉むと、前穴と同じくオーロラの身体は敏感に反応し、きゅっ、とアレックを締め付けてくれた。
「あっ、あっうあっ……お、王、っ様」
アレックは昂っていた。
起きているオーロラの後孔は膣ほどとはいわないまでも、格段に良かったし、一旦受け入れてからのオーロラは身体の反応も態度も実に従順だ。
「はあっ…ね、ねえ……今度さ。 両方で楽しむのってどう? きみ、前王にいっつもくっついてる大臣って覚えてるかな」
「…い、い…え…」
「彼さあ、口煩くて鬱陶しいんだよね。 でもオーロラのこと、祝宴の席でジロジロ見てたんだよねえ? ねえ、きみを抱いたら、奴も大人しくなるんじゃないかなあ」
アレックが前々から考えていたことだ。
あの大臣のことは確かに気に食わない。
だが、二本で責められるオーロラはどんな反応をするだろう?
そして大臣の方も態度を和らげ、自分のことを重用するに違いない、と。
陰核から蜜口に指を沿わせたアレックがふとその手を止めた。
「ん? これ、想像したら濡れてきたの? ホントに……いやらしいお姫様だねえっ…!!」
ぱちゅんっ、と勢いよく突き上げ、アレックの腕の中のオーロラが魚のように背中をしならせる。
「っ!!」
あらためてオーロラの胸の下に差し込んだ腕に力を込め、垂直に出入りを繰り返す。
「うっ…気持ち…いいっ……そんなにグイグイ締められると」
陰茎を包む肉襞に眉を顰めたアレックは、負けじと切っ先でオーロラの体を貫いた。
突き上げを速めていく。
攪拌を繰り返していくうちに、先走りと香油、腸液が混ざり合う。
ぶちゅちゅ、ごぷごぶと背徳的な音が鳴る。
揺らされている間中、オーロラは「あ!はっんっ!んう!」とひっきりなしに啼き声をあげていた。
行為に没頭し、普段から他人に鈍感なアレックは気付かなかった。
蜜口の湿りは単に香油が垂れただけで。
オーロラの身体の変化も、それはただ単に、大いなる屈辱を受けた彼女の憤懣からだったことを。
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